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2007年05月31日
政府の陰謀vs孤高の狙撃手!『ザ・シューター/極大射程』は必見

エディター&ライターの清水節です。

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■明日、金曜初日のマーク・ウォルバーグ主演作『ザ・シューター/極大射程』はB級ながら佳作です。一見、レンタルユーザー向け作品のような印象をもちますが、DVDになる前に映画館で見たほうがいいです。

原作は90年代初頭のベストセラー「極大射程」。監督は『トレーニング・デイ』のアントワン・フークワ。現役をリタイアして隠遁生活を送っていた元海兵隊の狙撃手の元に、「大統領暗殺計画が発覚したので阻止しろ」との依頼が舞い込むところから物語は始まる。それは、彼を陥れるための陰謀だったという展開なのだが、随所にアンチ・ブッシュな態度がみてとれる。『24』にせよ、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』にせよ、近年の<巨悪>は、だいたい<政府側>だと決まっているけれど、国や組織の利益を優先させるキャリア組の陰謀に、孤高のスナイパーがサバイバルしながら、正確に復讐を実現していくプロセスが心地いい。腹黒い上院議員が、共和党か民主党かを問われて、もはやイデオロギーは関係なく、「今は、裕福か貧困か、しかない。裕福になりたければ、俺の仲間になれ」というセリフなんぞは、まさに「今」を表わしています。

シネフィルの方々には、70年代の名作、ロバート・レッドフォード主演の『コンドル』を彷彿とさせる、と言っておきましょう!

| 23:28 | カテゴリー:映画
2007年05月31日
「船弁慶」の染五郎

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
6月の歌舞伎座、よるの部さいごは
東京では初お披露目となる、市川染五郎の「船弁慶」。
お能を原曲にした舞踊劇の大曲です。

兄・頼朝にうとまれて都をはなれ
九州へ船出する義経一行。
危険な旅に同行させまい、と義経は
愛妾の静御前(染五郎)を京へ置いていきます。
わたしも連れていって欲しい、という思いを
噛み殺しながら、静は別れの舞いを披露します。
京の四季をつづった。。。たぶん、義経と何度もめでた
美しい景色を思い出しながら、の舞いです。

やがて船出。ところが、高波で思うに任せぬ櫂路。
と、波間から突如としてあらわれたのは
壇ノ浦で滅ぼしたはずの平家の剛将
知盛の怨霊(染五郎)。長刀をふりかざして
義経の船を襲いますが、
義経の抜き放つ名刀の輝き、そして
数珠を片手に一心不乱の弁慶(松本幸四郎)の祈りの前に
いつしか海中へと、霊は没していきます。

前半の静、後半の知盛、
対照的な二役を踊りわける染五郎。
洋上をただよう怨霊、という雰囲気を出す
「重力が消えているような」独特の足さばきや
さいごの花道での
きりもみ回転するかのように海中へと消えていくしぐさ
などなど、見どころは尽きません。
6/2〜26 の上演です。

| 07:42 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月30日
せりふの応酬! 仁左衛門と染五郎

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
6月の歌舞伎座、よるの部のさいしょは
「元禄忠臣蔵 御浜御殿」(げんろくちゅうしんぐら  おはまごてん)。

「元禄。。。」は、昭和初期に発表された、忠臣蔵の実録風長編です。
膨大な歴史資料をもとに、赤穂浪士たちのドラマを
たたみかけるようなせりふの中に描いてゆきます。
昨年10〜12月には、国立劇場での
3ヶ月にわたる全編通し上演が
大成功をおさめました。

今回の「御浜御殿」は、全編のなかでも
もっとも人気が高く、単独上演されることが多い場面です。

浅野内匠頭が「殿中でござる!」の騒動の責任をとって
切腹した時点で、浅野家は、お家とりつぶしとなりました。
(会社がとつぜんの営業禁止をくらったような状態)
一年がたって、幕府のなかでは
「浅野家を、再興させてやってもいいのでは。。。」
という意見がたかまっています。

しかし、将軍・綱吉の養子の綱豊(つなとよ)卿は
おかみの力で家を再興してやるよりも
浪士たちに、仇討を達成させてやりたい、とひそかに望んでいます。
しかし現状では、肝心の浪士たち自身に
仇討の意志があるのか、ないのか、が見えてきません。
(そのくらい極秘裏に浪士たちもことをすすめているわけです)

浪士のひとり・富森助右衛門(とみのもり すけえもん)と
対面する機会をえた綱豊は、
仇討の意志ありやなしや、を探り出そうとします。
口を割らない富森に、
綱豊は、ついに告げます。
「おまえたちに仇討の意志がないのなら
あす私は、浅野家再興を
正式に幕府に願い出るぞ」

驚愕する富森。
綱豊の言葉が本当ならば。。。
今宵、御浜御殿(いまの浜離宮)で催されるお能の席に
演者としてやってくる吉良上野介を
闇にまぎれて討つしか、仇討達成のチャンスはありません。
さぁ,富森はどう動くのか。。。

当たり役のひとつ・片岡仁左衛門の綱豊に
初役の市川染五郎・富森助右衛門。
硬軟、緩急の変化をおりまぜて
両者のせりふの応酬、意地の激突。
手に汗にぎる舞台は6/2〜26の上演です。

| 09:57 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月30日
★パイレーツは脚本家の作品! ★盛り上がれ、俺君vsパッチギ2!

エディター&ライターの清水節です。

全世界同時公開となった<パイレーツ完結編>の封切興行の結果はどうだったか? 当然の如く初登場1位ではあるものの、全米では公開1週目の『シュレック3』と2週目の『スパイダーマン3』の踏ん張りに阻まれ、初日興収は歴代5位に留まった。だが、日本ではオープニング3日間で動員148万6413人、興収19億3869万7200円(ブエナビスタ発表:先行上映含まず)。これによって、『スパイダーマン3』(13億7080万円)と『ハリポタ/秘密の部屋』(18億8590万円)を抜き去り、洋画興収の歴代No.1オープニング記録を樹立したようです。ちなみに、公開中の全国885スクリーンのうち字幕版が549、日本語吹替版は336。吹替版の需要がますます増えている。戸田奈津子の“意訳”で気になる箇所の多かったファンは、吹替版で見直すことをオススメします。


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■さて、先日のオンエアでは作品を観る前に『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を語らねばなりませんでしたが、見終えた後の感慨はといえば、これが素晴らしかった! 視覚効果に驚きがなくなった今、このトリロジーは脚本家テッド・エリオット&テリー・ロッシオ(アラジンとかシュレックを書いたコンビ)のテイストが濃厚な映画になっている。どうすれば同時代のエンタメ超大作は成立するかってテーマにとことん挑んでる姿勢に共感できるんです。本作の大物PDジェリー・ブラッカイマー作品の系譜(トップガンとかアルマゲドンとかパールハーバーとか)を逸脱し、(ロード・オブ・ザ・リングやハリポタのように)原作もないのに、神話的要素やゲーム的展開を取り入れて、よくぞここまでオリジナルな物語を構築したなという驚きがある。詳しくは6月2日発売の本作ノヴェライズ巻末の解説拙文に目を通してやってください。まだ見てない人へ情報をいくつか。オーランド・ブルームの女性ファンに朗報。ジャック・スパロウことジョニデ人気ばかりが先走り、脇に追いやられていたかのようなウィル・ターナーことオーランドですが、ある意味、本当の主役はウィルだったのかも、と思わせる展開が! また、ロック・ファンも必見! ジョニデがジャックの役づくりの上でインスピレーションを受けたというローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、ジャックの父として怪演してます。なんと、キースの役柄は「海賊の掟」を守り抜いてきた偉大な人物。反社会的な言動で物議を醸してきた曲者であるキースが、海のならず者たちの“法の番人”なのだ!

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■ところで、先週末に興収ランクを下げてしまった2本の日本映画話題作――『俺は、君のためにこそ死ににいく』(前週4位から3位へ)と『パッチギ!/LOVE&PEACE』(前週10位から7位へ)なんですが、これ、もっと盛り上がらないといかんですよ。いろんなメディアの取り上げ方に、腰が引けてる感じが否めない。「靖国」や「在日」という言葉が飛び交う映画なので“取り扱い注意”のレッテルを貼られるのは無理もないが、せっかく石原慎太郎プロデュースと井筒和幸ディレクションが、「国」と「個人」の関係について対照的なメッセージを投げかけているのに、賛否が沸騰していかない。両作品とも決して傑作とはいえないが、このご時世だからこそ見る意味が大きい。難しいこと、厄介なことを回避しがちな若い世代こそ、是非映画館へ! 『俺君』レビューはこちら

| 01:19 | カテゴリー:映画
2007年05月28日
加賀鳶 補足

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
昨日のオンエアでも紹介した「加賀鳶」ですが、ブログをちょっと訂正。
幸四郎さんの梅吉。吉右衛門さんの松蔵。
序幕の加賀鳶たちの興奮状態をぴしゃっと制するふたりの兄ぃは
いずれも加賀鳶です。加賀鳶と町火消しそれぞれのトップではありません。

で、幸四郎さんが演じるもうひと役
悪役あんまの名が竹垣道玄。
つまり、主要三役が「松竹梅」なんですね、この芝居。
こういう、登場人物名にちりばめられた言葉遊びのセンス、
に注目してもおもしろいんですね歌舞伎は。

道玄とグルになって悪事をたくらむ
女あんまの名は「おさすりお兼」といいます。
お兼。。。なにを兼ねてるんでしょうねぇ? 

