La Promenade
2010/03/28 : オーガニックな街、バークレー
ランドスケーププロダクツ代表の中原慎一郎さんが、アメリカのバークレーへ
ご案内。
バークレーを最初に訪れた時の印象は、学生が多い、本屋さんが多いといった
とにかく道に人の多い街というものでした。
また、オーガニックなライフスタイルも進んだ街で、ガソリンスタンドでも
バイオディーゼル専用のものがあったり、ゴミの分別のルールもきちんと
決まっていたりします。
そして驚いたのが、街で開かれているマーケットに行くと、私の故郷・鹿児島の
ミカンが「SATSUMA」という名前で売られているんです。
ミカンの他にも、プラムなどもあって、鹿児島特産の果物が「SATSUMA」の
名前が付いて売られている。
そんな風景を見ると、非常に親近感が湧いてきます。
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2010/03/07 : 「魔女の宅急便」の舞台、ヴィスビー
今夜は、翻訳家の佐光紀子さんが、スウェーデン・ヴィスビーの街へご案内。
翻訳家の佐光紀子です。
バルト海に浮かぶ一番多きな島、ゴッドランド島のにある州都、ヴィスビー。
このヴィスビーは、映画「魔女の宅急便」の舞台となったことでも知られていまして、
とても綺麗な石造りの街。
2万5000人ほどが暮らしているんですが、避暑地としても人気が高く夏の間は
その人口も増えるそうです。
ヴィスビーには、大きな廃墟がたくさん残っているんですが、13世紀から14世紀に
かけてドイツとの交易で栄えていた頃、ドイツの承認によって建てられた建造物が
大火によって焼け落ちた跡なんですね。
その後、再建する経済力が無く、街の中心部には今でも教会や砦の跡が残っています。
そんなヴィスビーの街なんですが、かつて貿易港だった港にはヨットやクルーザーが
並ぶリゾート地に生まれ変わりました。
そして、スウェーデン国内でもエコロジカルな街として知られていて、
環境会議なども開催されています。
ヴィスビーの小学校を訪ねた時のお話。
給食でパンにつけるマーガリンなんですが、一人ずつに小分けされたものを
配るのではなく、普通の家庭にあるような大きな容器に入って出てきます。
これは、マーガリンを包むアルミホイルの包装を無くそうというエコ・アクション。
この他にも、ゴミの収集は有料で、電球、缶、紙、布、陶器、建材などなど、
分別も細かく規定されています。
でも、これらを島にあるゴミの集積場に自分で持ち込めば捨てるのはタダ。
このように、楽をしようとすればお金がかかりますが、細かく分別したり
ゴミを減らしたりと努力していけばタダになるというシステムが確立されています。
こうした意識が、美しい自然と共存していくヒントになっているように感じました。
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2010/02/28 : ふたつの空気が入り交じる街、ベルリン
今夜は、ドイツ雑貨店「マルクト」店主の塚本太郎さんが、ドイツ・ベルリンの街を
ご案内。
私がベルリンを訪れたのは、壁が崩壊してから2〜3年後のことでした。
その時の街の印象は、旧東ベルリンと旧西ベルリンとで、建物の雰囲気がまるで
違うこと。歴史的な建造物はそれぞれの街にのこっているんですが、その印象が
全く違うんですね。
そんなベルリンでは、よくソーセージスタンドやケバブ店に立ち寄って、
どいつならではのビールとソーセージを堪能していました。
あと、ベルリンでは「ノミの市」もたくさん開かれています。
旧東ベルリンの方でしたら、ノスタルジックな感じの雑貨や日用品が売られていて、
旧西側ですと、観光客向けのアンティークの調度品が売られていたりまします。
こんな所にも、歴史の奥深さを感じてしまいます。
それから、ベルリンはアートの街でもあります。
街にはたくさんの美術館がありますし、「ミュージアム島」という美術館だけが
ある島を訪れてみるのもオススメです。
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2010/02/21 : 変化し続ける街、ニューヨーク
今夜は、写真家のARIKOさんが、アメリカ・ニューヨークの街へ皆さんをご案内。
写真家のARIKOです。
私は、二十歳の時に初めてニューヨークを訪れました。
その時の印象は、どこにでも歩いて行けるし、メインの通りの名前は数字で迷子に
なると言うこともないし、まるでず〜っと自分がそこに住んでいるような気持ちに
させてくれる街というものでした。
ニューヨークでは、毎日が音楽とアートのある生活でした。
ブルックリンにあるPSワンという美術館にも良く行きました。
この美術館は、夏には毎週末、ガーデンパーティが開かれていて、外で踊った後は
中でアートを楽しむという、日本ではなかなか体験できない素敵な時間を過ごしました。
私は、よく自転車でニューヨークを移動していたんですが、中でもウイリアムスバー
グ・ブリッジから見るマンハッタンの景色は、今でも目に焼き付いています。
ニューヨークは、歩いて回れるほどの大きさの街なんですが、10年以上住んでいても
新しい発見があって、新しい刺激がある街です。
常に変化し続ける街、それがニューヨークなんじゃないでしょうか。
ARIKOさんの情報はコチラ
http://aarriikkoo.com/
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2010/02/14 : 独自の進化を遂げる欧州の街 〜チェコ、プラハ〜
今夜は、サイクルライフ・ナビゲーターの絹代さんが、チェコのプラハの街へ皆さんを
ご案内。
サイクルライフ・ナビゲーターの絹代です。
今夜は、チェコのプラハに皆さんをご案内しようと思います。
チェコのプラハ。
とにかく街並みがキレイで、まず駅に降り立ったときから感動でした。
