ジャージー・ボーイズ2014年07月25日

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クリント・イーストウッドが
人気ミュージカルを映画化した監督最新作。
そのオリジナルキャストが主役を演じている点でも
ミュージカルの完璧な映画化なのだが、
台詞を歌い踊ることのないミュージカル、
つまりこれは音楽伝記映画である。

題材の「ジャージー・ボーイ」は
今もブロードウェイでロング・ランを続ける当り作。

実在する男性4人組コーラス・グループ、
フォー・シーズンズのリード・シンガー、
フランキー・ヴァリを中心にした、
実に良く出来た青春群像劇だ。

映画は10代でのグループ結成から
アメリカで大ヒットを連発し人気グループに成長するも、
仲違いし分裂していった60年代を軸に進んで行く。

ハイトーン・ヴォイス、ファルセット・ヴォーカルの元祖
フランキー・ヴァリの代表曲といえば
『君の瞳に恋してる』。
洋楽ファンならボーイズ・タウン・ギャング、
今なら三代目J Soul Brothersのカヴァーで
知らない人はいない大ヒット曲。
この曲の誕生秘話も興味深く織り込まれている。

勿論フォー・シーズンズや
フランキー・ヴァリを良く知っていれば
ストーリーをリアルに楽しめるだろうが、
大半の、彼等をよく知らない人でも
充分ストーリーを満喫出来る人気シンガーの誕生物語。

美談の裏にうごめく
金・欲望・エゴ・虚栄・長旅・軋轢・裏切りetc
ある意味スターに付き物のネガティブ・ワーズに
『大ヒット』という免罪符はどこまで耐えられるのか・・・。
頭で理解していても瞬時に暴走してしまう『若さ』の描き方は
流石クリント・イーストウッド!と唸らせる。

繰り返します。
フォー・シーズンズを知らなくても問題無し。
素晴らしい作品「ジャージー・ボーイズ」は
9月27日公開です。

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© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

staff| 17:36

ミリオンダラー・アーム2014年07月24日

まるで映画のような実話・・・
である、それも最近の。

2008年、メジャー・リーグのピッツバーグ・パイレーツは
野球経験のほとんど無い二人のインド人と契約を結び
彼等は史上初めてのインド人MLBプレイヤーとなった。
面白いのはその経緯で、
今回ディズニーによって映画化されたのだ。

主人公は彼等をスカウトしたスポーツ・エージェント。
とにかく嫌味な奴で金儲け至上主義の40代独身男性。
そんな男がふとしたキッカケで
12億人が暮らす野球未開の地インドでの
原石発掘リアリティー・ショーを企てる。
そのイベント名が本作のタイトル「ミリオンダラー・アーム」。

その『オーディション』を勝ち抜いて
アメリカに渡り数ヵ月後にはメジャー・リーグに挑戦と
説明すればする程作り話にしか思えなくなるのだが、
これは実話。
まあ映画のように主人公がインド人達とともに人間的に成長していったかどうかは判らない。そこは大目に見るとして、
有り得ない事が起こるのが夢の国アメリカ。
だからこそ映画の題材になるんだね。


ちなみに彼等はパイレーツとは勿論マイナー契約で、
メジャー昇格はできず、
一人は現在どの球団にも所属していない野球浪人。
もう一人はすでにインドに帰国している。
メジャー・リーグはやっぱり甘くないのだ。

安心して楽しめる「ミリオンダラー・アーム」。
かなり先、10月4日公開です。


staff| 10:46

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札2014年07月18日

グレース・ケリーと言えば
クール・ビューティーと称された
ハリウッド女優史上最高の美女。
これが決して大袈裟ではない、
気品に満ちた美貌の持ち主だった。

そんな絶世の美女役を演じる事が出来る女優は
今、ニコール・キッドマン以外にいないだろう。
気品の部分ではやや劣るけれど・・・。

そんな『ビューティ実録映画』が
本作「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」。
ただしモナコ王室の話だから冒頭で
『実話に基づいたフィクション』と配慮がクレジットされている。

本作の時代は1962年。
グレース・ケリーがモナコ大公と結婚して
女優業を引退してから6年後の話である。

ということで
いわゆる『グレース・ケリー物語』ではなく、
彼女がいかにモナコに馴染もうとしたか、
モナコの国としての存続危機を救ったか、
という史実映画といってよい。

それでも、
やはり絶世の美女を当代一の美人女優が演じるだけあって
ドレス、ジュエリー、ヘアスタイルから
宮殿内部に至るまで実にゴージャスに再現されており、
ニコール・キッドマン贔屓の僕でも
ここまで画面いっぱいに映し出される彼女を
見たことが無い程の美女映画なのである。

いやあ、美しい美しい美しい 
夢に出てきて欲しいです。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
少し先10月公開です。

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staff| 18:47

祭りのあと2014年07月14日

アルゼンチンも健闘したが、
ドイツが最強な事に異議はない。
順当勝ちと呼べる決勝戦だった。

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個人賞を受け取っても対照的なふたり。

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勝っても負けてもふたりの価値は変わらず絶大!
そしてサッカーは続く。

