アンダーカヴァー2008年10月27日

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ホアキン・フェニックスとマーク・ウォールバーグ。
この、映画ファンには有名だが、キモチ地味な二人が
兄弟役で主演したクライム・アクションが
この「アンダーカヴァー」。
ほかにエヴァ・メンデス、ロバート・デュバルが共演者として
フィーチャーされた本作は
邦題どおり、潜入捜査に翻弄される家族の物語でもある。

舞台は1988年のニューヨーク。
父(ロバート・デュバル)と長男(マーク・ウォールバーグ)は
ニューヨーク市警=NYPDのエリートで実直そのもの。
対して二男(ホアキン・フェニックス)は早くに家を飛び出し、
大型ナイトクラブのマネージャーとして確実にステップアップしては、いる。
しかし、そのクラブは極悪なロシアンマフィアとも通じているらしく・・・。
当然のように二男は父兄から距離を取りたがり、
父兄は二男の行動が気に入らず、いらついてしまう。
そんな二男の自慢は美しいプエルトリカンのガールフレンド(エヴェ・メンデス)、
という設定だ。

映画はいきなり二男とガールフレンドの超イヤラし絡みシーンで
始まるので、ちょっとドキッとしたけれど、いわゆるサービスカットで、
あとはよく出来たクライム物で僕は個人的にとっても楽しめた。

ロバート・デュバルといえば、なんといっても「ゴッドファーザー」だし、
他作でも好演がすぐ浮かぶ名優のひとり。
彼のような地味だけど通好みな俳優が
作品のポイントを上げているんだと実感する。
ホアキン・フェニックスもマーク・ウォールバーグも
きっとロバート・デュバルの歩んだ道を進みたいんだろうと思わせる共演だ。

原題は「We Own the Night」。
ニューヨークの夜を担うのは果たして警察か、マフィアか・・・。
それは見てのお楽しみだ。
12月27日公開です。

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ジャック・マイヨールの愛した海2008年10月23日

一応こんなブログもやっているし、
地元開催だし、
何気に毎年東京国際映画祭に参加しているのだが、
映画祭って色々なジャンルや切り口で映画が見れるという点で
参加し易いイベントだと思う。

ということで僕は昨日、別にプレス受付することもなく、
1300円でチケットを買って
Blue Symphony -ジャック・マイヨールの愛した海」を見た。
映画祭は上映後、基本的に作品関係者によるティーチチンが付くが、
これも監督達5名の話が聞けた。

僕が一番驚いたのが、
これが東京大学の授業の一環として学生たちを中心に作られた、
ということだ。
作品のテーマも学生たちのディスカッションから生まれたということで、
僕はあのジャック・マイヨールが日本と深い繋がりがあった事実も
初めて知った。

まずジャック・マイヨールからだが、
幼少期、父親の仕事の関係で中国に住んでいた彼は
夏休みになると佐賀県唐津に家族でやってきて過ごしていたという。
その唐津の青い海で初めてイルカと接して海洋に馴染み、
後の伝説となるダイバーになったそうで、まずこれに驚いた。

晩年もかなりの頻度で唐津を訪れ、
その美しい海とともに幸せな日々を送っていたそうだ。
結局ジャック・マイヨールはイタリアの地で
自ら命を絶ってしまうのだが、
生前の彼をよく知る唐津の人々の様々な証言で
一般には知られていなかった素顔が明らかになっていく。

僕も唐津には子供時代から度々滞在した経験があったので、
この映画を見て、意外なところで彼の存在を身近なものに
思えるようになったなあ。

さて続いて本作が作られた経緯だけど、
前述したように
製作総指揮は東京大学大学院の情報学環教授が、
監督は履修生が、という具合に
東大内の教育プログラムとして制作されていて、
その張本人東大馬場研究室の馬場先生のティーチインによると、
作品はまだ制作過程にあり完成したということではなく、
今後も手を加えていく可能性は大いにあるそうだ。
まさに授業!
確か作品のクオリティのみにフォーカスすると
色々とあるのだが、
フルデジタル化された映像は、それは美しく見に行った甲斐はあった。

今後、一般公開されるかどうか未定のようだが、
映画祭では明日も上映されるので、
気になる方はどうぞ。

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ワールド・オブ・ライズ2008年10月20日

主演レオナルド・ディカプリオ&ラッセル・クロウ。
リドリー・スコット監督最新作!
シビアな内容でとても娯楽作とは呼べないが、
実によく出来た力作である!気に入った!!

