アオハライド2014年11月21日

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別冊マーガレットの連載が原作で、
本田翼、東出昌大 
二人が主演で高校2年生を演じる
直球青春ラブストーリー。

なのに試写室は心は充分汚れ、
瞳も曇ったオッサン(自分含む!)大勢。
それは「仕事だから」を免罪符に、
純粋だった頃を思い出してキュンキュンしたいから。
そう断言しておこう。

しかし東出昌大はカッコよく、高校生役も似合う。
彼にとって俳優デビュー作だった
『桐島、部活やめるってよ』での役処も
僕は凄く好きだったが、今回も存在感抜群!
ああいうクールな感じってあまり他に居ないね。

共演陣も若くってルックスの良い俳優揃い。
遠くない未来に彼等の主演作も作られるのだろう。

監督は「ソラニン」「僕等がいた」の三木孝浩。
流石今どき純情恋愛映画マスターである。

ということで
10代に交じって是非劇場に行ってください。

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アオハライド
12月13日(土)公開です。

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(C)2014映画「アオハライド」製作委員会 
(C)咲坂伊緒/集英社

staff| 11:54

アバウト・タイム 愛おしい時間について2014年11月19日

前回紹介したワーキング・タイトル・フィルムズ作品
「トラッシュ!−この街が輝く日まで−」同様
同フィルムズ製作、リチャード・カーティス脚本で
現在ヒット中の「アバウト・タイム 愛おしい時間について」。

リチャード・カーティスの代表作『ラブ・アクチュアリー』(03)が
公開以降に多くの作品に影響を与えたように
本作も世界中でクローンが作られるんだろう。

なんでもリチャード・カーティスは本作で監督は引退したらしいが、元々優秀な脚本家の彼。

資料によると
生まれは1956年、ニュージーランド。イギリス・オックスフォード大学を卒業後、在学中から同窓だったローワン・アトキンソンとともにコメディを執筆し、アトキンソンとともに『Mr.ビーン』を制作して大ヒット。一躍有名になったという。

主な作品をあげると
『フォー・ウェディング』(94)
『ノッティングヒルの恋人』(99)
『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)
『ラブ・アクチュアリー』(03)
さらにスティーヴン・スピルバーグ監督と共同執筆した
『戦火の馬』(11) など流石なのである。

いわゆるラブ・コメの定番が同一人物の手によって生み出され、多くの人々に幸せな夢を見させてくれる・・・。
こういう人をオリジナルと呼ぶのだろう。
リチャード・カーティス 覚えておいてください。

staff| 11:29

トラッシュ!−この街が輝く日まで−2014年11月17日

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イギリスの映画制作会社「ワーキング・タイトル・フィルムズ」。
映画通にはお馴染みな、
この会社の作品群は名作秀作揃いで、
信頼印のようなスタジオだが、
そのワーキング・タイトル製作最新作
「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」は
文句無しでお薦めしたい作品だ。

舞台はブラジル、リオの極貧民街。
巨大なゴミの山を生活の糧にしている3人の少年が主人公。
彼等の拾ったサイフが元で巻き込まれる巨悪の陰謀と
真実への“正しい道”を巡る話である。

3人の中には実際にリオの貧民街で暮らす少年もいて
無名な彼らだからこそ、リアリティが滲んでいる。
彼等を常に気に掛け助けようとする神父役に
マーティン・シーン。
その助手役を「ドラゴンタトゥーの女」でのぶっ飛んだ印象が強いルーニー・マーラ。ここでは一転 生真面目に演じており
ポルトガル語しか話せない少年達と
英語しか理解できないこの二人との妙な会話が面白い。

詳しくはネタばれなので書かないが
やっぱりワーキング・タイトルは信用出来る!と強くお薦めする見てほしい作品である。
トラッシュ!-この街が輝く日まで-」は
2015年1月9日(金)全国ロードショーです。

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© Universal Pictures

staff| 17:08

J-WAVE LIVE AUTUMN2014年11月10日

先週木曜日、おかげ様で大盛況だった
J-WAVE LIVE AUTUMN

ここは担当者特権で
オフィシャルHPレポートとは別カットの
コラボ写真をお届けします。

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Photo by Tsukasa Miyoshi (Showcase)

ライブの模様は11月24日夜10時から
J-WAVEでOAします!

staff| 15:08

ストックホルムでワルツを2014年10月31日

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これは1960年代に地元スウェーデンを始め、
アメリカでも大きな成功を収めた女性シンガー、
モニカ・ゼタールンドの実話を描いた
いわゆるヒューマン・ストーリー。

主役を実際にスウェーデンの人気シンガー
エッダ・マグナソンが演じ、
劇中吹き替え無しで歌いまくる充実の音楽映画でもある。

正直日本では一般的には知られていないモニカ・ゼタールンド。
1964年ジャズの巨星ビル・エヴァンスと共作したアルバム
「ワルツ・フォー・デビー」で世界的な知名度を獲得した彼女だが、
その道は挫折や苦悩に満ちた辛いものだった。

