2017年02月19日

BOOK STAND ユウキロックさんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週は元芸人でお笑い講師のユウキロックさん登場です。
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大阪出身のユウキロックさんは90年代前半にケンドーコバヤシさんとコンビを組み解散、その後はお笑いコンビのハリガネロックを結成し、2014年まで芸人として活動していました。現在はお笑い講師のほか、執筆業にも力を入れていまして、自身の芸人活動を振り返った芸人迷子を昨年暮れに出しています。
今回はユウキロックさんが文章を書く上で参考になったという3冊を紹介してくれます。

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今夜はその1冊目です。

笑えること笑えないこと。世間とお笑い。

今夜紹介するのは又吉直樹の「火花」です。
これはですね、芸人の話なんですけど、言ったら先輩と後輩の話で。先輩が天才と称される人で、後輩が師匠と崇めてやっていくんですけども、徐々にですね、後輩の方がちょっと仕事が増えていったりしながら、紆余曲折として、お笑いとは何なのか…世間対お笑い、みたいなね。
この小説に又吉がぶつけてるものっていうのをすごく…特に僕は元、芸人をやってたので、感じられる小説でしたねえ…。で、一番最後の部分っていうのが、やっぱりその天才と凡人。凡人みたいなものですよ、努力型ですよね。その先輩と後輩、でも、お笑いっていうのはどこに向けてやっているのか。世間に対して向けている。世間が笑ってくれないと、自分がどんなにとがって、いろんなことをやるけれど、それが、世間に受け入れられない。究極のことまでやってしまう。それが…うん…昔、ダウンタウンの松本人志さんがお父さんが亡くなって、それで、「腹話術をしてもお客さんが笑うんやったら、俺はやる」みたいなことを文章に書いたことがあったんですけど、それに近いことを問うてるのかな、と。
実はね、僕、「芸人迷子」っていう本を出したんですけども、この「芸人迷子は」この僕が「芸人迷子」ハリガネロックを解散発表した日から連載が始まったんですけどもね、まあ、火花を書いていることも、本当にそのって言ったらいいんですかね…今後出すことも全く知らない中で僕は書いたんですけども、本当にその…近い部分がすごいあったので、ほんでそれが、すごく驚いたというか、結果そういう、お笑いの部分考え方とか、そういう部分っていうのはやってきた人間は近いものがあったのかなー、っていう考えがあって、で、やっぱり又吉の文章は美しい文章であって、マネしてもできないと思ったんですが、何とか近づけるように…
僕の話はノンフィクションなんですけど、小説のように書けないかなと思いまして、参考にさせていただきました。

BOOK BAR staff| 00:40 | カテゴリー:BOOK STAND


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