彼らの役どころはCIA局員。
ディカプリオは中東に潜伏している工作員で
ラッセル・クロウはアメリカの自宅から携帯で指示を出す上司。
ちなみにラッセル・クロウは30キロ近く激太りしているのだが、
この役の為か、単純なブーデ化か定かでない・・・。

さて中東各国を舞台にした本作は、
姿を隠すテロリストのボスを捜し出すために、
そうとう荒っぽい諜報活動を遂行する工作員の話なのだが、
主演のディカプリオは
「アビエーター」「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」と、
その演技を高く評価された近作を更に超えたといってよい
素晴らしい演技を見せつけてくれる。
ダーティで、追い詰められて、しかしキレ者で、やっぱり女好きで、
非情だが正義漢は強く、しかし何が正義か自問してしまう主人公。
今回も年明けの各賞で主演男優賞に数多くノミネートされることだろう。

ラッセル・クロウは今回ディカプリオの引き立て役的なポジションだが、
常に主役の彼をこういった役で引っ張り出すんだから、
監督およびプロデュースも兼ねるリドリー・スコットとは
よっぽど相性が良いんだろうなあ、と思う。

いずれにしても、内容はかなり重く、痛々しくもあり
万人に勧められないが、流石はリドリー・スコット作品、
映画好きな男子に特に推薦したい新作だ。
ワールド・オブ・ライズ
12月20日(土)から全国ロードショーです。

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(C) 2008 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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20世紀少年2008年10月16日

やっと見た。
コミックも全く読んでないし、全然ストーリーも知らず、
Tレックスの70年代ヒットが主題曲になっているくらいしか
知識が無かった。
あっ、あと2時間半くらいの長い作品で
3部作の第1話ということは知ってたなあ。

じゃあ、なんで見たのか?
1、空き時間にちょうど合う開始時間だったから。
2、同時刻に他に見たい新作が無かった。
3、唐沢寿明が好きだから。
4、一応業界人として話題作は押さえておかねば、という思い。

こうして自身を分析すると、
そして見た日のチケットカウンター付近の人々を思い出すと、
映画を見ようと決めても
シネコンに行くまで作品を決めていないことが
結構あるってことに気づいた・・・。
そして主役って大事だよね。

さてそんなことを言いつつ、
少年マンガを熱中して見ていた(読んではいない)子供のころを
思い出させるストーリーがなかなか面白くて、
思いのほか早く時間が過ぎていく娯楽冒険劇!!
ちょっと照れ臭い演技もSFマンガが原作なるが故だね。
しかし第3部が公開になるのは来年秋・・・、待てない!

ちなみに僕が見た日はTOHOシネマズの日ってことで
1000円だったんだけど、いつもこの値段なら
僕は試写室ばかりでなくって、
もっと映画館に行くのに・・・と思います。

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ザ・ムーン2008年10月07日

とても勉強になる宇宙開発ドキュメントだ、これは。

少し前の話だが、
オーチャードホールで行ったJ-WAVE LIVE AUTUMNに
宇宙飛行士の野口さんと若田さんが来てくれた。
僕は若田光一さんの
JAXA=宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部 宇宙飛行士 
という肩書が記された名刺を頂戴して
大いに夢が広がったのだが、
この映画は彼らの大先輩にあたる
アメリカ・アポロ計画の宇宙飛行士達が語る
月への旅の記録である。

1960年代アメリカ・ケネディ政権時代に始まった
人類初の月面着陸を目指したアポロ計画は、
大失敗を繰り返しながら1969年アポロ11号で偉業を達成。
その後1972年のアポロ17号まで人は月に挑んだのだ。

僕は人類初めて月面に立ったアームストロング船長のことは
よく覚えているけれど、
このドキュメントには彼以外の月旅行を敢行した飛行士達も
数多く登場して、当時の記憶を淡々と語っていく。
中には映画にもなったアポロ13号の乗組員も含まれていて、
奇跡の生還についても話されるのだが、
全てが事実・史実だから半端なく説得力があるのだ。

