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東京コンシェルジュ 八木 亜希子
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2013年03月31日
オンエア情報 -「映画の過去・現在・未来」

20130324_001.jpg編集者で映画評論家の清水節です。

この12年で一番印象に残った映画といえば2008年の『崖の上のポニョ』。当時、批評で「溢れんばかりのイマジネーションの大津波を日本人に浴びせかける」と書きましたが、その後、日本は3.11で本物の津波に見舞われました。その3.11の前と後を予見したかのような表現は、いま見直しても驚くばかりです。

僕が映画界で一番の問題だと考えているのは、バランスが崩れていることです。脳天気に笑える映画や泣ける映画もあっていい。でも、味わいのある映画や観客が背伸びをしたくなる映画も、もっと評価されるべきでしょう。そして大げさな煽り文句だらけの広告や、ネットの悪意に満ちたレビューも問題で、情報を伝えるメディアの役割はより重要になっていくと思います。

そしてこれからの映画界で期待する1人は、エマ・ストーンやライアン・ゴズリングなどいろいろ考えてきたのですが、ここで話している内に気分が変わりました。2001年に女優としてデビューし、この2013年に本格的女優として飛躍しようとしている八木亜希子さんです。今後のご活躍に期待します。

| 21:55 | カテゴリー:映画
2013年03月31日
オンエア情報 -「映画の過去・現在・未来」

20130324_001.jpg映画評論家の秋本鉄次です。

この番組で「パツキン」と何度も連呼させていただいた私ですが、この12年で1本を上げるなら2008年の『あの日、欲望の大地で』です。主演はシャーリーズ・セロンで、相手役がキム・ベイシンガー。これだけで勝ったも同然なんですが、女性の心と身体の傷を描くシビアなドラマとしても秀逸でした。

そして今、映画界は『アバター』以降に隆盛を極めた「3D映画」が曲がり角に来ています。私は技術的な革新よりも、脚本家や俳優を育てたり、もっとソフト的な部分に力を入れる方が大事なのではないかとも思うんです。もう「ナイフが飛び出す3D」をやっても仕方ないので、今後は3Dの使い方が限られてくるでしょう。

パツキン女優についてはたっぷり語り尽くしたので、今後に期待する1人としては日本人監督の大森立嗣さんを挙げましょう。公開中の秋葉原無差別殺傷事件をモチーフにした映画『ぼっちゃん』や、6月公開の真木よう子さん主演の映画『さよなら渓谷』など、これからの日本映画界で絶対の戦力になる監督です。

| 21:55 | カテゴリー:映画
2013年03月31日
オンエア情報 -「演劇の過去・現在・未来」

20130324_001.jpg演劇評論家の出雲あきらです。

僕は2010年に上演したミュージカル『サイド・ショウ』が思い出深い1本です。実在した結合双生児のお話で、ブロードウェイでは短期間でクローズしてしまったんですが、某放送局のプロデューサーが日本で上演して熱狂的なファンを生みました。『ドリームガールズ』のヘンリー・クリーガーによる歌がガンガン胸に突き刺さってくるミュージカルでした。

ここ最近、東京近郊では区のバックアップする劇場が相次いでオープンしています。オープン当初は苦戦しつつも、ここへ来て徐々にいい演目が集まるようになってきました。逆に都心では劇場のクローズが相次いでいます。これからは「都心に公演を見に行く」よりも「帰りに芝居を見ていこうか」という形にシフトしていくかもしれません。

