歌舞伎ソムリエ・おくだです。
先日、当番組毎年新春恒例の、「ことしのエンターテイメント各界展望」
座談会の2009年版の収録がありました。
1/11のオンエアです。
そのときは番組の構成上、1月についてはぼくは
発言をしていませんが、
全劇場が1/3初日で、じつに4カ所、すなわち
歌舞伎座
国立劇場
新橋演舞場
浅草公会堂
で公演があります。
すでに本欄でも、そのなかからいくつかをご紹介し始めていますが、
たくさんの場所でやってるってことは、
歌舞伎初トライの方にも、そのチャンスの場が多いってことです。
そのなかのどれを選べばいいのか、
初心者だからわからない。。。という方は、
演目や顔ぶれ以前に、まず劇場で選んじゃうのも手かも。
いよいよ「さよなら公演」へと突入する歌舞伎座。。。
浅草寺へ初詣ついでに、の浅草。。。
劇場ごとの個性がありますからね。
ネットなどで情報収集してみてください。
アフター観劇の飲食スポット、を決め手にしてもいいと思います。
演目のラインナップが「お正月らしい!」のは
歌舞伎座の夜の部です。
江戸ッ子の初芝居には欠かせなかったキャラクター、
曽我十郎・五郎兄弟が躍動する「曽我対面」
日本人形でもおなじみ、勇壮な白髪の「鏡獅子」
三島由紀夫が書いたメルヘン「鰯売恋曳網」(いわしうりこいのひきあみ)
菊五郎、幸四郎、吉右衛門、玉三郎、勘三郎。。。
顔ぶれも豪華ですねぇ。
国立劇場いちばんの話題は、
なんといっても市川團十郎の舞台復帰です。
数年来、白血病とのたたかいが続いていますが、
そのさまざまな苦労も
「骨髄をとりかえたら血液型までAからOに変わりましたぁ」
と豪快に笑いとばす、圧倒的なスケール。
こないだここでも述べた「象引」の、荒唐無稽な歌舞伎絵巻。
それからここでは毎年、第一休憩に
獅子舞のアトラクションもあります。
かたやその息子の海老蔵。
演舞場の昼の部では、「江戸ッ子の予防注射」
すなわち「にらみ」(演目名としては「口上」となっています)。
夜の部では、「象引」とおなじくらい珍しい
「七つ面」という、さまざまな仮面を用いた舞踊スペクタクル。
この二演目とも、市川家のお家芸「歌舞伎十八番」のなかのひとつですから、
つまり、父子が、家の出し物で、2劇場に分かれて奮闘しているわけです。
演舞場はちなみに、一階で売ってるクレープが、甘党のぼくはけっこう好きだなぁ〜
以上、きょうは4劇場の新春を、
まとめて比較・ご紹介してみました。