2014年02月22日

2.22 OA THE CARDIGANS Marlena Shaw NIRVANA

1  LOVEFOOL / THE CARDIGANS 

90年代に愛されたスウィーディッシュ・サウンド。
ポップ、カラフル、シンプルネスが特徴。
この曲もJ-WAVEでかかりまくりましたっけ。


2 California Soul (Lincoln Lawyer Remix)/ Marlena Shaw featuring Ya Boy 

真山仁さん紹介本の映画版『リンカーン弁護士』のサントラより。
マリーナ・ショウのオリジナルをヒップホップ的解釈でMIXしています。


3 Smells Like Teen Spirit/ NIRVANA 

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言わずと知れたグランジロックを代表するナンバー。
ちなみに曲名の「Teen Spirit」はアメリカで人気の十代向け制汗剤の商品名です。

BOOK BAR staff| 23:44 | カテゴリー:SONG LIST

2014年02月22日

BOOK STAND 真山仁さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週は作家の真山仁さんが登場。

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真山さんといえば、ドラマや映画が大ヒットした「ハゲタカ」シリーズが
有名ですが、杏ちゃんは2011年のBOOK BAR大賞に真山さんの
「コラプティオ」を選んでいました。

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今夜は、その真山仁さんのお気に入りの本、
そして、お気に入りの一行を紹介してくれました。

一行目が一番大切!

アメリカの小説家、マイクル・コナリーの「真鍮の評決」。
マイクル・コナリーは、アメリカでは知らない人がいないほどの
大ベストセラー作家。
彼は、ボッシュというロス市警の殺人課の刑事を主人公にした
非常にディープでハードボイルドな作品をずっと書いている。
この数年前から新しい登場人物を主人公に書き始めた新シリーズが
「リンカーン弁護士」という作品。
「真鍮の評決」は、この作品の第2弾なんです。
この作品の最大の魅力は、リンカーン弁護士と呼ばれる
ミッキー・ ハラーという主人公。
彼が何故、リンカーン弁護士と呼ばれているかというと
オフィスを持たずリンカーンという車で仕事するから。
そんな彼が一番大事にしていることは、正義ではなくお金。
つまり依頼者に対して「無実」ではなくいかに「無罪」を
勝ち取るのかが彼の仕事。
無実ではなく無罪を勝ち取ってお金儲けをする事に徹底している。

小説家にとって一番大切なのは、最初の一行。
「真鍮の評決」が好きな理由は、もちろん作品全体ではあるが
最初の一行なんです。

「人はみな嘘をつく」

つまり、この小説の中にいるのは自分が助かりたいばかりに嘘をつく人物。
読者は最初、嘘を暴くのが弁護士だからと思う。
最初の一行「人はみな嘘をつく」がなんとなく最後まで残っている。
しかし物語が進むにつれて最初の言葉がいろんな化学反応をおこして
もしかしたらそんな浅い意味ではなくて実は正義の側の人も嘘を
つくのかもしれない。まったく本人は意識してないけど
その人の嘘がものすごく大きな悲劇を生んでいるかもしれない。
読者がどんどん引っかかっている言葉が広く深く化学反応していく。

マイクル・コナリーは、一行目がとても上手な作家。
この一行目がどんな意味を持つのか読み進めていくうちに
たくさんの出来事に引っかっていく。
そういう意味では、これから他の小説を読む際にも一行目を読めば
書き手がどんな知恵を絞っているのかチェックするのによいヒントになる。

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BOOK BAR staff| 23:40 | カテゴリー:BOOK STAND

2014年02月22日

くさいはうまい

今週は、杏ちゃんのセレクト!

