人生はシネマティック!2017年10月28日

なかなか心に残る秀作である。

第二次世界大戦中のロンドンを舞台に、
史実ダンケルクを元に創り上げられた
映画脚本家が主人公の(映画)映画だ。

戦時中に映画が課せられた重要な役割はプロパガンダ。
大勢の市民達に大スクリーンと通じて
国の正当性や戦況をさりげなく伝え戦意を高めるという、
国家戦略が当たり前のように行われていた時代だ。

主人公の主婦は自身の意思というより、
戦傷兵の夫の代わりに稼ぐために脚本家の助手になる。
そこから始まる物語は決して単純ではなく、
戦争がもたらす悲劇要素も多い。

ちなみに、脚本家を演じているのは
超イケメン俳優サム・クラフリン。
「あと1センチの恋」「世界一キライなあなたに」で
一躍人気者になったサム、
ここでは眼鏡に髭、七三分けの髪型と
イケメンを封じているのだが・・・
やっぱり超ハンサムは隠せないね。

本作の製作はBBC。
やっぱりなあ、と頷いてしまった。
そんなクオリティの高い
人生はシネマティック!
11月11日土曜日公開です。


staff| 15:35

ブレードランナー20492017年10月13日

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全米初登場NO.1になっても
ネットで色々と書かれている本作、
見た!

何も情報を入れずに見たい人も多い作品だから、
ここでも何も言いません。
見てから話しましょう。

余談だけれど製作側から試写会場についても
リクエストがあったそうで、
通常の映画会社の試写室ではなく、
音響的に優れた大きな試写会場で見たから、
とにかく音がデカかった!
とだけ書いておきます。

ブレードランナー2049
10月27日公開!

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staff| 10:47

アトミック・ブロンド2017年10月10日

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もう強烈なバイオレンス・アクションである!

シャーリーズ・セロンは
まるでトム・クルーズかマット・デイモンのような
アクション俳優道まっしぐら!
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』であれだけ演じたら
もう恐い役は無い?といった感じだ。

共演のジェームズ・マカヴォイも『X-MEN』シリーズでの善人印象はなく、M・ナイト・シャマラン『スプリット』での怪演に続いてドス黒い!

1989年、冷戦末期の東西ベルリンを舞台に、徹底的に作られたスパイ映画。
わーっ痛い!!と何度も思わせる男向きアクション大作だ。

アトミック・ブロンド
10月20日(金)より全国ロードショー!

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(C)2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

staff| 13:33

ローガン・ラッキー2017年09月28日

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『オーシャンズ11』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグが
監督から引退していた事を知らなかったのだが、
やっぱり!の復活最新作が「ローガン・ラッキー」。

不運続きのローガン兄弟(チャニング・テイタム&アダム・ドライヴァー)が、爆弾の天才囚人ジョー(ダニエル・クレイグ)を脱獄させ、全米最大のカーレースの最中に、その売上金すべてを金庫から盗もうと企てる――。
というソダーバーグらしい大がかりなクライム・エンタテインメント。

まあ荒唐無稽なのだが、夢のある犯罪モノは正にスティーヴン・ソダーバーグ!
キャストも豪華で、こういうのを待ってたんだよね!!
11月18日公開です。TIFFにも出ます。

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© 2017 Incarcerated Industries Inc. All Rights Reserved.

staff| 19:45

永遠のジャンゴ2017年09月25日

映画は未知の世界を教えてくれる。

この映画の主人公ジャンゴ・ラインハルトを
僕は今回知った。
ジプシー・ジャズ・ギタリストというカテゴライズも
初めて聞いたが、スーパー・ギタリストだったのだね。

ジャンゴ・ラインハルトはギタリストとしては図抜けていても
人間的にはルーズで家庭があっても愛人もいる、
決して真面目人間ではないタイプだった。
と、映画の主人公としては理想的なキャラクター。

そして彼が活躍した時代、第二次大戦中には
ジプシー達はナチスからユダヤ人同様に
徹底的に迫害されていたのだ。

そんな環境下の彼が、いかにナチスから逃れ、
音楽家としての活動やプライドを守ったのか、
これはそんな実話ベースの人間ドラマである。

ジャンゴの奏でる音楽は情熱的で官能的でもあり、
聴く者たちが欲情さえする様をナチスは特に忌み嫌った。
そしてナチスに目を付けられる程に、
ジャンゴは反逆の想いを込めて振り切った演奏を展開する・・・。

僕は試写を見た後ジャンゴのCDを買い漁り、
完全に彼のサウンドの虜になってしまった。

そんな未知の歴史と音楽の魅力が詰まった映画、
公開は11月25日。憶えておいてください。

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写真はジャンゴの買い易いコンピCDです。

staff| 10:27

ドリーム2017年09月21日

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僕はFilmarksで満点5点を付けた実話ベースの「ドリーム」。
原題はHIDDEN FIGURES(暗数)だから
かなり意訳な邦題だが、
見終われば満足が先に立って気にならないよ。

主な舞台は60年代初頭のアメリカ、NASA。

トランプ政権の今また人種差別がクローズアップされているが、
60年代アメリカでの黒人に対しての差別は激しく、
さらにアメリカも男尊女卑社会だったから、
いくら優秀でも黒人女性が従事できる職種は限定されていた。
まあ今は有色人種、アフリカ系と言うけれど、この映画の時代には、そんな配慮など欠片も無い。

