2009年01月31日

1.31 OA 椎名林檎 BOB DYLAN 阿川泰子 and more

1 WHERE DO YOU GO TO (MY LOVELY) / PETER SARSTEDT 

ウェス・アンダーソン監督の作品『ダージリン急行』の
サウンドトラックから。
この監督はいつも同じチームで音楽制作+選曲をしているんですが、
センスの良さはタランティーノと双璧!


2 サカナ /椎名林檎 

昨年秋の10周年祭りはたいへんなことになっていたようです。
3月にリリースされるDVDが待ち遠しい。


3 HIGHWAY 61 REVISITED /BOB DYLAN 

杏ちゃん紹介のカフカと同じく、
ユダヤ系で革新的な作風といえば、音楽の世界ではこの方。
その影響力は計り知れないものがあります。
1965年発表のこの曲では、数あるディラン・ナンバーのなかでも
飛びっきりの疾走感を味わえる。


4 LOW DOWN (REMIX) / YASUKO AGAWA

スタンダードを好んで歌う阿川泰子がAORの名曲をカバー。
リミキサーはヤン富田と古賀明暢のおしゃれチーム。
精巧な造花のような人工美を放つジャパニーズ・ジャズグルーヴに
仕上がった。
とってもスペイジー!


5  SEVEN / The Artist Formerly Known as Prince 

ポップな面とラジカルで先進的な面が交互に表れるプリンス。
やはり天才肌のアーティストは情緒不安定なんでしょうか?
この曲はポップな方向に振り切っているときのもの。


6 Title Music from Merchant Ivory’s film BOMBAY TALKIE / Shankar ,Jaikishan  

M1と同じく映画『ダージリン急行』のサントラより。
映画の内容は疎遠だったアメリカ人3兄弟が
インドでの旅を通して絆を深めていくハイセンスでオフビートな
人情物語。
映画賞とは縁がなかったようだが、
個人的には何か賞をあげたくなる愛すべき作品。

BOOK BAR staff| 14:47 | カテゴリー:SONG LIST

2009年01月31日

日本の国宝、最初はこんな色だった

大倉眞一郎セレクト

    nihonnokokuho.jpg

著者:小林泰三  光文社新書

最新のデジタル技術により作品誕生時の色彩を復元していく。
「地獄草紙」「平治物語絵巻」、そして狩野永徳「檜図屏風」などの
国宝作品を題材に、私たちの美術観・時代認識に修正を迫る問題作。

BOOK BAR staff| 14:30 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月31日

変身

杏セレクト

    franzkafka.jpg

著者:フランツ・カフカ  新潮文庫

20世紀文学を代表する作家が1915年に発表した
不条理文学の名作。

BOOK BAR staff| 14:13 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月30日

バイヨン

年末のブログで勝手にブックバー大賞を決めていきましたが、
「すごいもん見ちゃったな大賞」でバイヨンを選出していたのに
写真のスキャンを忘れていたので、
そのうちご報告いたします、と言い逃れていたら一月下旬になっていた。
申し訳ありません。

バイヨンはアンコール遺跡群の中のアンコールトムの中にある
仏教遺跡ということになっている。
建てられた時は東南アジアでは珍しく
大乗仏教のお寺であった。
仏教が大きくふたつに分裂した時に主にチベット経由で
伝わったのが大乗仏教。簡単に言ってしまうと、
広く衆生を救済する趣旨のもので、
インドから現在のスリランカから東南アジアに伝わったのが
上座部仏教(小乗仏教)で、出家してそれぞれが
悟りの道を求める、という途方もなく単純な説明で
とりあえずご納得ください。

okura0130.jpg

大乗仏教であるから馬鹿でかい観世音菩薩の顔が
117もいたるところに建てられており、
その慈悲の視線に圧倒されて、思わずひれ伏したくなる。

しかし、小乗仏教の像も残っていることから
後に混交したものと思われ、
また、ヒンズー教のリンガ等もおいてあり、
ある時期に仏教寺院からヒンズー寺院へ変わって行った
と推測される。
しかし、ヒンズー教寺院に変わったところで
作られたものを壊すこともできないので
今も仏教寺院としか見えない。

面白いのは須弥山(しゅみせん)という仏教独特とされる
世界の中心にそびえ立つ山を模して造られたことになっているが、
実は須弥山は仏教だけのものではない。
バラモン教(ヒンズー教の元となった古代宗教)、ジャイナ教、
恐らくチベットで発生したボン教も同様のものを想定している。
チベットにあるカイラス山がその須弥山と言われているが、
その山を回る巡礼は上記の宗教を信じるすべての人が含まれている。
宗教によって歩いてまわったり、五体倒地で超スローだったり、
逆回転したり、それぞれであるが、喧嘩もない平和な巡礼である。

さらに面白いのは須弥山はサンスクリット語ではスメールである。
発音が似ているから不思議ではない。
しかし、スメールは古代メソポタミアに栄えたシュメールとも
発音が極めて近い。
シュメール文化とのつながりを指摘する学者もいる。
クー!たまんなくないですか?

ということで、アンコールワットを見るなら
必ずバイヨンにも行くように。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 04:18 | カテゴリー:

2009年01月29日

学校

学校には通った。
高校まで公立で大学は私立であったが、
いずれも一応滞りなく。
が、親しい友人ができても、
実は学校が楽しいと思ったことは一度もない。
単純に言えば勉強が嫌いだったというもあるが、
多分、毎日同じことの繰り返しに
あきやすい私は耐えられなかったのだと思う。
「延々この長いトンネルから抜け出させない」
中学のころから学校のことを考えると憂鬱の塊となっていた。
トンネルの先に光が全然見えなかったのだ。
今考えてみれば中学、高校、大学、全部合わせてもたったの10年。
私は最近1年を1ヶ月くらいに感じているので
直近の感覚で言えば10ヶ月である。
若い時は新しいことに常に触れるので、
時を長く感じるのだろう。
そんなギャップが大人にはわからなくて、
子供が何を考えているのかわからなくなるのであろう。
「違う」と思われる方もいるだろうが、
少なくとも私は親や先生たちは何もわかっていないと決め付け、
表には出さなかったが、強烈な閉塞感の中にいた。

妙なたとえでわからない人はわからないままになるが、
長く広告の世界にいた私は最初に見たCMは
15秒のものでも30秒に感じてしまう。
細部まで気になるので見るとこ満載で長く感じるのだ。
優れたものほどその傾向は強い。
2度目見る時は、すぐに15秒だとわかるので不思議である。

似たような原体験があって湊かなえさんは
「告白」を書かれたのかどうか知る由もないが、
学校がバラ色の世界だと思ってはいないだろうことは
推測される。

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アジアの貧しい国でも学校に行ける子は
制服を着て笑顔満面で通学している。
本当に楽しいのか、
嫌なのに楽しい顔をしているのかわからないが、
傍からカメラを構えていても、笑顔が見れるのは心和むものである。
ただ、学校に行ける子供だけを見ていれば楽しそうだね、
ですむのであるが、どの国にも明らかに学校に通えていない子供が、
平日の昼間から、物乞いをしたり、
ボーっとしていたり、遊んでいたりする。