杏セレクト

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著:小泉武夫 文藝春秋

『曲者ほど…心に残ったりするんですよね!』

発酵学の権威、小泉武夫氏が日本のみならず
世界各国の発酵食品を紹介した1冊。
自らを発酵仮面と名乗り、発酵する臭い物を
追い求め食べ求めています。
表紙は、今にも匂ってきそうな「KING OF 発酵!」
零れ落ちんばかりの納豆の写真。
納豆をはじめ、お味噌、鰹節。
匂いが苦手な人も多い食品ですが意外にも我々が
毎日、口にしている発酵食品。
そこには、曲者だからこその栄養&うまさがあった。

BOOK BAR staff| 23:30 | カテゴリー:BOOK INFO

2014年02月15日

2.15 OA 加藤千晶 東京中低域 ハリス・アレクシーウ

1  川通りのS / 加藤千晶 

愛知県出身のシンガーソングライター。
公式サイトによると、ピアノは4才から、作曲は8才から続けているそう。
ちなみに初めてのバンドは12才のときで、YMOのコピーバンドだったそうです。


2 百本指    / 東京中低域 

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2000年結成。
バリトンサックス13名編成のユニークなバンド。
ロンドンやアムスなど海外のジャズフェスでの評価も高いそうです。
英語表記は『TOKYO MID/LOW FREQUENCY BAND LIMITS』だって。


3 Gia Ena Tango   /  Haris Alexiou 

神楽坂とも中野ブロードウェイとも関係ありませんが、
ローカル色豊かで旅情を誘うギリシャの曲をどうぞ。
歌っているハリス・アレクシーウさんはギリシャモダン歌謡の女王だそうです。

BOOK BAR staff| 23:45 | カテゴリー:SONG LIST

2014年02月15日

BOOK STAND 片桐卓也さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週は、音楽ライターの片桐卓也さんが登場。
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クラシック音楽の造詣に詳しい片桐さんは、
「クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか〜ラ・フォル・ジュルネの奇跡〜」
などの本も書かれている方です。
クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか.jpg

今夜は、片桐さんが戦後まもない頃に書かれた日本文学を紹介してくれます。


若者のフワフワとした空気感

わりと早く亡くなった方の短編小説が好き。
例えば、戦後に登場した作家、山川方夫さんの短編小説
「安南の王子」安南とは、今のベトナムの事。
戦後のある一時期に遊び仲間達がいてその中に
スラリとした美少年がいた。
その少年の事を仲間内で「安南の王子」と呼んでいた。
だけどあるパーティーに行った帰りその王子が急に消えてします。
次の朝に亡くなっていたことが分かる・・・。
というお話なんですが、これは山川さんが21、22歳で書かれた。
戦争が終わって世の中がまだざわざわしている時の若者達の
なんんかフワフワしている感じがすごく良く描かれている。
これは今の方にもおすすめです。

そのフワフワした感じを表した部分

「かく彼らの毎日は、雲を踏むようにたわい無く楽しく
ばかげていた。繰り返して言うがそれは彼らが酩酊した為ではなく、
彼らが自我のない幻影に化していた為なのであった。」

フワフワとした若者達の集団って、どういう論理とか
どんな理由かは分からないまま、皆動き集まる。
そして、そこに居心地の良さを見つける。という表現だと
思うんですが、そんなところがぴったりしているように感じる。
ある種、映画のような突然クライマックスがきてぱっと終わる
そんな映画のような部分がある。

BOOK BAR staff| 23:39 | カテゴリー:BOOK STAND

2014年02月15日

おさんぽマップ 東京エスニックタウン

今週は、大倉さんが選んだこんな作品!


大倉眞一郎セレクト

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ブルーガイド編集部 編 実業之日本社

『東京アジアダイバー…‼』

東京には、特定の国の外国人が集まる街がある。
日本でありながら異国の匂いが漂う街。
この本では、西葛西のインド、高田馬場のミャンマー、
新大久保の韓国といったように異国の文化を堪能できる街を
12エリアに分けて紹介しています。
ラインナップは、インド、ミャンマー、タイ、中国、韓国、
トルコ、ベトナム、インドネシア、バングラディッシュ、フィリピン、そして、番外編で、沖縄、ブラジル。
飲食店をはじめ、その国ならではの日用品や食品を扱った
雑貨店など、日本で暮らす外国人に向けているので
何もかもが本格的。そして、本のタイトル通りお散歩マップに
なっているので、東京の「外国」を歩いて探索できます!畨