そういう具体的な場面は、これっぽっちも出てこないんだけど
これはたぶん、「別のマッサージ」を兼ねてるんですね、
職業としてこの女が。
こういう「邪推」もアリなんですね、歌舞伎のたのしみには。

| 05:39 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月27日
今週のゲスト - テゴマス

こんばんは!『テゴマス』の手越祐也と増田貴久です!

実は僕達、日本でデビューする前に、スウェーデンで先行デビューしてきました。そのデビューイベントで現地にも行って来たんですが、金髪の美女が「テゴシ〜!」「マスダ〜!」と言ってくれたのは嬉しく思いつつも、正直「なんで?」という疑問の方が大きかったです(笑)。

みんなウチワを持ってきていて、漢字もちゃんと書いあって、「どうやってその知識を得たんだろう?」という感じでした。でもそれだけ一生懸命に僕達のためにやってくれたことは本当に嬉しく思います。「手越」なんて日本人だってしょっちゅう間違うのに(笑)。

僕達が普段遊んでいる場所は、渋谷、原宿、表参道界隈でしょうか。この間は神泉にある宮崎料理屋でご飯を食べたんですが「冷汁(ひやじる)」がもの凄く美味しくて感動しました。その内、銀座みたいな大人の街にも自分で行けるようになりたいですね。

ちなみにジャニーズ事務所では電車通勤が基本です。今日も電車で来ましたし、PASMOが手放せません。時には電車の中で「あ!」なんて言われることもありますが、そういう時は「テゴマスの手越です。よろしくお願いします」とご挨拶します。できればそこでCDの1枚でも買っていただければ(笑)。

そんな感じで僕たち『テゴマス』は頑張っています。つい先日には『キッス〜帰り道のラブソング〜』というセカンドシングルをリリースしました。かなりクサイ歌詞が満載の曲なんですが、2人のハーモニーを楽しみながら歌っています。ぜひ聴いてみて下さい。

| 21:00 | カテゴリー:ゲスト
2007年05月27日
オンエア情報 -「大日本人」「監督・ばんざい!」
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BIGLOBEシネマスクランブル編集長の中井圭です。

今週は松本人志の初監督作品『大日本人』が公開されます。この映画は松本人志が監督・主演・脚本を全部務めているコメディ作品で、六代目大日本人「大佐藤」が日本を守るために活躍するヒーロー物です。ただしドキュメンタリー・タッチになっていて、主人公の私生活が全部描かれるちょっと変わったヒーロー物になっています。

この『大日本人』はカンヌ国際映画祭に招待され、現地でも爆笑を誘っていましたしボク自身も爆笑できました。松ちゃん曰く「5段階でレベル2の笑い」だそうで、わかりやすい笑いで誰でも楽しめる作品です。

また今週は北野武監督の『監督・ばんざい!』も公開されます。こちらは前作『TAKESHIS'』から続く三部作の第2弾で、「ギャング映画しか撮れないキタノ・タケシ監督が、恋愛映画やホラー映画など、様々なジャンルに挑戦しては失敗し続ける」というお話です。

三部作と言っても物語的な繋がりがあるわけではなく「映画文法の破壊」をテーマにした一連の作品なのだそうです。前作では「自分自身の批判と破壊」、今作では「映画監督という存在の批判と破壊」、そして次作は「映画そのものの批判と破壊」というテーマに北野監督が挑む意欲作。形式上はコメディという形を取っていますが、全体を通して見た時にはコメディと言えるのかどうかは微妙だと思います。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2007年05月27日
オンエア情報 -「六月大歌舞伎」
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歌舞伎ソムリエのおくだ健太郎です。

歌舞伎座の『六月大歌舞伎』、夜の部では僕も楽しみな演目『盲長屋梅加賀鳶』(通称:加賀鳶)が上演されます。

昔は鳶職のお兄さんたちが火消しとして活躍していました。その火消しにも2種類いて、町に属している町火消しと、大名屋敷お抱えの火消しがいたんです。そしてお互いにライバル意識が強く、しょっちゅう諍いを起こしていました。

この芝居も、加賀藩お抱えの火消したちと町火消したちが一触即発の状態から始まります。みんな大声を上げながら花道から雪崩れ込んでくるので、その声がロビーまで漏れてくるほどの迫力です。そしてその騒動を、幸四郎さんと吉右衛門さんが演じるそれぞれのお頭がピタッと収めます。

そんな序幕があって場面転換すると、つい先程まで颯爽とした火消しのお頭を演じていた幸四郎さんが、ガラッと変わって小汚い小悪党として登場します。道ばたで気分を悪くしているお爺さんの元へ歩み寄り「おや、懐にかさばるモノ(お財布)を持っていらっしゃいますな」なんて言って、そのお爺さんをグサッと刺し殺してしまうんです。

その光景を遠くから見ていたのが、吉右衛門さん演じる先程のもう1人のお頭でした。それでそれ以降、小悪党が悪さをしようとする度に、火消しのお頭に止められてしまうようになる、というお話。幸四郎さんがまったく違う2つの役柄を演じ分け、吉右衛門さんとがっぷり四つの芝居を繰り広げる、そんなところが最大の魅力です。

| 21:00 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月27日
海外情報 - 映画「トランスフォーマー」
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サンフランシスコで映画評論家やコラムニストとして活動している町山智浩です。オテル・ド・J-WAVE・サンフランシスコのコンシェルジュとして、こちらの最新情報をお伝えします。

先日、ハリウッドでスティーヴン・スピルバーグ監督にお会いする機会がありました。これはスピルバーグ監督のプロダクションが、日本のおもちゃ『トランスフォーマー』を元にした映画を製作中だったために開催された日本人記者向けの会見でした。

トランスフォーマーとは1980年代にタカラというメーカーから発売された男の子向けの合体変形ロボットのおもちゃです。それを今回『パールハーバー』のマイケル・ベイ監督がSFX超大作として映画化するとのことで、30分くらいの予告編を見せてもらったのですが、その迫力の映像には驚かされました。

トランスフォーマーはロボットではありますが、実は宇宙から来た生命体でもあります。地球上のありとあらゆる機械に変形していて、普段はそれと気付きません。しかし一度戦いが起こるとロボットに戻って敵と戦う、という設定になっています。

映画ではモテないオタクの高校生が主人公です。彼は心優しい若者で、父親に買ってもらったオンボロ車をすごく大事にしています。ところが実はその車がトランスフォーマーで、仲良くなった2人は地球を守る戦いに参加することになる、というお話です。

この映画、アメリカでは7月に、日本でも8月に公開の予定とのことで、僕も楽しみです。

| 21:00 | カテゴリー:海外情報海外情報
2007年05月27日
染五郎の長男 デビュー

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
6月歌舞伎座、昼の部のさいご「侠客春雨傘」
(きょうかくはるさめがさ)では
市川染五郎の長男・藤間 斎(ふじま いつき)が初お目見えします。

花街を舞台に
一触即発のピリピリムードとなるふたりの男。
そこへ「まぁまぁ」と止めに入る遊女、という
歌舞伎によくある演出パターンの一幕です。
侠客・暁雨を初めてつとめる染五郎、じつは彼自身も
28年前、この演目で初舞台をふみました。

染五郎の暁雨はもとより
廓に居合わせるほかの男たち。。。
お大尽(だいじん)だったり若旦那だったり、人となりはさまざまですが
松本幸四郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門、などスターがせいぞろい。
その中に初登場の斎ちゃんもちょこんと並んでいる、という
まぁ現実の廓ではありえないシチュエーションですが
このおおらかさがなんたって歌舞伎。
そして、何人スターが並んでいても
子役のあどけない、いたいけな魅力には「勝てないっ!」
「全部持っていかれちゃう」状態ってやつですねぇ。
子供好きなあなたもぜひ歌舞伎座へ
「目を細めに」お運びください。
6/2〜26の上演です。

| 09:52 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月26日
人に伝えたい「しゃべれども・・・」

映画コンシェルジュの秋本鉄次です。
今週末からは話題の海賊映画一色のような映画界ですが、
もちろんそれも結構。でも、そこまで騒がしくないこぢんまりとした
日本映画が見たい、という方にオススメなのが国分太一君主演の
「しゃべれども しゃべれども」です。別に大海原が舞台ではなく、
東京の横丁の話です。
 テーマは難しく言えばコミュニケーション不全かな。それだって
何も洋画「バベル」みたいに全世界的に広げなくても、こういう
落語の世界を舞台に語ることができるのが何より。別に落語を
知らなくとも問題ナシ。もちろん知っていればなおヨシですが。
 国分君が、古典落語が大好きなのにいまひとつ腕が上がらない
二つ目(真打ちのひとつ手前、一軍半ってとこですか)の噺家を演じます。
彼だって発展途上なのに、コミュニケーションが苦手な変わり者3人を
”弟子”として取るはめに・・というお話。無愛想な美人役の香里奈や
ぶっきらぼうな元野球選手役の松重豊もいい役どころです。
 人と人との伝えたいけどなかなか伝えられない思いが、
無理なく伝わるって寸法で、彼らの未熟さ、不器用さに
共感できるはずです、きっと。
 その対極にある名人上手を演じる伊東四朗さんがこれまた
絶品で。国分君も見事に名作落語「火焔太鼓」を演じています。
 けっして安易な成長物語になっていないのも好感が持てますね。
「笑う蛙」「OUT」などの平山秀幸監督の語り口も気負いがなく、
スッとこの世界に入っていけるはず。ちょっと抱きしめたくなる、
分かち合いたくなる、そして寄席にフラリと行ってみたくなる映画です。
 世界の果てまで行かなくとも、人間の世界は十分に面白い!

