高台家の人々2016年05月24日

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人気コミックス待望の実写映画化!
綾瀬はるか主演、恋人役には斎藤工!!
大ヒット間違いなし 以上!!!
といった感の「高台家の人々」。

渋谷界隈には作品と街とのタイアップで、あちこちにビジュアルが露出されているのを見掛けた人も多いだろう。

口下手で不器用、妄想癖のある地味で冴えないOL女子。と、これ以上望めないキャラ設定の主人公。
そして人の心が読める名家のイケメンエリートという相手役。
これはもう典型的シンデレラ物語なのだ。

綾瀬はるか、斎藤工の他にも
大地真央、市村正親、塚地武雅、堀内敬子、シャーロット・ケイト・フォックスと達者な役者ぞろい。
さらに間宮祥太朗、坂口健太郎、大野拓朗と若手イケメン3名に水原希子、夏帆と今な美女も加わってスクリーンは美形大賑わい!!なのである。

それにしても
「とと姉ちゃん」の大地真央、大野拓朗、坂口健太郎、「マッサン」のシャーロット・ケイト・フォックスと本作の朝ドラ度は高い!
それだけ旬な俳優さん達が毎朝TVに出ているという事なんだよね。

こういうロマンティック・コメディ、見れば充分楽しめます。
食わず嫌いせず是非どうぞ。
高台家の人々
6月4日全国ロードショーです。

街中で綾瀬はるか風な清楚な女性を多く見かけるけれど、
綾瀬はるかはいないんだよな。

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(C)2016 フジテレビジョン 東宝 集英社
(C)森本梢子/集英社

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マネーモンスター2016年05月20日

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カンヌ映画祭でのスリー・ショットも話題の本作。
資料通りにハイライトを説明すれば、
名女優ジョディ・フォスターの4作目となる映画監督作で、
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが
「オーシャンズ12」以来11年ぶりに共演を果たした
リアルタイムサスペンス、だ。

ジョージ・クルーニー演じる主人公は
人気財テク情報テレビ番組「マネーモンスター」の司会者、
そしてジュリア・ロバーツはディレクター。

番組で伝えた情報が元で全財産を失った男が
生放送に乱入。拳銃を振りかざし番組をジャックする。

題材も含めて今どきな本作、
株に疎い僕でもなんとなくは判る財テク話で
テンポもよく進んで行く。

それにしても最近のジュリア・ロバーツは
美人のレッテルを捨てた役が続くね、それでも
ジュリア・ロバーツはジュリア・ロバーツだけど。

そして「監督」のジョディ・フォスター。
彼女はヒットTVシリーズ「ハウス・オブ・カード」でも
監督を務めており、何気に実績充分なことを知った。

娯楽作「マネーモンスター」は
6月10日(金)公開。

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サウスポー2016年05月17日

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「ロッキー」「明日のジョー」「ミリオンダラー・ベイビー」etc
ボクシングを題材にした物語には共通項があるけれど、
これもその一つに加わった秀作!!

ジェイク・ギレンホールが他ボクサー映画の主役達に負けない強靭な肉体をもって、不幸のどん底から這い上がろうと、もがき苦しむ2時間である。

主人公の周りには
最愛の家族、クセのあるトレーナー、
そしてライバル達に金の猛者!
本作も彼らの存在が主役の輝きと陰影を創り出していく。

何の為に苦行に耐えるのか?
何を賭けて戦うのか?
人間の目標とは何なのか?
ボクシング映画に共通する難題の数々に
本作も立ち向かうのである!!

ちなみに主人公はサウスポーではない。
そんな簡単なタイトルじゃなかった!

共演はレイチェル・マクアダムス、フォレスト・ウィテカー、
さらに人気ラッパーで今は実業家“50Cent”が重要な役を担っている。エミネムが企画発案者で主題曲をラップしている事も付け加えておこう。

サウスポー」は6月3日公開!
お薦めします

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(C) 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.

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シング・ストリート 未来へのうた2016年05月11日

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「Onceダブリンの街角で」「はじまりのうた」の
ジョン・カーニー監督最新作。
日本公開は上記に続いての3作目。

それにしても「はじまりのうた」は良い映画だったなあ、
とキーラ・ナイトレイを思い浮かべる。

ジョン・カーニーはアイルランド、ダブリン出身で
元々はミュージシャン。
そんな彼がストレートに作ったダブリン舞台の
青春バンド誕生物語だ。

1985年、大不況で天候まで曇りがちなダブリン。
14歳の主人公コナーは父親の失業がキッカケで荒れた公立学校に転校させられる。転校先ではイジメられ、家では両親が喧嘩ばかりで家庭崩壊寸前。
音楽マニアの兄のウンチクを聞きつつ音楽TV番組を見て現実逃避する日々を過ごしている。