私はさすがに5回も行っているので、
ネパールには知り合いが多い。
話を聞くと、日本をはじめ各国の政府、NGOの努力で
学校の建設は進んでいるのだが、
問題は学校に行くお金がなくて、ドロップアウト率が
極めて高いことである。
行かせてやれないということもあるのだが、
子供が働き手として必要だという事情もある。
学校を作る援助は立派なことで、頭が下がるが、
食えないことには、勉強どころではない。
その基本インフラというか、人間としての最低限の生活保障は
各国に任せますでは、根本的解決にはならんのう、
と唸る私である。
ネパールで親しげに近づいてくる人は
本当に親しくなりたい人がインドと比べれば相対的に多い。
話してみると驚くのが、その語学力である。
さすがに日本語ペラペラという人は少ないが、
英語なら日常会話+αのレベルまで安心して会話ができる人が多い。
もちろん必要に迫られてという環境が
大きく作用しているのだが、
学校には1年だけ行ったことがあるとか、
全く行っていない、という人が大変多い。
旅行者を捕まえて話をしていたら、このくらいは話せる、
とこともなげに言い放つ。
ちゃんとした教育を受ければこういう人たちは
どういうことになるのだろう。

学校作りだけでは駄目なら、何をすれば良いのか一年以上悩んでいる。

私は学校嫌いだったため、完全な勘違いの可能性もあるが、
現在の不登校の子供たちの気持ちがわかるような気がする。

いま、最貧国と言われる国に住む子供たちのことを知ると
考え方が変わったりするだろうか。

どうも日本の事情とうまくクロスさせて書けないのだが、
必死に旅行者をだまして教科書を買わせ、
売り払うというマニュアル化された
金儲けの手段を覚えたネパール、バクタプルの
ガキ共のことを思うと、どうにも切なくなってしまう。

写真はカンボジアで撮ったもの。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 03:42 | カテゴリー:

2009年01月27日

デリーで地震

2007年11月26日。
忘れもしない、1ヶ月以上にわたるインドの旅、
最後の日の早朝のこと。
その日の夜の便で北京を経由し、日本に帰る予定であった。

4時くらいに小用で目がさめ、またベッドでウトウトしていたら
ゴゴゴゴゴゴゴという地鳴りが聞こえてきた。
デリーの前にいたバラーナスでは滞在中に裁判所爆破のテロがあり
何人かが亡くなっていたので、すわ、またテロか!
と跳ね起きたのだが、地響きだけで爆発音が聞こえない。
すると揺れ始めた。
日本ではあまりない感じの揺れ。
ゆーらゆら、じゃなくて、ビリビリビリという小刻みな振動。
それで地震だと気が付いた。
地震の前に本当に地響きを聞いたのは初めてのことであった。

その程度の地震では日本人はパニックになりようがないが、
急に不安になったのは、ここは日本ではなくてインド、
しかも、泊まっているのは貧乏旅行者用の積み上げたレンガの上に
セメントを塗っただけの建物である。
これ以上でかくなると崩壊の危険はないのか、
と悩んでいたら終わってしまった。
震度はせいぜい1か、それ以下で心配無用とわかってはいたが、
インドで地震に出くわすことは全く頭になかった。
しかし良く考えてみれば近隣諸国のパキスタン、アフガニスタンでは
大きな地震がかなりの頻度で起こっている。
どんなもんかいと、受付のアンチャンに聞いてみようかと部屋を出たら
同じフロアの外国人がみんな出てきて
「どうすりゃいいんだよ、死ぬのか?」状態で
震えている。
ここは地震大国から来た人間が英雄になるチャンスである。
「大丈夫、大丈夫、これくらいじゃ全然平気。
東京だと週に2、3回はもっと大きな地震が起きてるぜ。
でも一応、俺が下で様子を聞いてくるから待っててくんな」
と若干の嘘を交えながら落ち着かせ、
みんなの尊敬のまなざしを一身に受けながら
階段を駆け下りた。

「どうなのよ。デリーで地震って結構あるのかい」
「珍しいけど、そんなに珍しくない」
「余震は来ると思う?」
「これで終わりです」
やや、難解な会話になったが、大丈夫そうである。
外でまだ騒いでいる連中もいたが、
上で待っている奴らを寝かしつけてやんないとかわいそうなので
軽いステップで戻ると、本当にみんなが待っていた。

考えてみれば私が偉そうに
「皆の衆、静まれ。危機は去った。
もう安心してベッドに戻り好きなことをしたければしなされ」
と宣言することもなかったのだが、
本当にそんなことを言ったら、ほっとした表情を浮かべ
部屋に入っていった。
若い女の子たちがもう少し怯えて、
「本当に大丈夫なの?私、怖いわ。
一緒にいていただけないかしら」
と擦り寄ってくるはずだったのだが、
インドを旅している若い女性にそんなやわな人間がいるはずもなく
「寝よ、寝よ」
といなくなり、私一人取り残されたのであった。

数時間後受付に下りていくと、テレビではトップニュースで
地震のことばかり繰り返し流している。
ただ、被害が皆無であったため、
ただ、霧のかかった道路を移しているだけで見る価値なし。
とにかく驚いたんだなあ、ということだけわかった。
やっぱり珍しいんじゃん。
昼に届く朝刊でもトップニュースであったが、
「地震でデリーはびっくりして寝られず!」
なのだが、あんまり書くことがないので
「びっくりしたけど、小さくてよかったわ」
くらいのインタビューしかない。
しかし、やはり私が危惧した通り、
高層ビルが集中している地域で大きな地震が起きた場合の
懸念が示されていた。
本当は高層ビルもそうだけど、レンガを積んだだけと思われる
地区の心配もして欲しい。
ちなみにその時の地震はマグニチュード4.3であったらしい。

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オールドデリーの路地は幅3メートルくらいなのだが、
その両側は各種店舗と住居が密集しており、
また、あらゆるものが何が反対側から来ようが突っ込んで行く。
そこいら中で団子ができて、動きが取れなくなっている。
そんなときに大きな地震が来たらどんなことになるんだろうか。

インドで一番最近起こった大地震は2001年インド西部のグジャラート州で
起きたマグニチュード7.9のものである。
2万人ともいわれる人が亡くなっている。
ほとんどレンガ造りの建物の崩壊によるもので、
かえって伝統的な土で固めた家はひびが入ったくらいで
倒れていない。
まさか、今のインドで土の家を作ろうということになるはずもないが、
耐震性がどこまで考慮されて、
ビルが建設されているのか極めて疑問である。
とにかく人の多い国である。
ビルだけでなく交通インフラの耐久性も考えなければならない。
頭が痛い問題だろうが、放っておけることではない。
もちろんの日本の学校の耐震補強が驚くほど進んでいないのだから
他人事ではないのだが。

杏ちゃんが前々回紹介した地震の本の話を聞いて、
このデリーの地震を思い出した。
少々とぼけた文章になったが本気で心配している。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 01:20 | カテゴリー:

