2017年10月28日

一冊入魂

週替りで本のプロフェッショナルである書店員さんに
今読むべき!読んでほしい!オススメの一冊を紹介して頂きます。

今週、入魂の一冊を紹介してくれるのは、下北沢にある本のセレクトショップ

B&B
の、店長・寺島さやかさんです。
お店の名前のB&BはビールのBとBOOKのB。
ブックコーディネーター内沼晋太郎さんとクリエイティブディレクターの
嶋浩一郎さんが 「これからの街の本屋」について考え形にした本屋さんです。

寺島さやかさんの入魂の一冊はこちら!
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料理書のデザイン』 
著:鈴木めぐみ 誠文堂新光社

誰もが触れたことが1度はあるであろう料理書。
その料理書を良書と呼ばれるもの100冊をテーマ別に分類。
魅せ方、レイアウト。どこがどう違うといい料理書なのか・・・
人によって好みの分かれる部分もある料理書のカタログ的1冊。
あなたにぴたっとくる料理書に出会えるかもしれません。
是非手にとってみてください!

BOOK BAR staff| 22:49 | カテゴリー:一冊入魂

2017年10月28日

10.28 OA kokua enya WEAVER and more

1  Progress / kokua 


2  BOOK OF DAYS / enya 


3  Another World / WEAVER 


4  Yes, we can can / Steve Martin and The Young@Heart Chorus 


5  Take Me To the River / Kaleida 


BOOK BAR staff| 22:45 | カテゴリー:SONG LIST

2017年10月28日

へろへろ

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:鹿子裕文 ナナロク社

『年とって、どう暮らす?』

30年なんてあっという間だと話す還暦を迎えた大倉さん。
元々編集者だった鹿子さんが、福岡に帰郷し、フリーのライターに。
そこで知り合ったのは宅老所と呼ばれるデイケアセンターのおっばちゃん軍団。
なにかにつけて「なにかせんといけーん!」と世話を焼く彼女らにファンは多く、
巻き込まれた鹿子さんはそこで起こるドタバタ劇などを綴った
人気雑誌「ヨレヨレ」をたった一人で作ることに・・・
寄付を集め、補助金を受け、最終的には特別養護老人ホームが建ちますが、
その一部始終が書かれた、ノンフィクション。
老いエンターテインメントが注目を集める中、是非手に取ってほしい1冊です。

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月28日

BOOK STAND WEAVERの河邉徹さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週は人気バンドWEAVERの河邉徹さんが登場。
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2007年に結成されたWEAVERはスリーピースのピアノロックで大人気のバンド。
河邊さんはドラム、コーラス、そして作詞を担当されいて、9月にリリースされた最新EP「A/W」も「Another World」などの作詞を河邉さんが手がけています。
また本好きが高じて、ホンシェルジュというサイトでおすすめ本を紹介していたこともあるそうです。
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今回BOOKSTANDでは、河邊さんが大好きな小説3冊を紹介してくれます。
今夜はその1冊目です。

あのときの自分に1番の小説
今回お勧めするのは平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」です。
この本は実はスタッフの方に僕が歌詞のことで悩んでいたり、相談をしたときに、これを読んだらいいと勧められた本で、その方は元々電通で働いていた方で、宣伝とか、マーケティングとか、そういうところをアドバイス・・・というかインスピレーションのために話してくれるんですけど、

啓発本とかそういうの読むよりは小説読んだ方が人生変わるよ

っていうふうにその人は僕に言ってくれて。確かに小説はそういう人を動かす力があるんだなとその時は思いました。
天才クラシックギタリストである蒔野さんという方と、海外の通信社で働くジャーナリストである小峰洋子さんの2人の恋愛の物語です。
洋子さんっていうのはすでにアメリカにフィアンセがいてで、蒔野も出会った日にそのことをすぐ知るんですが、それでもお互い忘れられなくて、メールのやり取りをしたり、会ったりして、お互いになくてはならない存在になっていきます。
クラシックギタリストが物語の主人公ということで、やはり音楽を仕事にしている人ならではの悩みが書かれていたりして、彼がスランプに陥っている描写とかが、僕も一応音楽をやっている者のはしくれとして、胸を打つものがあったなと思います。
描写がすごく繊細に描かれているので、そういうところが2人の大人の恋愛と言うところを際立たせているような気がします。大人の恋愛を楽しみたい方は是非読んでもらいたいなと思います。これ、後半にはまさかあの人がそんなことするの・・・!と、そんなところもあるので、最後ははらはらしながら多分みんな読むと思うのですが、是非最後まで読んでみてください。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND

2017年10月28日

「本をつくる」という仕事

今週、杏ちゃんが紹介してくれたのは…こちら!