プラハの駅では、アールヌーボー風の装飾が目につきます。
日本では、まず見られないような建築です。
そしてプラハの街に入ると、今度はプラハ城に感動。
カレル橋を渡っていくんですが、その橋の欄干ひとつひとつに彫刻が施されていて、
時間を忘れて見入ってしまいます。
チェコでは、マリオネットが有名なのはご存じでしょうか。
プラハ城まで続く道の両脇には、そんなマリオネットが売られている商店が建ち並び、
異国情緒たっぷりな雰囲気が楽しめます。
おいしい食べものもたくさんあって、主食はクネドリーキという茹でパン。
肉料理が多いんですが、私が食べた中で印象的だったのは、煮込んだ肉の上にホイップ
クリームを乗せた料理。
最初、ちょっとくどいかなと思ったんですが、これが美味しいんです。
どこか、フランス料理にも似たところがあります。
そして、もうひとつうれしかったのが、大好きなマジパンのお菓子がスイスにあるんで
すが、それがプラハでも売られていたんです。
日本で暮らしているとなかなか実感できないんですが、チェコには地続きの文化交流が
あります。
ドイツからもバスで行けますし、スイスのお菓子も普通に売られている。
そんなプラハの街角の風景ひとつとっても、そこには近隣の国との文化交流があるんで
す。
そんな、いろんなヨーロッパの文化が融合し合う中で、独特の香りが漂うプラハの街。
どこか影があるんですが文化や伝統の香りがあって、同じ歴史のある街でもフランスの
パリとは違った顔を持つ街。
これからも、そんなプラハの街を見続けていきたいと思います。
絹代さんのホームページ
http://www.kinuyoworld.net/
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2010/02/07 : ドイツの環境首都、フライブルグ
今夜は、環境ジャーナリストの村上敦さんが、ドイツのフライブルグの街へ皆さんを
ご案内。
このフライブルグというのは、ドイツとスイスとフランスの国境沿いにある小さな
学園都市です。
人口は22万人で、人口の1割以上が大学生。
街を歩く人を見ていても、ジーンズ姿のひとがほとんどです。
このフライブルグなんですが、ドイツでは珍しく赤ワインの産地として知られていま
す。ドイツと言えば白ワインが有名なんですが、フライブルグは日射量が多い為、
赤ワイン用のブドウが豊富にとれるんです。
そんなフライブルグの街なんですが、日射量の多さを利用した太陽光発電の取り組み
が盛んに行われています。
フライブルグでは1980年代の後半から太陽光発電のシステムが導入されはじめて、
学校やサッカー場、市役所と入った公共施設の屋根に、市民がお金を出しあって
ソーラーパネルを設置し、太陽光市民発電所というものを作りました。
また、フライブルグでは、暖房と一緒に「コージェネレーション」というシステムを
導入していて、暖房器具や給湯器に発電機がついたものの設置がすすんでいます。
市内の病院や学校、工場、市役所など、暖房やお湯を大量に使う場所の地下には
こういった「コージェネレーション」のシステムが導入されていて、市内の6割の
発電量をまかなっています。
まさに、このフライブルグはドイツの「環境首都」と言える街なんですね。
La Promenade
2010/01/31 : ロサンゼルスの何気ない日常に感動
この時間は、映画監督の真利子哲也さんが、アメリカのロサンゼルスの街へ
みなさんをご案内。
映画監督の真利子哲也です。
自分は18歳の時にロサンゼルスを旅したんですが、長期滞在型のホテルに宿泊
しながら、地元の人たちの生活に浸ることが出来ました。
当時、リトルトーキョーには「交番」があって、日本語を学びたいアメリカ人と
英語を学びたい日本人が交流できる場を提供していて、自分もよく通っていました。
ロサンゼルスと聞くと、やはり映画の都ハリウッドに代表されるような華やかな
街のイメージが浮かぶと思うんですが、そうではない地元の人たちの生活感の
ある一面の方が気に入っています。
何気ない通りにセンスの良い古着屋があったり、スーパーの壁の張り紙を利用して
情報を交換していたり。
そんな何気ない日常の風景が広がるロサンゼルスの街は、とても魅力に満ちあふれて
います。
そんな隠れた一面に触れてみるのも、ロサンゼルスの街の楽しみ方の一つかも
しれません。
真利子哲也さんんの新作『イエローキッド』が、現在公開中です。
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2010/01/24 : アジアの匂いを感じる街、リトアニア・ビルジャイ
今夜は、写真家の今井智己さんが、リトアニアのビルジャイにみなさんをご案内。
写真家の今井智己です。
リトアニアという国はバルト三国の一つで、ロシアやポーランドと接しています。
最初に入ったのが、首都のヴィリニゥスという街。首都とは言っても、他のヨーロッパ
の首都とは違ってとても小さく、中世の街並みの残るかわいらしいところでした。
そこからビルジャイという街へ入ったんですが、バスターミナルについた瞬間、
その小ささには驚きました。
バスターミナルといくつかの商店しかないような小さな街で、3時間もあれば
街を一周できるような広さです。
リトアニアは、ヨーロッパの中でキリスト教が一番最後に入ってきた国なんだそうで、
それ以前にあった自然信仰やアミニズムが残っていて、このビルジャイのような
郊外にある田舎町ではその名残が感じられます。
特に協会などに行くと、装飾や模様などにその影響が感じられて、どこかアジアの
空気が雰囲気が漂うところですね。
日本から遠い国のはずなのに、懐かしさを感じるような。
そんな不思議な気分にさせられる街。
それが、ビルジャイです。
今井智己さんの新しい写真集
『光と重力』(リトル・モア)
今井智己さんのホームページ
http://www.imaitomoki.com/