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やっぱり2014年07月10日

2戦続いてのPK勝ちでの決勝進出を
サッカーの神様は許さなかった。

スコアレスドローでも充分面白いゲームだったけど
決勝戦は点の取り合いを期待します。

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staff| 12:59

まさか2014年07月09日

過去の準決勝で、
こんな大差がついた試合の記憶が無い。

これだから真剣勝負は面白く、恐ろしい。

これでオランダ対アルゼンチンが延長になったら
決勝はドイツが俄然有利となるが果たして結末は・・・

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staff| 11:17

思い出のマーニー2014年07月02日

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スタジオジブリの新作の監督を任される事は
ワールド・カップのピッチに先発する選手と同じくらい
大きなプレッシャーが掛るのだろう。

そのプレッシャーとは自らが望んで挑戦するからこそ
生まれる高い壁であり、
日本代表は残念ながら登れずに終わったのだが、
本作「思い出のマーニー」は果たしてどうだろうか?

僕が見に行ったのは一般マスコミ試写だが、
著名な映画監督や俳優、海外のメディア関係者と、
通常の試写来場者とは明らかに雰囲気が違った。

監督は米林宏昌。
『借りぐらしのアリエッティ』に続いての2作目となる。

資料によると監督は
「もう一度、子どものためのスタジオジブリ作品を作りたい。」
という想いで制作したという。

「子供達には子供達にしか理解できない世界がある」と、
世界中の大人達は繰り返し言い訳してきたが、
見終わった後、僕も同じ事を唱えそうになった。
つまり、理解・共感できなかった部分が正直あった。
それでも終映後の切ない気持は意外と心地よく
見た人達と早く作品の話をしたいなあと思えたのだ。

ちなみに主題歌はプリシラ・アーン。
これ以上ないくらいジブリ作品にぴったりな
アーティストであり歌だった。

思い出のマーニー
7月19日(土)公開です。

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(C) 2014 GNDHDDTK

staff| 11:48

友よ、さらばと言おう2014年07月01日

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昨日閉幕したフランス映画祭。
今年もバラエティに富んだ12作品が上映されて、
改めてフランス映画も良質かつ多ジャンルに及んで
固定概念は不要だなあ、と感じさせてくれた。

そんなフランス映画祭で
先週土曜日夜に上映されたのが、
フレッド・カヴァイエ監督最新作「友よ、さらばと言おう」。
この邦題の趣きが、いかにもフランス映画!
強く強くお薦めしたいクライム・アクションである。

さて、フレッド・カヴァイエ監督と言っても
日本ではあまり一般的ではない。
しかし監督デビュー作『すべて彼女のために』は
あのポール・ハギス監督によって
ハリウッドで『スリー・デイズ』としてリメイクされ、
映画人の中で大いに注目を集めた。

2作目『この愛のために撃て』も
劇の設定に唸らされるオリジナリティと、
物語の凄く早い展開スピードが強く印象に残っている、
『知る人ぞ知る』的な名アクション作だった。


そして本作「友よ、さらばと言おう」が監督3本目。
映画の出来栄えはキャリアと必ずしも比例しない事を
実証する劇画のような90分。
そう、彼の作品は無駄を省いて凝縮した映像世界が特徴で、
見る側の緊張感が途切れない内に
映画はクライマックスを迎えるのだ。

南フランス、トゥーロンを舞台に
優秀な刑事と元刑事、
二人の男の人生を賭けた大事件の顛末を
是非見てください。

8月1日(金)より、全国順次ロードショーです。

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© 2012 LGM CINEMA GAUMONT TF1 FILMS PRODUCTION K.R. PRODUCTIONS BAD COMPANY NEXUS FACTORY


フランスは強い!
ドイツとの準々決勝、そうとう面白そうだ。

staff| 11:15

めぐり逢わせのお弁当2014年06月25日

心の奥深くで静かに感じ入る秀作。
個人的にかなりやられました。


インド・ムンバイが舞台の本作、
原題は「The Lunchbox」。
邦題からも察するようにお弁当箱が『主役』。
現地で100年以上前から定着している弁当配達システムの、
600万分の1の確率でしか起こらないはずの誤配送が生んだ
他人同士の不思議な交流を描いた105分だ。

このシステム、5000人もの弁当配達人達が
20万個!の「出来立てのお弁当」を家庭や弁当屋から
オフィスに届ける、というもの。
映画の冒頭でどのように配達しているか
分かり易く描いてくれるのだが、
これがビックリするほどアナログな作業。
それも食べ終わったカラの弁当箱をオフィスから回収、
各家庭に戻すまでが役割だからハードルはかなり高い。

映画はそんなシステムを上手に使いながら
愛妻弁当の作り手と
誤配送のお陰でそれを美味しく食べる中年男に
接点を作っている・・・。
それ以上はネタ明かしになるので控えるが、
インドだろうと日本だろうと
人々が抱く不安や孤独感は共通なんだと
本作でも思った。

秀作です。是非見てください。
めぐり逢わせのお弁当
8月9日公開です。

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staff| 14:53

サッカーは続く2014年06月25日

我々の代表の
今回のワールド・カップは終わりだが、
サッカーは続いて行く。
僕に出来る事は応援する事だ、今後もずっと。

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staff| 10:07

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