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2006年02月28日
あなたは、孤独で寡黙な『うつせみ』から何を感じ取るか?

清水節です。オンエアでお伝えできなかった3/4公開のオススメは、韓国映画『うつせみ』。『四月の雪』はヨン様を起用しながらも韓流ドラマとは一線を画す抑制の効いた映画でしたが、『うつせみ』はそれどころじゃない。なにしろ主演の男女は、ほとんど言葉を交わさぬまま愛を育んでいく。

留守宅をみつけては侵入し、そこで生活を始める青年が主人公。あるとき彼は、不在かと思って忍び込んだ家で、夫のDVに苦しむ薄幸の女性に出会う。喪失感を抱いた者同士は惹かれ合い、逃避行へ。やがて、ある出来事をきっかけにして、彼らにとっての現実と非現実が溶け合っていくのですが、都市の中で心のバランスが壊れた男女の漂流していく様が素晴らしい!

監督のキム・ギドクは敬虔なクリスチャン。少女とその父の心の移ろいを捉えた『サマリア』でベルリン映画祭の監督賞を、本作でヴェネチア映画祭の監督賞を受賞しています。感動や激情を強要するような韓流ものとは対照的ともいえるこの作品。寡黙な映像から、あなたは何を感じ取るでしょう。この映画に共感できる人って、やはり幸福ではないのかもしれません !?

| 16:50 | カテゴリー:映画
2006年02月28日
パルコ歌舞伎

「決闘!高田馬場」は3/9から。
いまごろ稽古たけなわでしょう。

ところで。。。高田馬場、の読み方ですが、
ポスターのローマ字表記にも
「takadanobaba」とあります。
田が「だ」と濁ってます。

これは、どうしても
「た」と読んでほしいんだけどなぁ。

ご年輩の方には、山手線や地下鉄の駅名が「たかだのばば」と、
やはり田を濁って表記しているのを、嘆く向きも少なからずいらっしゃいますね。

「たかた」。。。この語感でないと、主人公・堀部安兵衛が
助太刀に「たたーッ」と駆けつける、眼目の雰囲気が
どうしても出ないんだってば! 

たか「だ」の「ば」「ば」。。。濁点が3つもたて続いちゃって、
なんか、ぬかるみを野暮天が
ドロでもはね飛ばしながら走ってるみたいでさ。。。イヤだなぁ

歌舞伎ソムリエ・おくだ健太郎

| 00:04 | カテゴリー:歌舞伎
2006年02月26日
今週のゲスト - 草野仁さん

060226_002.jpgこんばんは。草野仁です。今日はよろしくお願い致します。

お昼の『ザ・ワイド』は4月から14年目、『世界・不思議発見!』も4月から21年目に入ります。おかげさまでどちらの番組も長く続けさせていただいていますが、今でも思い出すのは『世界・不思議発見!』の1年目の出来事です。番組出演者が全員エジプトへ行き、ギザのピラミッドをバックに番組を収録する、という企画が行われました。

2泊3日の強行軍ながら、撮影は順調に進み、迎えた最終日。残すはカイロ博物館での収録のみ……というところまで漕ぎ着けたのですが、ロケバスがカイロ博物館の1km手前で動かなくなってしまったんです。

このままでは閉館時間に間に合わない!と慌てた我々はそこでバスを降り、1kmの道のりを駆け足で博物館へ向かいました。あの黒柳徹子さんも、着物姿にいつもの髪型で一緒に走りました。そうやって博物館に到着したのが、なんと閉館20分前。大急ぎで館内から撮影を始め、最後に外観を撮影している時に、閉館のチャイムが聞こえてきて、無事撮影が終了しました。

あの時の必死に走った出演者一同の一体感が、番組がずっと続いている力になっているような気がします。

そして最近では深夜番組『草野☆キッド』にも出演させていただいています。この番組は浅草キッドの2人が「普段、真面目な顔をしているけど、この男にはもっと違う一面があるはずだ」と考え、「ぜひ一緒に」と言ってくれたようです。

私は浅草キッドの2人が、普段からいろんなことを勉強して、本当に頑張っている姿を知っていたので「この2人がそんなに言ってくれるのなら」とお引き受けすることにしました。最近は 水道橋博士がずいぶんいろんな策略を巡らすようになってきましたが(笑)。

先日は浅草キッドのデビュー20周年を記念した番組を収録しました。私が「浅草キッドの2人をお祝いします」と言いつつ、実はゲストの西村知美さんのデビュー20周年ばかりを持ち上げる……という企画です。

2人はカンカンに怒りましたが、実は最後に私自身によるお祝いの手紙が用意してあって、それを読み上げてなんとか納得してもらいました。でもこれにはさらにオチがありまして……そこは番組をご覧いただければ幸いです。

| 21:00 | カテゴリー:
2006年02月26日
オンエア情報 -映画『ブロークバック・マウンテン』ほか

060226_003.jpg編集者で映画ライターの清水節です。

そろそろ映画界はアカデミー賞の季節。今回のオスカーの特徴は、社会的なテーマや内省的なテーマの作品が多いことです。ハリウッドらしいエンターテイメントが影を潜めていて、地味で真面目な映画が多くなっています。

そんな今年のアカデミー賞で8部門もノミネートされた『ブロークバック・マウンテン』が今週、日本で公開されます。この作品は“ゲイ”をテーマにしているため、保守的なユタ州では上映できなかった……という、いわく付きの映画です。でも作品自体はワイオミングの大自然をバックに2人のカウボーイの“秘められた恋愛”を描いていて、決して同性愛をセンセーショナルに取り上げた作品ではありません。僕もオススメしますし、アカデミー賞もかなり取ると思います。