そんな時代にNASAで宇宙開発に携わった黒人女性たちのグループがあった。という事実を恥ずかしながら本作で初めて知った。
その中でも白人男性だけの劣悪なオフィス環境で宇宙特別研究本部のメンバーに抜擢された天才的な数学者キャサリンが主人公。

演じるのは米大人気TVシリーズ「エンパイア」でのウルトラ・ビッチな役で大ブレイクしたタラジ・P・ヘンソン。流石役者で、ここでは全く印象が違う。
一方で嫌われ役・憎まれ役を一人で担っているのがキルスティン・ダンスト。まあやむを得ないけど、ほんとに嫌な白人女性管理職員なんだな、これが・・・。

決して派手ではなく、地味な物語だけれど、大人の鑑賞に耐える素晴らしい作品であり、強くお薦めしたい。
エンドテーマを含めてサントラはファレル・ウィリアムス。これも素晴らしい!

ドリーム
9月29日(金) 全国ロードショーです。

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(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

staff| 15:48

オトトキ2017年09月19日

最近の時流と同じく、ブログの更新がなかなか進まない。
個人的にはFilmarksが便利で
記録として重宝するようになってから益々更新が・・・。

さて、これはイエロー・モンキーの最新ドキュメンタリー。
昨年の再集結後の全国ツアーを中心に、
メンバーそれぞれの核心に触れるインタビューも
ふんだんにフィーチャーされた2時間。

改めてイエモンは4人組なんだと実感させられた。
そして平均年齢が50を超えた彼らにとって
全国ツアーがどれだけ過酷なものだったかも
リアルに伝わってくる。

11月11日公開の本作を見て
12月の東京ドーム2DAYSを深く堪能して欲しい!

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staff| 11:34

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?2017年08月08日

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「君の名は」の次は、といった期待感満載の本作。
ギリギリまで手を加えていたからか、
マスコミ試写も延期されていたが、
いよいよ来週公開ということで、
朝いちから満席の試写鑑賞完了!

原作が岩井俊二のファンタジー。
中学一年生の夏を舞台に
メインの声の出演が
広瀬すず、菅田将暉、宮野真守という力の入り様。

ただし、かなり空想的な展開で
ストーリーを追おうとしないほうが楽しめるタイプだな。
大人はともかく、今の中学生達がどういう感想をもつか、
それがとっても気になる作品である。

主題歌の「打上花火」DAOKO×米津玄師は
今どきで、ちょっとチェインスモーカーズな雰囲気で
こちらもヒットしそうです。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
8月18日全国ロードショーです。

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(C)2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会


staff| 19:13

ダンケルク2017年08月07日

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全米だけでも2億ドル超えしそうな勢いで
世界的に大ヒットしている本作。

第二次大戦時の実話の映画化なのだが、
クリストファー・ノーラン監督の手に掛ると
バットマン3部作と同質な恐怖感を全面で感じる
まさにノーラン印な映画になった。

英国人ノーラン監督によって英国軍側の視線で描かれた本作。
先日公開になった「ハクソーリッジ」と共通するのは、
日本は敵国だったという事。
まあ本作には日本の影もないが、英仏軍をフランス最北部の都市ダンケルクまで追いつめていたのはドイツであり、当時の軍事目線で見れば日本の同盟国だった訳だ。

「ハクソーリッジ」では主人公達に感情移入する事が難しい程、
沖縄の日本兵達は史実として駆逐されていったのだが、
本作でもドイツ軍の残忍さを憎む程、
自己反省を求められているかの想いを抱いてしまった。

ちなみに出演俳優隊はハリー・スタイルズをはじめ、役者経験の浅い若者揃い。
それは実際に英国軍人の多くが新兵ばかりだったというダンケルクの戦いをリアルに再現しようとしたノーラン監督の考えがあったから。
イケメン揃いなのが映画的ではあるのだけれどね。

これを見て改めて戦争最前線に綺麗事は無く、
信義信条を主張する時間も無く、
過酷さと恐怖が支配する不毛地帯だと強く思う。
恐怖や嫌悪感という形での反戦を主張するノーランを支持したい。

ダンケルク
9月9日公開です。

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© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

staff| 14:39

50年後のボクたちは2017年08月04日

「スタンド・バイ・ミー」という金字塔があるからか、
中学生のひと夏の成長物語は名作率が高い。
多い分、類似作というかモチーフにパターンはそれほどない。

去年日本公開されて話題になった「グッバイ、サマー」は
フランスの14歳男子のひと夏の冒険と友情を描いていたが
本作はドイツの14歳男子物語。
作品資料に「放浪と成熟」という
見事なキャッチコピーが書かれているが、
テーマが同じだからアプローチが近いのは仕方ないか。

ただ、この映画も充分面白いのだ。
チェリーボーイの主人公と、大人びた不良友達、
そしてお決まりの無免許運転。
これは東西のコンビ刑事モノの如く
青春映画では定石なんだよな。

残念なのは本作「50年後のボクたちは」の
日本公開が9月だということ。
去年の「グッバイ、サマー」も9月だったけど、
今開いていたら中高生も飛び付くのにね。

「50年後のボクたちは」9月16日公開です。

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staff| 14:22

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