カレーが持つポテンシャルとは!?
スパイス料理研究家の印度カリー子さん。インドカレー作りにハマり、その楽しさを世に広めるために起業、スパイス料理の魅力を研究しているカリー子さんに、インドで出会った本場のカレーやビリヤニの思い出、さらに、おうちで出来る〈簡単スパイス術〉のお話など伺います。
MEMORIES
-
- スパイスにハマってからというもの、研究のため度々インドを訪れてきた印度カリー子さん。ひと言にインドと言っても、地域、特に北と南での文化の差は大きく、南インドはお米文化。サラサラとした水気の多いカレーをご飯にかけて食べる感じで、フレッシュなスパイスも南の方が多いのだそう。
-
- 一方、北は小麦文化。チャパティやロティを主食とし、水気の少ない油たっぷりのベジカレー（豆や野菜のカレー）を、パンに包んで食べるパターンが多いのだとか。
-
- ストリートの食文化も、とても魅力的なインド。路地裏のターリー（定食）は、昔インドを旅した葉加瀬太郎もお墨付きの美味しさ。簡単な椅子のようなところに座ると、目の間にバナナの葉が置かれ、その上にどんどんご飯が出てきて……混ぜながら食べる、豆や野菜をふんだんに使ったベジは絶品！
-
- 朝ごはんは地元で人気の路地裏にあるティファン（軽食）屋さんで、豆や米を発酵させたイドゥリやドーサをしこたま食べるのが幸せ！ インド版炊き込みご飯のようなビリヤニは、3kgぐらいのコメを大釜で炊くと、ふんわりとエアリーな炊きあがりになるので、人が集まっているビリヤニ屋さんで食べるのが吉。ただ、1人前が1.5合ぐらいという、とんでもない量が出てくるそう。
PLAYLIST
-
- Sea Dreamer / Anoushka Shankar & Karsh Kale ft.Sting
-
- Índia / Gilsons,Julia Mestre
-
- Mathar / Indian Vibes
-
- リベルタンゴ（Dal Segno〜Story of My Life） / 葉加瀬太郎
-
- Curry Rice / Saya Mosaic
GUEST
-
印度カリー子
スパイス初心者のための専門店 香林館（株）代表取締役。「スパイスカレーをおうちでもっと手軽に」をモットーに、初心者のためのオリジナルスパイスセットの開発・販売をする他、レシピ本執筆、大手企業と商品開発・マーケティング、コンサルティングなど幅広く活動。著書累計発行部数は31万部超。2021年3月東京大学大学院農学生命科学研究科 修了。JAPAN MENSA会員。1996年11月生まれ、仙台出身。
NEXT FLIGHT
- ON AIR
- 2024.05.25
- GUEST
- 落合務
- DESTINATION
- Italy
- 日本イタリア料理界の先駆者。1947年東京都出身19歳ニューオータニ入社、22歳「トップス」に入社後、約3年イタリアで料理修業後、1982年イタリア料理店「グラナータ」の料理長に就任。1997年ラ・べットラ・ダ・オチアイをオープン。たちまち予約の取りにくいレストランとなる。2005年5月『イタリア連帯の星』勲章、カヴァリエーレ章受章、2009年日本イタリア料理協会会長に就任。2013年『現代の名工』を受賞。2020年春、黄綬褒章を受章。現・日本イタリア料理協会名誉会長。
SPONSOR