| 08:50 | カテゴリー:映画
2007年05月26日
吉右衛門の新作舞踊

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
松 貫四(まつ かんし)の筆名で新作づくりにも精力的な
中村吉右衛門。6月歌舞伎座の昼の部でも
「閻魔と政頼」(えんまとせいらい)という、
狂言をもとにした新しい舞踊劇を手がけます。

主君の機嫌をそこねて命を落とした
鷹匠・政頼(吉右衛門)が、えんま大王(中村冨十郎)に
殺生の罪を問われ、鷹狩りの故事来歴を踊って披露して
殺生の罪を逃れようとする、というおおらかなユーモア。
政頼の熱弁(を踊りで表現するわけです)にあおられて
えんま様までもが冥土で鷹狩りにチャレンジするはめになります。

「勧進帳」の弁慶と富樫、
「寺子屋」の松王丸と源蔵 などなど
古典の名作での、この両優のがっぷり四つの共演は
いつ見ても「これぞ歌舞伎」の醍醐味。。。私などは率直に言って
「歌舞伎らしさ」の「最後の砦(とりで)」という思いで堪能しています。
そんな二人が、ときおり、なんともひょうきんな
それでいて決して「ワルおち」に流れない
実に「ほどの良い」笑いを供じてくれます。
(昨日千秋楽をむかえた新橋演舞場での
「法界坊」の、やりこめる富・やりこめられる吉のコンビネーションも
まさにそうでした)
今回も、「大人のテイスト」で愉しませてくれることでしょう。
6/2〜26の上演です。

| 04:47 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月25日
両花道 補足

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
「吉野川」、肝心なことを書きもらしました。
吉野川の両土手を定家と大判事が歩いてくるとき、
定家は通常の花道を、かたや大判事は
上手側に特別に設けられた仮花道を、登場します。
これが両花道の演出です。

吉野川(二つの花道にはさまれた
一階席が、つまり川に見立てられるわけ)をはさんで
川のあちらとこちらとで、言葉するどく反駁しあいながらも
(あなたはむすこさんをどうなさるおつもり?)
(定家どのはお嬢さんを、側室に差し出すおつもりか?)、と
親どうしのハラのさぐりあい。

虚虚実実のこのやりとり、春らんまんの吉野の舞台に
ぴんと張り詰めたものを充たしていきます。

| 09:36 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月25日
両花道の魅力  6月歌舞伎座

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
6/2〜26に公演の6月歌舞伎座大歌舞伎の
見どころを随時ご紹介していきましょう。

きょうは昼の部の一本目
「妹背山婦女庭訓」(いもせやまおんなていきん)。
いにしえのクーデター・大化の改新を題材にした歴史スペクタクルです。
独裁者・蘇我入鹿(そがのいるか)から
「家来に欲しい」「側室に欲しい」と
呼び出しを受けた二人の若者・久我之助(こがのすけ)と雛鳥(ひなどり)。
その実家同士は、吉野川の国境をはさんで
代々あらそいを繰り返してきましたが、当人どうしは愛しあっています。
まさに「ロミオとジュリエット」の関係なのです、この二人は。

入鹿が「家来に」「側室に」と、
息子、娘の差し出しを両家に命じたのは
「この両家、反目するとみせかけて、じつはウラで手を結んで
オレを倒す気なんじゃないか?」という、独裁者ならではの疑りぶかさゆえ。
若者ふたりを人質としてかかえておきたいわけです。

入鹿の館に呼び出しを受け、この難題をつきつけられ
久我之助の父・大判事(だいはんじ)
雛鳥の母・定家(さだか)
沈痛なおももちのまま、吉野川の両土手の道を
歩いて屋敷へと帰ってきます。
これが「吉野川」と呼ばれる名場面。
舞台は桜また桜。その中央を吉野川の急流が青々と水をたたえ
両岸は両家の屋敷になっています。
定家・雛鳥の家の座敷には
おひなさまが豪華に飾られています。

当人どうしは反目しているが、
子供どうしは愛しあっていることを
定家(坂田藤十郎)と大判事(松本幸四郎)は
よく理解しています。
入鹿の要求をのめば、二人の愛は破れる。。。
(雛鳥が側室になってしまうのですから)
とはいえ絶体的権力者に反目することは
家じたいの存亡にもかかわること。
愛をつらぬかせてやるには、どうすれば。。。

川をはさんで交互交互に描かれていく
両家の、親と子の葛藤、そしてきずな。
ナレーションの義太夫音楽も
舞台上手と下手、二組おかれて
それぞれの家の様子を専属でつぶさに語りこみます。
まさにステレオ・大パノラマの演出を
こんなふうに歌舞伎は、とうのむかしにやってのけていた!
先人たちの創意と工夫がすみずみまで根付く
歴史大スペクタクル「吉野川」。ごたんのう下さい。

| 08:58 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月20日
今週のゲスト - 大塚範一さん
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こんばんは、キャスターの大塚範一です。

『めざましテレビ』もいつの間にやら14年目。毎朝3時に起きて、4時に迎えの車が来るという生活をずっと続けています。番組が終わったらよくゴルフへ行くんですが、ゴルフへ向かう車の中ではいつも別所さんの『GOOD MORNING TOKYO』を聴いています。そしてゴルフ場ではモッチーとバッタリ顔を合わせることもありますね(笑)。

私は恵比寿に住んでいるので、恵比寿から白金台、広尾あたりのお店を利用しています。イタリアンが好きなので、私の唯一の趣味「ランチ」に行くんです。番組関係の人と一緒に行くとお店の人に「いつも若くてキレイな女性と一緒でいいですね〜」なんて言われますが、朝の番組なので、必然的にランチなんですよね。だからそこからの進展はまったくありません(笑)。

夜に行われるコンサートなどはそんなに行けないんですが、この間は『ビヨンセ』のコンサートや、番組のテーマソングを歌ってくれている『アンジェラ・アキ』さんのコンサートに行きました。それから昨日は映画『パッチギ!LOVE & PEACE』を見てきたんですが、ますますパワーアップしていて楽しませていただきました。

朝一番に見る『めざましテレビ』の情報は、その1日を左右することにもなりかねません。だから番組を見ていただいた方々が「今日はこんな話題があったね」と話せるような情報を、これからも提供し続けていきたいと思います。

| 21:00 | カテゴリー:ゲスト
2007年05月20日
オンエア情報 -「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」ほか
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編集者で映画ライターの清水節です。

今週は話題作『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』が公開されますが、この映画、実はまだ誰も見ていません。水曜日に日本武道館で「アジア・プレミア」が行われ、そこで内容が明らかになります。

発表されているあらすじを見るに「前作のラストで海の底に引きずり込まれたジャックを救い出す」「海賊を殲滅しようとするベケット卿の野望」の2つがお話の軸になっているようです。ベケット卿の野望を阻止するためには「伝説の9人の海賊」を揃える必要があるのですが、この構図は『里見八犬伝』『水滸伝』『ドラゴンボール』と同じ。この「9人の海賊が揃うと何が起きるのか」は今作の見どころの1つになるでしょう。

さらに前作で登場した「デイヴィ・ジョーンズの心臓」も鍵になりそうです。彼は恋の痛みに耐えかねて心臓を摘出したという設定ですが、その恋の相手が誰かは前作で描かれませんでした。ところが前作をDVDでよくよく見ると、デイヴィ・ジョーンズの部屋にあったオルゴールと同じ形のモノを身につけているキャラクターが登場しているんです。そんなところもおさらいしておくと、今作がさらに楽しめるでしょう。

今週は他にも、落語をテーマにした『しゃべれども しゃべれども』が東京の下町を舞台とした人情劇の佳作。人間的な深みもちゃんと描いていて、賞をたくさん獲りそうです。また『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は「とんでもなく下品なコメディ映画」として話題になっています。こちらもご紹介まで。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2007年05月20日
オンエア情報 -「日本ダービー」
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競馬評論家の須田鷹雄です。

ここ最近のGIは荒れまくっていて、まさに「予想家殺し」の日々が続いております。先日も「100円が900万円になる馬券」が飛び出しましたが、さすがにここまで行くと、予想が当たらなくてもそれほど責められません(笑)。

さて今週は東京競馬場で『日本ダービー』が行われます。今年は牝馬「ウォッカ」の挑戦が話題になっていますが、実力的にはちょっと厳しそうです。

そこで私が本命馬に推すのは「フサイチホウオー」。この馬は皐月賞の時に「人気馬ですけど3着でしょう」とお話ししたんですが、その通りの3着でした。今回はその時に「皐月賞よりもダービー向きだから」と言った自分の言葉に責任を持って本命にします。実際、皐月賞で見せたパフォーマンスも思っていた以上でしたし。

対抗馬は皐月賞を勝った「ヴィクトリー」です。皐月賞が100万円を超える配当になったため「人気のない馬が突然激走した」みたいな印象が残っていますが、実はこの馬、2歳の時にフサイチホウオーに1回負けただけの実力馬。今回も十分に期待できます。

この2頭を軸に、当日の人気を見ながら他の馬を絡めて万馬券を目指すのが僕のオススメです。たとえば「ドリームジャーニー」という馬は2歳チャンピオンなんですが、皐月賞は8着でした。皐月賞はスタートの出遅れが響いたレースだったので、8着という結果を受けて人気が下がれば狙い目かもしれません。

| 21:00 | カテゴリー:スポーツ
2007年05月20日
海外情報 -『コリオレイナス』ロンドン公演
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オテル・ド・J-WAVE・ロンドンの南部広美です。

