サッカー小僧の夢「ゴール!2」2007年03月27日

僕はいわゆるサッカー・クレイジーである。
98年フランスも昨年のドイツも勿論行ったし、
Jリーグが大好きで毎週末サッカー漬け、
サッカー・ダイジェストを火曜朝には必ず購入・・・
そんな僕が客観的にこの作品を語れる訳がない。
つまり甘々なのでご了解を・・・

前作でメキシコからの不法移民だった主人公ムネスはアメリカからイングランドに渡ってチャンスを掴み、プレミア・リーグの名門ニュー・カッスルのレギュラーまで昇りつめたのだが、
今回の舞台はレアル・マドリード!!!

映画はいきなりクラシコで幕を開ける。
(クラシコとはレアル対バルサ戦の事です)
宿敵に惨敗したレアル首脳は戦力強化のため、
移籍交渉の場となる東京にムネスを呼び寄せる・・・
と、物語は始まるのだ。

なぜ東京か?知っている人も多いだろうが、
レアルは2003年から3年連続で夏にプレシーズン・マッチの為来日しており、本作の撮影は2005年7月の成田空港到着時からスタートしたそうだ。
その時の味の素スタジアムでのジュビロ磐田戦の選手入場シーン等も、ごく僅かだが使われている。福西や服部といった当時のジュビロの選手達の姿も確認できるのだ。

こんな日本人には嬉しい場面はほんの序の口で、
05〜06シーズンのレアル・マドリードに、イングランドのスター、マイケル・オーウェンに代わって入団する設定の主人公は、当時最高頂の銀河系スーパースター集団のチームメイトに囲まれてピッチに立つのだ。
リーガ・エスパニョーラにチャンピオンズ・リーグ、
ベッカム、ジダン、ロナウド、ラウール、ロベカル、カシージャス、グティ・・・
みーんな本物!
他の対戦相手等も一部を除いて本人ばかり!
アーセナルのアンリを相手に勝負できるなんて、
さすがFIFA、UEFAそしてレアルが全面協力して作られた
本気のサッカー・サクセス映画だと感心する。

ストーリー自体は「人生は簡単には進まない」とばかりに、
天狗になってはドン底に叩き落されて、反省してまた頑張る!
といった典型的スポ根モノで、超分かり易い。
まあ大金と美女に囲まれたら誰でも勘違いするよね。

いずれにしても本物の超一流サッカー・チームで、
本物の超一流選手達に混じって活躍できるなんて、
サッカー小僧(オヤジ?)の夢のまた夢。
それをヴァーチャルに楽しめる「ゴール!2」、
サッカー・ファンは必見だっ!!

STAFF| 02:02 | カテゴリー:

全米大ヒット中「300/スリーハンドレッド」2007年03月21日

「300/スリーハンドレット」、これは評価が分かれる作品の典型?
というか、真面目に批評すべき作品か悩む。

現在全米大ヒット中、ボックスオフィス・チャート2週連続1位で、
興収1億ドルを簡単に突破している、いわゆる超話題作。
原作は「シン・シティ」のフランク・ミラーによるグラフィック・ノベル。

舞台は紀元前480年!
スパルタ王レオニダスが率いる、わずか300人の兵と
200万人以上と圧倒的な数を誇るペルシャ遠征軍との伝説の戦闘、
テルモピュライの戦いを描いた歴史スペクタクルだ。

といってもシリアスさは全くといっていいほど無く、
セピア・カラーの劇画タッチでCG満載。
全員腹筋割れしたスパルタ戦士とクリーチャーのバトルで
血しぶきと生首が飛びまくる、紀元前版キルビルのようなバーチャル・ゲーム。
僕が連想したのは、アメリカン・プロレス、ヘビーメタルに北斗の拳・・・だった。
「シン・シティ」がまったくダメだった僕には正直しんどい部分もあるが、
そもそもがナンセンス・バトル物(そんなジャンルあったっけ?)。
役者たちがシリアスになればなるほど、
CGが過激になればなるほど、笑ってしまった。
多分そういう見方で楽しんでいる人が大半だから大ヒットしていると思う。
ということで、このくらいにしておこう。
この手が好きな人、6月日本公開です。

STAFF| 03:24 | カテゴリー:

「主人公は僕だった」にハマる2007年03月16日

今週は新作を4本、業務試写で見た。
それに加えてJ-WAVE試写会として
「ブラッド・ダイヤモンド」「ステップ・アップ」「ホリデイ」と3作品!
まさに映画ウィーク!!
ちなみに「ホリデイ」は明日土曜実施!当選された方はお楽しみに。