2009年01月24日

1.24 OA 高橋竹山 ANTONY and The Johnsons 般若 and more

1 THE REVOLUTION WILL NOT BE TRLEVISED / GIL SCOTT-HERON 

オバマ新大統領誕生の興奮と熱気冷めやらぬなかの選曲。
彼のグルーヴィーなポエトリー・リーディング・スタイルは
後のヒップホップにも大きく影響を与えた。


2 津軽じょんがら節 /高橋竹山 

竹山は津軽三味線を全国に広めたその道の第一人者。
北島三郎の「風説流れ旅」のモデルと言われている。
力強い音色の背に津軽の厳しい冬景色が見えてくる。


3 HOPE THERE’S SOMEONE / ANTONY and The Johnsons 

アントニーはNYのゲイシーンで活動するシンガー。
堕天使のような妖しく美しい歌声は一度耳にしたら忘れられない。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやジミー・スコット、
美輪明宏さんの世界が好きな方にはぜひ知って欲しい才能だ。


4 吸われた街 / 般若

世田谷エリアで活動するヒップホップユニット、
妄想族の一番鬼。
昨年、自ら立ち上げたレーベル『昭和レコード』の
第1弾アルバム「ドクター・トーキョー」より。


5  主よ、人の望みの喜びを /クリストファー・パークニングとロサンジェルス室内管弦楽団 

1984年にLAの教会でバッハ生誕300年を記念して録音された
アメリカのクラシックギター第1人者の演奏。


6 SONGS FROM A SECRET GARDEN / SECRET GARDEN 

アイルランド出身のヴァイオリニストと
ノルウェー出身のピアニストによる2人組ユニット。
トリノ五輪で一躍有名になった「YOU RAISE ME UP」は
アイルランド民謡をベースに彼らが作った曲です。


BOOK BAR staff| 14:56 | カテゴリー:SONG LIST

2009年01月24日

告白

大倉眞一郎セレクト

著者:湊かなえ  双葉社

各種ミステリーランキングで上位にランクインした
衝撃のデビュー作。
ある中学校で起こった犯罪を、
関係者のモノローグ形式で語らせ「真相」に迫る。
30歳を過ぎてから初めてものを書いたという著者の
新人離れした筆力が話題に!

BOOK BAR staff| 14:25 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月24日

駿河城御前試合

杏セレクト

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著者:南條範夫  徳間文庫

人気マンガ「シグルイ」の原作。
寛永六年九月二十四日、徳川大納言忠長の面前で行われたという
11組22名の真剣を用いた凄惨な死闘。

BOOK BAR staff| 14:11 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月22日

この人の場合の閾

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インドのトリヴァンドラムという
日本人が何日も滞在することはまずない
インド亜大陸南端すぐそばの町に数日間いたことがある。
ここには、これは!というものは何もないのだが、
何にもないなりにわびさびの動物園があったり、
カーニャクマリというまさにインド最南端の
ヒンズー教聖地まで日帰り観光バスがあったりして、
それなりに忙しかったりする。

動物園からの帰り、
ぶらぶら歩いて宿のある町の中心部に向かっていたら
こじんまりしたマーケットがあった。
そういうものがあれば必ず覗く。
この小さなマーケットにも一通りのものは置いてあるのだが、
やはり、食品が中心である。
インドの八百屋さんは、皆さんなんとなく雑然としているように
想像しているような気がするのだが、
これが正反対でそこまでどうして綺麗に並べたいのか
疑問に思うほど、野菜ごとに整然と積み上げられている。
ここの八百屋さんもイキが良くて、
「よう!写真一発とってくんな。そんでここに送ってくれ」
と住所を書いてよこした。
インドでは珍しいことではない。
そういう場合は撮影させていただく。
で、必ずプリントして郵送している。
お金がかかって意外と大変なのだが、礼儀である。

で、保坂和志の「この人の閾」を紹介しながら
あー、あのおじさん(といっても私より一回り以上は若いに違いない)
の「閾」とはあの野菜に囲まれたほんの1メートル四方の場所なのか、
マーケットなのか、トリヴァンドラムという町なのか、
いろいろ考えてしまった。
別に日常の範囲が狭いとか、そういう問題ではなく
あくまで「閾」のことである。
ここからがわたしの「閾」、と言える場所。

考えたってわからないし、
わかったところでということになるのだろうが、
そんなことで一週間悩んでいたら、
急に保坂和志の伝えたかったことが
ほのかに香ってきたような気がした。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 03:25 | カテゴリー:

2009年01月20日

チェに関わるか関わらないか瀬戸際の話 第二部

チェはボリビアで惨めとも言える
敗北を味わい、39歳の若さで殺されてしまう。
映画「チェ」もそこで終わりとなる。

アルゼンチンからキューバ革命に参加し、
工業相にまでなったにもかかわらず、
チェは革命成功後6年で姿を消してしまう。
映画ではボリビアに向かうことになっているが、
その前にコンゴに渡り、革命を目指し1年間滞在している。
こりゃ駄目だ、で帰ってきてからボリビアに向かうのである。
コンゴでのことは詳しい資料を読んだことがないが、
理想主義だけでは片がつかないことが
人間の内側に常に隠されていることに気が付いていたら、
ボリビアでのようなことにはなっていなかったのではいかと思う。
共産主義が現在に至るまで完成されたことがないのは
システムの問題というよりは人間の本質の問題に根ざしている、
と私は考えている。

チェがボリビアで処刑されたことは皮肉なことである。
ボリビアという国名はシモン・ボリバルという
ラテンアメリカをスペインから解放した英雄の名前に由来している。
チェもボリバルに対して尊敬の念を抱いていたことは想像に難くない。
19世紀初頭、中南米北部はいずこもスペインの植民地で
ボリバルはベネズエラ出身ということになっているが、
実態はグチャグチャで各地でスペインからの独立運動が起こっていた。
ただ、すんなり連戦連勝とは行かず、勝ったり負けたり分割されたり
よくわからない状態であった。
それでもボリバルの行動範囲は広く、
現在のベネズエラ、コロンビア、パナマ、エクアドル、ペルー、ボリビア
にまでまたがる。ベネズエラから東のガイアナ、スリナム、ギアナは
スペイン以外の国が統治していたため活動範囲には入っていない。

ボリバルは独立戦争を戦っただけでソビエトの
影も形もなかった時代であるから、
社会主義とは何の関係もない。
ただ、スペインの搾取からの自由を獲得するための
戦いであったことは確かであるから、
本質的にはチェの目指したものと大きくは異なっていないだろう。
実際、ベネズエラの現在の大統領チャベスは99年、
正式国名をベネズエラ・ボリバル共和国と変えている。

ボリバルは各地での内乱、
分離独立に接し失意のうちに47歳で病死している。
ボリバルの最後の様子は
ガルシア・マルケスの「迷宮の将軍」に詳しいが、
ボリバルがどういう人間であったかを知らないまま読むと
何のことだかわからない。
私がそうであった。

南米はボリバル死後、部下だった将軍たちが勝手に独立して
ただの独裁者に見事に変身し、
私財を肥やす腐敗した国への道をたどっていく。
そこに力強い手を貸したのがアメリカである。
どんなことがあっても裏庭の共産化を避けたかったアメリカは
腐敗政権を支持し続け、
さまざまな小説、映画でその正体が明らかになってきている。
チャベス大統領がどんな無茶苦茶なことを言っても
私が一理あると感じてしまうのは、そんなところに理由がある。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 08:06 | カテゴリー:

2009年01月19日

長〜〜〜〜〜〜い話が好き!

