土地に根付く「手」を知る旅。
ニットデザイナー三國万里子さんの編み物との出会いは3歳の時。初のエッセイ集『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』を出版した三國さんのライフストーリーや、アイルランド「アラン諸島」、スコットランド「シェトランド諸島」など、ニットの聖地を巡る旅の話を伺います。
MEMORIES
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- アイルランド西部に位置するアラン諸島は、ハンドニットをする人にとっての憧れの地。ここに伝わるケーブルニットはケルト模様に似た編み模様で、白一色で表されることが多いそう。名所を訪ねるなら、ドゥーンエンガスという有名な崖っぷち。日本と違い柵がないむき出しの崖に足をブラブラさせて眺めるのが、最高にスリリング。
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- スコットランドのシェットランド諸島の1つ、フェア島。多色の編み込み型のニットの名前「フェアアイルニット」は、この島にちなんだもの。訪れた当時の人口は70人という小さい島で、島の生活をまわすための人が常に足りないそうです。1件しかない雑貨屋（兼 食料品店 兼 郵便局）の店員さんがいなくなったと思ったら、飛行場で誘導の旗を振っていたりと、島民が協力しあって暮らしています。
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- 当時、唯一のご飯処だったのが野鳥センターの食堂。イングリッシュブレックファースト続きで胃がくたびれていた時に、とてもほっとする家庭的な味で、美味しかったそうです。フェア島は野鳥の飛来地として有名で、パフィン（エトピリカもその1種）などを見に、ヨーロッパ中からマニアが訪れます。
PLAYLIST
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- Ballroom Of Romance / Celtic Woman
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- Only Time / Enya
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- Cotton-Eyed Joe / Cheiftains
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- Feather and Leaf / 葉加瀬太郎
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- Etupirka / 葉加瀬太郎
GUEST
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三國万里子
ニットデザイナー。1971年新潟県生まれ。3歳で祖母より編みものの手ほどきを受け、長じて多くの洋書から世界のニットの歴史とテクニックを学ぶ。「気仙沼ニッティング」及び「Miknits」デザイナー。著書に『編みものワードローブ』『うれしいセーター』『ミクニッツ 大物編・小物編』など多数。『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』が初のエッセイ集となる。
NEXT FLIGHT
- ON AIR
- 2024.05.25
- GUEST
- 落合務
- DESTINATION
- Italy
- 日本イタリア料理界の先駆者。1947年東京都出身19歳ニューオータニ入社、22歳「トップス」に入社後、約3年イタリアで料理修業後、1982年イタリア料理店「グラナータ」の料理長に就任。1997年ラ・べットラ・ダ・オチアイをオープン。たちまち予約の取りにくいレストランとなる。2005年5月『イタリア連帯の星』勲章、カヴァリエーレ章受章、2009年日本イタリア料理協会会長に就任。2013年『現代の名工』を受賞。2020年春、黄綬褒章を受章。現・日本イタリア料理協会名誉会長。
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