それから地味でドラマ性の高い作品と言えば、韓国映画『力道山』も今週公開です。力道山は戦後の日本を代表するヒーローですが、日本でちゃんと描かれたことはほとんどありませんでした。これは力道山の生まれが朝鮮半島だったためで、そのことを隠さなければ生きていけなかった昭和20〜30年代を背景に、民族の壁を越えて生きていこうとした力道山を描きます。昭和史としては『ALWAYS 三丁目の夕日』よりもはるかに素晴らしい出来映えです。

そして今週最大の話題と言えば『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』ですが、この作品は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を見た後では、ちょっと映像が辛すぎます。ストーリーは悪くないだけに、監督の責任と言えるのではないでしょうか。見る価値はないとは言いませんが、画面の端々に「おいおい……」と言いたくなってしまうのが残念でした。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2006年02月26日
オンエア情報 -『決闘!高田馬場』『三月大歌舞伎』

060226_004.jpg歌舞伎ソムリエのおくだ健太郎です。

今月は渋谷のPARCO劇場で歌舞伎『決闘!高田馬場』が上演されます。かつてチャンバラ映画でも大ヒットしたこの題材を、書き下ろしの新作歌舞伎にしたのは、あの三谷幸喜さんです。

今回驚いたのは、高麗蔵さんや錦吾さんといった歌舞伎界のベテラン勢が脇を固めていること。こういった人たちを三谷幸喜さんがどう使いこなすのか、注目してみたいと思います。三谷さんにとっても新しい挑戦ですから、この公演で本当に決闘しているのは「三谷幸喜さんと歌舞伎」なのかもしれません。

一方、歌舞伎座ではオーソドックスな『三月大歌舞伎』の公演が行われます。今月は十三代目片岡仁左衛門の十三回忌にあたって、十三代目の伝説を作ったといわれる「道明寺」をお昼の部に上演します。

「道明寺」は菅原道真のお話です。左遷された道真が九州へ向かうその前夜、道真の暗殺を企む一団が、道真の宿泊している道明寺へ乗り込んできます。その道真公を助けたのが、道真公の木像だった……というお話。ちなみにこの話のモデルとなった木像は、大阪・藤井寺の道明寺に今でも残っているのですが。

こういうお話ですから、道真を演じる役者さん(今回は今の仁左衛門さん)は、生身の道真と木像の道真を演じわけることになります。木像の道真がなめらかに動いては変ですし、生身の道真もそんなに動き回るような人ではないので、この演じわけが非常に難しい。そこが一番の見どころですので、ぜひ注目してみて下さい。

| 21:00 | カテゴリー:歌舞伎
2006年02月26日
今週のロケ -「アイスバー」
060226_005.jpg
寒さもぬかるみ、ようやく春の訪れが間近に迫ってきた今日この頃ですが、なんと「寒さ」が売りのバーがオープンしました。店内の気温は実に−5度! そんな変わったバーを別所チーフが取材してきましたので、その様子をお伝えします。

そのお店の名前は『ABSOLUT ICEBAR TOKYO』。場所は西麻布の交差点から広尾の方向へ向かい、1つめの信号の右角です。以前『J.men`s』というお店があった場所、といえばわかる方も多いのではないでしょうか。

入り口ではまず、大きな防寒具を手渡されます。防寒具を着込んで、手袋をはめて、いよいよ店内に入っていきましょう。2重になっている扉を開けて中に入ると、思わず「おお!」と声を上げた別所チーフ。店内は椅子もテーブルも何もかもが氷で作られていて、幻想的な空間がそこに広がっていました。

それでは、オーナーの大庭さんにお話をうかがいましょう。


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もともとスウェーデンに「ICE HOTEL」という有名な氷のホテルがあるんですが、そこが「ICEBAR」を作ったという話を聞きまして。実際にそこへ行ってみたら氷の綺麗さに感動して、ぜひ東京にも……と、このお店をやることにしました。
ちなみにミラノやロンドンにも同じ店があるので、ここは世界で5番目の、アジアでは最初の「ICEBAR」になります。
普段はちょっと見ることのできないユニークな空間で、氷の彫刻を見ながら氷のグラスでウォッカやカクテルを飲むというは楽しいものです。ただ、店内は寒いので、つい飲めてしまうんです。外へ出た時にけっこう来るかもしれませんので、お気をつけ下さい(笑)。


060226_007.jpg
それでは実際に氷のグラスでカクテルをいただきましょう。この日はお店の名前を取ったオリジナル・カクテル『ICEBAR TOKYO』をお願いしました。クッと氷のグラスを傾けた別所チーフは「これはクイクイ行けちゃいますね」と一言。やはり寒い中で飲むと、けっこう飲めてしまうのかもしれません。

入場料3000円で45分の時間制。ワンドリンクと防寒具のレンタル代込みで、幻想的な空間が楽しめます。都内で非日常を感じるなら、文句なしにNo.1のバーではないでしょうか。

『ABSOLUT ICEBAR TOKYO』

所在地  :港区西麻布4-2-4
問い合わせ:03-5453-2160(予約)
リンク  :http://www.icebartokyo.com/
| 21:00 | カテゴリー:ロケ情報
2006年02月21日
大宰府天満宮

歌舞伎ソムリエ・おくだ健太郎です。
3月歌舞伎座、昼の部で、亡父・13代目片岡仁左衛門の
13回忌追善演目「道明寺」の菅原道真公を演じる
当代(15代)の片岡仁左衛門さん。

その仁左衛門さんが植樹した、梅の花を見に、
九州・大宰府天満宮に行ってきました。

受験生の参拝客でにぎわう境内。
通常であれば、もう梅が満開なのですが、
今シーズンは、寒さがきびしいんですね、やはり。
ちょっと開花が遅れ気味でした。
もっとも
道真公みずからが植えたとされる、いわゆる「飛び梅」は
ほかの木々に先駆けて咲いていました。