そして私が推す注目の演劇人は中屋敷法仁さんです。この人は劇団「柿喰う客」の主宰で、若干28歳。青学出身で、桜美林で平田オリザさんに師事をした気鋭の演出家です。全盛期の野田秀樹さんばりの台詞に、日本の伝統的な習慣や風俗をスパイス的に織り交ぜる演出が特徴。最近は外部演出でずいぶん呼ばれているので、潰されないことを祈ります。

| 21:55 | カテゴリー:演劇
2013年03月31日
オンエア情報 -「演劇の過去・現在・未来」

20130324_001.jpg演劇コンシェルジュの佐藤治彦です。

さいたまネクスト・シアターの『2012年・蒼白の少年少女たちによる〈ハムレット〉』は蜷川幸雄さんが演出した舞台。やっぱりこの12年を振り返ると、蜷川さんが独走だったと思います。古典作品ですが、美術や衣装は最先端で、新人も発掘。そして演劇と公共機関の関わりという視点からも忘れられない1本です。

僕が今、演劇界の問題として捉えているのは「和物」がどんどん減っていることです。ちょっと前までは座長公演で和物の芝居をやっていましたが、今、商業演劇としては日本の伝統文化がわかる芝居がほとんどありません。小劇場界にもいろんな文化を知っているの若手演出家がほとんどいなくて、悲劇的な状況と言っていいでしょう。

そんな状況なので、もはや若い人には期待できません。大変古い劇団を挙げなければいけないのは残念ですが、劇団新派に期待したいと思います。先日の『東京物語』という作品も山田洋次監督の作・演出に水谷八重子、波乃久里子という顔ぶれでしたが、和物の文化を守っているのはここだけです。6月の『金色夜叉』もぜひご覧下さい。

| 21:55 | カテゴリー:演劇
2013年03月31日
オンエア情報 -「ロックの過去・現在・未来」

20130324_001.jpgロック・ジャーナリストの鹿野淳です。

僕は2002年12月21日に横浜アリーナ行われた「Mr.Children」のライブが忘れられません。桜井クンが小脳梗塞で倒れた半年後、一夜限りの復活ライブとして行われたのがこの横浜アリーナ。最近、ミュージシャンが身体を壊して大変だという話もあちこちで聞きますが、そういう人へのエールになるライブでした。

ちなみに僕は既存のレコード会社や楽曲のダウンロード販売をしている会社は、全部一度潰れた方がいいと思っています。どこもシステムと権利の奪い合いになっていて、アーティストを「案件」と呼ぶようなところは本当に潰れた方がいいです。クラウドファンディングという個人から出資を募るシステムなど、新しい道を探るべきしょう。

そして今後に期待するアーティストは「サカナクション」です。近年、日本は洋楽離れが激しくなり、日本人は世界中の様々な音楽にまったく耳と心を傾けなくなりました。その中で世界の音楽とシンクロしつつ、日本の大衆音楽としてのメロディを持ち、スタジアムライブができるのはサカナクションだけ。鎖国状態の日本をなんとかできるのは彼らだけでしょう。

| 21:55 | カテゴリー:音楽
2013年03月31日
オンエア情報 -「クラシックの過去・現在・未来」

20130324_001.jpg音楽ライターの片桐卓也です。

この12年のクラシック界を語る上で、2005年から始まった『ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン』は外せないでしょう。フランスの企画の借り物ではありますが、これまでにないスタイルのクラシックの楽しみ方を私も教えられました。今年も行われますし、ぜひ参加して音楽の楽しみ方を知っていただきたいと思います。

でもクラシック界に限らず、あらゆるエンタテインメントの現場で感じるのですが、観客の平均年齢が上がっているのは大きな課題だと思います。たしかにオペラの公演は若者にはかなり高額ですが、METのライブビューイングのように低価格で提供する工夫もされています。その辺をどう解決するかが今後の大きなテーマになるでしょう。

