2017年08月26日

BOOK STAND 著述家・編集者の石黒謙吾さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週はベストセラー「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」の企画・プロデュース・編集を担当する石黒謙吾さんが登場。
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石黒さんはこれまでに250冊以上の書籍をプロデュース・編集してきた方。
ご自身が執筆した『盲導犬クイールの一生』はベストセラーとなり映画化もされています。
現在、書店で平積みとなっている「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」は村上春樹、夏目漱石、太宰治、三島由紀夫といった文学者から小沢健二、星野源まで、さまざまな文体でカップ焼きそばの作り方を紹介して話題となっています。
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今回は石黒謙吾さんが著述家・編集者として影響を受けた本を紹介してくれます。
今夜はその1冊目です。

ぐうたらの魅力
今日ご紹介する本は「ぐうたら人間学」、「狐狸庵閑話」というサブタイトルで、遠藤周作先生の本です。
これは中学校に入ってすぐ多分一番最初に大人の本として、自分のお金で買った、その後の人生において影響を受けている1冊です。
「ぐうたら人間学」という本を買った時は、僕は遠藤周作先生の本を読んだことはまったくないんです。その後読んだんですが、結構難しいわけですよ。「ぐうたら人間学」は対極で日々こういうふうに作家仲間でお酒を飲んでいるとか、こんなふうに芝居をやって楽しんでいるとか、神奈川の田舎に庵をあんでそこで粛々と暮らしているだとか、もしくは留学時代の思い出とか・・・どこがすごく印象的かとかそういうシーンは取り立ててあるわけではないんですが、とにかく全体を通してのこのゆるさ。小説を書くなんて凄い人たちがこんなにのびやかに、やんわりと、ある意味適当に、暮らせるんだっていうのは、僕は自分で本も書いていますし、プロデュースを様々なジャンルやっているという中で、じゃあこの「ぐうたら人間学」の中身が僕の今やっているクリエーションに影響しているかとさほどしていないんですよ、直結していない、という意味で。
ただし、僕が編集者として生きようと思った時なんですけど、その時にこの本のことは完全に自分が生きていく中で刷り込まれていて、かなり楽観主義で生きてきているんですけども、そういう…

なんとかなる!と思わせてくれたのはこの本

で、内容はほぼほぼ・・・何でもないことの連続なんですけど(笑)
さすが当時これよく「軽妙洒脱」と言う言葉をよく使われていましたけど、軽いタッチでなんでもないことを記していくと言うことは、さすがだなと今でも思います。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND


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