歌舞伎ソムリエ・おくだです。
「はじめての歌舞伎」、ぜひやってみたい企画です。よろしくお願いします!
さてさて、象が踏んでも・・・のCMコピーを
「なつかしい」とお感じになる世代の方は、
当番組のリスナーにいらっしゃるのか、ちょっと不安ですが。。。
一月の歌舞伎に、象が出現します。
3日初日の国立劇場。
半年ぶりに舞台復帰の市川團十郎が
豪快に演じる、歌舞伎十八番の内「象引」(ぞうひき)です。
市川家のお家芸「荒事」(あらごと)には、
二人の力持ちが、ひとつの大きなもの・重いものを引っ張り合って
腕力をきそう「引き合い事」という演出があります。
象引きもそのひとつ。
動物園とか、アフリカロケの番組とかがなかった時代ですからね、
江戸ッ子には、象は、想像上の巨大な動物、という感覚も
あるわけです。。。まぁ日本画だとかで、見ている方もいたでしょうけど。
ですから、想像するに、力比べと怪獣映画的架空さがミックスされたような、
おもしろい作品として受け入れられたんでしょうね、当時は。
じつは、八代将軍徳川吉宗(暴れん坊将軍のモデル)は、
献上された象と対面してます。
長崎の出島に上陸・来日したその象、
江戸までは歩かされたんですって!! タイヘンだったろうなぁ。。。
でも、「象引」の初演は、データによれば、
本物のゾウの「訪江戸」よりも10年以上むかしなんです。
てことは、そのニュース性にあてこんだ芝居、ではないんですね。
ぼくも初めて見るこの芝居。初めて、にもかかわらず
三日・初日はNHKのBSで生中継の副音声解説を担当します。
ぶっつけ本番不安いっぱいですが、
開き直ってがんばるゾウ!
この大スケール、
テレビ画面じゃ納まりきらねぇな、と感じたら
ぜひ劇場へお運びくださいませ。 3〜27日の公演です。
(15日は休演です)