天満宮の境内のあちこちには、
天神様のおつかい獣・牛の像が
建てられています。(東京の湯島、京都の北野もそうです)
仁左衛門さんも、公演中は「牛断ち」です。

歌舞伎芝居は、実際のところ、体力つかうから
がっつりお肉も食べて、といきたいんでしょうけどね。
誘惑に打ち勝って、清らかなこころで、
演技・技量を超越した境地でつとめるお役。。。
それが道真公(芝居では菅承相・かんしょうじょう、と呼びます)なのです。

| 23:59 | カテゴリー:歌舞伎
2006年02月21日
18日から公開中の「アサルト13」は

映画コンシェルジュの秋本鉄次です。
 18日から公開中の「アサルト13要塞警察」は、久々にアクション・サスペンス映画ファンの血を騒がせる快作です。もち
ろん、映画はアクションが基本がモットーのボクも大満足。アクションといっても今流行のCG,SFXてんこ盛りで、俳優の肉体度が希薄なデクノボウ大作ではなく、強烈な役者の面魂と肉体の躍動がそのまま作品の魅力になっているのが何より。
 アルコール依存症の自堕落ポリスのイーサン・ホークも、引退間近のベテランポリス、ブライアン・デネヒーも、囚人側のスマ大物ローレンス・ふィッシュバーンも、ドラッグ中毒男ジョン・レグザイモもクセ者感タップリ。女優陣も警察の心理カウンサー役のマリア・ベロはごひいきパツキン熟美女だし、タフな女性ポリスのドレア・デ・マッチオはケバいエロスを発散するあばずれで、この手の映画に欠かせないキャラだし。
 彼らポリスと囚人が謎の武装集団の襲撃を受けた吹雪の警察署内で、しばし共通の敵を倒すために呉越同舟、共同戦線を張るというお話。元ネタは「遊星からの物体X][ニューヨーク1997」など限定空間の活劇が得意のジョン・カーペンター監督の「要塞警察」だ。やっぱり映画は役者の肉体、個性でナンボということを改めて痛感しました。特にアクション映画ファンにお勧め!

| 12:59 | カテゴリー:映画
2006年02月19日
今週のゲスト - 大森美香さん

060219_002.jpgこんばんは。脚本家の大森美香と申します。

現在、別所さんも出演しているNHK朝の連続ドラマ『風のハルカ』の脚本を担当していますが、やっと最終回まで書き終えたところです! 今回の仕事はけっこうハードで、途中で「もうダメかも」と何度も思いながら、なんとか最後まで楽しく書き終えることができました。

やはり朝の連続テレビドラマというのはビッグ・プロジェクトなので、オファーも2年以上前の2003年から来ていたんです。そして2005年からは他の仕事をしないようにして、『風のハルカ』に専念しました。

このドラマで私が伝えたかったのは、ドラマは離婚から始まるのですが、離婚したからといって完全にモノが切れてしまうわけではないし、人との繋がりというのはいろんなことがありつつも強いんじゃないか、ということです。

今、人と触れあうことが怖くなっている時代になっています。でもちょっと頑張ってみれば楽しいことはたくさんありますし、暖かいことはいろいろあるんじゃ……なんて、そんな大した事じゃないんですが、そんなことを『風のハルカ』を見て感じていただければと思います。

| 21:00 | カテゴリー:
2006年02月19日
オンエア情報 - 今週の注目スポーツイベント

060219_004.jpgこんばんは。スポーツジャーナリストの本宮誉泰です。

今週も見て欲しいスポーツの試合がいっぱいあります。まずは日産スタジアムで行われるサッカー『AFCアジア杯予選』の「日本代表vsインド代表」という一戦。今回はさすがにゴールラッシュでスッキリする試合を見せてくれると思います。

お次はボクシング。パシフィコ横浜国立大ホールでは、亀田3兄弟の次男が登場して『浪速乃弁慶・亀田大毅デビュー戦』が行われます。亀田選手はタイのサマート・シットサイトンという選手と対戦しますが、兄の興毅選手がデビュー戦で見せた「1ラウンド44秒」でのK.O.時間を上回ると公言して、しかも実現しそうな雰囲気です。

さらに東京辰巳国際水泳場では、競泳の『ジャパンオープン2006』という大会も開催されます。こちらは「日本短水路選手権」と言われまして、通常の50mプールではなく、短い25mプールを使う大会です。一部では「2008年の北京五輪は北島康介の時代じゃない」なんて声もありますが、きっとこの大会で北島康介が「そんなことはない!」と証明してくれるでしょう。

| 21:00 | カテゴリー:スポーツ
2006年02月19日
オンエア情報 - 今週の注目お笑いライブ

060219_003.jpgどうもこんばんは。お笑い評論家の西条昇です。

今週もいくつか気になるお笑いライブがあります。たとえば『6人の放送作家と1人の千原ジュニア』。千原ジュニアが6人の放送作家を集めてそれぞれにコントを書いてもらう、という企画ですが、宮藤官九郎さん、鈴木おさむさん、高須光聖さんなど、番組テロップではおなじみの人が6人集まる豪華な企画です。

また、その鈴木おさむさんが主催する『ザ・おさむショー』という公演も行われます。『6人の放送作家と……』が「芸人が放送作家を集めた公演」なのに対して、こちらは「放送作家が芸人を集めて、自分のやりたいコントをやる」という、ちょうど真逆の公演です。鈴木おさむさんの世界を存分に楽しめると思います。

なぜこのような公演を放送作家がやるかというと、今のお笑いブームの中、コントの作家がコントを書けるような番組がほとんどないからなんです。最近は芸人がいっぱい集まって、みんなでゲームをやったりロケ企画だったり、という番組がほとんど。だからコントを書きたい人は、こういう機会を自分で作って発表しているんですね。

| 21:00 | カテゴリー:寄席・お笑い
2006年02月19日
今週の“People”- 西谷弘さん

060219_005.jpg映画『県庁の星』の監督の西谷弘です。

これまでずっとテレビで仕事をしてきて、今回初めて映画の仕事をしたんですが、やはり映画というのは昔から一番の夢だったので、感激のあまり興奮しすぎないよう気をつけながら撮影に臨みました。