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2010/01/17 : スローな街、オルヴィエート
この時間は、ノンフィクション作家の島村菜津さんがイタリアの街、
オルヴィエートをご紹介。
島村菜津です。
このオルヴィエートという街はイタリアのちょうど真ん中あたり、
ローマとフィレンツェの間にいちするところにあります。
端から端まで、歩いても20分程度で行けるような小さな街です。
元々、エトルスクの人たちの聖地だったパワースポットだったんですが、
古代ローマの都を経てキリスト教文化が入ってきた街で、
中世のルネッサンス期の街並みが今も残るところです。
実はこのオルヴィエートの街は「人間らしいリズムと人間らしいサイズ」の
街作りを目指していまして、これを「スロイスティーナ」と呼びます。
どんな取り組みをしているかというと、街が断崖絶壁の上にあるので、
まず街の地下に大きな駐車場を作って、街への来るまでの乗り入れを
制限しているんです。
ですので、オルヴィエートの街は、今でも昔ながらの景観を保っていて、
ゆったりとした時間が流れています。
こういった努力によって、現代の車社会の中で、変わらず中世の街並みを
残しているんですね。
島村菜津さんの著書
『スローな未来へ』(小学館)
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2010/01/10 : 郵便局の集配車に誘われて〜フォンランド、ヘルシンキ〜
この時間は、雑貨コレクターの森井ユカさんが、フィンランドの街、ヘルシンキへ
ご案内。
森井ユカです。
私がフィンランドの街、ヘルシンキに興味を持ったのはフィンランドの郵便局の
集配車を見たのがきっかけでした。
この集配車なんですが、白がベースの車にオレンジとブルーの水玉模様が彩られて
いたんです。
その愛らしさに、「是非、実物を見たい!」という気持ちがわき上がり、この郵便局の
集配車見たさにヘルシンキへ出かけたのでした。
初めて訪れたヘルシンキの印象は、人が少ない街というものでした。
とても静かな街で、居心地の良さを感じました。
そんなヘルシンキの街からスウェーデンのストックホルムまで、一晩かけて航行する
シリアラインという船が出ているんです。
この船は陸地に近いところを航行するので、夏の白夜のシーズンなんかは美しい景色が
広がって、それはまるでムーミンに出てきそうな風景。
私の好きな風景の一つです。
皆さんも、是非、その美しい景色とかわいらしい郵便局の集配車を見に、ヘルシンキに
出かけてみてください。
森井ユカさんの著書
『雑貨コレクターの旅スタイル』(河出書房新社)
La Promenade
2010/01/03 : スコットランドのホグマニー
この時間は、ライター兼エディターの石井理恵子が、スコットランドの街、エジンバラ
をご紹介。
エジンバラはお城が大変多い街で、古い城下町が美しいところです。
石造りの城壁の内側にはお店が立ち並んでいて、そのコントラストが面白い街です。
エジンバラでは大晦日ら新年にかけて、大変な盛り上がりを見せます。
大晦日の深夜から人々は街に繰り出し、花火が上がったりあちこちで開かれているパーティーをハシゴしたりで大変にぎやかです。
スコットランドでは、この新年があける前の夜のことを「ホグマニー」と言うんです
が、この「ホグマニー」には「ファーストフッティング」という風習があります。
これは、新年があけて最初にやってきた男性の訪問客が、黒髪で背が高くてハンサムだ
と歓迎されるというものなんですね。
こうして、賑やかなムードで新年を迎えるのがスコットランド式なんです。
皆さんも機会がありましたら、スコットランドで新年を迎えてみるというのもいいかも
しれません。
石井理恵子さんの著書
『鉄道でめぐる 英国・自然派ホリデー』(新紀元社)
『英国男子制服コレクション』(新紀元社)
La Promenade
2009/12/27 : アメリカ、ポートランドの年末
今夜は、旅行ガイドブック「ロンリープラネット日本語版」エディターの小野アムスデン道子さんが、アメリカのポートランドへ皆さんをご案内。
アメリカ、オレゴン州にあるポートランドは“バラの街”と言われ、毎年6月には「ロー
ズ・フェスティバル」が行われることで有名です。
たくさんの緑に囲まれたワシントン・パークという公演もあって、周りにはカフェやレストラン、ブティックなどのお洒落なお店が建ち並んでいます。
治安も良く、落ち着いた雰囲気で、とても住みやすい街だと思います。
あと、このポートランドは地ビールの産地でも有名で、街中には32ものブルワリーがあ
って、世界一ブルワリーの多い街なんです。
そんなポートランドの冬なんですが、街の中心にあるパイオニア・スクエアには大きなクリスマス・ツリーがあって、感謝祭の翌日からお正月まで、ずっとライトアップされ
ています。そして、クリスマスが終わると、街のあちこちで盛大な「アフター・クリス
マス・セール」が始まります。これが年末まで続き、街はホリデー・ムードに包まれま
す。
そして、ポートランドにはユニークな年末のイベントがあるんです。これは、新年があけると同時にスタートする「ニューイヤーズ・ラン」というマラソン大会で、普段から
自転車で通勤する人も多く健康志向の高いポートランドならではのイベントです。
自然に恵まれ、人々もフレンドリーで心を豊かにしてくれる街、ポートランド。
皆さんも是非、訪れてみて下さい。
TRAVEL CAFE Online
http://www.travelcafe-online.com/index.html
La Promenade
2009/12/06 : エコ・シティ〜コペンハーゲン〜
今夜は、北欧料理研究家のイェンス・イェンセンさんが、デンマークの街、コペンハーゲンへ皆さんをご案内。
コペンハーゲンはデンマークの首都で、約100万人が暮らしています。
このコペンハーゲンで、まず最初に浮かぶのが「自転車の街」。
この街では、3割近くの人たちが通勤・通学に自転車を使っています。
