2015年05月24日

BOOK STAND 山内マリコさんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週は作家の山内マリコさんが登場。
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山内さんは富山県生まれ、大阪芸術大学卒業。
京都でライターとして活動の後、東京に移り、
2008年に「女による女のためのR−18文学賞」読者賞を受賞。
2012年に受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む短編集
『ここは退屈迎えに来て』を刊行。
デビュー作ながら、様々なジャンルの著名人から称賛を受け、
話題となりました。
そして現在、書店で平積みとなっている最新刊「かわいい結婚」では、
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家事嫌いの専業主婦の日常や、男が女に変身するハプニングを
コミカルなタッチで描きながら、男女関係の「見えないルール」を痛烈に風刺。
さらにTVブロスや週刊文春の連載コラムでも独自の視点による切り口が
冴え渡っています。
今回のBOOK STANDでは、山内さんが憧れた世界が描かれている本を
3週にわたって紹介してくれます。

今週はその3冊目です!

特別であるって事は、簡単じゃない!

多屋澄礼さんの「フィメール・コンプレックス (彼女が音楽を選んだ理由)」
この本は、18人の女性ミュージシャンのライフストーリーで構成されています。
キャロル・キングやテイラー・スイフトといったメジャーなミュージシャンではなく、
ややインディーよりのミュージシャンがたくさんセレクトされています。
エブリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンやキャシー・ラモーン
ベル・アンド・セバスチャンにいたイゾベル・キャンベルなど。
ちょっと尖った人選というか、どの方も自分で自分の人生を開拓している
タイプの女性が多いです。
「自分が何をやりたいのか?」「自分は何が好きなのか?」など、
そういった部分で音楽が大きく作用しているタイプの女性ミュージシャンです。
中に2人、女優さんがラインナップされていて『(500)日のサマー』で有名な
ズーイー・デシャネル、実は彼女はミュージシャンでもあってシー&ヒムという名前で
レコードを3枚くらいリリースしています。そんな彼女のライフストーリーも
もちろん入っています。普通に生きていたら音楽は聞いておしまいじゃないですか、
でも彼女たちは、音楽を自分で演奏する、音楽で自分を表現する…
ちょっと特別なタイプの女の子なんです。
特別であるって事は簡単じゃない。特別なものを持っているとその分、人生が少し
複雑になるというか、そういう色んな事がある中で自分らしい生き方に
辿り着いている。そんな共通点があるんじゃないかなと思います。
そして著者の多屋澄礼さんは、執筆業を始めDJや翻訳家としても活動。
DJでは、伊勢丹ガールズフロアの選曲もされている。
私が知っている限り「かなりいけている女の子」のアイコンです。

BOOK BAR staff| 00:30 | カテゴリー:BOOK STAND


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