杏セレクト

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著者:稲泉連 筑摩書房

『この本を読むと重さが変わります。』

本を作るという仕事はどこからはじまるのでしょうか・・・
企画でも紙づくりでもなく、"字のデザイン"からなのです。
明治時代にできたフォントは印刷技術の発展とともに、見直しが必要に。
何万字もあるフォントを見直すのにかかった年月はなんと7年。
そして今まさに番組本を製作する中でお世話になっている新潮社の校閲。
1つの文章に対する真摯さ、頭が下がります。
何冊も紹介してきた本ですが、たどってきた道のりを知ることで、
本を読む重さを感じるようになる1冊です。

BOOK BAR staff| 22:08 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月21日

■一冊入魂■

週替りで本のプロフェッショナルである書店員さんに
今読むべき!読んでほしい!オススメの一冊を紹介して頂きます。

今週、入魂の一冊を紹介してくれるのは文京区千駄木にある
往来堂書店の店長、笈入建志さんです。
往来堂さんは、いわゆる街の商店街にあるような小さな書店なんですが、
セレクトにたいへん力の入っている本屋さんとして知られています。

笈入建志さんの入魂の一冊はこちら!

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進化とは何か』 
著:ドーキンス博士 ハヤカワ文庫

利己的な遺伝子で世界的に知られるドーキンス博士の
クリスマスに行った子供向けのレクチャーを特別編集したもの。
キリスト教では進化論を認めない人も多い中、
いかに少しずつ人が進化してきたのか、を解説。
ただの学術書、と言った感じではなく
毎日少しずつ努力をすることで自分も変えられる、
そんな希望も持てるような読み替えもできる、読みやすいけど深い1冊。
是非手に取って見てください。

BOOK BAR staff| 22:49 | カテゴリー:一冊入魂

2017年10月21日

10.21 OA 手嶌葵 Marvin Gaye Queen and more

1  風の谷のナウシカ / 手嶌葵 


2  Mercy Mercy Me ( The Ecology) / Marvin Gaye 


3  トロッコ / カメラ=万年筆 


4  獅子王の行進 / サン=サーンス「動物の謝肉祭」から 


5  You’re My Best Friend / Queen 

BOOK BAR staff| 22:46 | カテゴリー:SONG LIST

2017年10月21日

ハリネズミの願い

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:トーン・テヘレン 新潮社

『友達が欲しいけど傷つきたくないよ・・・』

これまでどうぶつを主人公に多くの物語を書いてきた
オランダの国民的作家トーン・テレヘン。本屋大賞でも話題になりました。
主人公はハリネズミ。誰かにうちに遊びに来てほしくて手紙を書きます。
キリンに、クマ、カエルにフクロウ・・・もし彼らがうちに来たら・・・?
手紙を書きながら空想は悪い方へ・・・やっぱりだめだだめだ。
とうとう手紙を送ることができないハリネズミですが、
谷川俊太郎さんは「大笑いしているうちにぎっくっとして
突然泣きたくなる21世紀のイソップ」と言葉を寄せる、大人に読んでほしい1冊。

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月21日

BOOK STAND 作家のせきしろさんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週は作家のせきしろさんが登場。
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コラム、俳句、小説と幅広く執筆活動をなさっている方ですが、話題となった作品には、テレビドラマ化もされたコラム集「去年ルノワールで」、ピースの又吉直樹さんとの共著「カキフライが無いなら来なかった」、西加奈子さんとの共著「ダイオウイカは知らないでしょう」などがあります。
最新刊は今年6月に出た「1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった」こちらは深夜ラジオのネタハガキの投稿に全力をふり絞っていた青春時代を描いた半自伝的小説となっています。ラジオ愛に満ちあふれていると大評判です。
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今回BOOKSTANDでは、せきしろさんが自身の作風に影響を与えた3冊を紹介してくれます。
今夜はその3冊目です。