街には自転車専用の道路もあり、専用の信号もあります。
最近、丸の内周辺で始まった「コミュニティ・バイク・シェアリングシステム」は、
実はコペンハーゲンではじまったものなんですね。
他にも、コペンハーゲンの街を歩いていると、エコへの取り組みが目に付きます。
例えば、車のパーキングチケットを買う券売機は、全てソーラーパネルが設置されていて、電気は使わない仕組みになっています。
ゴミの収集にも工夫があって、マンションなどではゴミをいったん地下の施設に収集し、そこで処理が行われます。そのゴミを利用して熱や電気を発生させ、そのエネルギーをマンションで再利用しているんですね。
そんなデンマーク、コペンハーゲンでのエコへの取り組みは日本でも参考になるものばかり。皆さんも、コペンハーゲンを訪ねた時には、そんなエコに関する街の取り組みにも注目してもらえたらと思います。
イェンス・イェンセンさんの新書
『イェンセン家のクリスマス』(文藝春秋)
La Promenade
2009/11/29 : 新旧の魅力が混ざり合う街、ドイツ・フランクフルト
この時間は、ダンサーの谷よう子さんが、ドイツのフランクフルトへ皆さんをご案内。
私、谷よう子が初めてフランクフルトを訪れたのは、1991年。
ダンスのオーディションで訪れました。
このフランクフルトの街は、古い建物と近代的な建築物が入り交じっていて、
独特の空気感を持つところでした。
ちょうど私も、クラシックなダンスだけではなく新しい物も取り入れながら、
ヨーロッパという新しい土地で頑張っていこうと思っていた時だったので、
この街の持つ雰囲気と私の気持ちがマッチして、すぐに気に入りました。
都会でありながら、時間がゆっくりと過ぎていくような。
そして、ヨーロッパ各地へのアクセスも良く、このフランクフルトを拠点に
私のヨーロッパ生活が広がっていくような。
そんな、私に勇気をくれた街でした。
皆さんも、機会がありましたら、是非訪れてみてください。
谷よう子さんのホームページ
http://www.yokotani.com/
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2009/11/22 : 日本から一番近い西ヨーロッパ〜フィンランド、ヘルシンキ〜
この時間は、北欧デザイン・ジャーナリストの鈴木緑さんが、フィンランドのヘルシンキに皆さんをご案内。
私、鈴木緑が、ヘルシンキを初めて訪れたのは10年以上前になります。
この時は、デザイン雑誌の取材で訪れたんですが、街の第一印象は「空が広く、古い建築とモダンな
建築が混在した、ちょっと不思議な雰囲気」というものでした。
ヘルシンキには、他のヨーロッパの街とは違った空気感があって、人々が静かに暮らす、自由で透明な
西ヨーロッパの端。そんな言葉が似合います。
そんなヘルシンキでお気に入りの場所というのがあります。
それは、バンハーヤ・カウニスタという、お母さんと娘さんがやっている小さなアンティークショップ。
このお店の名前には「古くて美しい物」という意味があって、ガラスメーカーの「イッタラ」の古いモデルのタンブラーや、デザイナーのカイ・フランクがデザインした名作陶器のヴィンテージがあったり、ファッション雑貨ブランドのマリメッコのテキスタイルがメートル売りされていたりと、北欧のデザイン好きにはたまらないお店です。
こんな、ちょっと不思議で楽しいデザインが溢れる街、ヘルシンキなんですが、今では多いときで年に
6回は訪れるまでになりました。
北欧と聞くと日本からは遠い国のように思えるんですが、実は、フィンランドは日本から一番近い西ヨーロッパ。皆さんも、是非、訪れてみて下さい。
鈴木緑さんの著書
『フィンランド 森と街に出会う旅』(東京書籍) 現在、好評発売中
La Promenade
2009/11/15 : 豊かな湧き水の街、岐阜県・郡上
この時間は、アースウォーカーの中溪コーイチさんが、岐阜県・郡上に皆さんをご案内。
自分は今年の3月20日・春分の日に北海道の小樽を出発し、半年間で沖縄まで木を植えながら歩いて
行くという旅をしました。
その中で、各地の山々を歩きながら、いろんな名水という物にも出会った訳なんですが、その中に少し変わった名水があったんです。
それが、この郡上の名水。
普通、名水というのは山間などの自然豊かな沸いていることが多いんですが、この郡上の名水は街中に
湧いているんです。
郡上の街には、いたるところに湧き水を貯めておく場所があって、そこが街の人たちのコミュニケー
ションスペースになっているんですね。
水槽をキレイに掃除していたり、湧き水を汲みに来ていたり、この湧き水を中心に人々が集っている
ような、そんな印象の街でした。
この郡上の湧き水。
どうして街中に、このような美味しい水が湧くのか。
それは、街の近くに森があって、山があって。
豊かな自然があるからなんですね。
そんな自然豊かなところは、暮らしも豊かなんだと感じた瞬間でした。
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2009/11/08 : 青い空と白い雲の街、シドニー
今夜は、写真家のHABUさんが、オーストラリアの街、シドニーへ皆さんをご案内。
シドニーという街は、オーストラリア最大の都市であるにもかかわらず、大都市特有のギスギスした感じや慌ただしさを感じないところです。
大都市なのに、自然が豊かで、人々もゆったりと生活をしている。
そんなシドニーに魅せられ、仕事を辞め、そこに移り住むようになりました。
シドニーに渡ってからは、“空の写真家”として活動しています。
オーストラリアの空は空気中のゴミが少ないせいか、すごく澄んでいてコントラストが
非常に強い印象です。空はとても青く、雲は立体感があって浮き上がってくる感じです。
そんなオーストラリアの空を撮影しながら過ごしているんですが、このシドニーから
フェリーで30分くらいのところにマンリーというビーチ沿いの街があります。