織田裕二さんは役作りにおいて、とにかく自分を追い込む人で、たとえば「県庁職員のモノマネ」で終わるのを一番嫌います。これまでは「ノンキャリア」な役柄が多かったので、今回の「キャリア」の役に挑むにあたっては、ネクタイの締め方からカメラに映らないハンカチまで、徹底的にこだわった役作りをしていました。

映画に登場するのは架空の「県」ですが、撮影は香川県の県庁にお邪魔しています。香川県は副知事も映画への理解が深く、県庁の撮影はそれほど苦労がありませんでした。むしろ大変だったのはスーパーの方で、「ダメなスーパー」じゃなきゃいけないのに、どこもちゃんとしているんです(笑)。そこでスーパーの営業が終わったら、わざわざ「汚しをかける」という作業をして、朝方まで撮影、なんて昼夜逆転の日々が2週間も続いたのが大変でした。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2006年02月19日
今週のロケ -「都バスdeよしもと」
060219_006.jpg
「ちょっと変わったバスのアナウンスを聞いた!」という噂がひそかに都内で盛り上がっています。いったいどんなアナウンスなのか、別所チーフみずから確認して来ましたので、その様子をお伝えします。

噂のバスは「都バス」です。ここ、六本木ヒルズにも都バスのバス停があるので、別所チーフもそこから乗り込むことにしました。まずは都バス営業課の谷中さんにお話をうかがいましょう。


新宿にある吉本興業さんの劇場『ルミネtheよしもと』の「毎日お笑いやってます」、都バスの「毎日走ってます」。どちらも“年中無休”という共通点に引っかけて『都バスdeよしもと』という企画を行うことになりました。
都バスでは以前から車内マナーの向上や交通ルールの啓発を続けてきたのですが、それがなかなか浸透しないということが悩みの種でした。そこでそのアナウンスをよしもとの芸人さんにしていただくことで、PRの効果が上がるのではないか……と考えています。
全部で135路線ある都バスの中でも、乗降人数の多い22路線をピックアップして、よしもとの芸人さんによるアナウンスを流しています。


060219_007.jpg
それではそのアナウンスが流れるという「六本木ヒルズ発渋谷駅行き」のバスに乗り込みましょう!

ちなみにこのアナウンス、まだ知らない方が多いようで、一瞬なんのことか分からず、その後に車内がどよめくこともあるそうです。でもblogなどでは取り上げられることも多いので、これからあちこちで話題になるかもしれない、とのこと。

そこへついにテレビでのおなじみのあの声が!!「どうもどうも〜、レイザーラモンHGです〜! 皆さん、明るい清潔な車内を保つために 紙くず、空缶など捨てないようにして下さい。美化協力フォ〜! そして〜、ルミネtheよしもと フォ〜!!」

時には車内が気まずい雰囲気になることもあるそうですが、一度は聞いてみる価値はあります。2月28日までこのアナウンスは流れているので、オリエンタルラジオ、森三中、山田花子、南海キャンディーズなどなど、いろんな芸人さんのアナウンスをぜひ聞いてみて下さい。

『都バスdeよしもと』

問い合わせ:03-5320-6117
リンク  :http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/
| 21:00 | カテゴリー:ロケ情報
2006年02月19日
2/19 日経新聞27面

歌舞伎ソムリエ・おくだ健太郎です。
このコーナーで前にもご紹介した
坂東玉三郎&尾上菊之助の「二人道成寺」の
うつくしさ! あでやかさ! はなやかさ!

2/19の日経新聞、27面に
ふたりのピタリと息の合った舞台写真と共に
詳細な記事が載っています。ぜひご一読を!

公演は26日までです。

| 07:08 | カテゴリー:歌舞伎
2006年02月14日
ALWAYS三丁目の夕日

歌舞伎ソムリエ・おくだ健太郎です。
見そびれていた映画「ALWAYS三丁目の夕日」を
やっと昨日楽しんできました。よかったなぁ。
CGがあんなにも、あそこまで好もしく使われた映画。。。
ぼくとしては、これが初めてかもしれません。

東京タワー。。。ラストシーンで美しく夕日に照り映えていましたが、
あの光景が、ある時代までは
「万人に共通のランドスケープ」だったのかなぁ、と感じました。
東京人はもとより、東京以外に暮らしている、つまり
「ふだん東京タワーを生活の中で見ることのない日本人」にとっても、
なにかしらの「精神的な支え・かて」だったのかな、と。

これとおなじ役割を、もっと以前につとめていたのは
「富士山」でしょう。

わが歌舞伎にも富士のお山の書割り(背景)は
たびたび登場しますが、むかしの芝居小屋の見物客には
その舞台の富士を通じて、なにがしかの励ましというのかな、
「歌舞伎があって、富士があって、日本だよねぇ」という安心感というのかな、
が、自然に発信されていたと思うのです。
芝居の作り手の意識のなかには
そんな自覚は無かったとしても、自然にそうなってたと思う。

「朝、目が覚めて、富士が見えたとき、よし今日も仕事がんばろう」
という気になってたのが、むかしの江戸っ子だと思います。。。と
中村吉右衛門さんが以前、あるインタビューで語ってらっしゃいました。
江戸が舞台になった芝居を見るとき、彼ら江戸っ子の、そんな気質に
ちょっと思いをはせるだけでも、ちがった芝居の見方、感じとり方が
生まれるのかもしれません。

| 09:29 | カテゴリー:歌舞伎
2006年02月12日
今週のゲスト - 内藤篤さん

060212_002.jpgこんばんは。弁護士の内藤篤と申します。

私はエンターテイメント関連の法律を専門にしていまして、『呪怨』のハリウッド・リメイク版の契約に関わったり、『Shall We ダンス?』のリメイク契約にチラッと関わったりしています。

