2013年12月14日

BOOK STAND ゴスペラーズ 村上てつやさん 登場!

BOOK STAND ゴスペラーズ 村上てつやさん 登場!

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
ノンフィクション作家、コラムニスト、文化人などなど・・・
著名人に“本にまつわるお話”をうかがっています。

今週は5人組男性ヴォーカルグループ、ゴスペラーズのリーダー、
村上てつやさんが登場。

murakami1 re.jpg

早稲田大学のサークルを母体にして結成されたゴスペラーズは、
1994年にメジャーデビュー。
これまでに「ひとり」「永遠に」などをヒットさせています。
最新作はグループ初となるカバーアルバム『ハモ騒動〜The Gospellers Covers〜』

ハモ騒動〜The Gospellers Covers〜.jpg

スピッツ、ユーミンから彼らのルーツであるソウル、R&Bの名曲を
見事なコーラスアレンジで聞かせてくれます。

今週は、村上さんが子供の頃に読んだ印象的な1冊を紹介してくれました!

ゴスペラーズの誕生にも繋がった1冊かも!

子供の頃って必ず読書感想文とかを書くじゃないですか、 
灰谷健次郎さんの本は、幼心にひっかかるものがあって
特に印象に残っているのは「きみはダックス先生がきらいか」。
これはたぶん小学校の4年生で読んだんだと思う。
ある学校に風変わりな先生が赴任してきて小学校4年生を担当するようになる、
これがストーリーの発端です。
だから我々4年生が読書感想文を書かされたんだと思うんですが…、
で、その先生が学校の様々な常識を柔らかく崩していくシーンがたくさん
登場するんですが、それが今でも心に残っています。
中でも印象的だったのが
「廊下を走るな、常に右側を歩きましょう」という学校の目標を
いきなり先生がバッテンする。
「なんでですか?」と生徒が問うと、「状況をみて歩くのが人間です。」
人がたくさんいて流れが必要だと思える時に右側を歩けばいい。
誰も人がいないときにもいつも右側を歩けというのは、学校の中でしか
通用しないルールだと…、分かりやすく1つ1つ学校が決めた規則みたいなものを
柔らかく論破していくんです。

そして、合唱コンクールでやんちゃな男の子がいつもは
うるさいのに黙っている。それはその子があまり歌が上手じゃない
ということで以前の先生が「おまえはそこに黙っていてくれればいい」と
言っていたから。でも、そういう事にはものすごく怒るんです。
「学校の音楽というのは、どのクラスが1番かを決めるのではなく、
もちろん上手いか下手でもなく、みんなが自分が思っている1番いい声を
出しあって歌を歌う事。その為に合唱の授業があるんだ」と、
これを読んだ時「ほぉ〜」って思いましたね。
自分で言うのもなんですが当時からそこそこ歌の上手い子だったので
周りをみればいろんな子がいるなぁ〜と思っていたから
この本が違う視点を投げかけてくれた。
みんなでいろんな声を出し合って歌うという事を好きになったのに
一番大きな影響を与えた一冊かもしれません。
だから、小学校で読んだ本のなかでずば抜けて印象に残っています。


ゴスペラーズ オフィシャルサイト Gostudio

BOOK BAR staff| 23:38 | カテゴリー:BOOK STAND


バックナンバー

カテゴリー