この街が最近のお気に入りで、ビーチ沿いには小綺麗なカフェが建ち並び、美しい景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。
意外と知られていないスポットですので、是非、一度訪れてみて下さい。
HABUさんのフォト・エッセイ集
『空のとびら』(PHP研究所)
HABUさんのホームページ
http://habusora.com/
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2009/11/01 : 素朴なアイルランドが残る街、スライゴ
今夜は、ライター・フォトグラファーの松井ゆみ子さんが、アイルランドのスライゴへ
皆さんをご案内。
スライゴは、アイルランドの北西部にある小さな街。
海や山、湖に森といった自然が豊かな街で、アイルランドの国民的な作家、W.B.イエイツが幼少期を過ごし、その作風に大きな影響をもたらした場所としても知られています。
このスライゴには、ベンブルベンという不思議な形をした山もあって、それを見るだけでも十分に価値のある自然豊かな街でもあります。
そんなスライゴの街なんですが、これまで観光地化されていなかったせいもあり、そうした自然が手つかずのママ残されているんですが、現在はエコツーリズムの中心的な役割も果たしています。
この街では、地元の住民たちのエコへの意識も高くオーガニックな野菜の栽培が盛んに行われていたり、ホテルなどでも環境に優しいシャンプーや石けんが用意されていたりします。
アイルランドでは、ここ数年経済的な成長もあって、首都のダブリンなどはかなり都会化が進んでいますが、このスライゴは50年くらい前の素朴なアイルランドの雰囲気を残した街といった印象です。
アイルランドと聞いて、遠くて寒い国と言ったイメージを持った方も多いと思いますが、ここスライゴは人々の温かさや自然の豊かさが感じられる素敵な街ですので、是非一度、訪れてみて下さい。
La Promenade
2009/10/18 : 自然エネルギー100%の島、サムソ島
今夜は、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんが、デンマークのサムソ島の街、トラナベリへ皆さんをご案内。
このサムソ島は、人口4000人の小さな島なんですが、「自然エネルギー100%」を目指すという宣言を
出したことで有名になりました。
そんな島にあるトラナベリという街は行政を司る島の中心地でもるんですが、エコに対する取り組みも
進んでいます。
デンマーク自体、様々なエコ・アクションが取られているんですが、例えば、缶ビールが禁止されていて、瓶、またはペットボトルを使用しています。もちろん、その瓶やペットボトルはリサイクルではなくリユース
されています。ペットボトルも、30〜40回洗って使用しているんですね。
そして、サムソ島では「自然エネルギー100%」を目指すと言うことで、トラナベリを中心に風力発電で電力を確保し、太陽光エネルギーやワラを燃やして暖を取っています。
その結果、今ではこの島のエネルギー自給率は100%を超え、余った分をデンマークの他の地域や
周辺の国々に分けている程です。
そんなサムソ島の取り組みで重要なのは、こうした取り組みを住民が進んで行っていることです。
自分たちで施設に投資をして、地球に優しい街作りに参加しているんです。
今年12月、そんなエコ先進国、デンマークのコペンハーゲンで、環境に関する重要な会議が開かれ
ます。みなさんも、このサムソ島の取り組みを知ってもらって、エコへの関心につなげてもらえたら
うれしく思います。
La Promenade
2009/10/11 : コウノトリが舞い降りた街、ストラスブール
今夜は、映画『引き出しの中のラブレター』にご出演の女優、本上まなみさんが、フランス・ストラスブール
の街へ皆さんをご案内。
このストラスブールの街は、大きく旧市街と新市街に分かれています。
新市街は、近代的なビルが建ち並んでいて新しいトラムなども走っている、元気な街という印象が。
一方、旧市街はと言いますと、古い昔ながらの建物が並んでいて、石畳の道が続いています。
そんなストラスブールの旧市街には、ヨーロッパには比較的珍しく、木造のお家が多いんですね。
木組みで漆喰が塗られた壁の家々が、街並みに暖かさをもたらしています。
そして、旧市街には運河が張り巡らされていまして、家々の窓辺には花が飾られていて、
とてもかわしらしい街という印象を受けました。
それから、このストラスブールには昔、「幸福を運んでくる鳥」と呼ばれるコウノトリがよく来ていた
そうで、今でも家々の屋根には巣を作るための台がそのまま置かれています。
街のあちこちにある看板にもコウノトリがモチーフに使われていたりと、そういったところが心落ち着く
雰囲気を醸し出していて気に入りました。
本上まなみさんの最新エッセイ『はじめての麦わら帽子』では、そんな旅のお話も紹介しています。
本上まなみさんのホームページ
http://www.honjomanami.com/
La Promenade
2009/09/20 : エコがかっこいい街、ニューヨーク
今夜は、環境ジャーナリストの中野博さんが、アメリカ・ニューヨークに皆さんをご案内。
私が、ニューヨークを初めて訪れたのが1988年。
それ以来、時々訪れては、この素晴らしい街から様々な感動をもらっています。
中でも、2003年に訪れたときの体験は印象的でした。
セントラルパークで、近所の会社やお店の経営者の方たちがゴミ拾いをしていたんです。
ゴミ袋を片手に、自発的にゴミを拾っている姿は素晴らしいの一言でした。
この頃から、ニューヨークには、キレイなオーガニックのレストランが増え出したんですね。
屋上で野菜を育てているレストランもあって、こういったレストランのことを「ファーム・トゥ・
テーブル」と言います。