その他にも『キル・ビル』では日本の役者さんがたくさん出演していたので、その出演契約を作るお手伝いをしました。さらに日本の楽曲も数多く使われたので、その権利クリアランスもやりました。でもこれがけっこう大変で、JASRACさんの著作権管理方法が映画向けになっていなかったんです。海外のプロデューサーもその辺は不満に思っているみたいですね。

さて、そんな私の本業とは別に、先日、名画座『シネマヴェーラ渋谷』を作りました。もともと私は映画マニアだったのですが、7〜8年くらい前から名画座が減ってきて、自分でやらなければ自分が見たい映画も見られないかなぁと思い、映画館を作る決意をしました。内装にもそれなりに凝り、たとえば今なら『次郎長三国志』シリーズなど、マニア好みの作品を上映しています。

映画が好きな方には喜んでいただけると思いますので、ぜひ一度いらして下さい。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2006年02月12日
オンエア情報 - ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』『ベルサイユのばら』

060212_003.jpg演劇評論家の出雲あきらです。今週は注目のミュージカルが2つ始まります。

まずは『クレイジー・フォー・ユー』。別所さんも出演していた『レ・ミゼラブル』とは対極的に、明るくてコンパクトでわかりやすいミュージカルです。凹んでいる人がこれを見れば、きっと明るい気分になれるはずです。

そして『ベルサイユのばら』。宝塚としては5年ぶりの再演となります。実はこの作品、そもそも1974年の初演の時から「落ち目だった宝塚を救った」とされる作品で、宝塚は絶対に公言しませんが、今でも「スター不在の時に上演される」傾向があります。

そしてこの『ベルばら』によって、数々のスターが誕生してきました。これは初演の時に徹底して歌舞伎の様式美を取り入れた成果です。「マリー・アントワネットは、フランスの女王なの〜です〜から〜」と決めゼリフを言って暗転していく。こんな歌舞伎的なカッコイイ演出が、多くの俳優さんたちをスターにしてきました。

ただ、残念ながら「女性から見てカッコイイ」という演出が多くなった分、男性には付いて行きにくい部分も出てきたことも確かではあるのですが。

| 21:00 | カテゴリー:演劇
2006年02月12日
オンエア情報 - オペラ『愛怨』『魔笛』

060212_005.jpg音楽ライターの片桐卓也です。今週はオペラを2本ご紹介しましょう。

新国立劇場では『愛怨』というオペラが上演されます。これは瀬戸内寂聴さんが台本をお書きになったオペラで、今回が世界初演です。実在の遣唐使の逸話をベースに、日本に妻を残して海を渡った遣唐使が、中国で妻にそっくりな女性に出会う……という伝奇的なお話らしいです。「らしい」というのは初演なので、幕が開かないとわからないのですが、楽しみです。

もう1つはモーツァルトの『魔笛』。こちらはドイツのシュツットガルト歌劇場の引っ越し公演です。この『魔笛』、普通の公演とは違い、お話を現代に移し替えています。もともと『魔笛』がいろんな要素を詰め込んだバラエティ豊かなお話で、それぞれの要素が現代にも通じる部分が多いが故にできる芸当です。

たとえば一番最初に登場する主人公はジーンズを履いていますし、そこに登場する3人の魔女はフライト・アテンダントの格好だったりします。初めての方でも大いに楽しめますし、こんな飛んでる『魔笛』は他に見る機会がありません。ぜひお見逃しなく。

| 21:00 | カテゴリー:音楽
2006年02月12日
今週のPeople - 藤原竜也さん

060212_004.jpgこんばんは。藤原竜也です。

今回『ライフ・イン・ザ・シアター』という公演で初めて2人芝居に挑戦します。僕の印象としては「逃げ場がない」というか、共演の市村正親さんが技術も経験も才能も豊富にある方なので、僕がどう付いていくかがポイントになりそうです。

お芝居の内容は「ベテラン俳優と勢いのある若手俳優のお話」、つまり俳優が俳優を演じるお芝居です。市村さんがしっかり柱として支えてくれるので、僕はその周りをガムシャラに動き回り、新しい風を劇場に吹かせることができれば……と考えています。

台本を読んでいて思ったのは「普段の僕たちの姿が本当にそのまま1冊の本になっているお芝居だな」ということでした。このお芝居をご覧になれば、舞台に立つ俳優の背負っているモノや、不安や緊張を抱えながら過ごす日々がおわかりいただけると思います。その辺がお客さんにとっては新鮮なのではないでしょうか。

先日、市村さんにお会いしたら「舞台に埋まっているたくさんの宝物を見つけよう」と仰ってました。ぜひ、多くの方に見ていただきたいと思います。

| 21:00 | カテゴリー:演劇
2006年02月12日
今週のロケ - 「ついにオープン!表参道ヒルズ」
060212_006.jpg
2月11日、ついに『表参道ヒルズ』がオープンしました! 当番組でも再三情報をお伝えしてきましたが、オープン直前にすべての準備が整った状態で「プレス・デー」として公開されましたので、望月コンシェルジュが取材してきました。その様子をお届けします。

取材当日、オープン前とはいえ、すべての店舗が営業をしている状態で公開された表参道ヒルズの内部は、プレス関係者で賑わい、まるで近未来都市のようでした。それでは表参道ヒルズ運営室の北川弘美さんに案内していただきましょう。


060212_007.jpg
こちら3階の『洋食ミヤシタ』は、麻布十番にある和食店『宮下』の新店です。今回は新しいチャレンジを、ということで洋食屋さんをやられます。洋食と言っても「ほほ肉の煮込み」のような、ワインも似合う大人の洋食のお店です。
この『洋食ミヤシタ』を始めとして、3階には中目黒『AWキッチン』のオーナーシェフ・渡邊さんが日本食に挑戦した『やさい家めい』など、飲食店が連なります。
……その他、いろいろなお店があるんですが、93店舗もあるので、すべてをご案内するのはなかなか難しいですね(笑)。


