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2009年02月23日
愛を読むひと

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今日は映画好き以外でもアカデミー賞が話題だろうが、
今回5部門にノミネートされていた「愛を読むひと」を見て
主演女優賞受賞ケイト・ウィンスレットの女優魂に圧倒されて
言葉を失い、しばらく考え込んでしまった。

試写前に資料を読まない、初見の僕にとって本作は
物語の導入部の印象と展開の行方が大きく違って
終末を予想しづらい作品だった。

映画は1958年のドイツから展開する。
15歳の少年マイケルは急病に襲われた自分を救ってくれた
母親ほど年の離れた女性ハンナ(ケイト・ウィンスレット)と
激しい愛欲の日々を送ることになる。
ハンナの頼みで、ベッドで様々な本を朗読してあげながら、
大人への手解きを受ける幸せな日々。
しかしハンナは常に何かへの怒りで爆発しそうなのだ。

と、ここまで書くと、
年上の女性と少年の性愛物語に勘違いされそうだが、
勿論全く違う想像もしない方向へストーリーは進んでいく。
二人がどこまで辿り着くかは是非見て欲しいと強く思う。


先の「レボリューショナリー・ロード」では ある意味救いのない、
悲しみに満ちた主人公を演じ切っていたが、
本作でもケイト・ウィンスレットは全裸も厭わず、
鬼気迫る凄まじい体当たりな役者振りで
真直ぐな視線を見る者に投げ掛けてくる。
しかし何故ここまで辛い境遇の女性役を彼女は選ぶのだろう?
僕はそう思わずにいられない。

さらに劇中二人それぞれが「何故その道を選ぶのか?」と
こちらが彼らの人生の選択に疑問をもち
悩んでしまう場面が実に多い映画なのである。

現代の日本に暮らす自分達には想像しえない
波乱の人生を歩んだ主人公。
そこに感情移入は出来なくても、
なんとか手を差し伸べ救いたくなる映画だった。

こういう作品、見てほしいです。
6月19日公開。


STAFF | 14:37 | カテゴリー:


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