こういった動きが進み、現在のニューヨークでは「エコ」=クールなものとして定着しています。
さらに、ニューヨークでは2001年からホテルのエコ化も進んでいまして、シャンプーや石けん、
シーツやバスローブなど、アメニティの使用を控えるところが増えてきています。
このように、ニューヨークは街を挙げてエコ・アクションに取り組んでいるんですね。
La Promenade
2009/09/13 : シンプルでモダンなデザインに憧れる街、ストックホルム
今夜は、北欧デザイン・ジャーナリストの鈴木緑さんが、スウェーデンのストックホルムへご案内。
ストックホルムの街のデザインは整然としていて、特に目を引くのが地下鉄の駅のホームや
エスカレーター脇の壁が、まるでギャラリーのようにパブリック・アートで彩られているところ。
公共の場をデザインの場として提供する。
デザイン王国、スウェーデンの奥深さがうかがえる場所です。
そんなストックホルムで、私が気に入っている場所は、王宮近くのガムラスタンと言う旧市街。
そこは色彩も豊かで、オレンジや青、黄色に彩られた古くて小さい建物がぎっしりと並んで、
石畳とのコントラストが素敵な街です。
家の中に入ると、古いものを生かしながらシンプルでモダンな暮らしがあって、白やグレー、青と
いった色を基調としたグスタビアン・スタイルの家具が置かれてあったりします。
そんな、デザインにあふれ、シンプルでモダンな生活が息づく街、ストックホルムは、私にとって
感性を刺激される特別な場所となっています。
スウェーデン、ストックホルムの街については、コチラの本でも紹介しています。
『北欧 素顔のデザイナーに出会う旅』
鈴木緑さんのホームページ
http://www.suzukimidori.com/
La Promenade
2009/08/02 : ベストショットが生まれる街
今夜は、写真家の吉村和敏さんが、カナダのケベックシティへご案内。
カナダにある街、ケベックシティ。
ここは、丘の上にあるUpper Townと川沿いのLower Townに分かれていて、急な坂道が沢山あるところです。
街のあちこちに張り巡らされた細い路地沿いにはギャラリーやレストランが建ち並び、
散策していても飽きることが無く、常に新しい発見に出会える街でもあります。
セントローレンス川から吹き込んでくる風も心地よく、丘の上にそびえ立つ城塞から見下ろす街の全景はまさに絶景。特に夜景は必見です。
日が沈むと、石造りの街全体が黄色い明かりに包まれて、その光景は絵画のよう。
幻想的な世界が広がります。
ケベックシティ。
そこは、写真家の私にとって、数多くのベストショットが生まれる、とっておきの街なんです。
そんなケベックシティの写真も数多く収録している『パストラル』という私の写真集も、是非、ご覧になって下さい。
La Promenade
2009/07/19 : 環境の先生、フライブルク
今夜は、私、生活研究家の阿部綾子が、ドイツの街、フライブルクにご案内。
フライブルクはドイツの南に位置する街。
街の西側には、フランスとの国境を挟んで黒い森が広がります。
そんな広大な森ですが、“森の番人”はその荒廃ぶり切々と訴えています。
森の様子をよく見てみると、枯れて赤茶けた枝に気づくことがあります。
それまで、深い緑に覆われ、その様子が“黒い森”とまで形容されていたんですが、今や“赤い森”に
その姿を変えつつあります。
これは、自動車の排気ガスに起因する酸性雨の影響によるもの。
今、フライブルクの街では、そんな森を守るために自動車での乗り入れを控える行動に出ています。
ほかにも、このフライブルクの街では、建物を解体する時に出る廃材を再利用しています。
この街の多くの建物は石造りでできていて、それらの廃材を細かく分類し、新たに建物を建てる際には
こうした廃材を利用しているんです。
そんなエコロジカルなフライブルクの街は、私にとっての「環境の先生」とも呼べる街なんです。
La Promenade
2009/06/21 : 音楽家・映像作家の高木正勝とモロッコ
今夜は、音楽家・映像作家の高木正勝が、モロッコにあるアトラス山脈の村へご案内。
サハラ砂漠の街、マラケシュへ向かう途中、アトラス山脈の峠でのこと。偶然、小さな村を見つけ、そこで農作業をする女性たちと出会いました。何気ない風景だったのですが、どこからともなく聞こえてきた歌声に惹かれたどっていくと、それは農作業をする女性たちの歌声でした。その歌声は、周りの風景に解け合いながらも、はっきりと自分の中に響いてくる、何とも体験したことのないものでした。そこにある自然と空気、そして歌声が見事に共鳴して、自分の耳からクリアに入ってくる。これは、その場所でしか聴くことができない音なんです。
そんな、そこでしか聴くことができない音にこだわって作ったアルバムが「Tai Rei Tei
Rio」。音の響きにこだわった作品です。是非、聴いてみてください。
http://www.takagimasakatsu.com/
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2009/06/14 : フリーライター、山本高樹が行くラダック
今夜は、フリーライターの山本高樹が、インド北部のラダック地方をご紹介。
ラダックというのは、インド北部のジャンムー・カシミール州にある標高3500メートルに達する山岳地帯。標高が高いため、酸素は平地の6割程度しか無く、空は青すぎて黒っぽく見えるほど。チベット仏教の文化が広がっており、自然との調和が美しい場所です。
そんなラダックには、20万人ほどの人が住んでおり、厳しい自然環境の中、助け合いながら日々の暮らしを送っています。その日常には、日本にも昔あった光景が残っています。ラダックのシンプルなライフスタイルの中に、古き良き日本の、人と人とのつながりを大切にした暮らしぶりを見ることが出来るのです。
山本高樹 著書
「ラダックの風息 空の果てて暮らした日々」(ブルース・インターアクションズ)
