「マイアミ・バイス」は条件付?で最高に面白い!2006年07月31日

僕はTVシリーズの再放送を一生懸命見ているほど、
「マイアミ・バイス」が大好きだ。
確かに80’sだから古っぽいし、台詞はキザだし、
しかしそれを含めてかっこいいアメリカがそこにはあった。
グレン・フライやフィル・コリンズといった大物ミュージシャン達も大勢ゲスト出演して、味のある演技を披露していたしね。

そして映画化された「マイアミ・バイス」なのだが、
脚本・監督がマイケル・マン。TVシリーズ版を創った張本人が映画化しただけに、その意味でも僕の期待は大きかった。
不安は一点のみ、主演の一人コリン・ファレルの体重!
TV版のドン・ジョンソンがあまりにカッコ良かったから、ウエイト・オーバーのコリン・ファレルで果たして大丈夫なのか?
ちなみにドン・ジョンソンといえば、90年代には彼も中年太った姿で「刑事ナッシュ・ブリッジス」シリーズの主演を務め、「マイアミ・バイス」とはまったく違う三枚目キャラを演じていたなあ。

僕の結論を言うと、個人的には今年最高に面白かった!
確かにコリン・ファレルのダブつきは少し気になるものの、共演のジェイミー・フォックスはカッコ良過ぎだし、なによりクライム・アクション・ストーリーとして実に完成度が高い。
マイケル・マン印といえる夜のハイウェイ・シーンをはじめ映像は美しく、緊張感があって最後の最後まで物語りがダレることはない。
「マイアミ・バイス」を見る上でのキーワードは「世の中必ずしも正義が100%ではない」ということだ。

80年代の懐かしさを期待して見ると、違和感があるかもしれないが、
今という時代の空気感満載の新作として是非見てください。
ちなみに全米では先週末公開になって興行収入NO.1!
やっぱりヒットするよね。

STAFF| 02:16 | カテゴリー:

「プラダを着た悪魔」とは元ヴォーグ編集長?2006年07月24日

先週UDO FES出発直前に見た「プラダを着た悪魔」。
僕はナイキ、リーバイ、ZARA好きなカジュアル派で、
有名ブランドには縁があまり無いのだが、
本作のヒロインもジャーナリスト志望のアンチ・ファッション派。
大卒間もない、そんな彼女がなぜか人気ファッション誌の編集長付アシスタントの座をモノにしてしまうことから話は始まる。

その編集長とは本作タイトルそのものの、ブランドで身を固めた猛女で、
人を人と思わぬ横暴の数々で部下たちを追い詰めていく。
ブランド・イメージが重要なファッション界で、いかに人気雑誌の影響力が大きいかをブイブイ周囲に撒き散らすこの悪魔のようなキャラクターをメリル・ストリープが演じているのだが、ホントに凄いんだ!
最低で絶対上司にしたくないと誰もが恨むタイプという、役者にとってはこれ以上ないオイシイ役をメリス・ストリープは堂々と演じてくれていて、気持ち良いほどだ。 遂には劇中スッピンまで見せてくれるのだが、なぜかは見てのお楽しみ。
そしてこの悪魔編集長に徹底的にいじられるヒロインはアン・ハサウェイ。「プリティ・プリンセス」「ブロークバック・マウンテン」で知っている人も多いだろう。
なんといっても正統派お嬢様タイプのアン・ハサウェイはとても美しく「ハチクロ」の関めぐみにも通じるのだが(判りにくい例えでごめんなさい)、彼女が実社会で揉まれて叩かれて、そしていかに自立して成長してくかを、沢山の笑いと少しのシニカルさを併せて見せてくれる。

まあお洒落だし、音楽の使い方も巧くて面白い映画だと思う。
これで僕がブランドに詳しければ別の褒め方もできたかも・・・。

週末ドゥービー・ブラザーズで泣いたおっさんの僕が言っても説得力ないけど、
20代女性の皆さん是非チェックを!
公開は11月です。

STAFF| 08:27 | カテゴリー:

レッドカーペットでなくてもスターに会える東京・・・2006年07月20日

ジェフ・ベックとサンタナのセッションも発表になった
UDO FESに明日から乗り込む僕は、
先週末は掛川でのAP FESでレミオロメンのライブも勿論見た!

そして昨日の武道館でのCOLDPLAY
こんな素晴らしいライブに出会えるから、
ライブ通いを止められないんだよね。
その武道館にグウィネス・パルトロウが現れた。
ご存知のようにヴォーカルのクリス・マーティン夫人の彼女だから、
居ても不思議ではないのだが、
わざわざ来日したのは武道館公演がワールド・ツアー・ファイナルだったから。

あの金髪美人だから目立つ目立つ!開演10分くらい前にアリーナ席後方に
姿を見せた途端、武道館中がざわつき始め、
写真を撮ろうとする者、少しで近づこうとする者、「誰誰?」とその存在を確かめようとする者etc みんな武道館に何しに来たの?と思うほど、ほぼ全員ちゃかついていた。
その騒ぎはアンコールの時間に再び訪れるほどだったのだ。
COLDPLAYに感動!だけどグウィネスも見たい!ってね。

COLDPLAYファンの間でもハリウッド・トップ女優のほうが有名なのか?!と思うほどグウィネス・パルトロウ人気の高さを感じたなあ。
ちなみに来日中のジャスティン・ティンバーレイクもお忍びで見に来ていたが、
そんな環境の東京は凄いところだと改めて思った。

映画ファンの人も、ライブ会場要チェック!

