色即ぜねれいしょん2009年05月28日

みうらじゅんの自伝的小説を田口トモロヲ監督で映画化。

キャッチコピーで言うと、そういう映画なのだが、
僕は勝手に、ある意味で際どい内容を想像して見に行った。
そしたら である。
これは王道を行く青春ストーリーで、
甘酸っぱく、懐かしく、そして愛おしいお薦め作品であった。

時代は1974年、
舞台は京都の仏教系男子高と夏休みの隠岐島。
主人公は平凡な音楽好きの高校1年生のボンだ。

早くチェリーボーイに別れを告げたい男子高生達の頭の中は、
当然妄想だらけだし、
全ての事柄はエッチに繋がっている点では
ヤンキーも文科系も関係ない。
そして夏休みの島への冒険旅行は
フリーセックスへと繋がっていると普通に勘違いしている少年達を
自分の十代の頃に重ね合わせてしまう苦笑いの物語だ。

そこでは酒での失敗やら、よき先輩との出会いやらアドバイスやら、
同級生達のバラバラな大人への成長やグレるスピードやら、
年上の短大生への妄想やら、同級生女子への片思いやら、
もう事欠かないエピソードの大盛り。

ということで、これは本作がたまたま1974年なだけで、
見る者が自分のティーンエイジャー時代に
当てはめて見れば良い青春物語である。
それも関西文化満載の。
まあ本作は関東人でも充分楽しめます。
色即ぜねれいしょん 8月公開!


本作とは全然関係ないけど甲子園外野スタンドの
手作り阪神応援プラカードに
「必死のパッチ!」というのがあって
ちょっと関西を知っている僕は笑ってしまい、
完全関東人に知人にはそれが全く伝わらなかった。
「必死のパッチ!」わかります?

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ノーボーイズ ノークライ2009年05月18日

妻夫木聡がほとんどのセリフを韓国語で話す最新作、
ノーボーイズ ノークライ」を見た。

彼の今は「天地人」だし、去年は「ブタがいた教室」とかだし、
まさに大忙しで様々な役を演じてきているのだが、
今作は 汚れ役と言っていいだろう。

舞台は山口県のある海沿いの町。
釜山と山口といえばオンボロ船でも行き来出来てしまう近さ。
そこには運び屋として韓国から
日本の闇組織に「荷物」を届ける鉄砲玉男「ヒョング」がいる。

その鉄砲玉の密入国の手引きをする日本側の組織のパシリが
妻夫木聡演じる主人公「亨とおる」だ。

天涯孤独なヒョングは組織のボスを父親のように盲信し慕っている。
一方、亨は黙々と指示通りの分だけ働く、
何を考えているのか解らない、掴みどころのない無口男なのだ。

そんな二人のある日の「荷物」は人質となるはずの韓国少女!で、
その人質を廻って物語はバンバン進んでいくのである。
勿論亨は主人公だから、ただただ無口な訳はなく、
その生い立ちと共に本性が露わになっていくのだが…
とストーリー詳細はこれ以上書きません。

日韓合作の本作、
まあ肝心な物語の核心・展開部分が大幅に端折られていたり、
といった大胆演出?編集?もあるのだが、
感情表現が日韓双方でちゃんと隅分けられていたり、
リアルに筋書きだけを追うのではなくって
映画としてのファンタジーな部分もキチンと含まれていて、
「ホントに悪い奴は誰なんだっけ?」なんて
思いながら見終わった僕はかなり楽しめた。

最近増えつつある日韓コラボ・ムービー。
本作はその成功の先駆者になって欲しいです。
夏公開ということで。

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インスタント沼 試写会!2009年05月14日

昨夜のJ-WAVE PLATON SPECIAL PREVIEW、
37倍!という高競争率だっただけに会場は満員。
取材も大勢入った麻生久美子さん、三木聡監督の舞台挨拶も
渡部建さんのフレンドリーな進行もあって
とっても和やかに行われた。