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2009/06/07 : 日本の原風景〜奄美大島〜
今夜は、ネイチャー・サウンド・アーティストのジョー奥田が、奄美大島へご案内。
私は、様々な場所で自然の中の音を録音しています。そんな中で、奄美大島は自分にとって印象深い場所でもあります。
奄美大島にはたくさんの森があって、そこには多くの生き物がいて自然が広がっています。それらの生物が奏でる音は、本州とは違う何か特別なものを感じます。
深夜、漆黒の闇に包まれた森にいると、神聖な気持ちになります。そこには、たくさんの動物の生きる営みがあり、雄大に広がる自然の息吹があるんです。
やがて月が現れ、そんな闇を徐々に垂らしていく風景に、日本の原風景を感じるのです。
ジョー奥田さんのホームページ
http://www.joeokuda.com/
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2009/05/31 : オアフ島、トロリーバスの旅
今夜は、フラリ−パッドの前田大輔がハワイ・オアフ島へご案内。
自分は、フラリ−パッドというユニットでウクレレを演奏しているんですが、今から5〜6年前に、ウクレレを購入しにハワイのオアフ島を初めて訪れました。
いろんなショップを探しては見たんですがなかなかいいウクレレが見つからず、あきらめかけていた時に立ち寄ったのがオアフの小さなホテルにあった楽器屋さん。一目惚れでした。現在、使っているウクレレは、その時に購入したものです。
そんな思いで深いオアフですが、オススメしたいのがトロリーバス。オアフの街を走っている風情豊かなバスなんですが、オープンエアな作りになっていて、風を感じながらハワイを満喫できる乗り物だと思います。
フラリ−パッド New Album「フラリー・トロリー・ツアー」(発売中)
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2009/05/24 : ストリート・ミュージシャンの集う街、ミュンヘン
今夜はピアニストの近藤嘉宏が、ドイツのミュンヘンへ皆さんをご案内。
ミュンヘンは小さな街ではあるんですが、いたるところに広場があって、落ち着いた雰囲気が気に入っています。
そんなミュンヘンの広場ではたくさんのストリート・ミュージシャンがいて、チェロやヴァイオリン、中にはピアノといった思い思いの楽器を持ち寄って演奏を楽しむ風景がよく見られます。
そんな風景の中でも私が一番好きなのは、市庁舎前の広場です。有名なからくり時計が
あって、夏のシーズンにはオープンテラスのカフェも建ち並んで、とってもリラックス
できる場所なんです。
あとは、オペラハウス。建物の装飾がとてもキレイで、ヨーロッパならではの歴史と文化を感じることの出来るスポットです。
そんなミュンヘンの街が大好きな私、近藤嘉宏ですが、先日、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音の第1弾アルバムをリリースしました。
32曲あるベートーヴェンのピアノ・ソナタの中から、第12番、第13番、第14番「月光」、第15番「田園」の4曲を収録したアルバムになっています。
今回は、ベヒシュタインというドイツのピアノの名器を使って録音をしました。
よろしければ、その美しいピアノの音色を楽しんでみてください。
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2009/05/17 : 環境問題に立ち向かう街 〜フィジー、スバ〜
今夜は、環境ナビゲーターの井手迫義和が、フィジーの街、スバをご案内いたします。
フィジーは、南太平洋はニュージーランドの北に浮かぶ小さな島国。一年を通して、
朝の気温は22〜23℃で日中でも30℃前後と、日本の夏より過ごしやすい気候が続きます。このフィジーは、実は京都議定書を世界で一番最初に批准した国でもあります。
このフィジーは、実際に温暖化による海面の上昇と、それに伴う海岸線の浸食の被害を受けているという背景があります。
そんなフィジーにある街、スバを訪れた時のこと。現地の環境省の方に、温暖化によってどのような影響を受けているのかを案内してもらっていたんですが、その時に私がもっていたバッグに話が及んだんです。私が持っていたのは、あるイベントで作ったエコバッグ。日本では、レジ袋をもらう代わりに自分でエコバッグを持参する人が増えてきているんですよと説明すると、非常に興味を持たれたんです。
実は、このフィジーでは温暖化以外にも深刻なゴミ問題に悩まされていまして、このエコバッグの導入を国として考えたいという話に及んでいったんですね。
スバには、レジ袋やプラスチックトレーといったゴミが山のように積まれた場所があります。それまでは、そのまま地中に埋めても自然に還る素材のゴミしかでなかったのが、先進国の文化や風習が急速に広まり、こういった問題が生まれてしまったわけです。そこで、私は日本から1200ほどのエコバッグを送りました。
そんなフィジーでの体験から思ったのは、どんなに小さな行動でも大きな結果が生まれることがあるということ。私のようなひとりの人間のとった行動が、フィジーというひとつの国を動かすきっかけともなれるということです。
人間の可能性。あらためて、その大切さに気づかされたフィジー、そしてスバの街でした。
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2009/05/10 : 音楽と共存する街 〜セルビア、ベオグラード〜
今夜は、作家の高野秀行がセルビアのベオグラードへご案内。