060212_008.jpg
というワケで、以下はダイジェストでご紹介させていただきます。

2階に降りてくると男性向けのブティックが多くなります。目立っていたのは『ポルシェデザイン』やスタージュエリー初のユニセックス&メンズショップ。さらにスロープを下ると、『ハリー・ウィンストン』『ダンヒル』など、インターナショナル・ブランドのエリア。さらに1階まで降りると『イヴ・サンローラン』もありました。

一番下の地下3階までスロープを降りると、ラジコン・サーキット・バー『キョウショウ・オモテサンドウ』という変わったお店もありました。ここはラジコンを買ったりレンタルして、サーキットを走らせて遊ぶことができるお店です。

とにかくいろんなお店がぎっしり詰まった表参道ヒルズ。スロープをグルグル歩いているだけでも退屈しません。今後、東京の新デートスポットとして賑わうことは間違いなさそうです。

『表参道ヒルズ』

リンク:http://www.omotesandohills.com/
| 21:00 | カテゴリー:ロケ情報
2006年02月07日
公開中の「白バラの祈り」は

映画コンシェルジュの秋本鉄次です。すでに東京では公開中の「白バラの祈り ゾフィー・ジョル、最期の日々」はストレ
ートに胸を打つ作品ですよ。昨年は戦後60年という節目のせいか、ドイツ映画の「ヒトラー 最期の12日間」が話題に
なりましたが、こちらもナチスものの実録映画で、反ナチ組織”白バラ”のメンバーの女子大生ゾフィーがビラをまいた罪
で当局に逮捕され、たった5日間ののち断頭台の露と消えた悲劇を追ったもの。筋金入りの非情な尋問官相手にも一歩
もたじろがず、自らの正当性を主張しつづける姿は、胸を打たれます。ヒネクレ者のボクはちょっとやそっとの高潔な人物
が登場しても、ウソでえ、とまず繭にツバをつけるタチですが、このゾフィーには参った! ギロチン刑のシーンも衝撃的ですが、彼女の一点曇りのない意思の貫徹はインパクト十分。この強さがはたしてあるのか、と問われると言葉に窮してし
まう自分がおります。「ヒトラー」ではこの独裁者を最後まで信奉する女性たちが登場しますが、こちらは最初から嫌悪す
るヒロイン、その比較対照に興味が尽きないはずです。ドイツではこれまでややタブーだったナチスものが意欲的に作ら
れ亭ます。当時の文献や資料が続々と公けにされ、検証がしやすくなったこともその理由のひとつでしょう。今年は「ヒト
ラー・カンタータ」という映画も公開予定。これはヒトラー信奉者の女性の物語で大いに見ごたえがあります。ヒトラーを
信奉する、嫌悪する、いずれにしても。これら3本を共通項でくくれば”女たちのヒトラー”というところでしょうか。女性の
皆さんに特にお勧めしたい作品群です。

| 16:22 | カテゴリー:映画
2006年02月07日
名鑑定! 歌舞伎座

歌舞伎ソムリエ・おくだ健太郎です。
2月歌舞伎座、よるの部の一本目「石切梶原」には
名刀の鑑定シーンが出てきます。

刀の鑑定は、ほんらいは、室内でロウソクの灯りをたよりに
刀の刃(やいばい)の「紋」(もん)をじっくりと見たりして行います。

ただ、そこはお芝居! 梶原平三という侍が、
紅白の梅が満開の、鎌倉・鶴ヶ岡八幡の境内、つまり屋外で
おもむろに名刀を鑑定、その出来栄えのすばらしさに
みるみる魅せられていく、というのが今月の舞台。

もっとも、作法。。。つまり、刀を取り扱っていく手順、ながれですね、
(お茶のお点前とおなじようなもの)は、正式な鑑定に、ほぼ忠実とのこと。

というのも、この芝居の映像を、。今から4,5年前かな、
鎌倉の小町通りちかくにいまも続く
刀工の名家・正宗(まさむね)の、ご当主さんが
お宅で(ビデオで)ご覧になる、というテレビロケに、ぼくも参加したことがあるんです。

見終わってご当主
「うん、作法はじつにリアルに演じているんですねぇ」と感嘆の一言。
そしてその場で、ご当主みずからも
鑑定を(もちろん、本刀を用いて)実施してみせてくださいました。

手順・作法の一例としては。。。
刃に息や唾気がとんで、曇ったりましてや錆びたりしないように、
と同時に、つつしんで静粛に、口をつぐんで「拝見します」という
刀への礼儀ですね。。。鑑定は懐紙を口にふくんで行います。
ほかにも
刃の先(きっさき)から根元へかけて、見ていく順番だとか、
いろいろと細やかな、流麗な手順があるんです。
それを三味線のメロディー・リズムとかみ合わせながら演じるのが
この芝居における鑑定場面です。
今月は、松本幸四郎がつぶさにこれを演じています。

| 08:23 | カテゴリー:歌舞伎
2006年02月05日
今週のゲスト - 金森美弥子さん

060205_002.jpgホリプロの金森美弥子と申します。演劇のプロデューサーをしております。

ホリプロと言えばみなさん芸能プロダクションとしてご存知だろうと思うんですが、実は演劇公演の制作も手掛けています。26年前の『ピーターパン』に始まり、最近なら『ファンタスティックス』、『ジキルとハイド』、別所さんに出演していただいた『ユーリンタウン』など、数多くの作品を手掛けています。

もともとは榊原郁恵さんのために『ピーターパン』を始めたのですが、91年頃から状況が若干変わってきまして、「自立した事業としてやりなさい、ウチのタレントをあてにしないで下さい」と言われまして。それでホリプロの演劇部門が大きくなったんです。