16日のエントリーで大倉さんが半村良の「妖星伝」について
あれやこれや書かれていたのに釣られて書かしてもらいます。

ぼくは子供の頃から長〜〜〜〜い話が好きでした。
映画ならゴッドファザー・サーガにLOTRシリーズ、
ゲームならRPG、ドラクエよりFF派です。
困妊轡礇疋Δ死んだときは本気で哀しかったなぁ。
音楽も10代のころはプログレのようなコンセプチュアルで
10分くらいあるような曲が好きだったし。

なぜ長〜〜〜〜い話が好きなのかと自己分析すると、
現実逃避願望が人一倍強いのかもしれない。
いつまでも物語の世界に浸っていたいのか俺?
学校とか仕事とか、締切とか納品とか、
金融危機だとか戦争・紛争だとか、
そんなもんはぜんぶ忘れてしまいたいのかも。
とはいってもそこはオトナ。
そこまで無責任にはなれない。
ちゃんと仕事するし、締切もぎりぎりだけど守るし、
株価も休戦調停の成り行きも気になる。
なので、なかなか長〜〜〜〜い話には手が出せない。
思い切りがつかない。
悔しいです。

で、もし1週間くらい、ぽっかりと仕事が休みになって、
法事も知人の結婚式もなにもなくて、
日用品の買い物にも行かなくてすむのなら、
何もかも忘れて「妖星伝」を読み漁りたい。
長〜〜〜〜〜い物語に浸っていたいならば、
「妖星伝」は最適の物語。
10代のときに出会い夢中になって読み干し、
文庫化されたのを機に30代のときには、
バリ島5泊6日のプールサイドで観光もせずに
読破しました。

「妖星伝」はむちゃくちゃ面白い娯楽小説だけど、
読んだ後には随分と色々なことを考えさせられる本です。
地球の誕生についての疑問を抱くきっかけもこの本だった。
そういえば、ぼくがいま知っている小難しい仏教用語は、
ほとんどこの本から学んだ。
それがちゃんとした仏教用語であることは、
だいぶ後から気付いたけど。

大倉さんが触れていたように、
本の装丁の凝り方も尋常じゃないし、
その意匠の美しさは日本の出版史上特筆すべきものです。
実家のどこかに眠っているはずですが、
探すのもちょい面倒だし、
手にとって汚すのも忍びないので、
また文庫版(30代に読んだものとは別の装丁)を
新しく購入しました。
新刊時には全7巻だったが、
祥伝社版の文庫では3冊に収められていた。
第1巻が757ページ、
第2巻が818ページ、
第3巻が1012ページ。
やはり文庫になっても長〜〜〜〜〜いのである。

10代の時に夢中になった長〜〜〜〜い物語には、
108人の英雄が眩しい「水滸伝」(平凡社版)や、
ロボット3原則で有名なアイザック・アシモフの銀河帝国年代記
ファウンデーション・シリーズ」などがある。
どちらももう一度読み返してみたいけど、
まずは「妖星伝」だ。
自宅のリビングのテーブルに積まれた分厚い文庫本が
妖艶な微笑みでぼくを誘いかけている。
どうやって時間を作るのか?
読むのか俺?
悩ましい問題だ。

(番組スタッフJD)

BOOK BAR staff| 08:06 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月19日

チェに関わるか関わらないか瀬戸際の話 第一部

「ねぇ、君」と呼びかける言葉があだ名になるとは、
よほど多用していたのだろう。
「チェ・ゲバラ」のチェは本名ではない。

私の友人で冗談ではあるが、誰を呼ぶにも「山ちゃん」
と言っていた奴がいるが、チェ・ゲバラのケースに当てはめると
「山ちゃん・大倉」ということになるのであろうか。

どんどん外れていくが、私が就職してまだ数年の頃、
電話を取るといきなり野太いゴーマンな声で
「シゲ」
とだけ言われた。
このオッサン危ない人やなあ、と思いながらも
「はあ、すみません。もう一度お願いします」
と丁寧にお願いしたら、
「シゲを出せっちゅーとるんじゃ」
と怒鳴る。
世の中おかしなことになってきている、
としか思えなくて当然であろう。
しかし、イヤーな予感がしたので、一応まわりに
「シゲを出せ、と言っているんですが」
と聞いてみると他部の部長がすっ飛んできて
電話に向かってペコペコ頭を下げ始めた。
電話をかけてきたのは私の所属していた局の局長で
シゲはその部長のあだ名であった。
ただ、シゲは局長が部長にだけ使っていたあだ名で、
他の誰も使っていなかった。
当たり前だわな。
私が「シゲ、電話だよ」と呼んでいたらぶん殴られていたはずである。

チェはキューバ反乱軍に身を投じてわずかの期間で
ナンバー2にまで昇格している。
部下にもチェと呼ぶことを許していたのだろうか、
最初からだとすごい。
調べてみても、いつからそう呼ばれていたのかわからない。
どなたか教えてください。

一度書いたが、ちなみに私は前の会社ではすぐに否も応もなく
おっちゃんと呼ばれていた。
今でも「おっちゃん」と電話がかかってくる。

チェが大人気である。
今に始まったことではなく、
ずいぶん昔から世界中でチェは愛されている。
日本でも同様であるが、
みんな何をした人か正確に知っているのであろうか。
ここではそれはほんのちょっとしか説明しないので、
調べるか、映画を見に行ってください。
2部に分けられた映画で、丁寧に追いかけてはいるが、
それでも全貌は明らかにできないでいるように思った。

ともあれ、共産主義者でなくてもチェのTシャツを着ている人は
麻生首相のTシャツを着ている人より多いと思うな。
やはり、彼の失敗の原因ともなった妥協のない理想主義が
ロマンティックに受け取られているのと、
あとはやはりルックスであろうか。
たしかに男でもぐっとくる。
ベニチオ・デル・トロが体重を落としていい味を出している。
それでも、本物のほうがハンサムだったような気がする。

彼はキューバ人ではない。
裕福な家庭に育ったアルゼンチン人である。
南米放浪の旅の後、社会主義に目覚め、革命に身を投じることになる。

そのアルゼンチンである。
番組でも話したことがあるが、私は南米はアルゼンチンにだけ
ラジオ番組の取材で行ったことがある。
一人で取材相手を探して、録音して、写真を撮った。
日本に帰るのに乗り継ぎの時間も含めると48時間かかった。
帰った翌日、打ち合わせをして、番宣を録ったのだが、
「声が出てないねぇ」
と鬼のプロデューサーに怒られて、
「当たり前だろう」と
口の中だけでつぶやいた記憶が今でも鮮明に残っている。