(渡)“ジリ貧生活からの脱出の極意”ってありますかあ?
(麻)「引っ越しをします!(笑)
   2年ごとの更新も1回しかしたことがないくらい、よくします。
   物が整理されて、気分も変わるし。風水サイトで決めたりGPS使ったり。
   すごく運がよくなるんですよ。
   仕事がこうやって出来てますもの(笑)。ジリ貧から脱出できます!」
(三)「とりあえず、なんでもいいようにとること。
   例えばハトのフンが落ちてくるのも。実体験なんですけど(笑)。
   ジリ貧な環境も、笑い飛ばせば客観的になれますよね」
(渡)作品についてのワン・ポイント・コメントをお願いします。
(麻)「この作品は、私にとって宝物だと言い切れる程
   すごく大好きな作品になりました。
   自分が出ていてこんなこと言うと気持ち悪いですけど、
   すでに7回くらい見ています。楽しくなって、嬉しくなる作品です。
   見るたび面白いポイントが増えていくので、
   皆さんにも気に入っていただけたら幸いです」
(三)「今回もあまり考える映画では無いので(笑)。自分にとっても
   麻生さん演じる沈丁花ハナメが好きなキャラクターになりました。
   麻生さんのハイテンションな演技を
   ハイテンションな気持ちで見ていただければ嬉しいです」

またまた超フランクで穏やかな麻生久美子さんの大ファン度が増したぞ!!
今日、いいとも初出演楽しみです・・・。

インスタント沼
5/23(土)テアトル新宿、渋谷HUMAXシネマほか全国ロードショーです!
見てね。

麻生久美子さんは来週のBOOM TOWNゲストです!

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スター・トレック2009年05月08日

勿論あの「スター・トレック」なんだが、
今月末に最新リメイク版というか、
新装というか、
あの「スター・トレック」が公開になるのである。

僕はオリジナルのTVシリーズは見ていなかったし、
80年代に作られていた劇場版は
どうしても「スターウォーズ・シリーズ」と比較してしまって
分が悪かったし、
それでも本作への期待は高く、完成披露試写に足を運んだ。
正直な感想として期待以上に面白かった!

物語はあの有名な「スター・トレック」の
宇宙飛行船エンタープライズ号船長
キャプテン・カークの出生秘話と
ヤンチャな青年時代〜いかにキャプテンになったか、を
耳の尖ったスポックの成長と併せて描き出している。

まあ主人公ヤング・カークがかなりステレオタイプに表現されていて
演技も相当ワザとらしいのは否めないけれど
これは劇だし、それもSFなんである。
荒唐無稽な世界をシリアスに演じられたら
見る側も困ってしまうだろうしなあ・・・、とフォローしておこう。

そして、ここまで来るとCGはなにがリアルでフェイクかの
境界線も分からなくしてしまう程の精巧さで宇宙モノの老舗としても
その格を充分誇れるグレイドなんである。

ということで、筋書きをグダグダ書かないので
SF好き、宇宙好き、アメリカ好きな貴方!
見て損はしないと思います。

5月29日金曜日公開です!

staff| 05:00 | カテゴリー:

消されたヘッドライン2009年05月01日

このところ一番気になっていた映画で、なおかつ
ズバリ最近見た中では最も面白かった作品がこの「消されたヘッドライン」。
やっぱり作品情報から滲み出てくるモノってあるんだよなあ・・・。

物語は・・・
ワシントン・グローブ紙の敏腕記者カル(ラッセル・クロウ)は、
ある殺人事件を取材する内に、同じ日に起きた別の事件との関連に気が付く。
それは友人の国会議員コリンズ(ベン・アフレック)の女性スキャンダルに
纏わるものなのだが、背後には巨大な陰謀の影がチラついていた・・・。

本作はイギリスBBCテレビの人気ドラマが大元の
いわゆるポリティカル・サスペンスで、
脚本は「フィクサー」のトニー・ギルロイ。
彼は近作に「デュプリシティ スパイはスパイに嘘をつく」もあるけれど、
個人的にはこちらのほうがズッとお気に入り。

主演のラッセル・クロウはディカプリオと共演した前作
「ワールド・オブ・ライズ」出演時に30キロも激太りしていたのが、
ほぼそのまんまの運動不足な中年風体。
これが役の為なのか、本人のアリのままなのかは今回も不明だ。
それにしても彼の出演する作品にハズレは無し!
と言い切れるほど過去作品群は充実しており、
今回も映画好きなファンを納得させる出来栄えである。

そしてもう1点、製作はイギリスのワーキング・タイトル。
僕はワーキング・タイトル製作作品で好みの作品が多いのだが、
個人ではなく企業として良質な作品を連発出来ることが素晴らしい!

サスペンスなので内容にはこれ以上触れませんが、
本気でお薦めします。
5月22日公開!

staff| 08:05 | カテゴリー:

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