2013年10月19日

BOOK STAND 樋口毅宏さん 登場

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
ノンフィクション作家、コラムニスト、文化人などなど・・・
著名人に“本にまつわるお話”をうかがっています。

今週は、先週に引き続き作家の樋口毅宏さんが登場。

樋口毅宏1.jpg

樋口さんは1971年生まれ、東京都豊島区育ち。
雑誌BUBUKAや「みうらじゅんマガジン」などの編集を手がけた後、
2009年に「さらば雑司が谷」で小説家デビュー。
その後も「日本のセックス」「民宿雪国」など過激な描写と多くの引用を含む、
独自のスタイルによる作品で話題を集めます。
現在、今年7月に刊行された新書「タモリ論」がロングセラー中。

今週は樋口さんが編集者時代に手がけた本について語ってくれます。

プロレスのアングルや流れも作っていた!

「週刊 プロレス」という雑誌が今よりももっと影響力があった時代
それこそ60万部を売り上げていた頃、記者として日本中をあちこち
飛び回り何ページも書いていた小島和宏さんという記者が週プロを
やめられた後、僕は編集者として「週刊 プロレスにいた日々の事を
書いて下さい」とお願いした1冊が「ぼくの週プロ青春記」という本です。
これは、小島和宏さんのおかげで本当にいい本になりました。
小島さんが大学在学中からベースボールマガジン社に潜り込んで
「週刊 プロレス」を作るようになり、いち記者としてではなくプロレス団体に
深く入り込んでいった姿を綴っています。
例えば当時、大仁田厚さんの所属する「FMW」が成り上がっていく過程の中、
記者としてだけではなく「こんな感じで行けばいいのでは?」とか
「こんな展開がいいよ」など、どんどん口を挟んでいきそして信用され、
プロレスのアングルや流れまで決めていくほどの決定権を得た。
そんな「週刊 プロレス」と共に青春を送っていくのだけれど…、
仕事を優先させてしまうが故に女性にふられたり、体を悪くしたり、
「週刊 プロレス」をやめるまでの日々、プロレスにかけた熱い思いが詰まっています。
本当に素晴らしい本になったと自負しています。

BOOK BAR staff| 23:40 | カテゴリー:BOOK STAND


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