2015年04月26日

BOOK STAND 川上麻衣子さんが登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人のお気に入りの一冊を伺っています。

今週は、女優の川上麻衣子さんが登場。
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川上さんは大のネコ好きで、このたび「彼と彼女と私の538日」という
初の猫エッセイ集をお出しになっています。
彼と彼女と私の538日.jpg

猫派の大倉さんにもたまらない一冊。

そして今回BOOKSTANDでは、川上麻衣子さんが繰り返し読んでいる
ネコの本を3週にわたって紹介してくれます。

今週はその2冊目です!

何度読んでも泣いちゃう…。

やまだ紫さんの「性悪猫」。
最初に読んだ時、ボロボロに泣きましたね。
この本は古い漫画なんですが、可愛らしい絵ではないけれど
特徴的な猫の細かい動きとか表情を捉えた繊細な漫画なんです。
猫が語る言葉があまりにも哲学的だったり切なかったり、
今も読み返したら泣いちゃう一冊なんですよね。
途中途中に絵一枚に対して詩が書かれたりしているんですが
これがまた標準語じゃないというか、方言でもないし…
いわゆる、昔の言葉使い。それが妙に猫と合うんですよね。
例えば、「野良」というタイトルで紹介されている猫は拾われてきた猫で
その家にはすでに美しい飼い猫がいる。その子を見ながら拾われた
野良猫の自分は、みすぼらしくてすさんでいると思う。
「わたしはすさんでいるの だから目つきもこんななの、
あの若造ののうのうとした様子を見ると嫉妬にかられどんどん
自分がみすぼらしくなってしまう」っていう、その中で引用すると

私なんか誰かがくると一瞬に塊になってしまうよ
風がくるだけで飛んで逃げるよ どうしたね怖いものなぞ
さっきないと言ったろうに、守らねばならぬものなど今さら
持ち合わせない、と言い捨てたのっじゃなかったか

こんな言葉使いなんですよ。
なんかそういう世界観が凄く好きで猫に合うなって。
是非これは絵と合わせて読んで頂きたい一冊です。

BOOK BAR staff| 00:34 | カテゴリー:BOOK STAND


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