先日、ここロンドンで蜷川幸雄さん演出の舞台『コリオレイナス』が上演され、唐沢寿明さんや白石加代子さんが日本語でシェイクスピア悲劇を披露しました。劇場はバービカン・シアターというイギリスを代表するナショナルシアターで、この劇場が毎年様々な海外シェイクスピア作品を招いて上演する『BITE(バイト)』という企画の一環として、今回の公演が行われたんです。

もちろん私も初日に劇場へ駆けつけましたが、客席はほぼ満席。その1/3は日本人、あとは外国人のお客さんで、ヨーロッパ系の白人の方が多かったと思います。「日本語で大丈夫?!」とも思ったんですが、舞台の両袖の電光掲示板に英語訳が表示され、クライマックスのシーンでは隣のイギリス人男性が涙を流していたので、内容はちゃんと伝わっていたようです。

そして2回目のカーテンコールで蜷川さんが登場した瞬間、観客が一斉に立ち上がってスタンディング・オベーションになったのには私もグッと来ました。さらに終演後にインタビューしてみたところ「今まで見た“コリオレイナス”の中で一番よかった!」と興奮気味に話してくれたお爺ちゃんや、「Play Fari(正々堂々とイギリスの作品に対して戦う)な演出だった」という中年のご夫妻もいて、非常に高い評価を得ていました。

日本人の表現力とアイデンティティが、シェイクスピアというフィルターを通してロンドンの人たちをうならせた今回の公演。同じ日本人として、私もとても誇らしく思いました。

| 21:00 | カテゴリー:海外情報
2007年05月13日
今週のゲスト - 堀内敬子さん
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こんばんは、堀内敬子です。よろしくお願いします。

つい先日までPARCO劇場で上演していた『コンフィダント・絆』もそうですが、最近、三谷幸喜さんの作品に出演させていただく機会が多くなりました。その最初のきっかけは私が出演していたミュージカルを、たまたま三谷さんが見にいらっしゃったことでした。

実はちょうどその日、私は川平慈英さんやマネージャーに「押しが足りないから仕事がないんだよ!」と怒られていたんです。それで三谷さんの「今度やるお芝居に出ませんか?」というお誘いに「よろしくお願いします!」と三谷さんの手を握ってお願いしました(笑)。

その後、三谷さんの映画『THE 有頂天ホテル』でも松たか子さんの後輩役で出演させていただきましたが、もともと劇団四季出身なのでコメディ作品の経験はあまりなかったんです。でも三谷さんはとても細かい演出をされる方なので、自分の発想を出すよりも、とにかく演出の通りに演じることを意識しています。

今は『コンフィダント・絆』の大阪公演中ですが、7月にルテアトル銀座で上演する『ザ・ヒットパレード』のように、ミュージカルもどんどんやっていきたいと思います。このミュージカルではザ・ピーナッツの役なので、「モスラ」が歌えるのが楽しみで仕方ありません(笑)。

さらに11月には再び三谷さんの新作、シアター・クリエのこけら落とし公演となる『恐れを知らぬ川上音二郎一座』に出演します。劇場のこけら落とし公演に出演できるなんて一生の内でもそう何度もないことだと思うので、本当に楽しみです。

| 21:00 | カテゴリー:ゲストゲスト
2007年05月13日
オンエア情報 - 韓国パフォーマンス「JUMP」ほか
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演劇コンシェルジュの出雲あきらです。

先週、この番組で佐藤治彦さんがオススメしていたミュージカル『エリザベート』のウィーン・コンサート・バージョンを新宿コマ劇場で見てきました。セットがない分、歌の良さが前面に出ていて、マヤ・ハクフォートさんの歌声を聴くだけでも十分に価値があります。まだ今週もやっていますので、ぜひご覧下さい。

さて今週は、天王洲・銀河劇場で熱海五郎一座『狼少女伝説 TOH!!』が始まります。これはもともと三宅裕司さんが伊東四朗さんと始めた「伊東四朗一座」が発展的に「熱海五郎一座」になった、東京の笑い「軽演劇」をやる一座の公演です。

出演者は三宅裕司、小倉久寛、渡辺正行、ラサール石井、春風亭昇太、東貴博(Take2)、そして南原清隆と、蒼々たる面々が集まっています。これで笑えなかったら洒落になりません。ただ、三宅さんのギャグはたまに滑るので……どうなるでしょう?(笑)

それから新宿シアターアプルでは韓国パフォーマンス『JUMP』が上演されます。このパフォーマンス、韓国では専用劇場ができるほどの人気で、今年中にオフ・ブロードウェイへ進出することも決まっています。その前に日本で公演を行う、ということのようです。

内容的には「コミック・マーシャルアーツ」を謳っていて、すごいジャンプや宙返りを見せながら、笑えるという舞台です。昔の『8時だョ!全員集合』のような雰囲気、と言ったらお分かりいただけるでしょうか。セリフはほとんどないので、子供からお年寄りまで誰でも楽しめますし、オススメです。

| 21:00 | カテゴリー:演劇
2007年05月13日
オンエア情報 -「パッチギ! LOVE & PEACE」ほか
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今週はまず『パッチギ! LOVE & PEACE』から。井筒和幸監督の話題作で、1970年代の東京を舞台に、在日朝鮮人の一家が逞しく生きていく姿を描きます。前作に続いて青春ラブストーリーをメインに、背景となっている差別の歴史などの重いテーマもしっかり描かれるので、井筒監督の直球ど真ん中のメッセージをしっかり受け止めて、鑑賞後に議論を戦わせるに値する作品です。

続いて『主人公は僕だった』はちょっと変わった設定のファンタジー・コメディ。主人公は、ある作家の執筆している小説が「自分の人生」と一致していることに気付きます。そしてこのままお話が進めば自分が死んでしまうことがわかり、その結末を回避するために右往左往するお話です。CGてんこ盛りの映画や深刻な映画に飽きたという方は、この一風変わったドラマをぜひご覧下さい。

『リーピング』は若手の名優ヒラリー・スワンクが主演なのに、ちょっとB級ホラーっぽい作品です。ある村で異変が起こり、その原因は「大量の虫を呼び寄せる少女」ではないか、と言われます。そこへ超常現象を信じない調査員が乗り込んで、真相を暴こうとするお話です。この作品、チラシの謳い文句が可笑しくて「虫とか出しちゃうよ」「イナゴ少女現る」なんて書いてあるんです。このあたりがB級っぽさを感じさせるのかもしれません。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2007年05月13日
海外情報 -「AUTO上海」開催!
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オテル・ド・J-WAVE上海の豊田直です。

先月の下旬『AUTO上海』という2年に1度の上海モーターショーが開催されました。実は中国は2006年の自動車販売台数が720万台を超えて、日本を追い越して世界第2位の自動車マーケットになっているということもあり、このモーターショーも大きな注目を集めています。

日本からもトヨタ、ホンダ、日産、マツダなどの自動車メーカーはもちろん、ブリヂストンといったタイヤメーカーなど、主立った自動車関連企業はすべて参加していました。日本のモーターショーと同じようにコンパニオンもいたんですが、ファッション的には日本より露出度が少なめという感じでしょうか(笑)。

トヨタはグループで30台ほどの車を展示していて、レクサス、プリウスといった日本でも人気の車にお客さんが集まっていました。どちらも既にこちらで発売されていて、やはりレクサスは1つのステータスになっているようです。

ちなみに値段なんですが、トヨタのカムリが日本円にして350〜400万円くらい、プリウスやRAV4が500万円、レクサスLS460に至っては1500万円以上します。日本よりもちょっと高い、というイメージでしょうか。

数年前は上海でもフォルクスワーゲンかBMWくらいしか見かけなかったのですが、ここ5年くらいで本当に変わりつつあります。これからは中国の街で日本車を見かける機会もどんどん増えていくのかもしれません。

| 21:00 | カテゴリー:海外情報
2007年05月10日
グランディーバ・2007・ツアー拝見

 音楽コンシェルジュ・片桐です。この気力の無さは、間違いなく「五月病」だ〜。そんな時に、何を見に行けば良いでしょう? お笑いライブ、とかも一瞬脳裏をかすめましたが、「ラ・フォル・ジュルネ」の公式ブログでもお世話になった知人の音楽ライター・山尾氏が奨めてくれたので、初めて「グランディーバ」を見に行きました。
 いや〜。なんか、すっきり、です。
 皆さんはすでに御存知でしょうが、「グランディーバ」はニューヨーク・ベースの、全員男性のバレエ団なのです。しかし、ほとんどのメンバーが女装で踊ります。いや、言われなければ、本当に女性バレリーナが踊っていると思うはず。バレエ食わず嫌いの僕は誤解していましたが、「グランディーバ」は非常にベーシックの技術が高い、大人のための極上のエンターテインメントなのでした。
 男性がトゥシューズを履き、つま先立ちで踊るということだけで、僕はびっくりしてしまいますが、みんな立ち姿がキレイ。しかも、踊りのレベルは極めて高く、かなりのアクロバティックな部分もあります。それぞれの演目が有名なバレエのパロディとなっているので、バレエ好きなら一層楽しめますが、しかし、バレエを知らない僕のような人間でも、かなり楽しめました。
 今日のハイライトは「瀕死の白鳥」でした。サン=サーンスの「白鳥」の音楽を使って、とても信じられないほどの、手の柔らかな動きを見せてくれたカリーナ氏は、なんと記憶喪失で南アメリカの道を歩いているところを発見され、リハビリでバレエを始めたそうです。そんなひとりひとりのダンサーのドラマも垣間見れる面白さもあります。
 4月からツアーは始まっていますが、東京でもこれから何回か公演を見る事が出来ます。
 5〜6月では、
 5月11日 Bunkamuraオーチャードホール
 5月13日 東京厚生年金会館
 6月20日 中野サンプラザ
 などなど。7月にもまた公演があります。
 ちょっとお疲れ気味の方、これはなかなか愉しいエンタテインメントですよ。

