2017年07月22日

BOOK STAND 映画監督・脚本家の松居大悟さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週は映画監督・脚本家の松居大悟さんの登場です。
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松居さんは1985年生まれ。劇団ゴジゲン主宰。
2012年に映画「アフロ田中」で長編監督デビューし、昨年公開された蒼井優主演の映画「アズミ・ハルコは行方不明」や、テレビ東京で放送されたドラマ「バイプレイヤーズ」ではメイン監督を担当、さらにMV制作やコラム執筆など多岐にわたる活動をされています。
5月に発売された漫画「恋と罰」では原作を務め、漫画家になりたかった松居さん念願の初コミックスとなりました。
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今回は松居大悟さんが人を暴走させる3冊を紹介してくれます。
今夜はその2冊目です。


戦いの向こう側

今夜ご紹介するのは「笑いのカイブツ」という小説です。ツチヤタカユキさんが著者です。
人を暴走させるという意味では今回は「笑い」が人を暴走させる、というものですね。
笑いって、やっぱり暴走させるっていうか、人を楽しませたりとかリラックスさせたりするものなんですけど、それはその受ける側はそうかもしれないですけど、笑いを作る側っていうのは…僕自身コメディーを作っている人って、ドラマを作っている人よりももう傷だらけだったりするのを見てきて、笑いってなんて作る側が命を削って、受ける側が笑顔になる、っていうなんて不思議なものなんだろうって思うんですよね。
今回はツチヤさん自身がはがき職人なんですけど、ツチヤさんがはがき職人として笑いを作り続ける、私小説ですね。
だから説得力もすごければ、自分は絶対笑いでトップなるって決めて、だったらもう毎日ネタを500個考える、とか。ひたすらだから寝る間も削りながら、命を削りながら
笑いを作っていく・・・わかるんですよね、僕も面白い映画を作りたい、面白い演劇を作りたいって、思って、飲んでるやつらはバカだとか、そんな飲んでる時間があったら俺は全部考える…って思って作って・・・いた、時期も…あったし、って言うのがさみしくなるような気持にもなるし、でもツチヤさんはそれを追求し続けた、なんか、そんな笑いのカイブツになっていくまでの話なんですよね。

自分の中でグッと来たのは憧れていた芸人の人にちゃんと認知してもらえる、「あいつまた送ってきやがったよ」とか言われるようになっていく・・・芸人さんからメールがもらえて泣きそうになるくらいうれしくなる気持ちとかっていうのは、なんか・・・

やっぱり一人でやりたくないんじゃん!

って思ってグッときて、それでも1人で戦おうとするツチヤさんっていうのがどっちが正しいのかわからなくなるんですよね。で、僕がすごく興味があるのは、この本が売れたことによってまたツチヤさんまた変わったんじゃないかとか。
またそのあとの物語とか含めて、僕はすごく気になりましたね。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND


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