アルゼンチンが他の中南米諸国と少し異なるのは
移民の割合である。
ブラジルを除けばどの国も
スペインからの移民がずば抜けて多いのであるが、
アルゼンチンはスペイン系移民とイタリア系移民がほぼ同数。
言葉はスペイン語でもイタリア語の訛りがあり、
リズミカルかつ抑揚があり、耳に楽しい。
ブエノスアイレスは撮ってきた写真を見ると、
一瞬ヨーロッパのどこの国だったかと思うくらい
石造りの巨大なビルが立ち並び、その整然とした街並みに驚かされる。

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そんな粋な通りに大小のカフェがどこにでもある。
どこもアール・デコの造りで見ているだけでうっとりする。
昼間でも照明はあくまで抑えてあり、
ひそひそ話やいちゃいちゃ話にはうってつけである。
そこの給仕がまたいかしている。
大部分が40代から60代の男性で、身のこなしが颯爽としている。
どんなに太っていてもそれは同じ。

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映画の中でチェがタンゴを踊るシーンは出てこない。
いいとこの坊ちゃんだったので多少は
たしなんでいたのではないかと想像するが、
ゲリラ戦やってる中でそんな余裕はなかろう。

ブエノスアイレスでの取材中、向こうでタンゴのプロダンサーになった
日本人女性に話を聞く機会があったのだが、
「ここではすべてがタンゴなんです。
人の歩き方、靴磨きの仕方、食器の並べ方、全部です」
と言っていたのが大変印象深かった。
タンゴはもともとサッカーの強いボカ地区で始まったのだが、
ボカ地区がさびれていくのと期を同じくして、タンゴも下火となった。
現在再びボカ地区は町全体が芸術作品と化していて、
壁という壁は派手な色でペイントされており、
観光客も集まる場所に変わった。
それに伴い、打ち捨てられていた倉庫が
大タンゴショウを見せるレストラン兼劇場となっていて、
なかなか予約を取るのも難しかった。
そこで見たタンゴは最新式の照明が備えられており、
360度の舞台で繰り広げられるきらびやかなダンスに目を見張ったものの
どうもあのバンドネオンの悲しげな音色に合わない感じで、
首をひねってしまった。

その話をしたら前述の日本人ダンサーから
「サンテルモ地区に行けば、
大倉さんが見たいようなタンゴを踊っていますよ」
と教えられて、
「夜は危ないから本当に気をつけてくださいね」
と注意されながらも、真夜中に出かけて行った。
本当に人影がない。たまに車が通り過ぎるくらい。
石畳の通りの一角に100年前と同じに違いないと思わせる
小さなダンスホール、バーがいくつか並んでいる。
客は私を含め6、7人といったところか。
5人くらいの構成のバンドがタンゴを奏でる中、
ペアが狭い店内を最大限生かし、切れの良い、
しかもタナトスを感じさせる情念のステップを見せてくれた。

率直に言って、こちらの寂しいホールの踊りに感動した。

この話はここまでだが、一応第二部に続く。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 07:59 | カテゴリー:

2009年01月17日

1.17 OA ARETHA FRANKLIN U2 and GREEN DAY SAM COOKE and more

1 CHAIN OF FOOLS / ARETHA FRANKLIN 

1月20日に行われるオバマ新大統領の就任式で
パフォーマンスを行うことが明らかになったアレサ。
ソウルの女王にふさわしい魂をゆさぶるような歌声を期待したい。


2 満月の夕 / J-min 

ソウルフラワーユニオンの中川敬とヒートウェーブの山口洋が
阪神・淡路大震災の惨状を目の当たりにし、
復興への厳しい現実と向き合う人々へエールを送るために
共作した曲のカバー。
歌っているJ-minは日本での留学経験を持つ韓国出身の
女性シンガーソングライター。


3 THE SAINTS ARE COMING / U2 and GREEN DAY 

2005年8月末にアメリカを襲ったハリケーン・カトリーナ。
水没したニューオリンズの街並みは衝撃的でした。
この曲はハリケーン上陸からおよそ1カ月が過ぎた9月25日の
ルイジアナ・スーパードームでのライヴ録音。
この日、スーパードームでは被災後初のNFL公式戦が行われました
ちなみにホームチームはニューオリンズ・セインツ。
ここは臨時避難場所として数万人の被災者が身を寄せていた
悲劇を象徴する地でもあった。


4 家族の風景 / ハナレグミ

永積さんはありふれた日常、ありふれた幸せを
歌にすることにかけては天賦の才の持ち主です。
ありふれた光景が…眩しく切ない名曲。


5  FINALLY HOME  / RIVIERA 

リヴィエラは「海岸」や「湖岸」を意味するイタリア語。
通常は南仏からイタリアにかけての地中海沿岸部を指す場合が多い。
でもこの人たちはドイツ人。兄妹です。


6 A CHANGE IS GONNA COME / SAM COOKE 

サム・クックは、ソウルファンを名乗るなら
絶対にはずすことのできない最重要シンガーのひとり。
1964年に世に出たこの曲には、現実の差別社会への不満と、
いつか来るであろう人種平等社会への祈りが込められていた。
アメリカに初の黒人大統領が生まれる45年前の話だ。

BOOK BAR staff| 14:50 | カテゴリー:SONG LIST

2009年01月17日

この人の閾

大倉眞一郎セレクト

    konohitonoiki.jpg

著者:保坂和志 新潮文庫

1995年の上半期・芥川賞受賞作品。
静かでありふれた日常を描き、選考委員から
「あした世界が滅ぶとしたらこんな一日を過ごしたい」と
絶賛された。

BOOK BAR staff| 14:38 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月17日

地震イツモノート

杏セレクト

    jishin.jpg

副題に…阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル」と
あるように、実体験を通して出てきた声をまとめている。
地震大国で暮らす我々としては、日常の防災意識を高めるためにも
手にとりたい一冊。

さらに本日ご紹介したのは・・・

「震度0」

    shindo.jpg

著者:横山秀夫
朝日文庫刊


「神の子どもたちはみな踊る」

    kamino.jpg

著者:村上春樹
新潮文庫刊

BOOK BAR staff| 14:23 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月16日

妖星伝

前回の放送では半村良の「産霊山秘録」を紹介したのだが、
半村良を語るに当たって絶対落とせないのが「妖星伝」である。
どちらにするか非常に迷った。
迷った末、「妖星伝」は番組の中に収まらないと判断したので
「産霊山秘録」にした。

「妖星伝」は73年に連載が始まったのだが、
第一巻の「鬼道の巻」が出版されたのが77年。
最終巻の7巻「魔道の巻」が出たのが93年である。
81年の第六巻までは順調に出版されたのだが、
それからうんともすんともいわなくなった。
もう、これは完結しないと思っていたら92年に
いきなり連載を再開して、何とか終わらせている。

最初に手にとったときは驚いたのなんのって、
何しろ小説自体の印刷文字が黒でなくて
各巻、赤だの緑だのになっているのである。
そのおどろおどろしさ、読みにくさといったらなかった。
慣れればそんなに不自然には感じないのだが、
それくらい変わった小説であった。
ただし、完結巻は黒になっている。
残念ながら文庫はみんな黒のはずである。

