2016年09月18日

BOOK STAND 浅草キッド水道橋博士さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週からは浅草キッドの水道橋博士さんの登場です。
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以前から日本初のブロガーとして、またコラムニストとして、
執筆業にも励んでいた博士ですが、
2012年11月からは、「水道橋博士のメルマガ旬報」の編集長に就任。
いまでは、樋口毅宏、園子温、酒井若菜、モーリー−ロバートソンなど、
50名を超える連載陣を抱える日本最大のメールマガジンへと大成長しています。
スローガンは「大人のコロコロコミック・子供の文藝春秋」だそうです。
連載陣が増えたことで、メルマガの配信を今年7月から2回から3回に変更。
文字数にすると毎回20万字の活字がパソコンやスマホに届くそうです。
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今回は水道橋博士が『書くということを意識させられる本』を
3冊選んでくれました。
今夜のその2冊目です。

僕らにしかわからないキャッチボール
今夜ご紹介するのは水道橋博士・著「藝人春秋」です。この本はもう文藝春秋から文庫化されているんですが、芸人の世界だけでなく、芸能界に生きている僕が目にしたヒーローたちですね、描いて、ルポタージュした小説に近いかもしれないんだけど、小説に近いかもしれないけれど、実在する人々のエピソード集ですね。
で、藝人春秋というタイトルなので、春・夏・秋・冬という想定をしているんですね。その中で例えば夏みたいなのはこうお金にまつわったそういう熱狂、夏みたいなイメージで、堀江貴文さん、湯浅隆さん、苫米地英人さんなんかを書いてるんですよ、お金にまつわるエピソードなんですけれども。ロックフェラーセンタービルを売った側とロックフェラーセンターを買った側。バブルの時代の底に暗躍した2人の物語を文章上は全部反転しているっていう遊びをやってるんですけど、まあ、パスティーシュという言葉があるんですが、そういう手法をやっている章であったり、あとはテリー伊藤さん、ポール牧さん、甲本ヒロトは僕の中学時代の同級生なんですけど、最後は稲川淳二さんですね。
僕はほぼこの連載を十数年前に終えていたんですが、この稲川淳二さんの章を書くのに十数年かかってしまったという曰くのある章なんですけども。読んでいただいて、稲川さんからお手紙を戴いたり、ここに書いた多くの人からお手紙を戴くんですね。だから一見、悪口や揶揄を書かれていると思われるかもしれないですけど、文を通じて問いかけて、…闇の中でキャッチボールしているような感じなんですよね。会話が成立している状態になる、っていう。
だから本を書く意義みたいなのは

文でなければ通じ合う、分かり合うことができない感覚

があるんだけど、面と向かって口で言い合う物ではなくて、それを分かち合える感じ。
それを自分が職業としている世界で「この感覚わかってもらえますよね」っていう確認が出来る、そのためにこの本を書いている部分もありますし、是非皆さんに読んでもらいたい。
で、永くこれを続けたいなと思っていますね。

BOOK BAR staff| 00:31 | カテゴリー:BOOK STAND


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