歌舞伎ソムリエ・おくだです。
9月の歌舞伎座・秀山祭公演。
夜の部の最初に、「菊畑」(きくばたけ)という芝居が出ます。
牛若丸(のちの義経)ら、源氏の者たちが
まだ平家に押され気味・劣勢だったころの苦難を描く芝居。
「鬼一法眼三略巻」(きいちほうげんさんりゃくのまき)
という長編のなかの一幕。
色とりどりの菊が咲き誇る、武家屋敷のお庭が舞台なので、
かつては、この一幕、「菊人形」きっての人気題材でした。
この「菊畑」の菊人形。。。ある有名な映画に出てくるんですよ。
いま市川こん(すいません、ぼくのPCではこん、が変換できない)監督が
リメイクで取り組んでる、そう、「犬神家の一族」です。
三兄弟の命運が、菊人形の首が切り落とされていることで
暗示される、という筋立てだったとおもいますが、
この芝居、鬼一、鬼次郎、鬼三太、の三兄弟が
源氏・平家の敵味方に分かれて展開していくんです。
「菊畑」ではとくに、鬼一と鬼三太の
虚虚実実のかけひきが見どころ。腹のさぐりあい、ってやつです。
石坂浩二さんが金田一探偵を演じた旧作が、
ビデオやDVDになっていますので、
これをご覧になった上で歌舞伎座にも行かれれば
親しみが増すんじゃないかな。
前にものブログでもご紹介した、歌舞伎のラップ・「ノリ」が
この一幕でも大々的に取り上げらています。体験してみてください!
9/2〜26が公演日です。