STAFF| 13:45 | カテゴリー:

「ザ・センチネル」は面白い!2006年07月14日

ジダン騒動でまだまだワールド・カップ熱が冷めない・・・
そんな中、昨夜は本業の音楽イベントのハシゴをした。
武道館でのBLACK-EYED PEASはお客さんの女子の肌露出度が高くて、僕の目線は彷徨ってしまった・・・。
そしてAXで見たベンジーこと浅井健一!
ブランキー・ジェット・シティが大好きだった僕には最高にうれしいベンジーのソロ活動開始!昨夜はブランキー時代の曲もあの頃のテンションの高さを再現してくれてまじヤバ!だった。

そして、これまた映画のほうも手を抜かずにかなりの本数の新作を見たのだが、
ザ・センチネル 陰謀の星条旗」は期待以上に面白い娯楽作だった。


これはマイケル・ダグラスが主役の、
アメリカ大統領のシークレット・サービスたちを廻る陰謀サスペンス。
マイケル・ダグラス出演作で批評家から褒められたのは
「ウォール街」「トラフィック」くらいで、
あとはヒットしても結構辛口に言われてしまっている印象がある。

しかし僕は「氷の微笑」「ブラック・レイン」「ディスクロージャー」
「サウンド・オブ・サイレンス」「ゲーム」と楽しめた作品が多いので、今回も期待はしていた。
まあ日本では共演のキーファー・サザーランドのほうが引きが強そうだけど、
そのキーファー・サザーランドも僕的には「24シリーズ」よりもずっと良く、
役者としての本来の実力を見せてくれる。

まあサスペンスものだから内容には触れないが、
いわゆるハリウッドが得意とする凝縮されたクライム・アクション。
キム・ベイシンガーは何歳になってもセクスイーだし、
秋の公開まで本作のこと忘れないで下さい。

STAFF| 08:05 | カテゴリー:

「マッチポイント」はリバーサイドホテル・・・2006年07月05日

イタリアが守備的だなんてステレオタイプな紹介をするメディアを
あざ笑うかのような攻め続けの末の決勝進出!
果たして相手は・・・

と当然サッカー漬けの日々の中、
井上陽水のコンサート@フォーラムAに行った。
新旧のヒットをちりばめ、観客の満足と本人の表現したいことが両立する、選ばれたアーティストのみが実現できる超一流のステージ!これは圧巻だった。

そこでも演奏された「リバーサイドホテル」、
または平井堅の「LOVE OR LUST」の詞の世界のような映画、

それがこの「マッチポイント」。

アイルランド出の貧しい青年が、生計のため選んだテニスのレッスンプロの仕事。そこで知り合う大富豪一家のおかげで玉の輿人生に乗るのだが、スカーレット・ヨハンソン演じる魔性の女にのめり込み、物語はいわゆる不倫愛憎劇となっていく・・・

主人公が「LOVE愛とLUST愛欲の違いなんだ」と平井堅な台詞を吐く場面があるのだが、まったくもって身勝手な男の話をキチンと映画に仕立て上げた要因はロンドンが舞台なことと監督ウディ・アレン。
一連のウディ・アレン作品との共通点はオープニングとエンディング・ロールくらいで、意外なほどウディ・アレンっぽくないと感じた。それが逆に良いのかもしれないが。

結構皮肉たっぷりな結末へ向かってハラハラしつつ深刻にならずに見てください。
8月中旬公開だそうです。

STAFF| 03:03 | カテゴリー:

これも映画・・・「ジダン 神が愛した男」2006年07月03日

このタイミングでこれを公開しようと準備していた
配給会社の担当氏は相当なギャンブラーだと思う。
だってジダンがここまで復活して勝ち残って話題の中心になるなんて、
多くの人は思わなかったんじゃあないかなあ。

ということでワールド・カップが終わった次の週末7/17公開の本作、
僕は色々な意味でこれが映画だとは思えなかった。

「ジダン 神が愛した男」は05年の4月23日に行われた
スペイン・リーグのレアル・マドリード対ビジャレアル戦1試合での
ジダンにのみフォーカスした、いわばジダンの追っかけフィルム。
ズームされたり引いたりはあっても他には何もない、ジダンのみの95分だ。
ナレーションもなく、たまにジダンが語った言葉がテロップで出るのみ。

ベッカム、ロナウド、フィーゴ、オーエン、サムエルなど
当時のチーム・メートたちとの試合中のアイ・コンタクトや些細な会話。
しきりに右足のスパイクを気にする仕草や、
試合展開に感情が起伏する様子が淡々と続く。
これにフジロックにも来るバンド、モグワイが書き下ろしの音楽をつけている。

ちなみに対戦相手のビジャレアルには
今回のアルゼンチン代表キャプテンのソリンやリケルメ等もいて、
さすがに豪華布陣!だからスペイン・リーグは魅力的だ。

さてオフィシャルの資料にも
「ジダン×モグワイ×モダン・アート=まったく新しい体験」とあるように、
この作品はひとつのアートとして、好き嫌いは分かれるだろうが、
改めて試合中に一人の選手がボールに触る時間の短さを教えてくれるだろう。

間違ってもジダンのサクセス・ストーリーとか、ドキュメントだと考えて
感動しに見に行かないように。

さて決勝はどんな組み合わせに?

STAFF| 08:14 | カテゴリー:

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