ある日、大人びた年上美人に一目ぼれ!
彼女との会話に困って「僕のバンドのPVに出ない?」
と出まかせを口走る。
全くの音楽未経験のコナーは、
これをキッカケにバンドを組んで猛特訓の日々が始まったー。

と、まあ想像し易いスタートだけど、これが結構面白い。
それは過去作同様にミュージシャンだった監督の
音楽センスによるものだろう。

特に80年代のアイルランドの若者の音楽観が台詞として語られて、なかなかシニカルで面白い。
例えばデュラン・デュランについて沢山会話されるんだけど、彼等がアイルランドでも曲じゃあなくってルックスで主婦からも超人気だったって判ってニンマリしてしまった。
余談だけどデュラン・デュランのニック・ローズは超イケメンが理由でメンバーになったくらいだから、結成まで楽器をいじった事がなく、大ブレイク後もエアプレイヤーだったんだよな。

そんな事を思い出させてくれる音楽エピソードも散りばめられて気楽に見れる青春映画。
いわゆるパクリがどんな風に形になるかも描かれて笑ってしまった。

シング・ストリート 未来へのうた
7月9日(土)全国順次ロードショー
決して大作ではありませんから気軽にどうぞ。

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© 2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved

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ブルックリン2016年05月06日

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さすが今年のアカデミー賞で
作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされた本作、
とても良く出来た純愛物語である。

時代は1950年代、今でもアイルランド系移民の多いニューヨークに渡った若き女性が主人公。
しかし、これは男性側からの純愛映画でもある。


アイルランドの小さな町とはあまりに違う
ニューヨーク・ブルックリン生活に戸惑う主人公。
そんな彼女にイタリア系移民との恋が
明るい光をもたらせるのだが、
突然の悲報でアイルランドに帰郷。
そんな彼女を待ち受けていたのは運命的な再会だった・・・。

と、様々な出来事に心を揺さぶられる主人公。
動揺する気持ちは見る側にも伝染して
先行きが不安になる中、ブレない純情男子二名。
果たして近くの80点か?遠くの100点か?

ということで主人公側の女性目線で見るか、
相手役達の男性目線で見るか、
物語の印象は大分変わるかもしれない。


主演はアイルランド人シアーシャ・ローナン。
『つぐない』『ラブリーボーン』『ハンナ』と
話題作への出演で印象深かった子役も22歳だ。

ブルックリン
7月1日(金)、全国ロードショーです。
こういう純愛モノ、良いもんだね!!

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(C)2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


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二ツ星の料理人2016年05月02日

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料理人やレストラン、食を題材にした作品は
いつの時代も多くの秀作を届けてくれる。

本作「二ツ星の料理人」も邦題どおりで
トラブルメーカーの元二ツ星シェフが、
ロンドンのフレンチレストランを舞台に、
三ツ星そして世界一のレストランを目指す
美食エンタテインメントだ。
(美食エンタテインメントってなかなか良いコピーだね)

主役はブラッドリー・クーパー。
『世界でひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル!』
『アメリカン・スナイパー』で3年連続アカデミー賞ノミネートと
すっかり演技派なブラッドリー・クーパーだが、
ここでは偏屈で超短気なダメ男を無理なく演じている。
なんでも実在のモデルがいるそうで、
どの世界も天才と変人は同意語なんだね。


さて僕がこの作品で一番興味をもったのは
監督ジョン・ウェルズだ。
彼はアメリカTVドラマ界の金字塔『ER 緊急救命室』を
プロデュースした実力派製作人で、
名前は良く知っていたのだが、
映画監督のイメージが正直無かった。

既に『8月の家族たち』等ヒット作も監督していて、
15年に及ぶ『ER 緊急救命室』製作の中心にいただけに、
作り手達には良い手本だろう。
本作でも場面転換等テレビ的な手法が垣間見えて
飽きさせずコンパクトな上がり具合は流石である。

大人の成長物語
二ツ星の料理人
6月11日(土)より全国ロードショーです。

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(C)2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.

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64-ロクヨン-2016年04月27日

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1年前にNHK土曜ドラマで放送された「64ロクヨン」。
「外事警察」「ハゲタカ」「七つの会議」同様に
実に良く出来た社会派ドラマだったが、
本作「64-ロクヨン-」は同じ原作の映画化である。

舞台は関東北部の県警。
長年刑事を務め現職は広報官の中年男が主人公。
TVではピエール瀧、本作では佐藤浩市が演じている。
他にTV版で柴田恭平が演じた捜査一課長を三浦友和、
さらに綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、
窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、
奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、瑛太、 永瀬正敏 と
主役級が大挙出演する大型作品!!流石大作映画である。

『64』とは平成元年の為7日間で終わった昭和64年のこと。
たった7日間の間に起こった少女誘拐事件を発端に
警察組織内でうごめく軋轢・対立・隠蔽、
そして個々人が抱える事情も相まって緊張感は高まっていく。

