2014年10月19日

BOOK STAND 渡辺俊美さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週はTOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さんが登場。
渡辺俊美2改定.jpg

TOKYO NO1SOUL SETは今年デビュー20周年を迎えた
ヒップホップバンドとしてJ-WAVEでもお馴染みですが、
渡辺俊美さんは福島県出身ということで、震災後に同じ福島出身の
クリエイティブディレクターの箭内道彦さんらとともに猪苗代湖ズで活動。
紅白にも出場しています

そして今年出した「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」という本が
大きな話題となっています。
461個の弁当は、親父と息子の男の約束2.jpg
こちらは現在は再婚なさっている俊美さんがシングルファーザーの頃に
息子さんのために作り続けたお弁当にこめた思いを綴ったエッセイ。
ツアー中は地方のお惣菜ネタを探し、居酒屋では味を盗む。
父と子の愛情の記録として絶賛されている一冊です。

今週は、渡辺俊美さんが東北にある伝説のお店のオーナーの著書から、
印象的な一行を紹介してくれます。

人間関係は、年をとると縦、その先は奥行…

『ジャズ喫茶「ベイシー」の選択』です。
これは、ジャズ喫茶「ベイシー」のオーナーである菅原正二さんが書かれた1冊。
副題は「ぼくとジムランの酒とバラの日々」
このジムランとは、JBLのスピーカーの事。
菅原さんは、岩手県の一ノ関でジャズ喫茶「ベイシー」を作った。
僕も3回くらい行きました。
全国のジャズファン、ジャズ・ミュージシャンがそこに集まるんです。
僕は福島の方から東京に出てきて「何故、東京なのか?」と、自分の中に
ずっとテーマがあって、でも菅原さんは東京には行かず、自分の故郷で
ジャズ喫茶を始められた、そして全国の人を集めた。
そのパワーは何なのだろうと…。

特に印象に残っている一行は、

聞きやすくて良い、という言葉は人を馬鹿にしていると思う。

食べやす食べ物、飲みやすい飲み物、も同じでなんじゃくら!って言っている。
そして、オーディオの音以前にそもそも音楽が聞きやすくて良い、などという
レベルで語れること自体に間違いがある!
「読みやすい本」ばかりを読んでいたら、馬鹿になるだ ろうが…、ていうね。
やっぱり想像力が失われるのえはないでしょうかね。
何でも、簡単なもの、便利なものは。
すんなり見て聞いて分かるようなものよりも「なんなんだこれは!?」
「なんなんだろう??」って、人でもそうですが「なんだこの人は?」みたいな
異物感ある人いますよね。若いうちの人間関係は横に広げると思うんですが
年をとって縦に広げて、最終的には奥に広める。その奥行に行くまでは、
ある程度の困難な道に進んでいった方が奥行のある仲間が増えるのでは
ないでしょうかね。

BOOK BAR staff| 00:33 | カテゴリー:BOOK STAND


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