スウェーデンの田舎町に暮らしていた主人公。
シングルマザーで電話交換手をやりつつ、
ローカルではそこそこの人気ジャズ・シンガーだったが、
同居する父親との折り合いが悪化して、
突発的に家を出る。
そんな行動が象徴するような
気性の激しい彼女の支えは 愛娘と歌。
芯のある、悪く言えば我の強い彼女は
周囲の助言も聞かずに暴走するばかり。
ゆえに屈辱や破局も相まって逃げ道も無くなっていく・・・。

世界的にスターと呼ばれる人々の
孤独感・虚無感を描いた作品は多いが、
それは成功の裏側こそがリアル・ストーリーとして
大衆の関心・感動を集めるモノだから。

モニカ・ゼタールンドも波乱の日々だったが、
そんな壁を乗り越えた人生だからこそ映画になったのだ。

ああ、良い映画を見た。
『ストックホルムでワルツを』
11月29日から全国順次ロードショーです。

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Carlo Bosco © StellaNova Filmproduktion AB, AB Svensk Filmindustri, Film i Vast, Sveriges Television AB, Eyeworks Fine & Mellow ApS. All rights reserved.


ちなみに主人公を演じたエッダ・マグナソン。
12月にブルーノート東京のステージに立つそうです。

staff| 13:39

25 NIJYU-GO2014年10月24日

久々に見た東映ヤクザ映画、
まあ主人公は悪徳刑事だが。

東映Vシネマ25周年記念の本作、
主役は“Vシネの帝王”と呼ばれた哀川翔。
共演が寺島進で
この二人の悪徳刑事コンビを中心に、
ヤクザ、半グレ集団、チャイナマフィア、
殺し屋、悪女、腐敗警察組織etcが入り乱れて、
横領された25億円をめぐる強奪戦が繰り広げられ、
笑ってしまう典型的東映作品だ。

共演陣は
温水洋一、高岡早紀、小沢仁志、
さらに鈴木砂羽、笹野高史、嶋田久作、
竹中直人、石橋蓮司、大杉 漣 等々。
いずれも役柄がハマっていて
出て来る度に笑ってしまう。
そう、ヤクザ映画と言っても、
拳銃をバンバンぶっ放しても、
これは大人の遊びで超娯楽作。
まさに東映“Vシネワールド”どっぷりである。

苦肉の策で映画代わりに
生み出されたVシネマが
映画が娯楽の中心だった時代を
思い出させてくれるという、
懐かしい感じすらする「25 NIJYU-GO」。
大人は仕事をさぼって見に行ってください。
11月1日(土)公開

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(C)2014東映ビデオ

staff| 15:20

シェフ 三ツ星フードトラック始めました2014年10月20日

東京国際映画祭が近付くと
ついつい出品される映画の紹介になる。
そうでなければ来年2月28日公開!と
もの凄く先の作品の事を話す時期じゃあないとは思います。

ということで、正直似た邦題の映画が去年もあった
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」。
原題は「Chef」。 まんまです。

スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、
ロバート・ダウニー・ジュニア etcと
スター俳優がみんな脇役に回って
日本ではあまり馴染みのないジョン・ファヴローが主役。
彼が監督・脚本さらにプロデュースも務めた
「インディーズ映画」だそうだが、
言われなければハリウッド・メジャー作と変わらぬ質感の
コメディ・親子モノ・ロードムービーである。

ちなみにジョン・ファヴローは監督として
「アイアンマン」を大ヒットさせており、
裏方さんとしての信頼が本作を作らせてくれたのだろう。


内容は極めて判り易い。
やんちゃな中年シェフが
自分の生き方に拘るあまりに高い代償を払う事になる。
そんなオッサンが幼い一人息子と成長していくのだ。

最近 料理人そして料理そのものがフィーチャーされる映画を
数多く見ているが、
本作もスクリーンは美味そうな食材・料理で埋め尽くされ
見ていてドンドン腹が減っていく!

展開は軽妙で、音楽の使い方もかなり本格的。
あっという間に2時間が過ぎて行った。


冒頭でも書いたように東京国際映画祭で
特別招待作品として上映されます。

ああ、書いていてもお腹が空いてきた・・・。

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staff| 17:43

サンバ2014年10月15日

『最強のふたり』の監督と主演俳優による最新作。
これだけでも強力な宣伝材料だろうが、
内容も充実のお薦め作である。

オマール・シー演じる青年サンバ。
セネガルからフランスに来て10年、
仕送りの為にキツイ仕事で日々を過ごすなか、
ビザの失効で、突如国外退去を告げられる。

救いを求めて出向いた移民支援協会で
彼の担当となったのが、
シャルロット・ゲンズブール演じるボランティア女性アリス。

この二人を主人公に映画は進むのだが、
登場するのはフランス人と
不法滞在の外国人という構図。

移民については問題も多く、
ここで簡単に語る事は出来ないが、
彼らが得られるのは日雇い仕事で
安くて辛く汚れる危険な肉体労働ばかり、
というのは万国共通。
映画は移民達の現実を隠さず映し出す。
大国も彼らがいなければ成立しないのである。