| 23:42 | カテゴリー:クラシック
2007年05月07日
フランス国立放送フィル

「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」も終わりましたが、フランスつながりということで(?)、今日はフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきました。指揮者は韓国出身のチョン・ミュンフム氏。かつてパリ・オペラ座の音楽監督としても活躍していた方です。
 ラヴェルの「マ・メール・ロワ」とベルリオーズの「幻想交響曲」というプログラムでしたが、以前知っていたこのオケとはまったく違う響き。繊細かつ重厚で、しかも音色豊かなオーケストラに変身していました。客席もスタンディングオベーションで大いに沸いていました。
 明日、8日も午後7時から東京オペラシティで公演があります。明日はストラヴィンスキーの「春の祭典」がメイン。オーケストラ音楽に関心のある方は、聴き逃せない演奏会となりそうです。

| 22:35 | カテゴリー:クラシック
2007年05月06日
今週のゲスト - 渡辺香津美さん
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ギタリストの渡辺香津美です。こんばんは。

数年前まで元麻布に住んでいたので、本当にこのあたりが生活圏でした。夜遅くなった時などは韓国大使館前の焼き肉屋さんによくお世話になったもので、今でもそのお店の美味しいキムチを買いに行っているほどです。

現在は東京グローブ座で上演中のスペイン戯曲『血の婚礼』に出演しています。「物語を見守る謎のギタリスト」としてステージの上手(右側)にずっといるんですが、役者さんのセリフをきっかけにポーンと音を出したり、僕の曲をきっかけに役者さんが動いたりするので、けっこう気が抜けない舞台です。

主演は森山未來クン。彼が僕のギター1本でフラメンコを踊るのですが、とてもスピーディーかつ激しい動きで、格好良いと感心させられます。立ち姿が絵になる人ですね。僕個人としても、かなり特殊な「フラメンコ奏法」に挑戦しています。普通、ギターは指の腹で弦を引っかけるのですが、フラメンコは指の爪で弦を叩く、という奏法なんです。だからジェル・ネイルを使っての爪の手入れが欠かせません(笑)。

つい先日『ギター・ルネッサンスIV』というアルバムもリリースしました。このシリーズには「4つの約束」があって、「ビートルズのカバー」「ジャズ・スタンダード」「バッハの曲」「収録会場に合わせたオリジナル曲」がそれぞれ最低1曲は入るようにしています。今回は『血の婚礼』との出会いがあったので、スペインの風を感じられるような曲も入っています。『血の婚礼』をご覧になったら、こちらもぜひ聴いてみて下さい。

| 21:00 | カテゴリー:ゲストゲストゲスト
2007年05月06日
オンエア情報 -「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」ほか
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編集者で映画ライターの清水節です。

今週はまずは『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』から。マフィアに賞金を掛けられた男を狙って、いろんな暗殺者が集まるお話ですが、タランティーノやガイ・リッチーを思わせるスタイリッシュなバイオレンス・アクションに仕上がっています。ちょっと変わっているのは、登場人物のキャラがイッちゃってること。特にアリシア・キーズというグラミー賞ミュージシャンが演じる殺し屋はなかなかでした。基本的にB級映画ですが、最初からそのつもりで見れば楽しめます。

続いて『眉山』はさだまさしの原作を犬童一心監督が映画化。東京神田で育った女性が愛人を追って徳島県へ行き、そこで子供を産んで、女手一つで育てていく、というあらすじです。宣伝では「松嶋菜々子の映画」という雰囲気ですが、内容的には「宮本信子の映画」で、映画出演は実に10年ぶりという宮本信子が品格と風格の漂う母親像を見せています。この作品をきっかけに、この手のキャスティングが増えていきそうです。

最後に『俺は、君のためにこそ死ににいく』。このタイトル、あの予告編、そして製作総指揮の石原慎太郎という名前。皆さん、ある種の「危うさ」を想像してしまうと思いますが、意外にもそうではありませんでした。特攻隊員たちは愚かしい戦争に巻き込まれ、家族や恋人を守るために仕方なく特攻する。その特攻隊員たちを見送り続けた食堂の女将さんの視点で描かれる、史実に基づいたお話。単なる右よりの映画とは一線を画しています。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2007年05月06日
オンエア情報 - 大人計画「ドブの輝き」ほか
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演劇コンシェルジュの佐藤治彦です。

本多劇場の大人計画『ドブの輝き』は、久しぶりに大人計画のメンバーが総出の公演になるはず……だったのですが、松尾スズキさんが過労のためダウン。降板になってしまいました。それでも大人計画らしい素晴らしい舞台を見せてくれるだろうと思いますが、残念です。

青山円形劇場ではナイロン100℃『犬は鎖につなぐべからず』。「岸田戯曲賞」にその名を残す岸田國士の7つの短編を、オムニバス形式で上演します。客演に萩原聖人さんや植本潤さん、緒川たまきさんなども呼んで、こちらも注目の公演です。

赤坂レッドシアターの『絢爛とか爛漫とか』は、何度も再演を繰り返されている名作です。今回はブレイク直前のプチ・スターを集めて上演します。昭和の初めを背景に、作家や評論家を目指す若者の悩みを描いた4人芝居。男性バージョンと女性バージョンがありますが、どちらもオススメです。

新国立劇場オペラ劇場ではローラン・プティの『コッペリア』。ローラン・プティはラテン系の振付師として20世紀を代表する存在です。今回はミュンヘン・バレエからダンサーを招聘しての公演なので、ご覧になるならその2人の出る日をオススメします。

新宿コマ劇場ではミュージカル『エリザベート』のウィーン・コンサート・バージョン。ウィーンのオーケストラやオリジナル・キャストなども登場します。これだけの人がウィーンから来ることはめったにないので、この機会をお見逃しなく。

| 21:00 | カテゴリー:演劇
2007年05月06日
海外情報 -「Japan Day @ CENTRAL PARK」
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オテル・ド・J-WAVE・ニューヨークの吉井久美子です。普段はブロードウェイでプロデューサーをしております。

ここニューヨークで6月3日に『Japan Day @ CENTRAL PARK』というイベントが開催されることになりました。主催するのは在ニューヨーク日本総領事の櫻井大使をはじめとする、ニューヨークのいろいろな日本コミュニティ。ニューヨークで生活をしたり勉強をしたり仕事をしたりさせてもらっている多くの日本人たちが、ニューヨークという街に感謝の気持ちを伝えたい、という趣旨で行われます。

イベントの内容は大きく分けて2つ。1つはセントラルパークを周回する4マイルのミニマラソン。そしてもう1つはセントラルパーク内のステージで行われる、日本にちなんだ様々なパフォーマンスです。空手、殺陣、花笠音頭、お神輿のパフォーマンスや、和太鼓奏者のレナード江藤さんを迎えてのコンサートが計画されています。

ステージの周りには日本文化を体験できる屋台も登場します。フードテントにはカレー、牛丼、お寿司、おそば、お茶などが並び、ヨーヨー釣り、めんこ、けん玉、折り紙、習字などが体験できるテントも出店します。もちろん、これらのテントはすべて無料です。

このイベントを通じて日本コミュニティがニューヨークに溶け込み、さらに日本コミュニティ同士も交流できれば……という、欲張った企画。実は私が事務局長を仰せつかっておりますので、この時期にニューヨークにいらっしゃる方はぜひ遊びに来て下さい!

| 21:00 | カテゴリー:海外情報
2007年05月06日
終りました〜/LFJ

 おバカな音楽三昧の5日間が終りました。ブログを読んで下さった方、ソムリエ・デスクを訪れて下さった方、そして来場して下さった方々、ありがとうございました。
 雨で最終日の屋台村は、ちょっと寂しい感じでしたが、それでも、フォーとルーロー飯と焼きカレーとロコモコとお寿司を食べました。フォーがなかなかでした。横手やきそばを食べ損ねたのが残念。今回のベストは、昨日食べたインド・カレーでした。
 まさにクラシックのお祭り「ラ・フォル・ジュルネ」。来年のテーマも今日の記者会見で発表され、また今年のチケット販売は20万枚(!)を突破しました。ほんと、すごい数ですね。
 僕も疲れ果てるまで楽しみました。では、また、来年。(と言っても、放送には出演しますのでw)

| 20:41 | カテゴリー:クラシック
2007年05月06日
雨でもやってます/LFJ

 雨の日曜日、GW最終日の東京国際フォーラム、さすがに外は閑散としていますが、すでにホールAなどではコンサートがスタートしています。
 どんなに疲れていても、家に帰ってHDD録画した「恋のから騒ぎ」は絶対に見る片桐が、今日もライブでお送りします。

