2013年12月21日

BOOK STAND ゴスペラーズ 村上てつやさん登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
ノンフィクション作家、コラムニスト、文化人などなど・・・
著名人に“本にまつわるお話”をうかがっています。

今週は、5人組男性ヴォーカルグループ、ゴスペラーズのリーダー、
村上てつやさんが登場。

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早稲田大学のサークルを母体にして結成されたゴスペラーズは、
1994年にメジャーデビュー。
これまでに「ひとり」「永遠に」などをヒットさせています。
最新作はグループ初となる『ハモ騒動〜The Gospellers Covers〜』。

ハモ騒動〜The Gospellers Covers〜.jpg

スピッツ、ユーミンから彼らのルーツであるソウル、R&Bの名曲を
見事なコーラスアレンジで聞かせてくれます。

最終回となる今夜は、村上さんの本職である音楽にまつわる読書について
伺ってみました。

今、読まなくても後で分かる気になる本!

音楽の本も結構読みます。分かりやすい所でアーティスト物。
例えば、マーヴィン・ゲイの本では彼が父親のことで悩んでいたとか
そういった事というのは、やっぱり作品の中だけでは分かり得ない事。
それを理解したら歌が良く聞こえるっていうのも少し変な気もしますが
ただ、こういうリアルな生活を送った人がこんな曲を作ったんだなぁ〜と
思うとより面白い。そして意外に好きなのはレコード会社のヒストリーです。
スタックスレコード、モータウン、アトランティックレコードなど。
創始者が語っている場合もあれば、アーティストのインタビューを織り交ぜた
ものもある、特にアーティストのインタビュー物は、スタジオの中のいろんな
何気ない会話が音楽を作っていったり、黒人音楽の歴史の中にどのように
資本やそれ以外の音楽がどのように関係していったか、みたいな事を
ふれられたりする本は凄く面白い。それは、この音楽をここ日本で
日本語で追求するという自分たちのスタンスの中でとても大事。
そして、ブラックミュージックが世界に広がった裏にある、
受難の歴史や栄光の歴史、様々ありながらもどのように
レコード会社やアーティスト、プロモーターやメディアが関わっていったのかを
読むのが非常に面白い。特に「スタックスレコード物語」は面白い!

日本の音楽にふれられる本も非常に面白い。
服部良一さんの自伝もこの間読んだんだけれどもものすごく面白い!
戦前にどうやってJAZZというものを上手く日本に合わせて、
つまりは、これから欧米と戦争していこ事になるのかなぁという世の中の
中でどのように好きなJAZZを奏でるのか?みたいな話をされています。
そして、ある時ビッグバンドでトランペットを吹いていた日系二世の
森山くんという男の英語訛りが気にいって歌手に抜擢したんだ。
のちに彼は、森山良子さんの父親になるんだよって…そんな話が書かれている。
「ほぉー」みたいな、そんな話は知らなかった〜って。
だから、日本の昭和30年代ぐらいまでのアーティストの本を見つけたら
今、読まなくても後で分かってくることがあるからこれはレコードと一緒なんですが
絶対後で気になるからっていうものは先に買っておくようにしています。


ゴスペラーズ オフィシャルサイト Gostudio

BOOK BAR staff| 23:39 | カテゴリー:BOOK STAND


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