2014年08月23日

BOOK STAND はあちゅうさん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週は、人気ブロガーのはあちゅうさんが登場。
はあちゅう3.jpg

大学生時代に立ち上げたブログ「はあちゅう主義」が各方面から評価され、
講演、執筆、取材、広告出演などを経験。
大学卒業後は、某大手広告代理店に入社しコピーライターとして勤務。
現在はマーケティング事業を行う会社で働く傍ら、個人としてウェブサービスの
運営や講演・執筆活動を続けています。
最新著書「恋愛炎上主義」では、アラサー女子に起こりがちな恋愛法則を紹介し
話題となっています。
恋愛炎上主義.jpg

今週は、はあちゅうさんが共感を覚えた大御所女流作家の
作品を紹介してくれました。

この本を読み切ると、凄く恋をしたくなる!

田辺聖子さんの「言い寄る」という本。
田辺さんの恋愛小説の中で最高傑作と言われている。
書店員さんの知り合いが薦めてくれた1冊。
これは「のりこ三部作」と言われていて主人公の女性である乃里子さんが
31歳の時、33歳の時、35歳の時、1冊づつ分かれていてそれぞれタイトルも
違うんですが、独立して読んでも楽しめますし、連続して読んでも楽しい本なんです。
「言い寄る」は、最初の1冊。31歳のフリーのデザイナーである乃里子さんが
自由に一人で暮らし、自由な恋愛も楽しんでいる、今の東京にいるような女性像。
恋も仕事も凄く楽しんではいるが、どうしても言い寄れない相手への恋心も
持ちつつも、この男はダメだと思いながらも恋をしてしまうという話。
全編共感でしかない。この本を読み終わると凄く恋がしたくなるんです。
男と女で空気を読み合っているところとか期待を勝手に持っちゃって裏切られて
「バカみたい…」って思うような気持ちとか、自分が1つの恋を終えたような
気持ちになっている。そこが凄いです。
この本の中でお気に入りのフレーズは、主人公が後に恋をする相手と
出会ったきっかけが親友のミミが元カレの子供を身籠ってしまった事で
お金を払う払わないと話している現場に彼がいた。
そのお金を主人公が取りに行くことになり、そこで再会する。
そして、男性の方から主人公の乃里子に言い寄るんです…。
その会話が凄く活き活きしている

男「あなたの友達はバカですね」
女「バカな娘ほどかわいいのよ」
男「明日の晩(お金を)取りに来て1人でね」
女「どうして晩なの?」
男「夜の方が仲良しになりやすい」

こういう口説き方は物凄く生々しいリアル。
何年か前に書かれた本なのに現代の男女の話ですよね。
恋愛は色褪せないですね。

BOOK BAR staff| 23:39 | カテゴリー:BOOK STAND


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