イントゥ・ザ・ワイルド2008年06月26日

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これはショーン・ペンが監督した
まさにロード・ムービーであり、
実話を元にした「束縛されず生きようとする男」の壮絶な話だ。

裕福な家庭で育ち、
1990年アトランタの大学を優秀な成績で卒業した主人公。
前途への周囲の期待をよそに、
彼は金も車も全て捨てて、家族から逃げるように
一人放浪の旅に出る。
アリゾナ、コロラド、サウスダコタ、カリフォルニア・・・
様々な土地で気ままに暮らす人々と交流しながらも、
目的地に定めたのはアラスカ。

人里離れて誰とも接触もできない、極寒の過酷な環境下ながら、
その地で自分と向き合って、生きる理由・真実を見つけようとするのだ。
そう、死を求めるのではなく、
思いのまま生きようとする彼。
彼を待ち受けているのは果して何なのか?

ショーン・ペンは原作を読んで心を激しく揺さぶられ、
映画化権を10年がかりで獲得して制作したほどの
入れ込みようだったそうだ。

主役を演じるのはエミール・ハーシュ。
彼は最近だと「マッハGoGoGo」の実写版「スピード・レーサー」でも
主役を演じているがはっきり言って別人のようである。
エミール・ハーシュといえば、僕が数年前大絶賛してはまった
ロード・オブ・ドッグタウン」というスケートボーダー達の青春映画で
主演していたのだが、
ショーン・ペンもこれを見て彼を気に入り、今回起用したという。

ショーン・ペンは出演している作品もそうだが、
監督作は心の痛みをさらけ出すタイプだし、
シビア過ぎて万人受けはしないだろう。
それでも彼の世界の虜になってしまう
僕のような映画好きが世界中に大勢いる訳だ。
これを読んで同感だ、と思った人は必ず見てほしい。
ここにも悩める、しかし再生しようとする亜米利加がある。

9月公開です。

STAFF| 09:57 | カテゴリー:

スコセッシとストーンズ2008年06月22日

プリズンブレイク3に、やっぱりハマッってしまった。
とりあえず最後まで見なくては・・・

さてロック・ファンはその存在が気になっているだろう作品、
マーティン・スコセッシ監督によるライブ・ドキュメント、というか
コンサート・フィルム「ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」を見た。

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結論から言うと、
これはスコセッシのストーンズに対するラブレターだ。
スコセッシがいかにストーンズを好きで詳しくて知り尽くしているつもりか
ストーンズに解らせたくて撮影したとしか思えないくらい、
スコセッシのストーンズへの想いが詰まった2時間である。

シューティングされたのは2006年10月。
ニュー・ヨーク、ビーコン・シアターでのライブ。
例えるならば渋谷公会堂の1階がスタンディングになったような
2000人サイズの会場でのチャリティー要素の強いスペシャル・ギグである。

勿論スコセッシの映画であって、いわゆるライブ映像作品ではないのだが、
誰がどんなに撮ろうが、ストーンズはストーンズであって、
映画全体の構成には監督の演出があっても
ライブ中のストーンズには誰も色は付けられない・・・。
そんな強烈な、いつもの調子のストーンズのライブが展開されていく。
そう、スクリーンの向こう側の彼らは
東京ドームや武道館とかで体感した時と全く同じロック・スターなのだ。

スペシャル・ギグならでは、のサプライズとしては
ゲスト・パフォーマーとしてジャック・ホワイト、バディ・ガイ、
そしてクリスティーナ・アギレラが登場するのだが
出色はアギレラ!彼女は凄い!!
とにかく絶品で主役のストーンズと見事互角に歌い切る!!!
彼女のことを勘違いしている人は、これで驚いて欲しい。

さてスコセッシは1942年生まれ、ミックとキースは43年生まれ。
みんな還暦など とっくに過ぎている人々なのだが、
このバイタリティは超人的であって驚嘆するしかない。
ちなみに海外では来月にブルーレイディスクやDVDでリリースされるが
絶対映画館で、大音量でみんなで「イイェーイ!」とシャウトしながら
見ることをお奨めします。
冬公開ということで、待っててね。
待てない人はサントラ2枚組CDが発売されています。

STAFF| 08:49 | カテゴリー:

百万円と苦虫女2008年06月11日

Coldplayのニュー・アルバム聴いた?
待った甲斐があるってもんだなあ、という素晴しいアルバムだ!

といったColdplayとは全く関係ないお薦め作が
蒼井優主演の「百万円と苦虫女」。

aoiyou

主人公は短大を出たものの就職できずアルバイト中。
とっても純粋でひたむきな彼女は
ある事が許せなくて執った暴挙で前科が出来てしまう。

家に居づらくなって一人暮らしを決意。
見知らぬ土地でバイトして百万円貯金ができたら
また別の町に移り住む、という行動を繰り返し、
つまり自分のことを出来るだけ知られずに暮らすという
「ひっそり自分探さない旅」を続け中・・・なのだ。