BOOK BAR staff| 23:29 | カテゴリー:BOOK INFO

2014年02月08日

2.8 OA DJみそしるとMCごはん Jane Siberry Feat. k.d. lang  織田哲郎

1  牛乳かん    / DJみそしるとMCごはん 

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昨年夏にデビュー。紛らわしいですが、2人組ではなくソロ・ユニットです。
トラック、リリック、ヴィジュアル・ワークほかすべてを自作。
栄養大学出身という経歴を活かし、曲の題材はすべて料理・食物という
自称“くいしんぼうHIPHOP”です。


2 Calling All Angels   /  Jane Siberry Feat. k.d. lang

公開時に賛否両論を呼んだヴィム・ヴェンダースによる近未来SF作品、
『夢の涯てまでも(Until The End Of The World )』(1992)のサントラより。


3 After Midnight /織田哲郎 

JJケールが作詞作曲したクラプトンでお馴染みの曲。
織田哲郎はちょうど今夜(2/8)、鶯谷の東京キネマ倶楽部で、
うじきつよし、北島健二ら出身高校OBたちとライヴを終えたところ。

BOOK BAR staff| 23:45 | カテゴリー:SONG LIST

2014年02月08日

BOOK STAND 片桐卓也さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週は、音楽ライターの片桐卓也さんが登場。
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クラシック音楽の造詣に詳しい片桐さんは、
「クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか〜ラ・フォル・ジュルネの奇跡〜」
などの本も書かれている方です。
クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか.jpg

今夜は、尊敬する大先輩の本を紹介してくれます。

それ以外のものにも通じる有用な言葉!

僕は、クラッシック音楽の原稿を書いて食べているので、
どうしてもそこの所を多く読んでいます。
その中で触れずにはいられない方が吉田秀和さんという評論家です。
2012年にお亡くなりになったんですが、1913年生まれなので
2013年まで、もし生きていらしたら100才の音楽評論家。
まさに日本の音楽評論の草分け的存在。
吉田さんは、クラシック音楽の評論だけではなく絵画の評論も
たくさん書かれていた。最初の頃に書かれていたものの中で、
パウル・クレーというスイスの画家の絵について書いた
文章がありまして、これがかなり面白い。
例えば、クレーの「天使の絵」がどのように描かれたのかを
論理的に推理している。この作品は、ほとんど線で描かれた絵なんですが
どういう順番で描かれたかを推理し自身で後付ていく。
そうすることでクレーの絵の構造がわかる。
それは、結局音楽の時もやられている手法。
論理的に突き詰めながらも非常に柔らかい文章で書かれている。
そこら辺は、太刀打ち出来ない!
クレーの「天使の絵」の分析の最後にこんなフレーズがある


「彼の美しい言葉を借りれば、
芸術は見えるものを再現するのではなく、見えるようにする行為なのである」

これはクレーの絵を分析しながら吉田さんご自身がたどり着いた結論でもある。

これって、ひとつの芸術ジャンルに当てはめる言葉ではなく
音楽もそうだし、映画や写真、それ以外のものにも通じる有用な言葉と感じる。

BOOK BAR staff| 23:37 | カテゴリー:BOOK STAND

2014年02月08日

料理の絵本 完全版

今週は、杏ちゃんのセレクト!

