忘れられない“ンデベレ族”との出会い。

南アフリカを旅したインテリアスタイリストの石井佳苗さん。現地の自然を満喫し、ファームハウスや博物館のゲストハウスに滞在、さらに色鮮やかな文化をもつ民族との出会いや、印象的だったインテリアについてなどを伺います。

MEMORIES

: 友人を訪ねて訪れた、南アフリカのポートエリザベス。美しいビーチを散策したあとは、お待ちかねのサファリへ。一緒に行ったドイツ人のカップルと、ジープにワインやおつまみを積み込んで出発。景色の良い所でピクニックのように優雅なサファリを楽しんだそう。

: ヨハネスブルグで印象的だった「ガンジー博物館」。ガンジーが南アフリカで黒人解放運動をしていたときに滞在していた所が博物館になっていて、そこのしつらえがとにかく素敵だったそう。フランス人セレクトの抑え目な色づかいや、インドのカディーコットンで揃えたカーテンやベッドリネン。バスルームに日差しが入るとキラっと光るペイントも素敵。

: 家や教会などの建築物に幾何学模様をペイントを施す文化があるンデベレ族。ペイントする筆はニワトリかなにかの羽根だそうで、服のデザインも同じく原色をぶつけ合うようなカラフルなもの。大企業とのコラボで、車にペイントしたりも。

: ロンドンにある石井さんお気に入りの美術館、サー・ジョン・ソーンズ美術館。英国銀行本店を設計した有名な建築家、ジョン・ソーンズ氏の方の自宅が博物館になっていて、美術品や骨董品など、とても偏愛なアイテムが集められているのだそうです。

: 石井佳苗
中学2年生の時、自分の部屋を増築するのをきっかけに、床・壁・天井の差材選び、造り付け家具の設計、カーテンの買出し、家具選びをはじめる。その頃から趣味は模様替え。?短大卒業後、アパレル企業に入社5年間勤勤務。その後、株式会社カッシーナ・イクスシーに10年間勤務の後インテリアスタイリストとして独立。?インテリアの他、衣食住のライフスタイル提案を中心に、暮らしまわりのスタリングを手がける。主に、雑誌、広告のインテリアスタイリングから、住宅メーカーのモデルルームやカタログ、公共施設のインテリアディレクション、ウインドウディスプレイ、商品開発、VMD講師まで、活動は多岐にわたる。?自身のアトリエをオリジナリティのあるDIYやリノベーションでカスタマイズする様子等を紹介した書籍『Love customizer』も注目され、昨年10月には『Heima 住まいの感覚を磨く9つのキーワード』を発売。2020年より一般の方向けのインテリアオンラインレッスン『Heima Home Design Lesson』を開催している。


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: 日本イタリア料理界の先駆者。1947年東京都出身19歳ニューオータニ入社、22歳「トップス」に入社後、約3年イタリアで料理修業後、1982年イタリア料理店「グラナータ」の料理長に就任。1997年ラ・べットラ・ダ・オチアイをオープン。たちまち予約の取りにくいレストランとなる。2005年5月『イタリア連帯の星』勲章、カヴァリエーレ章受章、2009年日本イタリア料理協会会長に就任。2013年『現代の名工』を受賞。2020年春、黄綬褒章を受章。現・日本イタリア料理協会名誉会長。