その変化の結果として、ホリプロが海外のミュージカルを招聘する時には「アジア・ツアー」を組むようになりました。大道具や衣装を海外から運ぶには莫大な費用がかかります。それをアジア・ツアーという形で各国が負担することにより、コストを大きく削減でき、チケット代も安くなったんです。

そんなホリプロが手掛ける最新の舞台が、昨日(2月4日)から彩の国さいたま劇場で始まっている『間違いの喜劇』です。シェイクスピアによる「双子の勘違い」のコメディを、蜷川幸雄さんの演出でお楽しみいただけます。

2006年はその他にも、藤原竜也が市村正親さんの胸を借りる2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』、ロンドンで大ヒットしているミュージカル版『シザー・ハンズ』など、様々な作品を上演します。劇場でお楽しみいただければ幸いです。

| 21:00 | カテゴリー:
2006年02月05日
オンエア情報 -「3つの大きい(?)ライブ」

060205_003.jpgロック・エディターの鹿野淳です! 今週は“大きい”ライブをご紹介したいと思います。

まずは『ROOTS 66 DON'T TRUST OVER 40』。なにが大きいって名前が大きい(長い)。JUN SKY WALKERS、ORIGINAL LOVE、ユニコーンなど、バンドブームの頃から頑張ってきた人たちが集まります。20代の人が行くとちょっと浮くかもしれませんが、30代以降の人は心から楽しめるでしょう。

続いては『ゆず』。去年は日産スタジアムでステージに巨大な噴水を作り、途中に20分のミュージカルを挟むというすごいライブをやりました。ここまでやってしまうと、今回はシンプルなステージに戻すかもしれません。でも本人たちはダイエットに成功して、身体が軽いらしいです(笑)。どんなライブになるか非常に楽しみです。

最後に『フランツ・フェルディナンド』。スコットランドのバンドがここまでメジャー級の扱いになることは今までありませんでした。ソニーの全面バックアップを受けて、今やソニーのウォークマンよりも右肩上がり。今回の来日は注目です!

| 21:00 | カテゴリー:音楽
2006年02月05日
オンエア情報 - 映画『THE PROMISE ‐無極‐』

060205_004.jpg映画評論家の秋本鉄次です。今週も大きな作品が何本か公開されますが、その中でも一番の話題作は『THE PROMISE ‐無極‐』でしょう。

もはや中国の、というよりは世界の巨匠チェン・カイコーが、日本の真田広之、韓国のセシリア・チャン、中国のセシリア・チャンと「アジアの3大スター」を集めて撮った、歴史スペクタクル・ファンタジー。架空の時代のアジアを舞台に、運命に翻弄される男女の愛を描きます。

さすがチャン・カイコー、俳優さんたちの魅力も100%引き出していて、映画は見応え十分なんですが……玉に瑕なのが「CGの使いすぎ」でした。たとえば牛が渓谷の谷間を大暴走するシーンでは、ある程度の牛を使って撮影したわりには、残念ながら全部CGに見えてしまうんです。

チェン・カイコーがCGスペクタクル至上主義の人間ではないだけに、その辺がちょっと残念でした。まあ、アナログ派の僕がそう感じてしまっただけで、そこにこだわらない人には堂々たるファンタジー・スペクタクルとして楽しめるのではないかと思います。

| 21:00 | カテゴリー:映画
2006年02月05日
今週のロケ -「表参道ヒルズの住居棟」
060205_005.jpg
いよいよ今度の土曜日にオープンする表参道ヒルズ。当番組でもお店の情報や、設計を手掛けた安藤忠雄さんのインタビューなど、様々な情報をお届けしてきましたが、まだ「住居スペース」に関する情報がありませんでした。そこで別所チーフみずから取材に行ってきましたので、その様子をお届けします。


この日、案内をして下さったのは森ビルで住宅のPRを担当していらっしゃる本島さんです。まずは本島さんのお話を聞きながら、お部屋の方へと向かいます。


060205_006.jpg
今日のように天気の良い日は、本当に気持ちの良い住宅なので、今日ご案内できて本当に良かったです。
住宅のエントランスは商業スペースとはあえて分けてあります。両サイドの、ちょっと奥まったところから入っていただくことになります。ではエレベーターで4階に上がりましょう。
廊下は表参道とは反対側の外廊下になっています。実はこちら側には低層の集合住宅が広がっていますので、空がパーッと開けて、かなり気持ちの良い空間です。それでは、本日はこちらの408号室をご覧いただきます。


060205_007.jpg
部屋に入ると、玄関は大理石。すぐ左側にバスルームがありますが、かなりの広さです。そしてリビングは、すぐ目の前に表参道の「けやき」が迫ります。この時期は葉が落ちているため日差しが暖かく、夏は葉が繁って涼しい木陰になるのだそうです。

この日、見せていただいた部屋は18畳。クリエイティブ系の単身の人やDINKSの方を想定して、1ルームから1LDKくらいの間取りの部屋が多いのだとか。別所チーフが何よりも感心したのは、表参道に面した窓の大きさでした。さらに屋上の「空中庭園」も、居住者のみが利用できる施設です。

表参道ヒルズの住宅はすべて賃貸で、家賃はおよそ「相場の2倍」のお値段。でも、それだけの価値がある住宅でした。

『表参道ヒルズ』

オープン日:2006年2月11日(土)
問い合わせ:03-3497-0310
リンク  :http://www.omotesandohills.com/
| 21:00 | カテゴリー:ロケ情報
2006年02月05日
玉三郎&菊之助

歌舞伎ソムリエ・おくだ健太郎です。
二月の歌舞伎座、よるの部オススメはなんといっても
「二人道成寺」 (ににんどうじょうじ) のあでやかな舞踊絵巻!