杏セレクト

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文:石井好子 絵:水森亜土 文藝春秋

『基本の基!いろはのい!とりあえずこれを読みましょう!』

「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」の著者であり
シャンソン歌手の石井好子さんとイラストレーターの水森亜土さんが
タッグを組んだ「料理の絵本」の完全版!
お米のとぎ方やゆで卵の作り方などお料理経験「ゼロ」の方でも
楽しいスタートがきれる1冊。
亜土ちゃんが描くチャーミングなイラストで、乙女ココロと一緒に
お料理ココロもくすぐられます。

BOOK BAR staff| 23:30 | カテゴリー:BOOK INFO

2014年02月01日

2.1 OA Emmylou Harris with Sharon & Cheryl White Art and Dotty Todd Band Of Horses

1 Sorrow in the Wind/Emmylou Harris with Sharon & Cheryl White

原曲は「フォークの母」、「アパラチアン音楽の女王」と称される
ジーン・リッチー女史によるブルーグラスの佳曲(現在も92才でご存命のようです)。


2  Chanson d'Amour / Art and Dotty Todd  

アートとドティ夫妻による優雅な50年代ポップス。
60年代にはレターマン、70年代にはマンハッタン・トランスファーによって
カバーされています。


3 Life On Earth / Band Of Horses

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シアトル出身のアメリカのバンドですが、過去のチャートアクションを見ると、
なぜか北欧各国での人気の高さが際立っている。
なぜ北欧?
そう思って改めて聞いてみると、アイスランド出身のシガーロスなどと印象が
重なってみたりして。

BOOK BAR staff| 23:44 | カテゴリー:SONG LIST

2014年02月01日

BOOK STAND 片桐卓也さん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
毎回、著名人がお気に入り一冊から印象的な一行を紹介してくれます。

今週は、音楽ライターの片桐卓也さんが登場。

stand_katagiri.jpg
クラシック音楽の造詣に詳しい片桐さんは、
「クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか〜ラ・フォル・ジュルネの奇跡〜」
などの本も書かれている方です。

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今夜は、片桐さんがお気に入りの短編小説から、
印象的なフレーズを紹介してくれます。

「カーンと冴えかえっていた。」斬新な表現!

中学校に入ってから小説を読み始めた。
最初に読んだのが梶井 基次郎の「檸檬」。
この作品は、一部では有名カルトな人気を誇る1冊です。
何故、この作品を手に取ったかというと…
実は、タイトルの「檸檬」という漢字を読めなかったから。
「これは、なんと読むのだろう?」と思い買って帰ったのが最初。
文庫本にして僅か7Pほどの短編小説なのに、そこには時代観や世相、
当時抑圧されていた主人公(書き手)の気持ちが全部ストレートに
伝わってくるものがあった。持ち歩くほど惹きつけられた1冊。
最近また読み返してみたら今の世相、若者達を取り巻いているような
空気感が微妙にシンクロしている。
「檸檬」は、戦前の話だがその時代だけではなく今の時代に通ずるものがある。
不滅のものは時代を超えて訴えかけてくるものを感じる。


主人公が丸善の美術書コーナーに本をたくさん積み上げた上に
買ってきた檸檬を置くんですが、その時の表現が印象的で
いまでも心に残っている。

「その檸檬の色彩はガチャガチャした色の諧調をひっそりと紡錘形の身体の中へ
 吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。」

この「カーンと冴えかえっていた。」という表現がものすごく印象的じゃないですか?
今の小説ではなく、戦前の作品でこの表現は、斬新。
その辺が今読んでも面白いと思いますよ。

BOOK BAR staff| 23:35 | カテゴリー:BOOK STAND

2014年02月01日

リバーサイド・チルドレン

今週は、大倉さんが選んだこんな作品!


大倉眞一郎セレクト

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著者:梓崎優 東京創元社

『読んだ、そして途方にくれました…。』

「2014本格ミステリ・ベスト10」3位。
「このミステリーがすごい!2014年版」6位に選ばれた
ミステリー小説界でも話題の梓崎優が放った初の長編小説。
物語の舞台はカンボジア。主人公は、そのカンボジアのゴミ山で
生活をするストリート・チルドレンの「僕」
彼は、13歳の日本人少年。今にも腐臭が匂ってきそうな場所で毎日を生きる。
何故、彼がここで暮らしているのか?そしてそんな過酷な日々を送っていたある日、
何者かによって仲間たちが殺されていく。
動機不明の連続殺人の真相とは?

BOOK BAR staff| 23:30 | カテゴリー:BOOK INFO


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