勿論アポロ計画の裏側には当時のアメリカ国内の諸問題への
国民の不満をそらすような意味合いもあったけれど、
それは政治家たちの思惑であって
パイロット、いやアストロノート達はみな純粋だ。
そして実感のこもった地球賛歌が口々に語られていく。

「遠く離れた月で親指を立てると親指の裏に地球が隠れる
全て隠れる
我々は何と小さな存在だろう」
という名言も残してくれるドキュメント「ザ・ムーン
来年1月16日(金)公開です。


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RADIOHEADさいたま!2008年10月06日

感動的だった昨夜さいたまスーパーアリーナでのRADIOHEAD公演

勿論1曲ごとの説得力が凄いのだが、
2時間をかけてひとつの巨大なイメージを創り上げ、
人々の心の奥に残像を刻印するかのようなステージ。

映像作家、
例えばデビッド・フィンチャー作品を痛烈に思い起こさせるRADIOHEAD。
(事実フィンチャー映像をPVに使ったりしているしなあ)
あんなに音楽的にネジれているバンドなのに
会場を埋め尽くした2万人の観衆を暫く醒めない熱狂に導く彼らは、
エンターテインメントと言うよりアートと呼ぶに相応しい存在だ。

そして衝撃の事実!
開演1時間前になってようやく関係者に配布されたセットリストと
本番での演奏曲順が違うのだ。
バンドと会場の空気感を大切にしながら演奏を進めていくメンバー5人と
ライブスタッフの実力を思い知り、絶句・・・。

明日はトム・ヨークの誕生日、そして東京国際フォーラムでの追加公演初日。
果たしてどんなイメージを刻んでくれるのか、
それはもう楽しみだぞ。

↓ その配布されたセットリスト
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横須賀エグザイル!2008年10月02日

突然だけど自分のミーハー度のMAXさに感心?する日々だ!
この間は
直太朗君のファンクラブ・ライブに無理やり入場させてもらって、
楽屋にまで押しかけたし、
カエラちゃんのオーマイ最終回ではスタッフに混じって
番組前に一緒にカレー食べて、記念写真までパチリ・・・。

そしてEXILEである!
大戸屋にも英語メニューがある街、横須賀まで
EXILEのホールツアー初日に参戦しに行ってきたぞ!
会場最寄の京急汐入駅前で「余ったチケット6万で買うよ。」
と、お兄さんが声を掛けてきた。
万が一お兄さんがチケット入手したら、
一体いくらで売るつもりなんだろう・・・。

当然のように99%女性で占められた場内は開演前からチャカついていて、
僕みたいなおっちゃんには完全アウェーな雰囲気だったけど、
こっちもEXILE大好き度は負けないぞ!と開演を待つ。
しかし始まってからの淑女様たちの熱狂振りは想像を超えて凄まじかった!!!

初日が終わったところだから内容を詳しく述べるのは控えるけど、
超楽しくて、ハッピーな2時間を過ごせて
横須賀まで行ってホント良かったなあ と。

終演後はまたまたバックステージに潜入、
メンバー全員と固く握手を交わしてニコニコで帰路についた。
アツシもアキラもマキダイもみんないい顔していたなあ。
さあ、今年はあとどこへ追っかけようか・・・。

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ウォーリー2008年10月01日

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さすがディズニー、そしてピクサーである。
そしてあの「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン監督作品だ。

舞台は29世紀。
ゴミだらけになって人類が逃げ出した後の地球に残されて
孤独に700年!ゴミ処理を続ける
ロボットのウォーリー(WALL・E)が主人公。
彼ウォーリーの前に突然現れたピカピカのロボット、イヴ。
彼女がその後の地球の未来を劇的に変える秘密をもっていた・・・

というSFファンタジー作品なのだけど、
無理なく地球環境や人間関係等を子供たちに啓蒙していく
極めて教育的な面をもつ映画である。

こんな素晴らしい理想像を伝える映画を創れるアメリカなのに、
どうして国家としてのアメリカは迷走しているんだろう・・・。
今の時代だからなのか、
ディズニー/ピクサー作品を見ながら、こんな真面目なことを考えてしまった。

いずれにしても、夢と希望を与えてくれる「ウォーリー」。
12月公開です。

STAFF| 02:39 | カテゴリー:

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