一方で燃え尽き症候群で大企業を休職中のヒロインは
青年の人間的魅力に引き寄せられていき、と
人生の皮肉が物語を面白くしていくという皮肉・・・。
この辺の手触りは『最強のふたり』と共通するかもしれない。

映画通から間違いなく高評価を得るであろう本作、
まもなく始まる東京国際映画祭でも
特別招待作品として上映されます。

サンバ
12月26日(金)から 全国順次ロードショーです。

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(C) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro

staff| 10:59

12-12-12/ニューヨーク、奇跡のライブ2014年10月14日

ここ2週間の連続台風で、
改めて人の無力を痛感してしまったが、
自然災害はどんな国でも避けて通れない。

2012年10月、
アメリカ東海岸に最悪の被害をもたらした、ハリケーン「サンディ」。
その被災地救済イベントとして
2012年12月12日、つまり12-12-12に
行なわれたNYマディソン・スクエア・ガーデン公演の
ドキュメンタリー映画が本作だ。

ちなみに当日のライブ主体のDVDやCDは
既にリリースされていたが、
本作はそれらとは一線を画す映像作品。
一晩で約50億円もの寄付金を集めた
超大型チャリティ・コンサートの
バックステージを中心にドキュメントされた記録映像である。

出演したのは
ポール・マッカートニー、ザ・ローリング・ストーンズ、
エリック・クラプトン、ザ・フー、ロジャー・ウォータース等の
イギリスの大ベテラン・ロック・スター達。
ミック・ジャガー曰く
「ニューヨークなのに英国の爺さんばかりで楽しいぞ!」
これには笑うしかない。
さらにアメリカ側からもニューヨークに縁の深い、
ブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、ボン・ジョヴィ等、
ちょっと若目でもColdplayのクリス・マーティンや
アリシア・キーズと、いずれも超大物ばかりである。
富裕層から大口の寄付を集めるなら、
ベテラン・アーティスト。鉄則だね。

驚きのコラボも含むライブは勿論だが、
バックステージでのアーティスト同士の微笑ましい交流から
スタッフ間の緊張感溢れるバタバタ、
さらに映画俳優やコメディアン、著名人等が大挙して
無償で寄付の為の電話オペレーターを務める様まで、
まさに舞台の裏表全てを隠さずに伝えてくれる。

作品としても魅力だが、
同時にアメリカ人の、いざという時の行動力は素晴らしい。

12-12-12/ニューヨーク、奇跡のライブ
2015年1月16日公開です。

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staff| 13:39

マダム・マロリーと魔法のスパイス2014年10月01日

最近、少なくとも今年見た作品の中で
一番気に入った本作。
ヒューマンでもあり、恋愛モノでもあり、
家族モノでもあり、コメディでもある。
いずれにしても大絶賛したい!!

原題「The Hundred-Foot Journey」とは
全く違う「マダム・マロリーと魔法のスパイス」。
見ればとても的を得ている邦題だ。

南仏の一つ星フレンチ・レストランのオーナー
マダム・マロリーを演じるのはオスカー女優ヘレン・ミレンで、
クレジットも彼女が最初なのだが、
本当の主人公は若きインド人シェフと彼の大家族。

インド人一家は何故故郷ムンバイを離れて
南フランスに辿り着いたか?が
冒頭の3分できっちり説明されて映画は始まる。

家長の父はその地を一目で気に入り、
猛反対する家族を押し切って
廃墟化していたレストランを購入したまでは良かったが、
その真向かいは地元で敵なしの人気レストラン。
そして女性オーナーは超偏屈で
誰にでも嫌味なマダム・マロリーだった・・・。

と本格的に話は転がり出す。


試写を見ながら途中で本作とは全く関係の無い
サッカー選手達の事を思い出した。
それぞれの地元のクラブで抜きん出た存在になり、
スカウトされて強豪チームへ。
活躍して代表に選出されワールド・カップ出場。
そこでの大活躍が世界有数のビッグ・クラブへの
移籍に繋がり名実ともにトップに上り詰める。

この映画のインド青年はサッカー選手で例えると
ハメス・ロドリゲスなんだな。
それはひとつの話筋だが、
本作、そんな単純な若者の成功ストーリーではない。

家族の事だったり、民族の事だったり、
隣近所の事だったり、老いる事だったり、etc
様々なエピソードが
とっても美味しそうな料理や食材の数々に添えられて
映画の内容を充実させていく。

監督はラッセ・ハルストレム。
「ギルバート・グレイプ」「サイダー・ハウス・ルール」
「ショコラ」「シッピング・ニュース」etc
多くの秀作を送り出している名監督。
このところ、なんか不振?と勝手に考えていたが、
やっぱり彼は名監督であり続けていると確信できた。

書き出すと、全てを説明したくなってしまうので
これで止めるけれど、
こういう映画にヒットして欲しいです。

マダム・マロリーと魔法のスパイス
11月1日(土)全国ロードショーです。

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staff| 10:09

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