2014年04月12日

BOOK STAND 内沼晋太郎さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週はブック・コーディネーターの内沼晋太郎さんが登場。
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内沼さんは洋服のセレクトショップやカフェなど本屋さん以外の場所に
本を売るスペースをディレクションしたり、図書館以外の公共スペースに
ライブラリーを作ったりしている方です。
先週は朝日出版社より出ている最新著書「本の逆襲」からの一節を
紹介してもらいましたが、今週はその「本の逆襲」執筆にあたって
ヒントになったという本を紹介してくれます。

本屋は友達を探しにいく場所。サードプレイス

レイ・オルデンバーグ「サードプレイス」という本です。
この「サードプレイス」という言葉は、最近聞くようになっていると
思いますが、レイ・オルデンバーグが書いたこの本が1989年に最初に紹介し
代表的な存在となっています。
ようは第一の場所「自分の家」、「職場や学校」が第二の場所。
それぞれの人にもう一つ第三の場所が必要であると説いた1冊。
日本でいうと後のカフェブーム等でもよく引用された言葉です。

この本の中からの一行は、サードプレイスの説明の箇所

先に述べた通り、本稿の残りの部分は
とびきり居心地の良い場所の本領である、コミュニティー構築機能に
充てることにする。大抵の場合、私はそのような場所を第一の家、
第二の職場に続く、第三の場所(サードプレイス)と称するが、
それらはインフォーマルな公共の集いの場だ。
こうした場所はあらゆる人を受け入れて地元密着であるかぎりに
おいて最もコミュニティーの為になる

サブタイトルは「コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」」
本の中にも出てくるんですが、本屋もサードプレイスの1つ。
つまり街の中にあって、家があって職場があって、そのもう一つの場所として
帰りに立ち寄って、そこにいる人達と話をしたり、新しい出会いがあったりとか
この本の中でサードプレイスとは、コミュニティーの中に自分が入っていく
人との会話がある事がある程度前提になっています。
日本においては、そこはどうなんだ?って話があって、
例えば日本でサードプレイス的な話をすると、「Starbucks Coffee」的な
コーヒーチェーンであるとか、あるいはコンビニエンスストアも
そうなんじゃないかとか。そういう話もあるわけです。
そういう所は、みんな帰りに立ち寄ってほっとしているんですが、
ただ、どちらかというとそこは「1人になれる場所」。そういう場所として
受け入れられていると思うんです。
僕は本屋さんをしているんですが、本も人みたいなものだと思っていて
お気に入りの1冊は、仲の良い友達みたいな存在。
だから「本屋」は、友達を探しに行くみたいな場所でもあると思うんですよね。

本屋 B&B

BOOK BAR staff| 23:36 | カテゴリー:BOOK STAND


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