 雨にもかかわらず、すでに屋台村は準備を始めています。今日の公演もまだチケットが残っていて、けっこうゆっくり楽しめる可能性大です。
 その中で、オススメは、

ホールA 14時30分〜 フォーレ「レクイエム」
ホールC 16時15分〜 シベリウス交響曲第1番

 などなど。ホールA,Cに関しては、一部売り切れはありますが、まだ余裕があります。
 そしてチケットの半券を持っていれば入れる展示ホール「モルダウ」(ガラス棟地下)では、昨日もお伝えした桐朋学園オケの「春の祭典」が、18時半から無料で聴けます。
 また、地上広場の、誰でも無料で聴ける「ミュージック・キオスク」は、雨がひどくならない限り行われます。今日もたくさんの団体が演奏しますが、最終の17時30分ごろからは、ハンガリーの「ムジカーシュ」が登場。サブライス公演を行う予定だそうです。
 屋台村情報は、また後ほどw

| 09:56 | カテゴリー:クラシック
2007年05月05日
はっきり言って素晴らしい桐朋学園オケ

 LFJも4日目の夜となり、かなりお疲れモードです。あ、でも、本格インド・カレー屋台のチキン・カレー&ナン、そして、タンドーリ・チキンは美味かった。その場でナンを焼いているんで、焼き立てナンが極ウマです。
 さて、それを食べたあと、8時から、展示ホール「モルダウ」での無料コンサートへ。桐朋学園オーケストラ、指揮・高関健による、ストラヴィンスキー「春の祭典」です。30分、立ち聞きしたけど、このオケ、今回のオケの中で一番上手いんじゃ? 指揮も一番しっかりしてるんじゃ? と、妙に感動。学生オケなのですが、きっちり練習していて、金管なんか、ロシアやスペインのオケよりイケテマス。
 このオケ、明日の午後6時半からも無料で聴けます。音楽祭のチケット半券を持っていれば誰でも入れる展示ホールにて。関心のある方、ぜひ、聴きにおいで下さい。
 それから、明日の一番最後、16時半〜18時半には、再びソムリエ・ボックスに居ります。たぶん、すごく暇だろうな〜と思うので、どなたか遊びに来て下さい。
 今夜は、このあと、巨匠コルボによるフォーレの「レクイエム」を聴いて帰ります。

| 20:59 | カテゴリー:クラシック
2007年05月05日
感動の連続/LFJ/5月5日

 今日もやってます、LFJ。ずっと通ってる片桐です。サラリーマン経験がないので、通勤する感覚に慣れていないせいか、毎日同じ所に来ると、ちょっと変ですね。
 さて、音楽祭4日目となり、今日は日本人演奏家ばかり聴いています。
 ホールAで素晴らしいラフマニノフの「パガニーニ狂詩曲」を聴かせてくれた小菅優ちゃん、本当に感動の演奏でした。短いリハーサルで、あそこまでオーケストラと合わせ、しかも、音楽的にロードする姿は、まさに映画「神童」のうたちゃん(成海璃子、天才!)を思い起こさせます。
 その前に聴いた、読売日本交響楽団のコンサートマスター・藤原浜雄さんを中心としたカルテット、そして楽譜を常に暗譜して弾く古典四重奏団というふたつの日本人グループの演奏も素晴らしいものでした。
 相変わらず、屋台村も賑わっています。今日はまず、タイカレーからスタートしました。さて、小腹が空いたな〜。なにを食べようか。人並みを見ながら、思案中です。
 

| 18:17 | カテゴリー:クラシック
2007年05月05日
明日はソムリエ!/LFJ

 屋台村情報を忘れて、すっかりコンサートに没頭していた片桐です。
 なんとなく、今年は盛り上がりがいまひとつか〜、と思っていたのですが、次第にお客様の熱い拍手によって、演奏会自体が盛りあがってきました。
 その中で、先の「イケメン&美女」情報でお伝えした、スリランカ出身の美人ピアニスト、シャニ・ディリュカの演奏会と、セルビア出身のイケメン・ヴァイオリン奏者、ネマニャ・ラドゥロヴィチの演奏会は、いずれも「相田みつを美術館」の中で開催された、非常にキャパの少ない演奏会だったのですが、にも関わらず、それぞれが非常に熱演で盛りあがりました。
 屋台村の方は、そのコンサートの合間に食べ続けております。
 最近の一番人気、チキンロースト屋さんを試食。確かに、その場でこんがりローストされたチキンはなかなかパリパリとしていて美味しいです。他に、「希須林 青山」の屋台があって、そこでカニあんかけチャーハンを試食、これもチャーハンたっぷりでなかなか美味しゅうございました。
 屋台村の出店は毎日変わりますが、その情報が以下のサイトにあります。

http://www.w-tokyodo.com/neostall/event/070501journee.html

 さて、明日5日は、10時半から12時半までの2時間、ガラス棟地下1階のチケット売り場奥の「ソムリエ・カウンター」にて、僕がクラシック・ソムリエを担当します。もし、よろしければ、リスナーの方々、声を掛けて下さい。質問も、どんなことでも、受け付けます。
 また、チケットもまだ大きなホールは残っています。楽しめる公演ばかりなので、ぜひ足を運んで下さい。新丸ビルはたいそうな混雑だそうですよ。
 明日は、カレー三昧かな?

| 01:16 | カテゴリー:クラシック
2007年05月04日
GW Movie:SP5【14歳の感性!女優・成海璃子に注目の巻】

エディター&ライターの清水節です。

GWスペシャルも今回で打ち止め。最終回は一人の女優をフィーチャー。“のだめ効果”のためか、クラシック音楽ブームに乗って『神童』がヒットしてます。天才少女ピアニストを描いた「音楽映画」といわれていますが、むしろ、14歳の主演女優・成海璃子の神童的演技に目を見張るべき秀作です。主演作が2本公開中の彼女は、さらにもう1本の主演作が待機中。時代に応じた“スクリーンに映える身体”というものがあるとすれば、まさに今、彼女こそ旬。U20<アンダー・トゥエンティ>アクトレスの中で、いま最も注目の女優です。

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さそうあきらのコミックを原作とする『神童』は、自分の音楽的才能に違和感を抱く少女と音大を目指す青年の心の交流を描く叙情詩。近頃流行りの、ニッポン的なフワフワとした恋愛映画とは一線を画します。だからといって物語に強く太い幹があるわけでもない。音楽を通し、ひとえに思春期の心の揺れ動きを静かに、丹念に描く作品です。観るというよりも、ただ、感じて、聴く。未来への不安とか、純粋さとか、自我の芽生えといった微細な感情を見事に体現する成海璃子に耳を澄ましてください。 ※『神童』のレビューはこちらをどうぞ。


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■もう1本の公開作は、市川準監督作『あしたの私のつくり方』。中学から高校へ。父と母の仲がしっくりいかない「家庭」と、みんなとの距離を感じる「学校」。イジメられず、目立ちすぎず、悪い子にもならず……でもやはり、どこか自分を抑えている。周囲と折り合いをつけてうまくやっていこうとするアンビバレンツなティーンの内面が、とてもリアル。自分によく似た少女とのメールのやりとりを通し“本当の自分”を見つけようともがく成海璃子に涙しましょう。


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■公開は6月16日ですが、小出恵介共演作『きみにしか聞こえない』は、乙一による同名小説の映画化。3作の中で最も内向的な少女を演じています。『あしたの私のつくり方』同様にキーアイテムは、ケータイ。拾ったおもちゃのケータイを媒介に、見知らぬ男性とテレパシーで会話できるようになる女子高生が、徐々に心を開いていくという幻想的なストーリー。アニメの中の美少女ヒロインさえ思わせるキャラですが、成海璃子によってヴィヴィッドに肉化されていきます!

| 12:49 | カテゴリー:映画
2007年05月04日
イケメン&美女 in LFJ

音楽コンシェルジュ・片桐が、東京国際ファーラムから生でお送りしています。
 本日、イケメン担当N嬢を早速捕まえ、ようやく今年のイケメン情報をゲットしました!
 まず、3大勢力として、ルノー&ゴーティエ・カプソン兄弟(ヴァイオリンとチェロ)、フランク・ブラレイ(ピアノ)、ネマニャ・ラドロヴィチ(ヴァイオリン)、だそうです。このうち、後者のふたりはまだ演奏が残っていますので、ぜひ、会場でチェックを。
 ちょっと渋めのオジサマが好きな方には、まず、指揮者のミシェル・コルボ、プラハ・グァルネリ・トリオのチェロ奏者マレク・イェリエがオススメ、だそうです。
 そして、フランスの若手オケ、レ・シエクルのメンバーにはイケメン多し、との情報も入っています。

 さて、美女情報は書いてませんでしたね。スリランカ出身で、モナコに住んでいた時にグレース・ケリー王妃に認められたというピアニスト、シャニ・ディリュカ。エキゾチックな顔立ちで、じわじわと人気上昇中です。彼女の演奏会も、明日5日の夜に予定されています。

 今日も好天に恵まれ、たくさんの方が来場しています。みなさんも、ふらっと、どうぞ。屋台村情報は夕方アップします。

| 12:40 | カテゴリー:クラシック
2007年05月04日
歌舞伎のスーパー・ウーマン

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
「スーパーマン」には「スーパーウーマン」
「キングコング」には「クイーンコング」、と
それぞれ女性バージョンがありますが
この発想、歌舞伎も古くから用いてきました。

歌舞伎座夜の部の「女暫」(おんなしばらく)は
強力無双のヒーローが悪者をやっつける
「暫」(しばらく)というお芝居の主役、鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)を
女性におきかえた一幕です。
ヒロインは巴御前(ともえごぜん)といいます。
女形・市村萬次郎(いちむらまんじろう)がつとめます。

