2016年01月24日

BOOK STAND 落語家の立川吉笑さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週は落語家の立川吉笑さんが登場。
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吉笑さんは2010年に6代目立川談笑に入門。
入門した当初から新作落語を発表し、
1年半という異例のスピードで二つ目に昇進しました。
これまで創作した新作落語は70を超えるそうです。

昨年12月に発売された立川吉笑さんの最新著書、「現在落語論
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今なおトップセールスを誇る
立川談志が書いた「現代落語論」の発売から50年。
立川談志の孫弟子、吉笑さんがまとめ上げた「落語論」とは?!


今回は、吉笑さんが新作落語のネタ作りの参考に
しているという本を3冊選んでもらいました。
  
今週はその2冊目です!

言葉からネタを作る?!。

倉本美津留さんの「倉本美津留の超国語辞典」です。
タイトルの通り国語辞典の体裁をとってはいるけれども
全く国語辞典らしくない本。
そもそも著者の倉本美津留さんは、放送作家の方でダウンタウンの
ブレインというか「ごっつええ感じ」「ダウンタウンDX」とか、
松本さんと一緒にネタ作りをされてきた方で、そんな方が作った本なので
まぁ、大喜利…、言葉大喜利みたいな。また帯の言葉が秀逸で
高橋源一郎さんが書いた「倉本。あんた、日本語のストーカーか!」
まさにそうで、日本語をこんな視点でよくもまぁ集めたなぁと。
全部で38項目、色んな角度から日本語のちょっとおかしな所とかについて
言ったら屁理屈なんですけど、屁理屈からどんどん笑いに消化していく
みたいな作品ですね。めちゃくちゃ面白いのいっぱいあるんですが
特に好きなのは「言葉の漫才師」という項目があって、これ何かというと
日本語には、2つの言葉を並べる事によって強調するいたいな表現があって
例えば、「あちらこちら」とか「着の身着のまま」とか、
これって漫才師のコンビ名みたいだなって、元々は漫才師のコンビ名が
「あちらこちら」や「あの手この手」みたいに韻を踏む言葉から
作ったんでしょうけど逆になんか、言葉からネタを作ってみようみたいな
取り組みがあって、色々あげているんです。もし「あちらこちら」という
漫才師がいたらどんな漫才をするかなと…。
漫才台本が書いてあるんですけれども、例えば、はい!どーも。って出てきて
あちらさんとこちらさんが全然違う所にいて、センターマイクから離れて
立っていてって話になっていて、あと「うんともすんとも」って漫才師がいたら
出てきても何も喋らないとか…。なんかそんな感じでこの言葉から逆算して
漫才作ったらどうなるかなみたいなことが書いてあって面白いですね。

BOOK BAR staff| 00:32 | カテゴリー:BOOK STAND


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