仲間だと思っていたのに
今夜紹介するのは芥川龍之介さんの「トロッコ」です。
「トロッコ」はですね、子供が工事現場の大人と一緒にトロッコを押していて、押すのが楽しくて、このままずっと押していたいと思うんですけど、突然その大人に「もう帰りなさい」と言われて、そこから泣きながら家に帰るお話です。
これはあれですね、大人に帰っていいよって言われた瞬間の感情にものすごく共感しちゃって。地獄じゃないですか。ずっといていいと思ったのにそうじゃなかっていうのは。
なんか昔、親戚の集まりがあって。大人がお酒を飲んでいるからそこにいるじゃないですか。そうすると、こっちはそこにずっといたいんですけど、「もう寝なさい」と言われて(笑)そこでぶつっと、時間が終わってしまうのが、本当に怖さもありますし、絶望もありますし、共感しましたよね。

お前はもういい

って言われるのが。そういう感じのことが僕昔からすごく多くて。その度に「トロッコ」読んでましたね。これは1番影響を受けたかもしれないですね。
書くところではそこまで影響はないんですけど、生き方と言うか人生にはすごく影響を受けましたね。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND

2017年10月21日

風の谷のナウシカ

今週、杏ちゃんが紹介してくれたのは…こちら!

杏セレクト

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著者:宮崎駿 徳間書店

『誰もが知るこの作品!あなたは最後まで読みましたか?』

誰もが知っている映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックス。
全7巻のうち映画化されたのは実はおよそ2巻目までなんです。
あの映画で描かれた話の続き、あなたは知っていますか?
描かれるもっと細やかな人物描写、そして血なまぐさい世界。
ジブリでも印象的な食事のシーンが殆どないギリギリの状態で生きていた人びと。
映画化された1984年、バブルを前にした世間の高揚感に
警鐘を促す意味もあったのではないでしょうか・・・
読むたびに段階を経てその深さを感じる、感動の超大作。


BOOK BAR staff| 22:08 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月14日

■一冊入魂■

週替りで本のプロフェッショナルである書店員さんに
今読むべき!読んでほしい!オススメの一冊を紹介して頂きます。

今週、入魂の一冊を紹介してくれるのは、下北沢にある本のセレクトショップ

B&B
の、店長・寺島さやかさんです。
お店の名前のB&BはビールのBとBOOKのB。
ブックコーディネーター内沼晋太郎さんとクリエイティブディレクターの
嶋浩一郎さんが 「これからの街の本屋」について考え形にした本屋さんです。

寺島さやかさんの入魂の一冊はこちら!
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香港風味 懐かしの西多士(フレンチトースト)』 
著:野村 麻里 平凡社

かつて香港で暮らした著者による食体験を風景そのままに描いた25章。
表紙もそうですが、とにかく文章からしずる感があふれます。
"はじまりは小篭包"という章では、小籠包からあふれるスープ、
その美しさ、香りによだれが出てきそうになる描写。
その中でキーワードとなる食材、上海蟹が登場しますが、
そんな上海蟹の食べ方まで、章末に記されています。
是非手に取って見てほしいおいしい1冊です。

BOOK BAR staff| 22:49 | カテゴリー:一冊入魂

2017年10月14日

10.14 OA レキシ Ibeyi 湯川潮音 and more

1  Takeda / レキシ Feat. ニセレキシ 


2  사랑이 잘 Can't Love You Anymore (with 오혁) / IU 


3  Deathless (feat. Kamasi Washington) / Ibeyi 


4  しずくのカーテン / 湯川潮音 


5  Silhouette / Aquilo 

BOOK BAR staff| 22:46 | カテゴリー:SONG LIST

2017年10月14日

into the forest

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:田淵三菜 入江泰記念写真賞実行委員会

『森に呼ばれたら森に入ろう』

第2回入江泰吉記念写真賞を受賞した著者の写真集。
大学卒業後、北軽井沢の森に1年間入って撮り続けた写真が掲載されています。
子供時代から慣れ親しんだ森というよりは、異世界に入った時のような感覚、
1989年生まれの著者の若くて、自由で、伸びやかな写真に、
季節の変化、そして濃いフィトンチッドを感じます。
まず、手に取って見てもらう事が何より伝わる1冊です。