女形舞踊の最高峰「娘道成寺」(むすめどうじょうじ)は
通常は、一人の白拍子(しらびょうし・おどりこ)が踊りぬきますが
今回は、坂東玉三郎&尾上菊之助、の華やかな共演。
数年前のお正月公演で、大好評だった夢の舞台の再現!

昨夜、ぼくも見てきました。いいねぇやっぱり。たのしい!うつくしい!
舞台奥に玉三郎、手前に菊之助、という
「タテ並び」の立ち位置・振り付けを積極多用していたのが
なんとも印象的でした。
この並び方って、客席から見ると、二人が一直線に重なってしまうでしょ?
だから、ふたりで踊る舞台では、どちらかというと避けるものなんです。

それを、あえて、バンバン用いてました。
ふたりの重なり具合がね、なんというか、
美しい踊り子とその分身、化身、影身、、、まぁもう一人はなんと解釈してもいいんだけど、
独特のイリュージョンチックさを、浮かびあがらせるんですねぇ。
シンクロナイズドスイミングじゃないけど、そういう
「二人で展開する出し物・ショーなのだ」という美意識が
すみずみまで行き届いた舞台でした。

見ていて、ふと思ったのが。。。
スキージャンパーに対抗して
「女子フィギュアスケート」のデュエットがあっても、いいかも。。。

| 12:04 | カテゴリー:
2006年02月03日
小品でもオスカー候補作の「クラッシュ」

映画コンシェルジュの秋本鉄次です。2月11日公開作で紹介から漏れてしまった作品で、捨て難い味わいがあるのが、
「クラッシュ」です。ロサンゼルスを舞台に、ある交通事故が引き起こす群像ドラマで、いわば”人間交差点”的なアプロ
ーチが魅力です。監督は「ミリオンダラーベイビー」の脚本・製作のポール・ハギス。これが初監督作だが、演出もさす
がにうまい。サンドラ・ブロック、マット・ディロン、ドン・チードルなど主役級の俳優たちが地味に一般市民を演じている。
いかにもの善人も、これみよがしの悪人も出てこないのが特徴で、人と人との誤解や齟齬が生む小さな悲劇が積み重な
るが、それを溶かすのもまた人の力、という絶望の中の希望をさりげなく描いているところが心にしみる。アメリカ映画の
良質な部分が表れた好編といえる。小品にもかかわらず、今年のアカデミー賞に堂々とノミネート。ただし、ハギス作品
の前作「ミリオンダラー」は昨年のオスカーを独占したため、二年連続はどうか、との意見もある。賞を取ろうと取るまい
といい映画と評価したくなる作品です。

| 17:49 | カテゴリー:映画
2006年02月01日
『YAMATO』で燃えちまった君こそ、『ミュンヘン』を見よ!

映画コンシェルジュの清水節です。第78回アカデミー賞の授賞候補作が、昨日発表されました。男同士の秘められた愛を描くアン・リー監督作『ブロークバック・マウンテン』(3/4公開)が主要8部門で最多。権力に挑んだ実在のニュースキャスターを描くジョージ・クルーニー監督作『グッドナイト&グットラック』 (5月公開)と、ハリウッド・スターのアンサンブルによる群像劇『クラッシュ』(2/11公開)が6部門。『ミュンヘン』(2/4公開)、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2/18公開)、『カポーティ』(10月頃公開)、『SAYURI』(公開中)が5部門で続いています。授賞式は日本時間3/6、ハリウッドにて。

その中から、今週末に公開されるスピルバーグ作品『ミュンヘン』をご紹介しましょう。『シンドラーのリスト』や『プライベート・ライアン』で、彼は人間ドラマを描く作家としても認められてきましたが、本作のクオリティは、それらのレベルを上回っています。1972年、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナのゲリラがイスラエル選手団を人質に取るという事件が実際に起こりました。結果的に人質となった選手11名は全員死亡。イスラエルの機密情報機関は、事件の首謀者11名の暗殺を企てました。これは、ニュース・フィルムを挿入しつつ、ドキュメンタリー・タッチで当時の空気を巧妙に再現し、任務を命じられたチームのリーダーと仲間たちが、葛藤しながらも暗殺計画を実行に移していくドラマです。

スピルバーグはシリアスな物語を描くときにも、「語る」ことより「見せる」ことを優先させてしまう傾向がありました。どんな状況や心情をも、画(え)にする能力が傑出している作家なのです。しかし『ミュンヘン』は、スピルバーグ作品にしてはセリフが多く、言葉の端々に重要な意味があります。今回、彼がメインの脚本家として起用したのは、舞台&TVドラマ『エンジェルス・イン・アメリカ』で名を馳せたピュリツァー賞作家トニー・クシュナー。海外では、イスラエル寄りで描かれすぎている、といった批判もあるようですが、これはあくまでも“実話に基づくドラマ”=フィクション。両者の立場を俯瞰した中立的見解は「報道」に任せればいい。スピルバーグとクシュナーらは、あくまでも暗殺指令を受けた男の主観を通し、作戦のディテールや、死体が一つまた一つと増えていく事実への戸惑いと苦しみ、さらなる報復が来ることへの恐怖を観る者に実感させるのです。

ではなぜ今、この事件を描くのか? ラストシーンで、スピルバーグは遠景に「あるもの」を写し出します。2001年9月11日の同時多発テロが、製作の契機であることは確かです。世界中の至るところで、いまだ「報復の連鎖」は断ち切られていません。この映画は、誰もが戦いの虚しさと愚かさを思う一つのきっかけになるでしょう。もし『男たちの大和/YAMATO』を見て、「やっぱ国のため、愛する者のために、命を懸けて戦うしかないかも!」などと思ってしまった20歳前後の人たちこそ、是非とも『ミュンヘン』を見てください。

| 22:30 | カテゴリー:映画


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