2014年06月28日

BOOK STAND ラサール石井さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週は、ベテラン俳優のラサール石井さんが登場。
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ラサールさんは現在、「新橋演舞場」で公演中の熱海五郎一座
天然女房のスパイ大作戦」に出演中。

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「熱海五郎一座」は座長の三宅裕司さんを中心に、伊東四朗さん、小倉久寛さん、
東貴博さん、そしてラサール石井らで結成された演劇ユニット。
昔ながらの「東京の笑い」を継承する大衆演劇を実践、
今回の舞台では沢口靖子さんがヒロインの天然女房を演じています。

今週は、ラサールさんが最近読んだ本のなかで抜群に面白かったという
話題の本を紹介してくれました。

これはドラマになるなぁ〜!

最近話題の本、榎本まみさんの「督促OL 修行日記」。

著者の就職先がカードやローンの未払いを催促する
コールセンターだった。電話を掛ける相手は滞納しているので
「なんだ、うるせーな」など、ぼろくそに言われるらしんです。
そこを耐えに耐え、だんだんとテクニックを覚えていくという本。
例えば、「○○日までに返す」という言質は、絶対に相手に
言わせなけれなならない。それは、相手が自分で言ったのにも事に関わらず
払えなかったという負い目が生じるそこで少し優位に立てる。
そこを利用するので絶対にこちらから日付を決めちゃいけない。
あと、人は疑問形に対して答えてしまうという心理があるので
そこを利用する。「すいません返してください」だったら
「うるさい!ないものはない!」って言われてしまうが疑問形で
「いつまでにならお返していただけますか?」と聞くと、
「そーだな、給料日が○○日だから…」みたいな感じで答えてくれる。

その中で、T田さんという群を抜いて回収率の多かった30代前半の男性社員がいた。
ある時、その彼と横で仕事をする機会があったのでどんな催促するのかと思い、
隣で聞いていた。意外に普通な対応で坦々と進んでいく。
途中厳しい事も言っていたが、それも含め普通の対応。
しかし、この後がすごい。その部分の一説

そして交渉も終盤に差し掛かった頃、私は思わず顔を上げて
T田さんを二度見してしまった。電話を終えるクロージングに差し掛かると
T田さんの声と口調ががらりと変わった。「いろいろ厳し事を申し上げましたが
くれぐれもご無理はしないでくださいね。お客様のお体が一番大切なんですから、
では、ご入金をお待ちしています。」

なんだこの甘い声は!
って書いてありましたが…きっとこれはドラマになるなぁ〜って感じです。

BOOK BAR staff| 23:35 | カテゴリー:BOOK STAND


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