2014年12月28日

BOOK STAND 尾崎世界観さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週も人気バンド、クリープハイプの尾崎世界観さんが登場。
BS_尾崎世界観2.jpg

クリープハイプは、今月3日に3rd ALBUM
「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」をリリース。
一つになれないなら、せめて二つだけでいよう.jpg

さらに尾崎さんが責任編集する雑誌『SHABEL Vol.1』を
同時発売しています。
シャベルという雑誌名は「喋る」とシャベルで「掘る」の2重の意味が
こめられているそうです。

今夜は、バンド出身の人気作家の小説から印象的な一行を紹介してくれます。

解決はしないが悩みを消してくれる物語もある。

町田 康「屈辱ポンチ」

この小説は、とにかく次々と不思議なことが起こるんです。
僕も本を読むときに内容を求めて読んではいないが、
この作品はリズム感がいいです。
作者の町田さんが元々ミュージシャンだからかもしれない。
言葉の使い方も面白いし。町田さんの小説には、うまくいかない主人公が多い。
この本もそう。頑張ってやろうと思っても変な方向にいく。
読んでいて安心するんです。自分も色々と不安になる事もあるけど
特に20代の前半どうしていいのかわからない時期に読んだら、
「あぁ、大丈夫かもしれない。」って思いましたね。

印象的だったのは…、、

これまで前に垂れた髪で見えなかったのだが、
なんだか長さ10センチくらいの白いものを口に咥えてぶらぶらさせながら
往来しているのであり、さらに謎は募り、今度は舗道の脇に寄り
立ち止まって観察したところ、少女達が口からぶらさげているのが、
何度も確認したので間違いない、どうも素麺らしいのである。

素麺を口からぶらさげて歩いている女の子たちがいて、
これは映画にもなっているんですが…、
読んでいると悩みとかもうどうでもいいなってなりますね。
こんなことを書くのかってことを書いてくるので、
自分もなんでも表現していいんだなって思わせてくれる。
やりすぎかなって、時々ためらったりすることがなくなりました。
悩みを解決はしないかもしれないが消してくれる物語もあるんだと思いますね。

BOOK BAR staff| 00:31 | カテゴリー:BOOK STAND


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