基本的には江戸時代を舞台にしている伝奇小説なのだが、
最初はどえらく面白い、半村良、本領発揮の渾身の作、
珍しく激しい性描写なんかもあって、サービス満点、
と思って読み進んでいくと、
単純に喜んでいる場合じゃないことに気が付く。
神道とともに発生した設定となっている鬼道衆が
いわば狂言回しの役を背負っているのだが、
実は恐ろしいほど考えられた仏教思想が根底にある。
それが進化論、宇宙論にまで広がり、空(くう)となってしまう。

小説の中身は是非ご自身で
体験(読むというより体験である)していただきたいので
解説は差し控えるが、これを知らずに死ぬのはもったいない。
「妖星伝を読んで死ね」である。

それで思い出したが、いつのことだったか、
20年以上前のこと、映画を見に行ったらいきなり
「妖星伝、いよいよ映画化!」
と文字だけで、
いつ完成かもわからない不思議な予告が流れたことがある。
後にも先にもそれ一回きり。
雑誌にも、なんにもそんなことは書かれなかったので
夢を見たかと思ったが、違う。
絶対にこの目で見た。
一体どういういきさつであんな中途半端な予告が出されたのか
いまだに謎である。
ただ、無理やり作ったとしても、大失敗していたに違いないので
いまでは流れてよかったと思っている。


内容につき、ひとつだけヒントのようなものを書き添えるとすれば
妖星とは地球のことである。
単純な進化論だけでは説明できない過剰な生命、
多様性に溢れたこの星のことである。
具体的には知らないが、影響を受けた学者も多いのではなかろうか。

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くらげだけの星ならこんなややこしいことにはなっていないはずだが、
それでは「妖星伝」を読むことはできなかった。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 03:32 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月15日

MIRRORS

用事があって六本木に出たので、
森美術館で開かれているチャロー・インディアという
インドのモダンアート展に行ってみた。
面白いのだが、通りすがりの旅行者としてインドを見ている私には
現実のインドのほうが刺激的かもしれない。
混沌が表面上つくろわれて閉塞感が現実を覆い始めた時に
モダンアートはその役割を果たし始めるのかもしれないなあ、
と勝手な感想を持った私でした。
でも、行く価値は充分にありますから是非足をお運びください。

で、夕方の約束までまだ3時間もあったので映画館を覗いてみたら
「MIRRORS」だけ時間ぴったりだったので、
大変申し訳ない言い方だが、
次回24がレンタルショップに並ぶ前に
キーファー・サザーランドが映画でもちゃんとやっているか
チェックしとくかと、時間つぶしも兼ねて覗いてみた。

B級恐怖映画は決して嫌いではない。
ジェニファー・ラブ・ヒューイットが出ていた
「ラストサマー」「ラストサマー2」なんか両方見ちゃったもん。
可愛怖い映画でしたね。
この映画、ついこの間公開されたばかり思っていたら
なんと97年、98年じゃないの。
その後も彼女は活躍が続いていて、
B級、馬鹿にできんと改めて感じ入った次第である。

「MIRRORS」は怖かった。
やはり映画を見る時、
いいか悪いかは評論家の記事など全部無視するのが正しい。
ストーリーは破綻しており、
真面目に追いかけると脳みそがねじれそうになるのだが、
それぞれの設定は一応できている。
しかし、つながりはこっちで勝手に決めていかねばならないような
ロールプレイイングのような映画がとにかく怖い。
鏡をうまく使っているということもあるし、
血を見るシーンが「SAW」くらいえげつない。

そういう血が飛び散るシーンは置いておいたとして、
何故こんなに怖いのかよくわからなかった。
話の様子からしてきっとスティーヴン・キング原作だと思い込んでいたら、
エンドロールになったところで
韓国映画のリメイクだということがわかった。

私が中学生のころ「エクソシスト」が公開されて、
「究極の恐怖」みたいな宣伝文句だったと思うのだが、
全然怖くなかった。
それ以来アメリカのホラーは何かというと悪魔が出てきて、
善と悪の対立という構造になっているから、
キリスト教信者でない私には痛くも痒くもないのだと気がついた。
そうでないホラーはチェーンソーを持ったやつが暴れまくったりの、
ただの暴力映画と相場が決まっていた。

そこに限界が来たのだな。
日本のホラーがやたら今アメリカで受けているように、
従来の型にはまらない海外の「恐怖」にハリウッドは目をつけたのである。

この映画は2003年に韓国で上映されたキム・ソンホ監督の
「Mirror 鏡の中」が下敷きになっているということになっているが、
設定等ほとんどそのままである。
日本では映画祭で上映されたきりらしいが、
DVDがリリースされているようである。

もう有楽座でしか上映していない。
怖いのが好きな人にはお勧めである。
なお、15歳以下の方はご覧になれません。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 02:13 | カテゴリー:映画部

2009年01月12日

仕事始め

当然私の仕事始めは1月3日の放送であった。

その日のうちにブログ原稿をふたつも書いてしまい、
今年は新年早々良く働くなあ、
と感心していたのだが、
本当は半年も前から片付けていなければならない仕事があった。

写真の整理である。
もともと整理能力がなくて、
二十歳くらいから撮り始めた写真は必要なものだけ取り出して、
後はバラバラになっていた。

あちこちに脈絡なく溜め込まれていたものを
先日自宅にまとめて持ってきたのはいいのだが、
それが山になったまま、放置してあった。
見るたびに心が痛んだのだが、
私以外の人間は心痛まないので、文句を言われることもない。
そういうときの私は大胆である。
放置し続けたのである。

4日になっていきなり危機感を覚えた。
今年も目標なんてない私であるが、
山を改めて見ると
「どうにかしてくださいよ」
と訴えている。
本当は足の踏み場もない状態だったので、
「俺がやらなきゃ、誰がやる」
という至極当たり前のことに気が付いただけなのであるが、
私にとってはコペルニクス的転換が起こり
突然家にこもりっぱなしになり、整理に突入した。
本日現在もまだ志、半分のままである。
そろそろ嫌になってきたが、ここでやめたら意味がない。

そんなわけで4日にブログが更新されて以来、
私の原稿はアップされていない。
単純に書いていないからである。
本当は今日からはまた本読んで、映画見て、
ブログ書いて、J−WAVEに行って、
という予定であったのだが、まだまだ時間がかかりそうで困っている。
せめてブログだけはこれよりまともなものを書こうという意欲はあるが
どんなもんでしょう。他人事のようですね。

今回これで終わるのも何なんで、前から使うかもしれないと思いながら
チャンスがなかった写真も載せときます。

       0112okura.jpg

12年前に撮ったもので、
ネパールのチベット仏教の小僧が遊んでいる。
何しろ貧乏な国で子供が遊ぶ道具がほとんどない。
サッカーボールを蹴っているのを見たこともないし、
人形を使ったままごと遊びも記憶にない。
ただ、20本くらいの黒い輪ゴムをまとめたものを
サッカーのリフティングよろしく
一人で下に落とさないようにしているのである。
小僧さんだけではなくネパールのいたるところで同じように遊んでいた。

去年の1月に1ヵ月ネパールにいたが、
外にいる子供の遊びは変わってなくて、
同じように輪ゴムを蹴っていた。
金持ちの家にはゲームマシンくらいあるのかもしれない。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 08:28 | カテゴリー:from 大倉眞一郎

2009年01月10日

1.10 OA CELTIC WOMAN, HOLGER CZUKAY, THE KLF and more

1 BEGIN THE BEGUINE / JULIO IGLESIAS 

70年代後期〜80年代にかけて、「世界の恋人」と謳われた
国際的プレイボーイ、フリオ・イグレシアスが
コール・ポーターの名曲をスペイン語でカバー。
きっと日本にも恋人がいたんでしょうね……。


2 MAY IT BE / CELTIC WOMAN 

『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』のエンディングで
エンヤによって歌われたナンバー。
ケルティック・ウーマンはダブリンで結成されたアイルランド女性5人組。
日本ではトリノ五輪での荒川静香の金メダル演技によって一躍有名に!