ベオグラードは、出版社の読者企画で人を探すために訪れた街。このベオグラードがあるセルビアという国は内戦というイメージが強く、ともすれば街の治安についても心配していたんですが、実際に街を訪れてみるとそこには平和で垢抜けた風景が広がっていました。街の雰囲気は、スペインの中規模の都市に似ています。ベオグラードの街自体、歩いて回るにはちょうどいい大きさ。散歩するにはうってつけの遊歩道も数多く整備されていました。そんな遊歩道沿いには、オープンテラスのカフェが建ち並び、夕方になるとどこからともなく楽器を持った人たちが集まり、自然と演奏が始まります。それは、ストリート・ミュージシャンなどではなく、近所に住む人たちの趣味の空間となっているのでした。まさに、音楽と共存する街といった感じですね。
実際、出版社の企画で探していた人物が見つかりいろいろ話をしましたが、「内戦という辛い過去を乗り越え、今では街で音楽を楽しめるまでになった。」という言葉に、音楽を楽しむことが出来る環境というのは平和であってこそ生まれるのだという思いが込められていました。
このベオグラードでの体験は、「メモリークエスト」という本でも紹介していますので、是非、お手にとって
いただければと思います。
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2009/04/19 : 芸術家の集う街 〜スペイン、バルセロナ〜
今夜は、ピアニストで作曲家の村松崇継が、スペイン・バルセロナの街へ皆さんをご案内。
私は、普段から様々な建築物を見るのが好きなんですが、そんな趣味もあってかねてから行きたかった
街にバルセロナがあります。
バルセロナと言えば、ガウディ。そんなガウディの建築をこの目で見ようと、バルセロナを訪れた時のお
話です。
サグラダファミリアやグエル公園を見て回ったんですが、街並みと人とのつながりというか、人が歴史の
ある建築物を支えている。そんな印象を受けました。
このバルセロナへの旅。もう一つの目的は音楽。滞在中、バルセロナ交響楽団の演奏を聴くため、世界
遺産にも指定されているカタルーニャ音楽堂にも足を運びました。周りを細かな彫刻に覆われたステージは見事なものでした。そこで、ファリャが作曲した「恋の魔術師」から、「火祭りの踊り」を聴いたんです
が、バルセロナ交響楽団のリズム感溢れる演奏は今でも忘れることができません。
そんな、バルセロナの偉大な芸術家達から刺激を受けてできた曲が、私の最新アルバム『Piano Sings』に収録している「Departure」と言う曲。バルセロナで出会った、スパニッシュ・ギターの音色を
ふんだんに使っています。
他にも、カホンを使った曲なども収録していますので、このアルバムを聴いて私がバルセロナで出会った
感動を感じてもらえればと思います。
村松崇継さんの情報はこちら
http://www.muramatsu-t.net/
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2009/4/12 : 再生する森 〜ニュージーランド、オークランド〜
今夜は、エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎が、ニュージーランドの街、オークランドにご案内します。
このオークランドという街はニュージーランド最大の都市で、ヨーロッパから移住してきた人々がすんでいるんですが、元々はマオリの人たちが暮らしていた場所。もっとさかのぼると、そこには野鳥たちが暮らす風景が広がっていました。いわば、開発に開発を重ねてきた街となんです。
ニュージーランドと聞いて私たちがイメージするのは、広大にひろがる牧草の緑と、それをはむ羊たち
という風景ですが、実はこの風景も、元々原生林が生い茂っていたところが牧草地として開発されたものなんです。
ところが最近、産業構造の変化によって羊毛の需要が減り、農場よりも森林の価値が見直されてきています。地球温暖化対策として、CO2を吸収してくれる森が重要になってきたというわけです。今、ニュージーランドでは、森を復活させる動きが高まってきています。その中心となっている地域が、このオークランドなんです。
そんなオークランドの北に、ワイプオアフォレストという森があります。この森にはカウリの巨木がたくさん残っていて、マオリの人たちを中心に森を保存する運動が行われています。昨年からは、私たちも日本からこの運動に参加しはじめました。実は、日本はニュージーランドからたくさんの木材を輸入しています。だから、ただ観光で景勝地を巡るだけではなく、こういった森や自然を保護していく運動にも是非、
参加していただきたいと思います。
みんなの手で、地球上に残された貴重な自然を、守っていきましょう。
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2009/4/5 : 過去と現在が混ざり合う場所〜滋賀県マキノ町〜
今夜は、写真家の津田直さんが、滋賀県マキノ町にみなさんをご案内。
写真家の津田直です。
今夜、ご紹介するマキノ町は、滋賀県の琵琶湖の西側、京都からだと各駅停車の電車で小1時間ほど
のところにあります。
私がこどもの頃、よく祖父と夏休みや冬休みを過ごした思い出がある町でもあります。
そんなある日、日本家屋を使った展覧会をやってみないかという誘いがありました。
そこで、思いついたのがこのマキノ町の風景。
このマキノ町は、奥琵琶湖とも呼ばれるエリアにあるんですが、木造家屋が建ち並んでいて、今でも
古い路地などに入ると子ども時代にタイムスリップしたような感覚に襲われます。
大人になってから訪ねてみて思ったのですが、この町に足を踏み入れた瞬間、今の自分の生活が
どんどん背中の方に流れていくんです。現在、直面している世界が過去のモノになっていくというか、
目の前に過去の風景が広がるんです。
町の近くにある石垣に座れば、そこは江戸時代から変わらない風景だったり。
昔と今が、混ざり合う場所なんです。
自分にとって、このマキノ町に代表される奥琵琶湖の風景は、過去と現在とをつなぐタイムトンネルの
ような存在です。
津田直さんのホームページ
http://www.tsudanao.com/