この作品で描かれる重要なポイントが
警察のマスコミ対応と
それに対する報道機関との緊張関係だ。

「捜査上の理由」を盾に様々な情報を制限しようとする警察と
それに強く反発するマスコミ側。
保身と思惑でメディアを制圧しようとする県警上層部と
暴発寸前の県警記者クラブの板挟みになり
苦悩する広報官達の姿は、まるで中間管理職なのである。

TVドラマ後の映画化、さらに人気小説が原作だけに
大筋を知っている人も多いだろうが、
重厚な作りで前後篇合わせて4時間が
あっという間に過ぎて行った。


ちなみにTV版で永山絢斗が演じた記者クラブ幹事を
本作では瑛太が担当しており、
実の兄弟で同じ役を演じているのもトリビアか。

64-ロクヨン-前編/後編
前編5月7日 後編6月11日
全国ロードショーです。

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(C)2016映画「64」製作委員会

staff| 10:32

疑惑のチャンピオン2016年04月18日

マラドーナやベン・ジョンソン、最近ではシャラポワと、一流スポーツ選手とドーピング、これは終わりのない問題だ。
本作はスポーツ界最悪級のドーピング実話。
あのツール・ド・フランス7連覇は
全て禁止薬物による違反行為が生んだフェイクだった、
という驚愕の映画だ。

世界的アスリート、というよりセレブリティ、
ランス・アームストロングが主人公。
このアメリカ人スーパースターが実は薬物まみれの偽善者だったというニュースは日本でも大々的に報じられたので僕もよく覚えている。

「疑惑のチャンピオン」は、そもそもランス・アームストロングがどんな人物で何故ドーピングに手を染めたか、を包み隠さず明らかにして行く。

元々野心家だった(と描かれている)アームストロング。因果関係はともかく彼はドーピングを始めて間もなく、重度の精巣癌を患い脳にまで転移する程、生命の危険にさらされていた。

そこから生還しただけでなく、アスリートとして復活、
ツール7連覇を達成したのだから、
世界中の癌患者達からも希望の星として絶大なリスペクトと巨万の報酬を得ていた訳である。

この作品の原作者は徹底した取材でアームストロングのドーピング疑惑を追い続けたイギリスの新聞記者。
言ってみれば英国版センスプ?記者は「富と名声」の誘惑に負けた主人公といかに対峙していったか・・・。是非映画で真実を見てください。

ちなみに本作の製作はイギリスの有名優良スタジオ、ワーキング・タイトル。これも本作のグレードを充分に保証してくれる。
程良い緊張感を終始漂わす秀作「疑惑のチャンピオン」は、7月2日公開です。

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staff| 16:28

シークレット・アイズ2016年04月15日

ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマンという
ハリウッドを代表してきた大女優の初競演作。
といってもクレジット上での主演はキウェテル・イジョフォー。
アカデミー作品賞「それでも夜は明ける」の主演で
一躍知名度を上げた俳優だ。

本作にはオリジナルがあり、
2010年アカデミー外国語映画賞を受賞した
アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」。
ハリウッド版「シークレット・アイズ」は
舞台を911翌年と現在のロサンゼルスに置き、
ある殺人事件の真相を追う捜査官達の物語である。

美人女優の代名詞のような二人だが、
共に今年49歳という彼女達は
作品中でも実年齢に近い、人生にくたびれたキャリア組。
まあ二人とも演技派としても充分に評価されているけれど、
ここでも決して美は売り物にしないのだ。
それでもとっても綺麗だけどね。

オリジナルとは設定やラスト等かなり違うが、
サスペンス物として上出来!何度も驚かされるし、
公安案件が絡むと国を違わず「隠蔽」だらけだと痛感する。

シークレット・アイズ
6月10日(金)公開です。

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(C)2015 STX Productions, LLC. All rights reserved.

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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男2016年04月08日

本作の主役ブライアン・クランストンが
今年のアカデミー賞の主演男優部門にノミネートされていた事を
憶えている、いや知っている人は少ないだろう。
それくらい印象が薄い作品、そして俳優かもしれないが、
充分に見応えのある秀作であり、
政治的にも今のアメリカに警鐘を鳴らす実話である。

第二次大戦後のアメリカの映画業界で
『赤狩り』が徹底的に行われたのは
様々な映画を通じて描かれてきたが、
これはその究極版。

余談だが、ジャクソン・ブラウンの曲で
「僕は右でも左でもない。愛国者だ」という歌詞があるのだが、
この作品で描かれた時代では、
こういう発言イコール『赤狩り』の対象にされただろう。

それくらい保守傾向が強かった時代に
自身の主義を曲げずに生き残った主人公、
「ローマの休日」の脚本家ダルトン・トランボの
弾圧との闘いの日々を忠実に再現させた本作。
トランプ旋風の吹く今のアメリカ人にはどう映るのだろう。


トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
7月公開。
見る価値、充分にあります。憶えておいてください。

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