2016年03月20日

BOOK STAND 酒井若菜さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週からは女優の酒井若菜さんが登場。
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酒井さんは先月、対談・エッセイ本『酒井若菜と8人の男たち』を出版。
仕事を通して交友のある大好きな俳優や芸人さんに向けた生前弔辞という
構成がお見事です。
酒井若菜と8人の男たち.jpg

今回は酒井若菜さんが心に残っている3冊を紹介してくれます。
今週はその1冊目です!

向田邦子さんが、ケンカ腰?!

向田邦子さんの「向田邦子全対談」です。
これは向田邦子さんがお亡くなりになった後に出版されたものなんです。
たくさんの人と対談された向田さんですが、対談集が出ていなかったことに
気が付いて、いろんな雑誌とかで対談してきたものをまとめて作られた本
なんですけれどもその対談をまとめつつ、各対談相手の方がお亡くなりになった
向田さんとの思い出を、言い換えれば弔辞のようなものをエッセイとして
書かれているんですね。その構成っていうのがすごく面白いなって思って。
私が最近出した本が『酒井若菜と8人の男たち』という本なんですけれども
構成を参考にさせてもらったのがこの本だったんです。
対談相手は、和田誠さんや吉行淳之介さん、中川一誠さん、竹脇無我さん、
倉本聰さん・・・読んでておもしろかったのが谷川俊太郎さんとの対談で、
なぜか向田さんが終始ケンカ腰なんです。

「詩人の方っていうのは朝起きた時から目覚ましの音が、
もう私たちとは違いますでしょう?」

と、ちょっと皮肉めいて言っているんですよ。
「ロマンチックな音で起きてらっしゃるんでしょう?」
そういう風にずっと「どうせ詩人なんて」というニアンスに
とられかねないことを向田さんがすごく強気に言っているんですけど、
谷川さんがするするするーっと「そんなことないよ〜」と、
諫めているような感じの関係が面白かったですね。 

BOOK BAR staff| 00:35 | カテゴリー:BOOK STAND


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