3 STAR CHASERS / 4HERO 

4HEROはディーゴとマーク・マックの2人によるユニット。
ジャズ色の強いドラムンベース・サウンドは本国UKだけでなく、
日本でも人気が高い
ストイックな音作りで知られていますが、こんなポップな曲も
できるんですね。


4 PERSIAN LOVE / HOLGER CZUKAY

ホルガー・チューカイ(シュカイ)は伝説的バンドCANのベーシストを
経てソロ活動に転じた人物。
60年代には現代音楽の大家シュットックハウゼンのもとで学んだ
経歴の持ち主でもある。
この曲で見られる大胆で緻密なサウンド・コラージュは
当時の多くのミュージシャンに影響を与えていましたね。


5  CHAN CHAN  / COMPAY SEGUNDO 

ライ・クーダーが発掘しヴェンダースが映像化した
キューバの音楽集団ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブの
主要メンバー。
2003年7月、95歳で素晴らしき音楽人生を全うしています。
合掌。


6 JUSTIFIED AND ANCIENT / THE KLF 

一般的にはKLF=Kopyright Liberation Frontの短縮形と言われている。
日本語に訳すと「著作権解放戦線」という物騒なネーミング。
実際に活動期の88〜92年には音楽業界を震撼させる
過激なパフォーマンスが度々ニュースとなっていました。
しかしフリー・ダウンロードやフリー・サンプリングが
ネット上で当たり前に行われている現代の視点から見ると、
彼らの並外れた先見性には驚かされます。
ちなみにこの曲のボーカルはカントリーの人気シンガー。

BOOK BAR staff| 14:50 | カテゴリー:SONG LIST

2009年01月10日

産霊山秘録

大倉眞一郎セレクト

    musubi.jpg 

著者:半村良

戦国の世、織田信長の比叡山焼き討ちから始まり、
関ヶ原、幕末、太平洋戦争、そして戦後の混乱期へと
四百年の時を越える歴史の裏で蠢く一族の活躍を
圧倒的スケールで描くSF伝奇ロマンの傑作。

BOOK BAR staff| 14:25 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月10日

アルケミスト 夢を旅した少年

杏セレクト

    arukemist.jpg

著者:パウロ・コエーリョ 訳: 山川 紘矢、 山川 亜希子

主人公の羊飼いの少年の旅を通して、
読者に日常の煩雑さにかまけて忘れがちな
大切なことを教えてくれる一冊。
世界38カ国で翻訳出版されているベストセラー作品。

BOOK BAR staff| 14:18 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月04日

英国王 給仕人に乾杯!

どの新聞の映画評でも激賞されていたので、
年末30日に11時の回を見に行った。
そしたら30分も前に着いたのにチケット買うのに
行列ができてるじゃないの。
みんな大掃除は終わったのかな、こんな朝っぱらからなんだよ、
と並んでいたら列は長くなるばかり。
言っときますけど、この映画、チェコ映画ですからね。
どこでこの映画のこと知ったんだろう。
みんな新聞見てきたんだろうか。
すごい影響力だね。
あるいは全員チェコ映画には目のない人たち?
不勉強を恥じるばかりであるが、
私はチェコ映画というと「コーリャ 愛のプラハ」以外は
見た事がない。ミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」は
アメリカ映画である。

シャンテシネでかけるものはかなりレベルが高いが、
観客の年齢層も高い。私も目立たない。

私はチェコには行ったことがない。
ロンドンに赴任した人間でプラハに行ったことのない人間は大変珍しい。
プラハ、ブダペストは必見の土地らしい。
美しすぎて言葉にならないとまで言う人もいる。
なんか面倒だったのである。
ロンドンのお姉さんのいるクラブにお邪魔すると一時期は
目がくらむほどのチェコ美人がたくさんいて
チェコにまで行く必要もないか、と思っていた節もある。
私はそこでやかましい他人のカラオケを聞かされながら
「森へ行きましょおお、娘さん・・・」
という曲を原語で耳伝えに聴いて覚えたものである。
「シュワジェヴェチュカ  ドーラセチュカ ドジェロメゴ・・・」
とまあ、プラハまで行く必要がなかったのである。
って、違うじゃないか、それはポーランドの娘さんであった。
チェコ人の娘さん会ったことあったけな?
いきなりいい加減な話になってきた。
ともあれ、チェコの娘さんも美人であることには間違いない。
やっと円高になったので、今度の旅はやはり東欧だろうか。
イギリス人の友人からはアルメニアの娘さんも
大変美しいと聞いている。
誤解がありそうなので念のため申し上げておくが、
主目的は正教文化圏をまわってみたいと前から思っていたら、
たまたまそこが美人産出国であったということである。

本気で何の話かわからなくなってきた。
映画の話なのである。
この映画が上記のようなくだらない話を思い起こさせたのである。
ドイツがチェコのスデーテン地方を併合し、
チェコを保護領にしたあたりの話なので、
作り方によっては真っ暗な重たいストーリーになるはずなのだが、
全然そうならない。

背が低いが、可愛い顔をした男がビールのジョッキ運びの仕事から
世相にうまく乗って出世していく。
娼婦にも可愛がられ、
軽やかなエロチシズムが時には背中がゾワリとするくらい
妖艶な空気を作るが、それは一瞬のもので、
艶やかな本のページをめくるように話は転がっていく。
そのテンポに見ている側は翻弄される。
おぞましいナチスの民族純化政策を描く場面も
映像の美しさの方に気が取られてしまうくらいである。
粋、堕落、エロチシズム、ストイシズム、矜持、民族浄化、戦争、
ケ・セラ・セラが一本の映画に凝縮されているというよりは
間段なく、リズミカルに重なり、気が付けば2時間が過ぎてしまっている。
賛否両論あってもおかしくないはずなのだが、
激賞ばかりであることにやや違和感を感じる。
しかし、私も面白かったとしか言いようのない映画である。

この妙な味わい深くも楽しかったり、悲しかったりする映画で
今年は締めようと思っていたのに、
そのあと2本もゲロゲロ映画を見てしまい、
後味の悪い一年となってしまった。

ひとつだけなるほどと思ったこと。
ロシアでもポーランドでも「乾杯!」は
「ナ・ストロヴィア!」なのだが、
この映画のある場面では「ナ・ストロヴ」とグラスを合わせていた。
微妙に違うのだな。