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月14日

BOOK STAND 作家のせきしろさんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週は作家のせきしろさんが登場。
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コラム、俳句、小説と幅広く執筆活動をなさっている方ですが、話題となった作品には、テレビドラマ化もされたコラム集「去年ルノワールで」、ピースの又吉直樹さんとの共著「カキフライが無いなら来なかった」、西加奈子さんとの共著「ダイオウイカは知らないでしょう」などがあります。
最新刊は今年6月に出た「1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった」こちらは深夜ラジオのネタハガキの投稿に全力をふり絞っていた青春時代を描いた半自伝的小説となっています。ラジオ愛に満ちあふれていると大評判です。
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今回BOOKSTANDでは、せきしろさんが自身の作風に影響を与えた3冊を紹介してくれます。
今夜はその2冊目です。


"何も起こらない"ということが起きている
今夜紹介するのはジャン=フィリップ・トゥーサンの「ためらい」という小説です。
タイトル通り、ためらい続けて、結局何も起こらない話です。作品全体がためらっていて、主人公は男の方で子供がいるんですけど、ベビーカーを押していて。ある目的である街に行くんですけど、勝手に自分でためらっちゃって何もしないんですよ。
これは15年くらい前ですかね。初めて小説を出したときにファンの方に「ジャン=フィリップ・トゥーサンに似てる」と言われて、それまで僕、外国の文学とかわからなくて、手に取って読んでみたら、まあ似てると言われたら似てるんですけど、こんなにためらってないだろう、僕は・・・と思いましたけどね(笑)
美学ですね。こんなにためらってもいいんだ、というある意味勇気はいただきましたけど。
何もしていない人っていると思うんですよ。もしくは何かをしたいけどできない人。
いろいろ考えてしまって。僕も昔はそうでしたけど。その時に

その何もしないという状況も何かをしたという作品になりえる

ってことはぼ覚えておいた方がいいと、思いました。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND

2017年10月14日

ベスト珍書 - このヘンな本がすごい!

今週、杏ちゃんが紹介してくれたのは…こちら!

杏セレクト

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著者:ハマザキカク 中央公論新社

『世の中広いなあ〜・・・!』

年間8万を超える新刊が出版される日本でそのすべてをチェックしている著者が、
なかでも特に「ヤバイ」と思った本をまとめたのがこの1冊。
吐しゃ物ばかりを集めた写真集など、「え・・・」と思ってしまうものや、
マニアックすぎて「誰が買うの・・・」といった所謂「珍書」も多数収録。
その中で杏ちゃんが気になった本は・・・

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きょうあしたふたり」著: 大野広幸  瞳Photos
一卵性の双子37組がかつて撮った写真のシチュエーションを成長した10年後、
同じ場所で再現したそれぞれの変化が愛おしい写真集。

そして大倉さんが気になった1冊はやはり"麺"にまつわる・・・
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背油番付
全て背脂!!著者が厳選した秀逸ラーメン39杯完全カラー掲載した1冊。

書店ではめぐり逢えないかもしれない1冊に出会わせてくれるかもしれません。

BOOK BAR staff| 22:08 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月07日

■一冊入魂■

週替りで本のプロフェッショナルである書店員さんに
今読むべき!読んでほしい!オススメの一冊を紹介して頂きます。

今週、入魂の一冊を紹介してくれるのは、
日本を代表する大型書店、八重洲ブックセンターの平井真実さんです。
上大岡店は京王百貨店の6階ワンフロアを占め、330坪もあるそうです。

平井さんの入魂の一冊はこちら!
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間取りの手帖 remix』 
著:佐藤 和歌子  筑摩書房

なかなか仕事が忙しくて小説が読めない・・・という方にお勧め。
実在する間取りばかりを集めたカタログ的な間取り本ですが、
その間取りはすべて一風変わっています。
間取りの下には著者からの秀逸なツッコミ、
収録されたコラムもちょっと笑えて、忙しい時間の中に
ちょっとした息抜きの時間を与えてくれます。
是非手に取って見てください。

