2016年04月17日

BOOK STAND 大森靖子さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週からはの大森靖子さんが登場。
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今年2月にリリースされた最新アルバム「TOKYO BLACK HOLE」の
完全生産限定盤は、初の書き下ろしエッセイ付。
昨年10月の出産の瞬間までの1ヶ月間を綴った200ページに渡る
ボリュームたっぶりの書籍となっていて、読み応え、聴き応えたっぷりの
濃厚な作品となっています。
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今回は大森靖子さんが「なにかを失って気づかせてくれた本」を3冊を紹介してくれます。
今週はその1冊目です!

家族が好き、それがすべて。
今夜紹介するのはつんくさんがお書きになった「だから生きる」と言う本です。
こちらの本はですね、つんくさんが喉頭ガンを患って手術したことをきっかけに書かれた本なんですけど、どうしてそうなったか、自分のバンドの時代のことや、自分では喉の異変に気が付いていたのに病院の検査で異変がなかったから安心してしまって、喉の状態がどんどん悪くなってしまった後悔を鮮明に書いてますね。
あとは結婚したこと。どういうことが支えになって、手術を乗り切ったか、声をなくしても生きていくという選択をどうしてしたか、そういうことが書かれています。やっぱりそこには家族の愛情みたいなものが大きくて、奥さんや娘さん、息子さんのことをどんなに愛しているかが書かれているんです。
つんくさんと言えば「ん?」とひっかかる歌詞、「イェイ、めっちゃホリデイ」みたいに、「どうやったらそんなの思いつくの」みたいなポイントになるような歌詞がいっぱいあるじゃないですか。
そんな感じで双子が生まれた時に「めっちゃロックや!」って書いてあって、双子が生まれたことのどこがロックかは冷静に考えたら全然わからないんですけれど、それが本にテンポを生んでいてすごく読みやすいというか。
そういうところ、やっぱりつんくさんだなあと。
お嫁さんが出来たことによってつんくさんの生活ががらっと変わっていて、そんな奥さんをみていて、子供さんを見ていて生まれた歌詞がたくさんあると書かれていたんですよ。
奥さんがケーキ屋さんに行って、つんくさんに「じゃあ2個選んで」って言ったらしいんですよ。「何で2個なの?え、だって1個でしょ」って言ったら、「家に帰って食べる分と、夜ご飯の後に食べる分が必要じゃない?」と言われたそうなんですよ。「ああ女性はそんなふうな世界を持っているんだ」と衝撃を受けて、書いた歌詞があったり・・・
つんくさんが奥さんとお子さんをいかに大事にされているのか、結論のところに書いてあるんですよ。

僕は妻が好き、家族が好き。それだけだ。

本当に好きだから、生きていくことに決めたんだなって。
声を失っても生きていこうって決めるってすごいじゃないですか、歌手にとって。
家族ってすごいんだなってことに気が付かせてくれた本です。

BOOK BAR staff| 00:28 | カテゴリー:BOOK STAND


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