                              大倉眞一郎

映画「英国王給仕人に乾杯!」公式サイト

BOOK BAR staff| 06:26 | カテゴリー:映画部

2009年01月04日

お正月

皆様、明けましておめでとうございます。
よき一年となりますよう祈念いたします。
皆様も我々の今後につきどうにかなるように
祈っていただければ幸いです。
催促がましくてすみません。

さて、我々日本人にはお正月は一年の門出であるが、
全然何の日なのか気にしていない人も世界中にたくさんいる。
使用している暦が違うからである。
ご存知のように中国文化圏では旧正月が
西暦の新年1月1日よりはるかに大切である。
ただ、この旧正月という言い方、なんか変だ。
「我々進んだ国から見ると、まだあんな暦で新年を祝ってるのだね」的な
ニュアンスが感じられてならない。
中国文化圏では確かに西暦(グレゴリオ暦)を
利用しているところがほとんどであるが、
大切な行事を「旧」とされるのはどんな気分であろうか。
実際、ほとんどの場所で彼らは「旧正月」とは呼ばず
(一部使用している場合もある)
「春節」あるいはそのまま「新年」と呼んでいる。
毎年グレゴリオ暦の1月下旬から2月中旬の間を移動する。
今年は1月26日である。

私はいくつかの国で新年を迎えたことがあるが、
何も知らなかった若い頃、ネパールで正月にあたったことがある。
無知とは恐ろしいもので、
きっと何かそれなりの派手なイベントでもあるのではないか
と期待していたのだが、
大晦日にネパール人の行動に変化が起きていなかったので
不思議に思っていたら、1月1日はいつものように始まり、
いつものように終わってしまった。
間抜けな話である。
それくらい調べとけや。

といってもこれが意外にややこしい。
基本的には正式な暦はヴィグラム暦という太陽太陰暦が使用されている。
新年は4月中旬で大きく移動することはない。
その時期にネパールに居たことはないので、
どんなことになっているのかよくわからないが、
大掛かりな祭りが催される場所もあるようである。

ややこしいのはここからで、
ネパールの中心部はカトマンズ盆地であるが、
その中でカトマンズが町としては群を抜いてでかい。
パタン、バクタプルという町もこの盆地の中である。
そのカトマンズ盆地はもともとネパールという国の名前の由来となった
ネワール族が多く住んでいたところで、
ここではヴィクラム暦とはまた違うネパール暦も並行して使用されている。
こちらの新年は秋にやってくる。

私はカトマンズ盆地に張り付いていることが多いのだが、
正直申し上げて、何暦が使用されているのかよくわかっていない。
何暦であっても飛行機等の予約はグレゴリオ暦でなされるので
生活する上でドヒャー困ったということはないのだが、
「おっと、それはいかがなもんでしょうねえ」
ということはある。
領収書(といっても数百円程度のことではあるが)をもらう時に
注意していないと
「何なのこの数字は?」
という紙を渡されてしまう。
ご自分で使用されている暦の日付が書き込まれるのである。
「2008年でお願いね」
と頼むと、そいつは面倒いなあ、という顔をされながらも
カレンダーを照らし合わせながら、
グレゴリオ暦でちゃんと書いてくれる。

昨年末はカトマンズの友人から
「Merry X’mas and Happy New Year」
とメールが届いた。
だんだん変わっていくのだろう。
個人的には面白い事が減った気がするが、
これから国際基準に合わせて経済的自立を果たすには、
そういうことも必要なのかもしれない。

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ネパールではグレゴリオ暦的新年の行事は今のところ何もないが、
1月中旬あたりにそれとは何の関係もない
目が覚めるような光景にぶち当たりことがある。
写真はあちこちの寺院で行われているようだが、
大勢の少女が着飾り、儀式が執り行われる、その様子である。
何の儀式か聞いてみたのだが、どうも要領を得ない。
英語の問題なのか、日本の端午の節句を説明するのが面倒なように
彼らもはしょって適当に説明したのか、よくわからない。
ともあれ、これからネパールに旅立つ方、お見逃しのないように。

                              大倉眞一郎

BOOK BAR staff| 05:52 | カテゴリー:

2009年01月03日

1.3 OA bonobos JOHN LENNON KANYE WEST and more

1 THANK YOU FOR THE MUSIC / bonobos 

2009年最初の放送ということでポジティブなバイブの曲を!
ボノボ(なぜか日本語読みだと複数形を示すsを発音しない)は
レゲエをベースとした5人組バンド。
5人中4人は大阪出身。


2 ORIGIN OF LOVE / from the OST of“Hedwig and The Angry Inch” 

旧東ドイツ生まれの性転換シンガーの人生を描いた
人気ミュージカルの映画版サントラから。
初演はNYオフブロードウェイでしたが、その後ロングランとなり、
カナダ、ドイツ、日本ではオリジナルキャストで上演された名作です。


3 GOD / JOHN LENNON 

永遠の名作『ジョンの魂』から。
キリスト教社会の色濃いアメリカで真正面から神について
歌うジョンの勇気はまさにロックそのものでした。


4 BAD NEWS / KANYE WEST

愛と哀しみに満ちたカニエの新作から。
最愛の母を美容整形手術失敗による合併症で亡くしたことで、
いつものセレブ臭やパーティー気分を封印。
ストイックな音作りに加えシンガーとして歌うことに本格的に挑戦。
ヒップホップ史に残る問題作となりそうな気配だ。


5  WHY CAN’T WE BE FRIENDS  / WAR 

70年代に活躍したファンクバンド。
「ローライダー」や「ギャラクシー」など名曲も多い。
冷戦真っ只中の1975年7月、
アメリカのアポロ宇宙船とソ連のソユーズ宇宙船が
地球の軌道上で初のドッキングを果たしたときに
この曲が宇宙船で流されたそう。
NASAも気の利いたことをやるもんです。


6 BURN MY SHADOW / UNKLE 

2007年のメランコリックな名盤『WAR STORIES』から。
UNKLEはMo'WAXレーベルを10代の若さで設立した
ジェームス・ラヴェルが中心となっている2人組ユニット。
彼のホームグラウンドであるダンスミュージックの枠を超えた
ラジカルな表現が実に刺激的だ。

BOOK BAR staff| 14:51 | カテゴリー:SONG LIST

2009年01月03日

イラク 米軍脱走兵、真実の告発

大倉眞一郎セレクト

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著者:ジョシュア・キー、構成:ローレンス・ヒル 
翻訳:井手真也     合同出版

オクラホマからリクルートされイラクに送り込まれた著者。
元アメリカ陸軍上等兵がイラク中部の最前線で体験した
イラク戦争の真実とは?

BOOK BAR staff| 14:30 | カテゴリー:BOOK INFO

2009年01月03日

古代ギリシャがんちく図鑑

杏セレクト

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著者・芝崎みゆき バジリコ、

アポロン、ポセイドン、アフロディーテなどおなじみオリンポス12神から、
ペルシア戦争、ポリス、スパルタ、オリンピックの起源まで、
古代ギリシアの神話、歴史エピソードのオイシイところを
全編イラスト&エッセイでまとめて紹介。

BOOK BAR staff| 14:15 | カテゴリー:BOOK INFO


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