BOOK BAR staff| 22:49 | カテゴリー:一冊入魂

2017年10月07日

10.7 OA DJ HASEBE 大橋トリオ 松任谷由実 and more

1  さよならCOLOR  / SUPER BUTTER DOG 


2  今すぐ欲しい(Butter Smoother) feat.Sugar Soul+Zeebra / DJ HASEBE 


3  そんなことがすてきです / 大橋トリオ


4  NEEND KOYI / NAJMA 


5  REINCARNATION / 松任谷由実 

BOOK BAR staff| 22:45 | カテゴリー:SONG LIST

2017年10月07日

月の満ち欠け

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:佐藤正午 岩波書店

『超円熟ベテラン作家に新しさを感じる。』

61歳で第157回直木賞を受賞した佐藤正午さんの20年ぶりの書き下ろし。
書く書くと言ってなかなか書かない大倉さん、シンパシーを感じたようです(笑)
物語は小山内という男がホテルのカフェを訪れるところから始まります。
そこには先に来ていた見知らぬ母子。7歳の女の子は小山内に親しげに話しかけます。

「(どらやき)一緒に食べたことがあるね、家族三人で」

展開される不思議な物語は"生まれ変わり"を彷彿とさせながら、
衝撃のラストが待っています・・・
ベテラン作家だからこそ書ける円熟したこの1冊、味わってみてください。

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO

2017年10月07日

BOOK STAND 作家のせきしろさんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週は作家のせきしろさんが登場。
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コラム、俳句、小説と幅広く執筆活動をなさっている方ですが、話題となった作品には、テレビドラマ化もされたコラム集「去年ルノワールで」、ピースの又吉直樹さんとの共著「カキフライが無いなら来なかった」、西加奈子さんとの共著「ダイオウイカは知らないでしょう」などがあります。
最新刊は今年6月に出た「1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった」こちらは深夜ラジオのネタハガキの投稿に全力をふり絞っていた青春時代を描いた半自伝的小説となっています。ラジオ愛に満ちあふれていると大評判です。
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今回BOOKSTANDでは、せきしろさんが自身の作風に影響を与えた3冊を紹介してくれます。
今夜はその1冊目です。

音楽のように読む物語

今夜紹介するのは保坂和志さんの「プレーンソング」です。
これは保坂和志さんという小説家の方が書いた本なんですけど、ルームシェアをテーマにした本で、当時まだそんなシェアハウスとかいう言葉がない時代に読んだ本なんですけど、4人の男女が一緒に暮らすんですけど、とにかく、驚くほど何も起こんないんですよ。
そのなんも起こんないことが、これだけ作品になっていることが衝撃的で。それからすごく影響を受けましたね、僕は。何か起こりそうで怒らなかったんで単純に笑っちゃいましたね。
当時の僕の中ですと、振りがあって、オチがあって、っていうのがみなさんそうだと思っていたんですよ、本っていうのは。それが何も起こらなかったんで、「あ、こういう方法もあるんだ」っていうのを気付かせてくれたっていうか、僕が書く話が割と何も起こんないって言われがちで、カタルシスがないって言わるんですけど、それが悪い方でいわれるんですけど、

でも好きなんでしょうがないですね。何も起こらないのが。

これは本当に、いまだに読み返すことがあって、僕そんなに本は新しいの読むわけじゃなくて、古い本を、昔読んだ本を何回もってことが多いかもしれないですね。
・・・音楽に近いかもしれないですね。
次は何を書こうって思った時に読み返して、「ああ、何も起こんなくていいんだ」っていう自信はいただきますね。こんなこと言うと怒られるかもしれないですけど(笑)

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND

2017年10月07日

BUTTER

今週、杏ちゃんが紹介してくれたのは…こちら!

杏セレクト

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著者:柚木麻子 新潮社


『濃厚で濃厚で、でも止まらない・・・!』

実在する事件「木嶋香苗事件」をモチーフにした長編小説。
男たちを次々に魅了し、金銭を奪い殺めた女・梶井真奈子。
そしてその女を追う女性記者を中心に物語は進行します。

「まずバターを食べなさい。」

料理に無関心だった女性記者でしたが、
料理に精通した彼女に近づくために記者は言われるまま、
"本物の味"を知ることでいつしか彼女に魅了されていきます・・・
実際に人を殺めるような描写はなく、ただただ言葉に滴るしずる感、
物語の展開の濃厚さを感じながらも、あとひくおいしさの1冊。

BOOK BAR staff| 22:08 | カテゴリー:BOOK INFO


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