ご本家の「暫」は、一字のタイトル、ということでも
印象深い作品。市川團十郎家のお家芸
「歌舞伎十八番」のなかのひとつです。
長さ2メートル以上の大刀をたずさえて
花道をのっしのっしと登場し、
悪者どもの首をたたた〜っと切りおとして大見得を決めます。
豪快というかおおらかというか、
人間技というよりは、怪獣映画でも見ているような
痛快な「現実ばなれ感」にあふれた芝居です。

これを、女形でもやってしまう、というのが
歌舞伎の遊びごころでしょう。
現代のリアルな感覚で見た場合、
たとえば、江角マキコとか大地真央といった
背が高くてスタイリッシュな女優が
男社会のなかでも対等、あるいはそれ以上にわたりあう、
という展開のドラマは、「あり」ですよね。
ところが、「女暫」は、そうじゃないんですよね。
ふだんは町娘とかお姫さまとか、
柔和で華奢な女性、という配役をこなしている女形であっても
やるときはやるわけです、この超人的ヒロインを。
そういうミスマッチを前提に楽しんじゃっているんですね、芝居づくりを。

今回の萬次郎は、亡父・17代目市村羽左衛門(うざえもん)の
7回忌の追善として、この大役をつとめています。
ちなみにこの役者さん、
まだ世の中に、メールやネットの概念が
ほとんど知られていなかったころからパソコンを自在に用いて
歌舞伎の海外への紹介に地道に取り組んできた方です。
25日までの上演。

| 09:37 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月04日
LFJより深夜帰宅

 音楽コンシェルジュの片桐です。
 LFJでは、夜10時半からのコンサート、なんてのもあるんです。プラハ・グァルネリ・トリオという、チェコの渋いオジサンたちの、素晴らしいスメタナとドヴォルザークの室内楽(ピアノ3重奏曲)を聴いて帰って来たら、もう1時ですw
 でも、そんな時間のコンサートでもお客様はかなりの数で、熱心に拍手を送ってました。夜型の方々、ドラキュラばりに、陽が落ちてから、都心に出てきても、十分に楽しめますよ〜。しかも、意外に若い方々が多いのにびっくりでした。
 明日もまたコンサートは朝9時過ぎから始まります。無料コンサートは異様に盛りあがっていて、それを見る・聴くだけでも、けっこうな分量です。
 事前の放送で言っていた小菅優さんなど、期待の演奏家たちはみんな素晴らしい演奏を聴かせてくれています。また、新しい発見もたくさんあります。
 本当は、女性リスナーの方々のために、今回のLFJのイケメン・ベスト5を発表する予定でしたが、それは、明日までお預け。というのも、お邪魔している公式プレス部隊の、イケメン担当N嬢が今日は見当たらなかったので、リサーチが間に合わなかったのです。済みません。
 ということで、明日はイケメン特集、そして毎日恒例(?)の、屋台村人気ベスト3(そんなのやってたか?)を、また現場からリポートします。
 くどいようですが、会期は6日まで、東京国際フォーラムです。
 そ、そんな時期に、なんとナイジェル・ケネディがブルーノートに登場とのこと。ナイジェルと言えば、イギリスを代表するバリバリのクラシック・ヴァイオリニストですが、ロックやジャズも演奏する、21世紀型天才演奏家なのです。この忙しい日程をやりくりして、ぜひ行かねば〜、と思案中です。ジャズ好きの方は、ぜひブルーノートをチェックして下さい。
 では、また。

| 02:03 | カテゴリー:クラシック
2007年05月03日
LFJ/5月3日の速報

 相変わらず、国際フォーラムから、ライブでお送りしております。片桐です。
 3日、連休後半初日ということで、人出もすごいです。チケット売り場も30〜45分待ちです。でも、まだ明日以降のチケットも残っていますので、ぜひ、覗いて下さい。
 さて、このイヴェントの中に「キッズ・プログラム」というお子様向けの企画があります。今年はいろいろな国の民族楽器の紹介など、盛りだくさんです。朝一、9時45分から地上広場のブースで整理券を配って、それがないと参加出来ません。今日のペースですと、配布開始から約1時間ほどで終了してしまうほど、人気となっています。お子様と参加されたいお父さんお母さんは、ぜひ、朝一9時45分にキッズ・プログラムのブース(地上広場、有楽町側)においで下さい。

 さて、今日も地上広場、ネオ屋台村は大繁盛。しかも、無料コンサートも次々とあるので、すごい人だかりです。
 そうした細かな出来事の写真は、公式ホームページのブログがありますので、ぜひ、ご覧下さい。臨場感に溢れています。

http://lfj.jp/report/

| 18:29 | カテゴリー:
2007年05月03日
め組の喧嘩

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
火事と喧嘩は江戸の華(はな)、のたとえがありますが
まさにこの言葉を芝居化したのが
歌舞伎座夜の部の「め組の喧嘩」。
鳶職と相撲取りが繰り広げる大立ち回りが見ものの作品です。

小気味よくていなせな江戸っ子気質の鳶職。
かたや大柄で鈍重で、地方出身者が多かった相撲取り。
一事が万事正反対ながら、この両者、
江戸の庶民の人気をあつめた、あこがれの的、という点では共通しています。
それだけにお互いの対抗意識も相当なもので
盛り場などで、ちょっとした原因で、
しょっちゅうイザコザを起こしていたんですね。

町火消し「め組」の棟梁・辰五郎(尾上菊五郎)と
関取四つ車大八(市川團十郎)が
部下や仲間ともども、男の意地をかけてぶつかる熱気。
ことに大詰めの
身軽で敏捷(びんしょう)な鳶と
重たくてのったりした相撲取りのコントラストが
演者ひとりひとりの動きのなかに
見事に活かされた立ち回り。
「手に汗握る、てのはこういうことを言うんだなぁ」と
問答無用で納得できちゃいます。
大乱闘を目前にひかえて
「いやぁ〜っ」と勇む鳶たちの掛け声が、
この芝居を上演しているときは、
劇場の廊下やロビーにまで漏れてビンビン響いて聞こえてくるんです。
大迫力に圧倒されに、ぜひ歌舞伎座までお越しください。
5/25までの上演。

| 16:47 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月03日
裏技LFJの楽しみ方 for mens

2日の夜、8時頃、地上広場で「ロコモコ」を食べながら、思ったことですが、、

 ホールA近くの地上広場には、大きなスクリーン(液晶かな?)が用意されて、そこで今年のナントでの演奏を収録した映像を随時流しています。これは誰でもそこを通った人が見ることの出来る無料イヴェントです。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(「のだめ」で一躍有名になりました)をロシアのピアニスト、ベレゾフスキーが弾き、リス指揮ウラル・フィルが共演している映像でした。
 ま、もともと「逢いびき」と言うイギリス映画で使われたことで有名なピアノ協奏曲なので、実にロマンティックな曲なのですが、そのスクリーンを見ながら、うっとりと肩寄せ合っているカップルなども多く、けっこうあてられる(?)雰囲気です。ま、2日は仕事で、その帰りに寄ったという人も多かったようですが。
 そこで、意外に思ったのは、ひとりで来て、食事しながらこれを見ている女性が多いということです。女性ふたりというパターンも多いです。
 そこで、クラシックにまったく関心なく、またGWもまったく予定が無いよ〜、というメンズに提案。国際フォーラム、地上広場では、ネオ屋台村の他、様々な生演奏、スクリーンでの演奏上映など、無料で楽しめるイヴェントがたくさんあります(ホール内の展示場に入るにはチケットが必要です!)。特に、夜の雰囲気はなかなか良く、家族連れが帰った8時以降あたりは、雰囲気もぐっと大人な感じです。ひとりで遊びに来ている素敵な女性も多いです(確認済み)。
 あ、これって、ナンパ指南じゃないですよ。タダで、こんな楽しみ方もある、という提案です。ちなみに、8時を過ぎると、屋台村の人気店はほぼ売り切れ状態ですので、お気をつけて。

 さて、僕は、今日も午前中からキッズ・プログラムの取材に出かけます。また、のちほど。

| 09:32 | カテゴリー:イベントイベント
2007年05月02日
LFJ/5月2日の状況

音楽コンシェルジュの片桐です。
 有楽町・東京国際フォーラムからライブでお送りしています(爆

 さて、13時半にプレスルームを出かけて、いま19時半に戻ってきました。この間ずっと、コンサート。4つ続けて聞きました。まさに「フォル=おバカ」な日々に突入です。
 しかし、平日の2日だと言うのに、かなりの混雑ぶりで、チケットは次々と売り切れになっています。鑑賞希望の方、お急ぎ下さい。
 ネオ屋台村、本日の人気は「ローストチキン」と「ナシゴレン」の屋台です。

 コンサートでは、なかなか普段はお目にかかれない、フォーレ(フランス)の「弦楽四重奏曲」やミヨー(フランス)の「ヴァイオリンとクラリネットとピアノのための組曲」など、かなりレアな作品も演奏されています。事前に思っていたより、けっこうマニアックな雰囲気もありますね。

 明日、3日は朝から混雑が予想されます。最初のコンサートは9時15分スタート。チケット売り場も、午前中は多分30〜1時間待ちぐらいになりそうです。

 コンサートホールの間の移動にも、けっこう時間を要しますので、チケットを取る時は時間の余裕を考えて下さい。

 ここで、ひとつ、気になったこと。マナーなのですが、コンサート中、特に演奏が続いている間に退席するのは他の方に迷惑です。楽章間、あるいは曲間に、移動をお願いします。携帯電話は意外に鳴りません。このあたりのマナーはかなり浸透してきたようです。