期待の1人を挙げるなら山田和樹さんです。この方は現在34歳で日本フィルの正指揮者を務め、ヨーロッパでも活躍しているので、今後10年くらいで世界的に大ブレイクが予想されます。まだ日本でも活動しているので聴くチャンスがありますが、10年後は日本にいない可能性も大。名前を見つけたらぜひ聴いておきましょう。

| 21:55 | カテゴリー:クラシック
2013年03月31日
オンエア情報 -「スポーツの過去・現在・未来」

20130324_001.jpgスポーツ総合研究所所長の広瀬一郎です。

2003年5月5日、カシマサッカースタジアムで行われたJリーグ『鹿島vs横浜FM』の1戦が僕は忘れられません。前半は鹿島が押しまくったのに、後半は横浜FMの久保竜彦がハットトリック。当時、横浜FMは岡田監督でしたが、監督の采配1つでこんなにゲームが変わるのかと驚かされました。こんな試合は今に至るまで他に見たことがありません。

スポーツ界では2年前にスポーツ基本法が成立しましたが、何も変わりませんでした。そして去年の年末には桜宮高校や柔道界の問題が噴出。さらに、世界的に見てプロスポーツチームの経営を親会社から出向役員がやっているところなんてありません。そんな日本独特の慣習をどう変えていくかが今後の大きな課題だと思います。

とはいえスポーツ界は期待の若手が多士済々。日ハム・大谷翔平の二刀流がどうなるのかも注目ですし、テニスの錦織圭は世界のベスト4と互角に渡り合えるところまで来ています。そして鹿島アントラーズの柴崎岳は、サッカー日本代表における遠藤の後継者候補の一番手。彼らの活躍を大いに期待したいと思います。

| 21:55 | カテゴリー:スポーツ
2013年03月31日
オンエア情報 -「歌舞伎の過去・現在・未来」

20130324_001.jpg歌舞伎ソムリエのおくだ健太郎です。

いよいよ4月から新しい歌舞伎座が開場します。その3年前、前の歌舞伎座の千秋楽を、僕は1日ずっと立ち見席で見ていましたのですが、賑やかでもどこか寂しげな雰囲気は忘れることができません。最後に「助六」というお芝居で團十郎さんが花道に駆け込み、勘三郎さんも出演。「3年なんてあっという間」だと思っていたのですが、違う意味での「あっという間」でした。

僕が歌舞伎に関わっていて感じるのは、どうやったらもう少しお客さんの方から能動的に見てもらえるだろうかという部分です。たとえばネットでおいしいレストランを探して食べに行く、なんて最近では普通の光景でしょう。歌舞伎は伝統芸能だから現場で説明を聞けばいい、ではなく、少しずつでも自分のアンテナで……という流れを作って行ければと。

そんな歌舞伎界にも期待の若手はたくさんいますが、私にとって「This is 歌舞伎」という人はいつまでも中村吉右衛門さんです。芝居の深み、品格、その表現の高みは、20世紀を代表するイギリスの名優ローレンス・オリヴィエにも引けを取らない、世界的なレベルだと思います。ぜひ一度、その舞台をご覧いただきたいと思います。

| 21:55 | カテゴリー:歌舞伎
2013年03月31日
オンエア情報 -「アートの過去・現在・未来」

20130324_001.jpg美術家の中ザワヒデキです。

2010年に「カオス*ラウンジ」というグループが手掛けた一連の騒ぎ、あるいは展覧会は、30年ごとに現代美術界で起こる若手の大量出現を感じさせる出来事でした。オタク分野からネットを介して出てきたグループで、ポシャったり、事件を起こしたり、叩かれたり、一連のムーブメントが非常におもしろいモノでした。

また、2010年頃からは日本全国で同時多発的に「お絵かき大会」が始まりました。公園に集まってみんなで絵を描く「間欠泉」というムーブメントも起きているのですが、まだメディアもほとんど追っていないくらいです。僕はそれを20世紀の初めから数えて4回目の現象という意味を込めて「第四表現主義」と呼んでいます。

そんな今の美術界で僕が注目しているのは二艘木洋行さんという若手アーティストです。デジタルとアナログを織り交ぜつつ新しい表現を展開しています。その他にも福士千裕さん、先述の「カオス*ラウンジ」の面々、「新・方法」という反芸術集団、九州のファシスト集団などの動きに注目です。

| 21:55 | カテゴリー:アート
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