そんな旅先の土地土地で遭遇するのが
ピエール瀧や森山未來が演じる各地元ピーポーなんだけど、
二人ともハマリ役でかなりの名演だ。

そんな名演もカスむほど、この作品は蒼井優映画である。
現在はTVドラマ「おせん」で若女将を演じているけど、
「フラガール」も「ハチミツとクローバー」も
あと僕の大好きな「亀は意外と速く泳ぐ」も
全く違うキャラクターを完全に自分のものにして演じ切り、
若くして真のカメレオン女優だと実感させる彼女。
今回も「今度こそ素で演じているのでは?」と思わせるほど
蒼井優そのものと錯覚する役柄だし、
彼女なくして企画は成り立たない作品な位、蒼井優映画だ。
タイトル通りホロ苦いけど、考えさせられることの多い秀作です。
7月19日公開ということで。

STAFF| 08:15 | カテゴリー:

ショートショートフィルムフェスティバル2008年06月09日

番組変更のため突然地上波TVで放送された「NANA」。
残念なことに尺あわせでズタズタに編集されて、
本来の良さはあれじゃあ伝わらんなあ・・・。
と思いつつ、早くも100万部を突破した19巻目を読まなくては。

そんな月曜、開催中の
ショートショートフィルムフェスティバルに参加した。
リスナーの方はよくご存知のように別所哲也さんが主宰する
アカデミー公認の映画祭。
あいにくの天候の中での回で、上映中に雷の音が聞こえてきたけど、
作品自体は中々楽しめた。
勿論様々なタイプのショート作品が混然と上映されるので、
総てが気に入るという訳ではないけど、
14日までラフォーレ原宿他で開催中なので、お暇なら是非。
しかし、久々にラフォーレ原宿をうろついたけど、
カワユイ女子の多さにオッサン大喜び!

さあ今夜もマキダイをBNJから聴くゾウ、
エグザイ湯!!!

STAFF| 15:08 | カテゴリー:

アクロス・ザ・ユニバース2008年06月04日

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満員なのだ、試写室が朝から!

それくらい関係者から注目されている本作。
一行で表現するならば
ビートルズの曲だけで作られたオリジナル青春反戦恋愛ミュージカル。
これが素晴しいんだなあ、マジで。

女性映画監督で、さらに「ライオン・キング」の舞台演出でトニー賞まで獲った
ジュリー・テイモアという人(僕は知りませんでした)が、
主要人物の名前(ジュード、ルーシーetc)や印象的な台詞や設定まで
ビートルズの歌詞や歴史からピックアップして映画全編に散りばめ、
創り上げた「アクロス・ザ・ユニバース」。

時代設定もビートルズが現役だった1960年代末、
リバプールから父親を探しにアメリカに渡るジュードが主人公。
演じるのは「ラスベガスをぶっつぶせ」でも話題の
甘いイケメン君ジム・スタージェスだ。

ボンボンの自由な大学生マックスと出会い、
その美しい妹ルーシーと恋に落ちていくのだが、
ルーシー役は典型的アメリカ美女エヴァン・レイチェル・ウッド(美しい・・・)。
ベトナム戦争に向かうアメリカだけに
若くて無邪気な彼らもその渦に巻き込まれていく・・・
というストーリー。

僕もビートルズに関してはブートを買い漁っていたくらい想いが大きいが、
この作品でのビートルズ・ナンバーの使い方は実に見事の一言。
ビートルズを知り尽くし、大事にしている監督の気持ちが
ちゃんと伝わってくる。
カメオ出演としてボノやジョー・コッカー、サルマ・ハエック等も
顔見世に止まらず、作品に箔をつけている。

過去にもビートルズを使った映画って多いけど、
この「アクロス・ザ・ユニバース」は群を抜いているかも。
それくらい気に入ったね。
8月9日公開ということで。

P.S.
昨夜M+ NIGHTに出演してくれたMIHIMARU GTのHIROKO。
マジ超VERY可愛くて僕のど真ん中、本気で惚れました・・・。

STAFF| 13:08 | カテゴリー:

ALWAYS 続・三丁目の夕日2008年06月02日

今夜もマキダイをスタンバイから聴いています・・・という月曜夜、
不入りを心配された日本代表戦だったけど、
日産スタジアムには46,000人以上のサッカー・ファンが!!
僕も勿論その中の一人として俊輔と松井のワンランク上のプレーに
超興奮して上がった!やっぱり真剣勝負の代表戦は別格だな。

さて、これは一応映画新作お薦めブログだったハズだから
新作情報を期待して読まれている方には申し訳ないんで
とりあえず言い訳しておくと、
自分で見たい作品ではなくて
仕事として映画を見せてもらっていると
意外とヒット作を逃してしまうことが多い。

「ALWAYS 三丁目の夕日」も試写も劇場公開も見逃してしまい
レンタルDVDで見て普通に感動して、
続編は速攻見るゾと思っていたのに
案の定逃してしまい、DVD化を心待ちにしてたんだよなあ。
そんな訳でようやく日曜夜に借りてきて見たんだけど
やっぱ、面白くって素直に感動してしまった。

そんなときに思ったのだが、業界人の悪い癖なのか、
流行ってしまうと興味がなくなってしまう人って意外と多い。
それってとっても損なことだと思う。
売れたり、流行ったりって、それにはしっかりした理由が在る訳で、
それに共感できたほうが楽しみは絶対増えると信じてます。
ということで、
ALWAYS 続・三丁目の夕日」まだの人は是非。

STAFF| 15:44 | カテゴリー:

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