 さて、僕は、もうひとつ22時からのコンサートを聞いて、今日は帰ります。

| 20:12 | カテゴリー:クラシック
2007年05月02日
フィッイング プリティ・ウーマン

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
昨日初日をむかえた新橋演舞場の5月大歌舞伎。
昼の部で「鬼平」の長谷川平蔵を骨っぽく演じた中村吉右衛門が
休憩時間をはさむと一転、
「あちゃ〜」ってかんじの振袖ブスちゃんになって再登場。
観客を爆笑のうずにまきこみます。

「釣女」(つりおんな)というコメディ舞踊劇です。
お殿様と家来が、二人とも独身なので
はやく身をかためたがっています。
そこでご神託をうける。
神のお告げにいわく
「この釣竿をやるから、いい相手が釣れますように、と
念じながら釣り糸をたれなさい」。。。これがすでにギャグですけどね、
二人はそれを実践します。
と、お殿様はみごとに美女を釣りあてます。
負けじと家来も釣竿をぐっと握りしめて気合をこめる。
すると、釣れたのは。。。「?!?!」だった、という結末。

身長ほぼ180cmの吉右衛門の「?!?!」は
舞台に登場した時点で「あちゃ〜」効果万点ですね。
(さいしょは布をかぶって顔を見せていないんだけど)
赤い振袖の大巨人ってかんじです。

ところで。。。
11年前、アメリカ公演にも
吉右衛門は「釣女」を持っていきました。
劇中に、美女をたとえるセリフで
「小野小町か楊貴妃か」という、おなじみのフレーズがあるんですが、
アメリカ人にはこれを直訳してもピンとこないだろう、というんで
イヤホンガイドの訳者さんは
「グレタ・ガルボかイングリッド・バーグマンか」とやりました。
年輩の訳者さんだったので、引き合いに出す女優の名も
「往年の。。。」になっちゃうわけ。
「もっと現代のスターでやってくださいよ」と
みんなが頼んでも頑として聞き入れません。
訳者さんいわく
「ワシが美人と認める女優は現代にはおらん!」

25日までの上演です。

| 10:50 | カテゴリー:歌舞伎
2007年05月02日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 開幕

引き続き、音楽コンシェルジュ・片桐です。
5月1日、昨夜は「LFJ(ラ・フォル・ジュルネ、これからこの短縮形で行きますw)」のオープニング・パーティーでした。
いよいよ今年も始まります。
ハンガリーの民俗音楽グループ「ムジカーシュ」もパーティーで演奏、また、急遽来日が決まったルーマニアのロマ(ジプシー)のグループ「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」も、地上広場でのイヴェントに登場し、雨の中すごい盛り上がり。もちろん屋台村も大人気でした(って放送でも言いましたが)。
 今日、5月2日の午後から、演奏会が本格的に始まります。昨日の時点では、5月5日や6日には、まだ小さなホールでも空席があり、チケットが取れます。やはり、昨年のモーツァルトよりは、チケットの出足は遅いようですね。
 しかし、だからこそ、今年は当日でもいろいろ楽しめそうです。キッズ・プログラムも充実しています。新丸ビル効果で、3日からはすごい人出になりそうですが、ともあれ有楽町・東京国際フォーラムに足を運んで下さい。
 僕も今日午後から、ずっと会場におります。
 そう、それから、僕が「ソムリエ・ブース」に居る時間が決まりました。
 5月5日(土)10時30分〜12時30分
 5月6日(日)16時30分〜18時30分
の2コマです。もちろん、それ以外の時間も、いくつもあるコンサート会場のどこかにおります。
 ぜひ、世界最大のクラシック・イヴェントを楽しんで下さい。

| 10:13 | カテゴリー:
2007年05月02日
コンフィダントを見て

音楽コンシェルジュ(クラシック担当)の片桐です。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の記事を書く前に、出雲さんに唆されて「コンフィダント」を見たので、その感想を。
ヤフオクで無理してチケット・ゲットして行って、良かったと思います。
男性の役者4人がみんな上手い上に、紅一点の堀内さんが抜群で、舞台全体を締めてました。男性だけだったら、ちょっと臭い劇になったかも。
野田さんの「ロープ」に失望した僕としては、出雲さんと同じように三谷さんが元気なのは嬉しいところ。しかし、劇前や劇中に作家がああやって顔を出すのはどうか? とも思いました。
しかし、戯曲はなかなかで、シェーファーの「アマデウス」を群像劇にした感じ。ラストは、クンデラ&フォアマンの「存在の耐えられない軽さ」のようなシミジミ感がありました。
GW中のチケットはおそらくプラチナ化しているのでしょうね。
でも、なんとかして見て欲しい作品でした。

| 10:04 | カテゴリー:演劇
2007年05月02日
焼肉好き、山田優好きなら絶対好き!

 映画コンシュルジュの秋本鉄次です。
 GWも早くも後半戦、巷では「スパイダーマン3」が話題ですが、
もう一本、今週お目見えの注目映画があります。
それは「プルコギ焼肉MOVIE」。焼肉ブームの中で展開する
専門店の焼肉バトルを描いた映画で、主演は松田龍平クン。
 私の場合、焼肉大好き、ヒロインの看板娘・山田優ちゃん大好き
なので、この映画も当然好き、という美しき三段論法(?)が
見事成立しました。一見、グルメ映画に見えて、実は、究極の、
幻の、なんぞにこだわりすぎるんじゃないよ、というメッセージが
垣間見れて我が意を得たり。白肉対赤肉による焼肉バトルの
クライマックスが意外とあっさりしているのもその証拠です。
 それにしても、看板娘・優ちゃんの魅力的なこと。元気が
よくて、ビンタもとび蹴りも小気味よい。おまけに食いっぷりも
サイコーです。”看板娘好き”の私としては欣喜雀躍!
「優ちゃん、大盛りでおかわり!」って言いたいぐらいです。
 これが惜しくも遺作となった名優・田村高広の焼肉名人ぶり
も渋くていいですよ。焼肉のウンチクも適量です。
 見終わったら、思わず近くのうまい焼肉屋へ飛び込みたくなる。
そんな快作です。GWの仕上げにいかがですか。

| 08:58 | カテゴリー:映画
2007年05月01日
GW Movie:SP4【勝手にオススメ・厳選10本!】

エディター&ライターの清水節です。

◎さて、先週末<4/28〜29>の興収ランキングを見てみましょう。

1.『名探偵コナン/紺碧の棺』
2.『ゲゲゲの鬼太郎』
3.『バベル』
4.『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!』
5.『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
6.『ハンニバル・ライジング』
7.『ロッキー・ザ・ファイナル』
8.『ブラッド・ダイヤモンド』
9.『ラブソングができるまで』
10.『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』

やはりお子様向けムーヴィーが断然優位で、『バベル』が健闘。
『ロッキー〜』は前週初登場5位でしたが、これが限界か。
『ブラッド・ダイヤモンド』が上映4週目にして踏ん張ってます。

◎では、GW後半に向けてオトナの皆さんのために、
<GW勝手にオススメ:厳選10本!>をどうぞ。

≪ドラマティックなエンタメ!≫
『ブラッド・ダイヤモンド』
『ロッキー・ザ・ファイナル』

≪心の隙間を埋めたい!≫
『バベル』
『こわれゆく世界の中で』

≪ピュアな気持ちに浸りたい!≫
『神童』
『恋愛睡眠のすすめ』

≪ファミリーの絆を再確認!≫
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
『ママの遺したラヴソング』

≪ヘヴィなテーマに挑む!≫
『ドレスデン、運命の日』
『ツォツィ』

| 18:19 | カテゴリー:映画
2007年05月01日
歌舞伎の「カサブランカ」

歌舞伎ソムリエ・おくだです。
きょう初日をむかえる歌舞伎座「團菊祭」。
市川海老蔵と尾上菊之助のフレッシュコンビが
昼の部で共演する「与話情浮名横櫛」(よはなさけ うきなのよこぐし)は
通称「切られ与三」。
お富(菊之助)与三郎(海老蔵)の美男美女カップルの
痴情のもつれを、七五調の名ぜりふにのせておくるドラマです。

「死んだはずだよ おっとみさん〜」の
有名な懐メロのもとになったのがこの芝居です。
木更津の海岸で出会った
商家の若旦那・与三郎と土地の親分のめかけ・お富。
たちまち恋におちた二人でしたが、親分にばれてしまいます。
与三郎はからだじゅうをズタズタに切られて海中へ放りこまれ、
お富も海岸で身投げしますが、ふたりとも一命はとりとめた。

さぁ、その3年後です。
兄貴分・蝙蝠(こうもり)の安(やす)とともに
鎌倉の、黒板塀の瀟洒(しょうしゃ)な妾宅に
ゆすりかたりとなって姿をあらわしたのは、なんと与三郎。
そして。。。美貌の囲われ者は、なんとなんとお富です。

時の流れの皮肉というか、生々しい現実というか。。。
こんなかたちで再会してしまった、あんなに愛し合っていた二人。
ぼくはこの芝居を見ると、名画「カサブランカ」を連想するんです。
「そんな昔のことは忘れた。そんな先のことは分からない」
男女の機微をシンプルに言い尽くしたあの名ゼリフが
このお富・与三郎の二人にもピタリとあてはまるんですねぇ。
25日までの上演です。
当代の花形ふたりがおりなす
男と女の「時の流れのドラマ」、ぜひお楽しみください。

| 07:20 | カテゴリー:歌舞伎


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