さて、そんな今週見た中で、「STRANGER THAN FICTION」
日本タイトル「主人公は僕だった」がかなり面白かった。
アメリカ公開時に、そのストーリーの奇抜さが話題になっていたので、
密かに期待して見たのだが、良い意味で変な映画なのだ。

主人公は30代独身のとっても地味で味気ない国税局員ハロルド。
デジタル時計のように毎日同じ回数歯を磨き、同じ時刻のバスで通勤し、
同じ時間に寝床につくような彼は、仕事以外で人とは関わらない。
無味乾燥な時間が12年間続く中、
ある日を境に女性の声がハロルドだけに聞こえるようになる。
それはまるで彼の行動と同時進行の人生ストーリー小説で、
いちいち彼に動き方まで指示をしているかのような
淡々としたナレーターの如き声。

その声に過敏に反応するハロルドは、
当然のように他人からは変質者扱されてしまうのだが、
本当にハロルドの生活と同時進行する小説が存在するのであった・・・。

ハロルドを演じているのはウィル・ファレル。
彼は一流コメディアンを輩出し続けるTV番組「サタデーナイト・ライブ」出身で
「奥さまは魔女」「プロデューサーズ」等に出演している大男。
他にダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン等実力派が脇を固めている。

本作基本はコメディだが、大笑いではなく、ニヤニヤしてしまうタイプ。
かといってスパイク・ジョーンズ作品のようにはネジれていなくて、
結構素直に判り易く作られている。
最近世相を反映してか、重苦しい映画がとても多い中、
見終わった後、久しぶりに微笑みながら会場を出た。

こういう熱弁は振るわないけど、人に薦めたくなる映画って必要だよね。

STAFF| 11:15 | カテゴリー:

マドンナのライブDVD2007年03月09日

今週はお奨めするほどの映画作品はなかったが、
その代わりを充分に果たすのが、
マドンナ コンフェッションズ・ツアー・ライブ」DVD。

内容は去年9月の東京ドーム公演とほぼ同じ内容の
ロンドン公演コンプリート映像とバックステージのボーナス映像付DVD
及びそこから選ばれた13曲分のライブCDの2枚組。
ロンドンと東京の違いはマドンナのかつらの有無。
来日した際に購入した金髪のマッシュルーム・カットのかつらを
東京では中盤かぶっていたので、そこだけ違うんだなあ。

さて東京ドーム公演に2日間通った僕だが、
ライブDVDを見てここまで高揚して体が動くとは!
まさに感動と興奮が自宅のアクオスに蘇ったのだ!!
それほど躍動感に溢れ素晴らしい本作。
勿論ライブ会場での一体感とか、全身で体感できる部分とか、
生に敵わない要素はある。
しかし、あの4部構成のショーの完成度の高さを細部まで確認できるDVD、既に発売中なので是非見て欲しい。
そして来日公演に行かなかった人はこれを見て行かなかったことを後悔し残念がってください。

ああマドンナこそスーパースターだ!

STAFF| 08:22 | カテゴリー:

やっぱり大泣き「東京タワー」2007年03月02日

もはや説明不要の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。
リリー・フランキーの大ヒット作の映像化のトリを飾るように、
映画が4月14日公開になるのだが、これは必見だ。

見る前から
「泣くだろうなあ、声出たらカッコ悪いなあ、花粉症のせいにしようかなあ・・・」
などと臨戦?態勢だったのだが、やっぱり涙は止まらなかった。
かといって策略に満ちた「お涙頂戴映画」では決してない。
意外なほど淡々と進む画面はとっても純粋で素直なのだ。

なぜ泣くのかと考えると、答えはシンプルで、
それは多くの人が主人公「ボク」に感情移入し易く、
「オカン」を自分の家族や最愛の人に置換え見る人がほとんどだろうし、
全体を通して郷愁を帯びたこの作品から、
故郷やそこでの無垢な幼少時代等を思い起こさせてくれるから。

主演のオダギリジョーも作品プレス資料に
「これは僕自身の話でもあり、貴方の話でもある・・・」といったコメントを寄せているが、まさにその通りだ。
そして最大の見所は「オカン」役の樹木希林。
その演技はあまりに素晴しく、愛おしくて思い出しただけで泣きそうだ。
「オトン」の小林薫もいつもながらのカメレオン俳優振りで流石だし、
数多くの俳優が端役で登場するので、これもお楽しみだろう。

見終わった後「来て良かったねえ」と会話出来る本作、
この企画に食傷気味な人も是非見てください。

STAFF| 01:21 | カテゴリー:

バックナンバー